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映画『執念の蛇』

 昨日の『白蛇小町』に続き、今夜は『執念の蛇』(1958年)です。大映の蛇怪談映画第2作。
『白蛇小町』も68分と映画にしては短かったですが、『執念の蛇』は52分と、テレビの1時間ドラマ並みの長さです。
 お店(たな)乗っ取りを企む悪者たち。主人を騙し、主人の娘を殺し……。ことが成就するまではうまくいきましたが、そのあとは仲間割れを始め、自滅していきます。殺された娘も怨霊となって現れ……。
 怪談っぽい雰囲気だけだった『白蛇小町』と違って、こちらは正真正銘の怪談。やはり私は超常現象が出てくる映画のほうが好きですね。楽しかったです。
執念の蛇.jpg
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『一千一ギガ物語』

 藤井青銅『一千一ギガ物語』猿江商會(21)を買いました。全28編収録のショートショート集。
一千一ギガ物語.jpg
 本書は藤井青銅5冊目のショートショート集です。既刊4冊は以下。
『プリズム・ショット』アニメージュ文庫(88)
『笑う20世紀』ジョイ・ノベルス(94)
『誰もいそがない町』ポプラ社(05)
『あなたに似た街』小学館(15)*書影はここに。
プリズム・ショット.jpg 笑う20世紀.jpg 誰もいそがない町.jpg
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映画『白蛇小町』

 ロビン・フッド映画に続いて、モンテ・クリスト映画も完了。西洋チャンバラ映画が一段落したところで、大映の蛇怪談映画(3部作)に着手します(→この記事参照)。
 まずは第1作『白蛇小町』(1958年)です。
 面白く観ましたが、これ、怪談映画ではないですねえ。怪談っぽいシーンはありますけれど……。
 第2作『執念の蛇』、第3作『青蛇風呂』もこういう路線なのでしょうか。ま、観ればわかりますね。
白蛇小町.jpg
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映画『モンテ・クリストの息子』

 今夜もDVDボックス『炎の剣士たち』より――これです。
モンテ・クリストの息子.png
 昨日はモンテ・クリスト伯の妻でしたが、今日は息子のエドモン・ダンテ(現モンテ・クリスト伯。父の遺産を継ぎ、やはり大金持ち)です。独裁者の魔手から若き女王を救うべく奔走するダンテの恋と冒険! 仮面をつけて正体を隠し、“トーチ”と名乗って悪党退治をするところなんざ、またかよ感満載ですが、しかし楽しい。ラスト、絶体絶命かと思われたところで起死回生の大逆転! いやあ、痛快ですなあ。そしてもちろん、ダンテと王女が結ばれて、フィナーレ。
 ストーリー的には『モンテ・クリスト伯』本編とほとんど関係なく、映画がつまらなければ不満たらたらとなりますけど、面白ければそれでよし。
 ああ、楽しかった~~。大満足です。

 これにて、わが家にあるモンテ・クリスト映画を観尽くしたことになります。気分よくフィナーレを迎えられて、嬉しい限りです。
 それにしても、こんなにさまざまなモンテ・クリスト映画があるとは知りませんでした。また何か見つけたら、観たいと思っています。
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映画『モンテ・クリストの妻』

 DVDボックス『炎の剣士たち』より、今夜はこれです。
モンテ・クリストの妻.png
 快傑ゾロよろしく仮面で正体を隠して悪者退治に精を出すモンテ・クリスト伯爵。しかし事情あり、しばし活動困難に。そこで立ち上がったのがモンテ・クリストの妻です。彼女はすさまじいばかりの剣の名手なのでした。仮面をつけ、夫の代わりに大活躍しますが、不覚にも囚われ……。それを知った夫――モンテ・クリスト伯が救出に向かいます!
 うはっ。面白い面白い。痛快痛快。
 一昨日に観た映画『レベッカ』のように、緻密に練られたサスペンスもいいけれど、こういう大雑把な冒険活劇も魅力的ですね。それがモンテ・クリスト世界での冒険活劇となれば、なおさら。映画の楽しさを堪能しました。
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DVDボックス『ジャングルの秘宝』

 最近、古い映画ばかり観ています。SFやホラー映画に関しては、古いものもけっこう観ていましたが、それ以外となりますと、からきしです。観始めて、ようやくその魅力に気がつきました。
 購入済みDVDボックスに収録されている映画で、まだまだ観たいものがあるにもかかわらず、また新たなDVDボックスを買ってしまいました。
『ジャングルの秘宝 ハリウッド大スターが豪華競演!!』コスミック出版(20)
 ふらりと立ち寄ったDVD&CDショップで見かけ、おっ、『ゼンダ城の虜』だ! と。
 といって、すぐに観るつもりはありません。最近買ったDVDボックスで、まだ観たい映画が残っていますから。モンテ・クリスト映画とか、ね。
ジャングルの秘宝.jpg
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『眉村卓の異世界通信』

『眉村卓の異世界通信』「眉村卓の異世界通信」刊行委員会(21)が届きました。眉村卓さんの追悼文集で、私も寄稿させていただいています。
 これ、手にする日を待っていました。ものすごーく、待っていました。
 ほんとに嬉しいです。
 刊行委員会の皆さま、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
 今日はこの本を読んで過ごします。
 眉村さんに想いを馳せながら……。
眉村卓の異世界通信.jpg
 本書は一般書店には並びませんが、アマゾンで購入できます(→ここ)。今月30日発売予定。1980円。
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『モンキーピープル』

 手塚治虫『三つ目がとおる』を読み終わり、さて次に読むマンガはどれにしようか。
 少し考え、釋英勝『モンキーピープル(既刊3冊)』竹書房・BAMBOO COMICS(13)にしました。ずいぶん前、面白そうだと思って買ったのですが、実は未完で、続きは電子書籍でのみ発行と知って、ありゃりゃ。電子書籍は嬉しくないけれど、いろいろ事情があるのでしょうから仕方ありません。とにかく完結してから読もうと思っていました。
 しかし、その電子書籍版も未完で、最終巻の発行からすでに6年近くが経とうとしています。
 完結を待っていたら、いつまで経っても読めないな。未完でもいいから読んでみようか。期待と違っていたら、途中でやめてしまえばいいし。
 ということで、本日より読み始めます。
モンキーピープル1.jpg モンキーピープル2.jpg モンキーピープル3.jpg
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映画『レベッカ』

 ということで、DVD『レベッカ』を発掘。なんと2枚もありました。1枚は字幕のみで、もう1枚は吹き替え付き(未開封)。覚えていませんが、おそらく先に字幕版を買い、その後に吹き替え付きを発見。購入したものと思います。
レベッカ(字幕).jpg レベッカ(吹き替え).jpg
 拙ブログをお読みの多くの方はご覧になったことがあるのではないでしょうか。それほど有名な作品です。
 130分という長尺作品。2時間以上の映画には腰が引ける私ですから、いま観ないで放置しちゃうと、今度はいつその気になるかわかりません。さっそく観ることにしました(もちろん吹き替えで)。1940年のアメリカ作品。監督はヒッチコックです。
 シュリンクを破って、いざスタート。
 事故死した前妻の影に精神を苛まれる新妻ヒロインですか。何かが起こりそうな雰囲気に、ぐんぐん引きこまれていきます。ところが、1時間を過ぎたところで、なぜか映像が止まってしまったのです。あれこれ試行してみましたが、その先へは進めません。未開封DVDなのに……(涙)。
 仕方なく、もう1枚のDVD(字幕版)と入れ替え、続きを観ることにしました。こちらは1時間以降も大丈夫で、安堵。予備(?)があって、よかったです。――って、なんか変。
 90分あたりで、思ってもみなかった展開に!
 そして最後は、どんでん返しの連続!
 これは傑作ですね。特上のサスペンス。最高に面白かったです!!!!
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映画『謎の佳人レイチェル』

 DVDボックス『疑惑と迷宮の世界』より、今夜はこの映画です。
謎の佳人レイチェル.png
 原作小説については――創元推理文庫版(『レイチェル』2004年)が出たとき、お、デュ・モーリアだと手に取りましたが、長編ということでスルーしました。調べると、『愛と死の記録』というタイトルの別訳もあり、そちらは持っていると判明。それも、ハードカバーとソフトカバー、2冊も(苦笑)。
『愛と死の記録』三笠書房(72)/三笠書房(76)
愛と死の記録(72).jpg 愛と死の記録(76).jpg
 その後も結局、読まずに過ごしてきましたので、ほとんど真っ白な状態で映画を観たわけですが……。
 いやいや、期待以上に面白かったです。ぐっとストーリーに引きこまれ、どんな結末を迎えるのか、わくわく、どきどき。こういうの、好きですねえ。
『愛と死の記録』帯に「第二の『レベッカ』!」とあるのを見て、そういえば『レベッカ』、まだ観てないなあと思い出しました。観ようと思ってDVDを買ったはず。あとで発掘しましょう。
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「松田優作DVDマガジン Vol.28 狼の紋章」

 小説を読み始めて60年近く経ちます。SFファンになってからでも50年以上が経過しました。ものすごく面白かった小説はたくさんありますが、言葉に表せないほどの衝撃を受けた小説となると、そう多くはありません。平井和正『狼の紋章』は、その「言葉に表せないほどの衝撃を受けた小説」のひとつです。ハヤカワSF文庫版(71)を皮切りに、いろいろな版を買いました。いろいろな版で読んでもいます。コミカライズも買いました(→この記事この記事)。
 本日、近所を散歩していましたところ、「松田優作DVDマガジン Vol.28 狼の紋章」なんて背に印刷されたDVDが目に飛びこんできました。「松田優作DVDマガジン Vol.28 狼の紋章」講談社(16)の付録DVDです。
 映画『狼の紋章』(1973年)、もちろん観ました。DVD買いました(→この記事)し、レーザーディスクも買いましたが、「松田優作DVDマガジン」なんてのもあったとは、知りませんでした。
 正直なところ、映画はそんなに好きではないのですが、「特典映像 約7分」というのも気になり、買ってしまいました。何はともあれ『狼の紋章』ですからね。
 帰宅し、流しながらこの記事を書いております。
狼の紋章.JPG
【追記】
「特典映像 約7分」は「寺島進スペシャルインタビュー(後編)」でした。思っていたような内容ではなく、ちょっと残念。
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映画『不死の怪物』

 今日買ったDVDボックス『疑惑と迷宮の世界』より、まずはこれです。
不死の怪物.png
 原作はホラー小説の古典とのことですが、知りませんでした。原作小説(邦訳は文春文庫)の評価は高いらしく、これは期待してしまいます。
 怪奇趣味の横溢した、しかし実はミステリ(超常現象ではない)かなと思いながら観ていきましたら、あらら、なんと!
 意外性はありましたが、こういう結末は私の好みではないですね。原作はどうなのか知りませんけれど、映画はイマイチでした。
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DVDボックス『疑惑と迷宮の世界』

 DVDボックス『疑惑と迷宮の世界 身の毛もよだつ怪奇文学の傑作集!』コスミック出版(21)を買いました。〈ホラー・ミステリー文学映画コレクション〉の第4弾です。
『獣人島(1932)』も収録されています。この映画は2017年、ソフトを購入して観ました(→この記事)。こんな価格(私が買った『獣人島』より、ずっと安い)のDVDボックスに収録されるなんて……。なんだか複雑な気持ちです。
『獣人島』以外では、『ジキル博士とハイド氏(1931)』『早すぎた埋葬(1935)』は観たことがあるような気がしますが、私が観たのは別バージョンかも。よくわかりません。
『不死の怪物(1942)』なんてタイトルの映画も収録されています。まったく知らない映画なのですが、タイトルを見るだけでそそられます。T・ブラウニングの映画もあります。
 さて、今夜はどれを観ようかな。
疑惑と迷宮の世界.jpg ホラー・ミステリー文学映画コレクション.jpg
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映画『アタック・オブ・ザ・ジャイアントウーマン』


『妖怪巨大女』を観て、『愛しのジャイアント・ウーマン』か『アタック・オブ・ザ・ジャイアントウーマン』を観たくなりました。『愛しのジャイアント・ウーマン』はこのときに観ていますので、今回は『アタック・オブ・ザ・ジャイアントウーマン』に決定。1996年のアメリカ作品です。
 この映画を観るのはいつ以来でしょう。覚えていませんが、10年ぶりどころではないことは確かです。
 内容については……。
『愛しのジャイアント・ウーマン』は『妖怪巨大女』のリメイクですが、こちらはなんと言えばいいのか。パロディ? オマージュ? トリビュート?
 ま、楽しく観られたので、なんでもいいです。さすが、ロジャー・コーマン。
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『日本SFの臨界点 中井紀夫 山の上の交響楽』

 伴名練・編/中井紀夫『日本SFの臨界点 中井紀夫 山の上の交響楽』ハヤカワ文庫JA(21)を買いました。
 中井紀夫の短編集! 無性に嬉しいです。
 1980年代、おもにSF短編で活躍した新人作家たちに、私は勝手に親近感・仲間意識を抱いています。中井さんもそのひとりです。中井さんとはお付き合いがあるわけでもなく、もしかすると会ったことすらないかもしれないのですが、そんなことは関係ありません。
 中井紀夫の短編集が出るのは、1995年の『死神のいる街角』以来です。26年ぶり! その決して短くはない年月を考えると、嬉しさが倍増します。
日本SFの臨界点 中井紀夫 山の上の交響楽.jpg
 この機会に、うちにある中井紀夫短編集を整理しておくことにしました。
『山の上の交響楽』ハヤカワ文庫JA(89)
『世にも奇妙な物語①』太田出版・OHTA NOVELS(90)/『世にも奇妙な物語』太田出版・OHTA BUNKO(92)
山の上の交響楽.jpg 世にも奇妙な物語①.jpg 世にも奇妙な物語.jpg
『世にも奇妙な物語⑥』太田出版・OHTA NOVELS(91)/『世にも奇妙な物語Ⅱ』太田出版・OHTA BUNKO(93)
『ブリーフ、シャツ、福神漬』波書房(91)
世にも奇妙な物語⑥.jpg 世にも奇妙な物語Ⅱ.jpg ブリーフ、シャツ、福神漬.jpg
『山手線のあやとり娘』波書房(92)
『死神のいる街角』出版芸術社・ふしぎ文学館SPECIAL(95)
山手線のあやとり娘.jpg 死神のいる街角.jpg
日本SFの臨界点 中井紀夫 山の上の交響楽』の巻末には【中井紀夫書籍リスト】が掲載されています。それを見ますと、うちには中井紀夫の短編集すべてがあるようです。
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映画『妖怪巨大女』


 映画『妖怪巨大女』を観ました。1958年のアメリカ作品。前から観たかったんですよね。
 原語版をざっと流して観たことはあります。何を言っているのかわからないながらも、イマイチだなという印象だったんですけれど、やはり日本語字幕版を観ないと落ち着きません。日本ではソフト化されていないと思っていたのに、ふとしたことで2年前に発売されていたと知り――おおおっ、これは買わなければ!
 原語のみですと大まかな流れしかわかりませんが、日本語字幕があると細かい部分(人間ドラマ)まで把握できます。あー、なるほど。こういうことだったのか。サイテー男だな、とか。
 観終わって――
 原語版を観た印象よりも面白い。ツッコミどころは満載なれど、それでも面白い。こういうのがダメな人はとことんダメでしょうが、私は好きです。カルト人気があるのも納得できますね。で、『愛しのジャイアント・ウーマン』や『アタック・オブ・ザ・ジャイアントウーマン』、さらには『アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー』といったリメイクというかトリビュートというかオマージュというか、そんな映画が生まれたのもわかります。
 正直なところ、あまり期待していなかったのですが、観てよかったです。お薦めはしませんが(笑)。
妖怪巨大女.jpg
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映画『寄生体XXX』


 映画『寄生体XXX』を観ました。2018年のカナダ映画。『寄生体X』という映画もありますが、本作とは無関係のようです。(『寄生体X』、観たというメモは残っているけど、どんな話だったのか、さっぱり覚えてない)
 人間の生命と記憶、それに容姿も吸い取り、その人間に成り代わる生命体。すべてを吸い取られた人間の姿は、まさに『スペースバンパイア』の犠牲者たちを彷彿させます(わおっ!)。若いころは数年ごとでよかったのですが、いまは数時間おきに新たな肉体を得ないと、その生命を維持できなくなっています。映画はその吸い取りシーンから始まり、期待度マックスで観始めたのですが……。
 80分という短さなのに、映画開始から1時間あまり、ただ淡々と人間を乗り換えていくだけの描写が続きます。はっきり言って退屈ですが、あと少しで終わると思えば我慢もできます。
 65分ほどが経過したとき、なぜか生命体は自分の人生にピリオドを打とうと決意し、ある女性(もちろん人間。生命体が本気で愛していたらしい)に自分の正体を告白します。しかし結局、その女性も毒牙に……。
 ラスト数分、意外な展開が待っています。いささか驚きました(というか、首を傾げたというほうが適切かも)が、まあ、これは書かないことにしましょう。
 なんだかよくわからない映画でした。
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アフター5の動物たち

 昨日とは打って変わって超快晴のぽかぽか陽気。
 近所のスーパーにて、そそられるガチャに遭遇しました。これです。
アフター5の動物たち.jpg
 ワンちゃん、ネコちゃん、両方とも欲しい! 2回回したところ、1回目はワンちゃん、2回目はネコちゃんが出ました(下の写真、左の2匹です)。どちらも泥酔状態ですが、それもまた可愛い。
 右のネコちゃんは何年か前、やはりガチャでゲットしたものです。大きさといい雰囲気といい、同じガチャマシンにはいっていても違和感ありませんね。いい感じです。
3匹.JPG
 そういえば……。
 昨年の緊急事態宣言以降、一度も居酒屋に足を運んでいません。今日、ほとんどの地域で緊急事態宣言が解除されますが、これは別に安全宣言ではありません。コロナはそんなこと、知ったこっちゃないですからね。緊急事態宣言の有無など関係なく、きっちりと感染対策を継続したいと思っております。
 いつになったら、自由に居酒屋に行けるのでしょうね。
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映画『巨大蟻の帝国』


 映画『巨大蟻の帝国』を観ました。1977年のアメリカ作品。
 先日、映画『吸血原子蜘蛛』を観た際、監督のバート・I・ゴードンを検索し、この映画が気になったのです。H・G・ウェルズ「アリの帝国」(1905年)が原作ということなんですよね。
 序盤から中盤にかけて、巨大化した蟻が人を襲うモンスター・パニック映画……と見せかけて(いやまあ、実際に巨大蟻が人を襲う映画なのですが)、女王蟻に奴隷として奉仕する人々の町があって……そして……。
 私好みの映画で、面白かったです。
 観終わって、うちの書棚をチェックしましたら、「アリの帝国」は以下に収録されていました。
◎H・G・ウェルズ『ウェルズSF傑作集2』創元推理文庫(70)
◎H・G・ウエルズ『モロー博士の島 他九篇』岩波文庫(93)
「ウェルズ」と「ウエルズ」、本の表記に合わせました。
『ウェルズSF傑作集(全2巻)』は中学か高校のころに読んだはずですが、すっかり忘れております(悲)。
ウェルズSF傑作集2.jpg モロー博士の島.jpg
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映画『戦うロビン・フッド』

 ロビン・フッド祭り最終日。今夜は――
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 あらすじは上の紹介文の通りなんですが、本作の主人公はロビン・フッドではなく、息子のロバートです。息子も父親に劣らぬ弓の名手にして剣の使い手としても超一流です。女性好きなところも父親譲り。剣に恋にと、大活躍します。そして、もちろん大団円。チャンチャンバラバラの冒険活劇を堪能させてもらいました。
 これにて、ロビン・フッド映画は打ち止めですが、モンテ・クリスト映画ほか、気になっている西洋チャンバラ映画はまだまだ残っています。
 西洋チャンバラ映画大会を続けるか。それとも、いったん離れるか。明日の夜に決めます。
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映画『剣侠ロビン』

 今夜はこれです。
剣侠ロビン.png
 主人公はロビン・フッドの息子です。例によって(と言ってしまおう)重税を課して領民を苦しめる悪王ジョン。ロビン・フッドの息子は父の昔の仲間を集め、悪王に戦いを挑みます。チャンチャンバラバラ、チャンバララ。そして、もちろんハッピーエンド。
 またまた楽しく観ることができました。いいですねえ、ロビン・フッド映画。
 そんな楽しいロビン・フッド映画三昧の日々ですが、明日が最終日となる予定です。
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『絶望書店』ほか

◎頭木弘樹編『絶望書店 夢をあきらめた9人が出会った物語』河出書房新社(19)
 見かけて、そういえばこの本、香川真澄さん(友人のイタリア文学翻訳家)の翻訳が載ってるんじゃなかったっけ、と確認。おー、載ってる載ってる。買おうっと。
 香川さんといえば、最新編訳書『イタリア夜想曲 怪奇幻想集創林舎・イタリア文藝叢書(21)の書肆盛林堂での通販が始まりました。いい機会なので再アナウンスしておこうかなと販売ページ(→ここ)を見に行きましたら、「売切。再入荷未定」。ありゃりゃ。再入荷、あるといいんですが。
絶望書店.jpg イタリア夜想曲.jpg
◎N・ブランデル『ワールド・グレーティスト・シリーズ 世界不思議物語』教養文庫(88)
 あ、教養文庫だ。久しぶりに見たな。――と手に取って目次を見ましたら、「ロビン・フッドは実在したか」なんて項目が!
「ワールド・グレーティスト・シリーズ」は何冊か持っていますが、『世界不思議物語』は持っていないような気がします。買いました。
 帰宅して確認しますと、持っているのは『世界謎物語』と『世界怪奇実話集』だけ。ダブらなくて、よかったです。
世界不思議物語.jpg 世界謎物語.jpg 世界怪奇実話集.jpg
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映画『伝説の英雄ロビン・フッド』

 さて、今夜は……。
 DVDボックス『剣の勇者たち』に収録されているロビン・フッド映画3本のどれかということは決まっています。どれにするか。
『戦うロビン・フッド』はジョン王の死後、『伝説の英雄ロビン・フッド』はリチャード王の時代、『剣侠ロビン』はジョン王の時代。
 年代順に観ようかな。ということで――
伝説の英雄ロビン・フッド.png
 これまで観てきたロビン・フッド映画はストーリーこそ違えど、悪政に対するレジスタンス物語でしたが、この映画は違います。政略結婚&略奪結婚が絡み合うストーリー。ふたつの恋愛話が同時進行し、なぜか最後には3つのハッピーウェディングで幕を閉じます。もちろん全編を貫くのは、はらはらどきどきの冒険活劇。チャンチャンバラバラ、チャンバララ。
 この映画も楽しかったです。
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DVDボックス『剣の勇者たち』

 西洋チャンバラ映画を観たい症候群。
 新たにDVDボックス『剣の勇者たち 正義のために激しく剣を交える勇者の姿』コスミック出版(18)を買いました。ロビン・フッド映画が3作も収録されていると知り、観たくてたまらなくなり……。
 そのほか、『血闘(スカラムーシュ)』『紅はこべ』なども収録されていて、これも楽しみです。
剣の勇者たち.jpg
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「Hard SF Laboratory」210号

 石原藤夫さんより「Hard SF Laboratory」210号をお送りいただきました。いつもありがとうございます。
 石原さんの連載「SFファンジン巡り」では「綾の鼓」を紹介。第2号について、
>また獏さんは、小松左京・星新一・筒井康隆の三人の名前を使った洒落たコントを書いています。
 え? そうなの?
 幸いなことに当該号(1971年11月14日発行)は持っています。さっそく確認しました。
 あ、なるほど。これはいいですね。楽しい情報をありがとうございました。
HSFL-210.jpg 綾の鼓・2号.jpg
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『12の話のカレンダー クレオパトラの眼』

 都筑道夫『12の話のカレンダー クレオパトラの眼』朝日出版(61)を入手しました。以前からの探求書ですので、とても嬉しいです。
 作品自体は『悪夢図鑑』桃源社(73)/桃源社(77)*新装版/『悪夢図鑑①あなたも人が殺せる』角川文庫(79)に収録されていますので容易に読めるのですが、ショートショートの連作による短編と言えないこともないし、それに真鍋博の装画ということもあり、手許に置いておきたかった(というより、どんな本なのか見てみたかった)のです。
 嬉しい!
12の話のカレンダー クレオパトラの眼.jpg 悪夢図鑑.jpg 悪夢図鑑①あなたも人が殺せる.jpg
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『タイニーストーリーズ』

 原作・山田詠美/作画・内田春菊『タイニーストーリーズ』文藝春秋(21)を買いました。内田春菊『タイニーストーリーズ』文藝春秋(10)/文春文庫(13)から6編を選んでマンガ化した作品集です。『タイニーストーリーズ』は21編収録ですから、ごく一部ですね。
 近いうちに読むつもりですが、ともあれいまは『三つ目がとおる』を読み終えなければ。今朝、2冊目を読み終わったところ。あと3冊です。
タイニーストーリーズ(コミック).jpg タイニーストーリーズ.jpg タイニーストーリーズ(文庫).jpg
 以下、うちの本棚です(画像クリックで拡大表示)。大判ソフトカバーのマンガ(ショートショートの資料)は、おもにここに収納してあります。『タイニーストーリーズ』も並べてみました(→棚の中央)。
大判コミック.JPG
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映画『ロビン・フッド』1952年

 DVDボックス『炎の剣士たち』より――最初に観る作品は決まっています。
ロビン・フッド.png
 これまた、面白かったです。
 リチャード王の遠征中に弟王ジョンが悪政を敷く。ロビン・フッドはシャーウッドの森に仲間を集め、反旗を翻す。――という流れは『ロビンフッドの冒険』と同じですが、悪人ども(卑劣の権化みたいなやつら)を懲らしめるに至るストーリーはかなり違います。大団円が待っているとわかっていても楽しめました。
 ロビン・フッド映画、もっと楽しみたいです。
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DVDボックス『炎の剣士たち』

 西洋チャンバラ映画を観たい症候群。
 DVDボックス『炎の剣士たち 正義のために暴政に立ち向かう剣豪たち』コスミック出版(18)を買いました。お目当ては『ロビン・フッド(1952年)』、そしてモンテ・クリスト映画2本――『モンテ・クリストの息子』『モンテ・クリストの妻』です。
 ということで、『無敵の剣士たち』はお役御免。今夜からは『炎の剣士たち』収録作品から選びます。
炎の剣士たち.jpg
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映画『黒き矢』

 西洋チャンバラ映画。今夜は何を観ようかと、例によってDVDボックス『無敵の剣士たち』をチェック。
黒き矢.png
 ん? 『黒き矢』? タイトルを見て、もしやR・L・スティーブンソン? と思いました。小山書店〈世界大衆小説全集〉のなかに『黒い矢』という作品が収録されていたことを思い出したのです。で、映画のデータをネット検索したのですが、見つからず。スティーブンソン『黒い矢』の内容をネット検索すると、映画『黒き矢』の紹介文と共通点があります。原作っぽいけど、どうなんでしょう。
〈世界大衆小説全集〉は全巻を持っています(→この記事参照)が、『黒い矢』は読んでないと思います。で、本はいま、ダンボールのなか。お手上げです。
 ま、いいや。とにかく観てしまえ。映画のなかでクレジットが流れるだろう。――と映画をスタートさせたところ、冒頭いきなり、「ROBERT LOUIS STEVENSON'S THE BLACK ARROW」と。案ずるより産むが易し、ですね(笑)。
 ここで映画を中断し、この記事を執筆。ブログにアップしたら、映画を再開します。
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