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『ちちんぷいぷい』ほか

 新刊書店へ。
◎松山巌『ちちんぷいぷい』中央公論新社(16)
 短い小説が50編。すべてが独白形式というのは面白いです。
◎目代雄一『ショートショートの小箱 森の美術館』侃侃房(16)
『デビルの仕業』幻冬舎ルネッサンス(12)に続く、著者2冊目のショートショート集です。全39編収録。
ちちんぷいぷい.jpg 森の美術館.jpg デビルの仕業.jpg
 その後、古本屋を少しだけ覗いて帰宅。
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「SF宝石」

 2014年4月の記事で――
> ありゃ? 1冊欠けていることに気がつきました。>「SF宝石」
> どこかに紛れ込んでいるのかな?
 と書きました。
 本日、別の雑誌を探していて、ありゃ、こんなところに!(驚&嬉)
 全冊が揃いました。ほっ。いやまあ、どこかにあるはずと信じてはいたんですけどね。
SF宝石.jpg
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映画『グリーン・レクイエム』

 映画『グリーン・レクイエム』を観ました。原作は新井素子。
 原作は雑誌掲載時に読みました。「奇想天外」1980年9月号。――あ、中原涼さんがデビューした号ですね(→この記事参照)。いやあ、面白かったですねえ。内容はすっかり忘れていますが、面白かった印象は強く残っています。
 映画を観るのは今回が2度目です(と思います)。最初は……いつだったか完全に忘れていますが、テレビで放映されたときでした。まあ、小説同様、映画もすっかり忘れていますから、ずいぶん前というのは確実です。
 ということで、新鮮な気持ちで観た映画『グリーン・レクイエム』、昔の印象を裏切ることなく、面白かったです。いやしかし、小説はもっともっと――圧倒的に面白かった印象が残っています。
グリーン・レクイエム.jpg グリーン・レクイエム/緑幻想.jpg
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不要本を処分いたします。

 不要本を処分したいと思い、そのためのブログを作りました。とりあえず200冊ほどをアップ。100均販売します。
 興味のある方はメールにてご連絡ください。URLをお知らせいたします。
 販売は先着順としますので、お早めに。
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『E高生の奇妙な日常』

E高生の奇妙な日常.jpg 田丸雅智くんからまたも新刊が届きました。『E高生の奇妙な日常』角川春樹事務所(16)、全18編収録のショートショート集です。いつもありがとうございます。
 すさまじい刊行ペースに、もはやボーゼン。
 どんどん突っ走ってください。
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訃報:中原涼さん

 中原涼さんの訃報に接しました。といっても、亡くなったのは最近ではなく3年前――2013年の5月とのこと。中原さんは1957年4月生まれですから、享年56ということになります。
 いやあ、驚きましたねえ。ショックですねえ。
 中原さんとは同い年で、同じころに「奇想天外」でデビュー。それだけでも親近感を覚えるのですが、さらに中原さんは優れたショートショートの書き手なんですよね。意識するなというほうが無理な話です。
 残念なことに一度も会う機会には恵まれず、電話で何度か話したことがあるくらいの関係なのですが、ほんと、ずーっと気になる存在でした。
 中原さんは第3回奇想天外新人賞で佳作入選。「奇想天外」1980年9月号(第54号)にて作家デビュー。当該誌の目次を見てみましたならば、おお、なんと、中原さんと私の名前が並んでいるではありませんか!
奇想天外54号.jpg 目次.jpg
 お目にかかったことがないと書きましたが、中原さんのサイン本は持っています。とにかく私は中原さんのショートショートが好きで、無理にお願いして、サイン本を送っていただいたのです。「2000.5.1」と書かれていますから、16年前ですね。
笑う宇宙.jpg サイン.jpg
 実はこの訃報、井上雅彦さんから電話でお知らせいただいたのですが、聞いた瞬間から手の震えが止まらなくなり、心臓がばくばくとなりました。
 ああ。中原さんと会う機会は失われてしまったのかあ。もう中原さんの新作を読むことはできないのかあ。
 心の底からショックです。残念です。やりきれません。
 謹んで、ご冥福をお祈り申し上げます。

 中原さんのショートショート集リストはこの記事に。
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「半村良秘録」

〈続 半村良のお客になる会〉世話人の加戸利一さんに、会誌「半村良秘録」28号(1981.8)、30号(1983.8)、31号(1986.8)を頒けていただきました。このとき、「私の持っていない号で、もし余分があれば」とお願いしておいたのです。
 あれから5年。ようやく発掘の報が届きました。といっても、見つかったのは保存用2冊のみとのこと。うち1冊を譲っていただいたわけで、感謝感謝感謝、です。
半村良秘録28号.jpg 半村良秘録30号.jpg 半村良秘録31号.jpg
 私が最も積極的にSFファン活動をしていたのは1970年代後半から80年代前半で、ちょうどそのころの発行物です。当然のことながら、懐かしい名前がずらずらずらずら。
 会員名簿を眺めていると、当時を思い出します。いまでもお付き合いのある方は少ないですし、亡くなられた方もおられますが、これは仕方がないですね。時の流れを感じ、うるうるうる。
 加戸さん、ありがとうございました。
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「Hard SF Laboratory」第144号

「Hard SF Laboratory」第144号が届きました。石原藤夫さん、いつもありがとうございます。
 私の「日本ショートショート出版史」は1980年~1983年。日本ショートショート、ブームの真っ只中です。いやあ、懐かしいですねえ。
Hard SF Laboratory 144号.jpg 森田裕さんの連載「コレクターの本棚から」は相変わらず好調。「星雲」入手秘話には、うっひゃあ! であります。
 今号から堀晃さんによる、堀龍之さん再評価の連載が始まりました。今号は晃さんによる龍之さんの紹介で、次号から実作が復刻掲載されるそうです。楽しみですねえ。(言うまでもありませんが、龍之さんは晃さんの実兄です)
 ほかにも、瀬川昌男さんの単行本未収録作品の復刻連載が始まったり……。
 ノスタルジジイにはたまりません。

【追記】
 拙稿にミス発見。
 35ページ、16~17行目。『ショートショート・グランプリ』ではなくて『ショートショートショート』です。申しわけありません。

【追記2】
 藤元直樹さんの新連載「日本SFの父」を読みました。
 日本SFの父といえば海野十三? え、違う? 日本SF関係者の父親について書いちゃおうという試み?(笑)
 その第1回は「野田健三郎の巻」――野田昌宏さんのお父様です。いやあ楽しい楽しい。
 いずれは「星一の巻」「筒井嘉隆の巻」なども書かれることでしょう。実に楽しみです。
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映画『人喰いネズミの島』


 映画『人喰いネズミの島』を観ました。1959年の作品です。
『大蜥蜴の怪』(1959年)に続く、レイ・ケロッグ監督の巨大生物シリーズ第2弾とのこと。『大蜥蜴の怪』は以前に観たことがあり、これはイマイチかなというのはあったのですが、ネズミ・パニック映画は私の好物。期待に胸膨らませて観始めました。
人喰いネズミの島.jpg 大蜥蜴の怪.jpg
 ほおほお。島に研究所があって、科学者が何やら怪しげな動物実験をしているのですか。『ドクター・モローの島』みたいですな。楽しい楽しい。
 ところが、巨大ネズミ(どう見ても犬に扮装させただけ)を見た瞬間、すさまじいばかりの既視感に襲われたのでした。――この映像、観たことある!
 といって、ストーリー的には観た記憶がありません。ダイジェストか何かで、この犬ネズミ(?)が襲撃してくるシーンだけを観たのでしょうかねえ。
 真相はわかりませんけれども、楽しく観終わりました。好きですねえ、この時代のSF映画。1時間ちょっとで終わるのもいい(笑)。(『人喰いネズミの島』は68分)

『巨大ネズミの島』なる続編(なんと2012年の映画!)があると知り、かなりそそられたのですが、予告編を観て、へなへなへなとなりました。このCGは……(絶句)。

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「SFハガジン」第42号

「SFハガジン」第42号を発行しました、今号は、ショートショート・セレクション刊行開始を祝って、江坂遊さんです。
 今回、第42号のみの発行。ずーっと大量発行(別冊同封も)が続いていましたから、物足りないと思われるかもしれませんが、これが平常運転です。>隔週刊「SFハガジン」
 この平常運転、いつまで続くでしょうか(笑)。
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劇団ゲキハロ公演『戦国自衛隊・女性自衛官帰還セヨ/女性自衛官死守セヨ』

 劇団ゲキハロ公演『戦国自衛隊・女性自衛官帰還セヨ/女性自衛官死守セヨ』のパンフレットを入手しました。何度も書いていますように、私は『戦国自衛隊』大好き。この公演、どちらも楽しく観ました(→この記事参照)けれど、情けないことに出演者が誰が誰やら。
 パンフレットを入手した機会に、久しぶりに再鑑賞することにしました。『~帰還セヨ』『~死守セヨ』の順番です。パンフで出演者を予習し、ことあるごとに参照しながら。
 2度目でも楽しく観られ、やはり私は『戦国自衛隊』が好きなんだなあと再確認した次第。ちなみに、『~死守セヨ』のほうが私好みです。
戦国自衛隊・女性自衛官~(パンフ).jpg 戦国自衛隊・女性自衛官~(DVD).jpg
 左の大きいのはパンフレット。表1は『~帰還セヨ』で、表4は『~死守セヨ』です。
 右の2枚はDVD。パンフレットの表1、表4はDVDジャケットの表紙と同じです。
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映画『デッド・アライブ』


 映画『デッド・アライブ ブレインデッド 米国編集版』を観ました。1992年のニュージーランド映画(のアメリカ編集版)です。
デッド・アライブ.jpg『ブレインデッド』という超スプラッタ映画があるという話は聞いていて、観たいと思っていたんですよね。『デッド・アライブ』だろうが「アメリカ編集版」だろうが、そんなことは気にしません。(オリジナルより少し短いというのは気になるけど)
 大いに笑えるゾンビ・コメディにしてスプラッタ・シーンの展覧会。ストーリーなんて、ないのと同じ。これでもかと、やりたい放題であります。途中から、ゾンビだかなんだかわからない化け物と化し、そして最後に出てくるマザー・ゾンビ!(笑)
 いやあ、期待以上に面白かったですね。ゾンビもスプラッタも大好きな人間としては、ぜひとも観ておかなければならない映画でした。う~~~む、お腹いっぱい。
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「小学生のためのショートショート講座」

 偕成社サイトで約2年間にわたって連載させていただいていた「小学生のためのショートショート講座」最終回を迎えました。全25回。長いようで短い、あっという間の2年間でした。(全24回の予定で始めましたが、1回延びました)
 ご愛読いただいた皆さま、ありがとうございます。楽しいイラストを描いてくれた海野久実(和田宜久)さんにも感謝。
 連載の最後に書きましたが、新しい企画をスタートさせるべく準備を進めています。始まりましたら、またここでアナウンスさせていただきます。
 引き続きのご愛読を、よろしくお願いいたします。
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『花火 ショートショート・セレクションⅠ』

 江坂遊さんから新著『花火 ショートショート・セレクションⅠ』光文社文庫(16)を送っていただきました。ありがとうございます。
花火.jpg これまでに書かれた1000編以上の作品から選ばれた全25編を収録。表題作は言うまでもなく、星新一ショートショート・コンテストで最優秀作を射止めた傑作です。それ以外にも傑作が目白押し。さらに、太田忠司の解説も熱い!
 書店に行く機会があれば、ぜひぜひお手に取っていただきますよう。

「ショートショート・セレクションⅠ」と書かれていることからわかりますように、これは傑作集の第1弾。来月には第2弾『無用の店 ショートショート・セレクションⅡ(仮)』が発売予定です。お楽しみに。
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「太陽がいっぱい」

 ツイッターの話題に私も参加したくなりました。
太陽がいっぱい(第1回).jpg 週刊プロレス65号.jpg
「週刊プロレス」1984年10月30日号(第65号)~12月11日号(第71号)。全7回。
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『JIN―仁―』と『求愛』

 2011年、TVドラマ『JIN―仁―』にハマりました。原作のマンガは集英社ジャンプREMIX版(全10巻)の最終巻のみ購入。TVドラマとの結末の違いを確認するためです(→この記事参照)。
 あれから5年経ち、本日、ふらっと覗いたブックオフに全10巻が並んでいるのを発見。無性に懐かしくなって、第1巻から第9巻までを一気買いしちゃいました。TVドラマのストーリーはだいぶ忘れていますし、新鮮な気持ちで楽しめそうな気がします。
JIN―仁―.jpg 求愛.jpg
 続いて新刊書店へ。
◎瀬戸内寂聴『求愛』集英社(16)
 帯に「数え年九十五歳にして初の、寂聴・掌小説集」とあります。全30編。ショートショートとは異質の産物かも、とは思いますけれど、ともあれ読んでみなければ。
 瀬戸内寂聴の本って、買うのはたぶん初めてだと思います。

【追記】
 あ、しまった。新刊書店に行ったらハーラン・エリスンの新刊『死の鳥』を確認しようと思っていたのに、すっかり忘れていました。たぶんほとんどは既読か、うちにある本で読めると思うのですけれども……。
 なんだか悔しいので、ハーラン・エリスンの珍しい(と思う)本をご紹介します。
◎エリスン他『現代SF全集 第19巻 驚異のパートナー』関西海外SF研究会/1976年5月25日発行
 エリスンと他作家との合作短編集です(抄訳)。
現代SF全集19.jpg コバルト.jpg
【追記2】
 今日、新刊書店にて「季刊コバルト」1983年夏号がひょろんと棚に収められていることに気がつきました。もちろん、古本ではありません。33年前の雑誌が新刊書店に! それだけでも驚くべきことなのに、なんとその号には拙作も掲載されていたんですね。ほんと、びっくり。ほかにも古い雑誌(「スターログ」とか)が何冊もあって、さらにびっくり。
 店長に尋ねたら、
「返品せずに、置いてある。そういうこと、よくあるよ」
 平然と答えたのでありました。
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映画『ビッグ・クラブ・パニック』


 映画『ビッグ・クラブ・パニック』を観ました。2015年製作。
〈眠るように静かな街の湖に、突如、隕石が落下! 幸い被害は最小で済み、町民は胸をなで下ろしていた。だが、この異変で化石化していた巨大生物が蘇生。眠りから目覚めた古代蟹が街を襲い始める。銃弾を跳ね返す甲羅! 巨大で鋭利なハサミに挟まれ、次々に犠牲になる人々。なすすべの無い彼らを救う為、軍は戦闘機による攻撃を開始。ミサイルを乱射する! だが、頑丈な装甲に全く歯が立たない。打つ手を失った人類。やがてモンスターは、勝ち誇るように、産卵を開始した…。〉
 とまあ、販売サイトでは上記のようなストーリー紹介がされていますが、思い切りデタラメです。ついでに書いちゃうと、予告編もムチャクチャ(笑)。
 こんな怪獣映画みたいな物語ではなく、幼くして両親を失った少女とカニとの心温まる交流を描いた映画なのです。――と言うと言いすぎかもしれないけど、上のストーリー紹介よりは正しいと思います。
 期待のハードルを下げていたせいもあるでしょうが、楽しく観られました。こういう映画、私はけっこう好きですね。何はともあれ、カニの表情がかわいい。動きもかわいいなあと思ったら、なんとコマ撮りなのですな、これが。このご時世にCGではなくコマ撮りとは、嬉しいではないですか。そして、まさかの結末! 拍手、でありますよ。

 巨大ガニの出てくる映画というと、すぐに思い出すのは『SF巨大生物の島』(1961年)とか『グルメホラー 血まみれ海岸人喰いクラブ 地獄のシオマネキ カニ味噌のしたたり』(1980年)とか。
 前者は何度か観ていますが、後者は一度だけです。レンタル屋で見かけて迷わずレンタル。こんなタイトルを見たら、借りずにいられません。結果、想像を上回るひどさに脱力したのを覚えています。
 ネット検索しましたら、『巨大カニ怪獣の襲撃』(1957年)という映画がヒットしました。そそられております。
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映画『金星ロケット発進す』

 映画『金星ロケット発進す』のDVDを見かけました。原作はスタニスワフ・レム『金星応答なし』。
 この映画、いくつかバージョンがあったような気がする。これは「製作国:ポーランド/東独」と書いてあるな。うちにあるのは確かアメリカ版だったよなあ。
 と、買って帰りました。うちにあるDVDを確認すると、はっきり「米国制作版」と書かれています。大正解、のはずなのですが……。
 ウィキペディアによりますと――
>上映時間 93分 アメリカ公開版 79分
 え? こんなに尺が違うの? 前から所有しているDVDには78分、今日買ったDVDには79分と書かれています。
 手近にあった中子真治編著『フィルム・ファンタスティック2』講談社(85)を確認すると――
>上映時間109分
 え? 109分?
 よくわかりませんけれども、うちにあるDVD2枚、どちらもアメリカ版っぽいです(悲)。
金星ロケット発進す.jpg 金星ロケット発進す(米国制作版).jpg
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映画『ミムジー 未来からのメッセージ』


 映画『ミムジー 未来からのメッセージ』(2007年)を観ました。
ボロゴーヴはミムジイ.jpg 先日、『御先祖様はアトランティス人』を買った際、なんとなくネットでカットナー検索していて、この映画を知ったのです。なんと原作は「ボロゴーヴはミムジイ」! これは観なければ、であります。
 え? 「ボロゴーヴはミムジイ」って、こんな話だったっけ?(笑) でしたけれど、映画は映画として楽しめました。まあ、原作が発表されたのは「アスタウンディング」誌の1943年2月号で、映画が公開されたのは2007年。まるっきり違ってしまうのも仕方ないかもしれませんね。
 映画が面白ければ、それでオーケーです。
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CD『小松左京 宇宙に逝く』

 CD『小松左京 宇宙(そら)に逝(ゆ)く』(→この記事参照)を寝る前に寝室で聴こうと試みているのですが……。
 3日前、いつの間にか寝てしまい、内容はほとんど記憶にない。
 一昨日、いつの間にか寝てしまい、内容はほとんど記憶にない。
 昨日、いつの間にか寝てしまい、内容はほとんど記憶にない。
 たぶん3日とも、聴き始めて10分以内に寝ちゃっているのだと思います。最初、心地よい音楽が流れるところは覚えていますけれど、そのあとは……。この快眠効果はすさまじいですね。(アマゾンでも試聴できます)
 今夜も寝室で聴こうと思っています。もし最後まで聴けなかったら、もう寝室で聴くのは諦め、明日の朝か昼間、リビングで聴きます。
 ということで、そろそろ寝室へ。
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映画『戦慄!プルトニウム人間』


 映画『戦慄!プルトニウム人間』(1957年)、その続編『巨人獣 プルトニウム人間の逆襲』(1958年)を観ました。前者80分、後者69分。 2本合わせても、ちょっと長めの映画1本分です。
 プルトニウム爆弾に被曝し、なぜか巨大化した主人公。怪獣映画的なノリを期待していましたが、その要素は最後に少しだけ。自らの肉体に起きた変化を呪い、悩み、やがて精神に変調を来していく……。大部分は、その悲哀を描いた映画なのでした。(『戦慄!プルトニウム人間』)
 ダムに落ちて死んだと思われていたプルトニウム人間(巨人)が実は生きていた。――続編の黄金パターンですね。
 ダムに落ちたときに頭を打ったのか、記憶喪失になっています。顔も傷つき、恐ろしげに変貌。前作では理性が残っていましたが、続編では消し飛んでいます。モンスターなら殺すという選択肢もありますけれど、人間なのですからそうはいかない。
 すったもんだあって、結末には口あんぐり。プルトニウム爆弾に被曝して巨大化したというのも、はて? でありましたが、この結末も、はて? なのでありました(笑)。
 人間が大きくなったり小さくなったりする映画、好きですね。以前の記事にも書きましたけれど、『妖怪巨大女』が観たいなあ。
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映画『タイム・トラベラーズ』


 映画『タイム・トラベラーズ』(1964)を観ました。『原始獣レプティリカス』『巨大アメーバの惑星』と同じ、イブ・メルキオー監督の作品です。
 タイムマシンの研究中、研究室の巨大モニターに未来の景色が映ります。ただの映像ではなく、モニターは未来につながっていて……。
「ちょっくら見てくらあ」と若い研究員がモニターに飛びこむ。「わ、大変だ」と、ほかの研究員たちも次から次へとモニターへ。いくら緊急事態とはいえ、科学者たる者、この浅はかな行動は……(笑)。
タイム・トラベラーズ.jpg モニターが壊れ、彼ら4人は元の世界に戻ることができなくなります。
 未来世界では人類の生き残りとミュータントが対立していました。生き残りは地球を脱出し、他の惑星への移住を計画しています。―中略―なんとか元の世界に戻ることができたのですが、それでハッピーエンドとはなりません。その後の展開はあれよあれよ。まさかあんな結末が待っていようとは……。
 この時代のB級SF映画としては、かなりよくできているのではないでしょうか。
 面白かったです。
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映画『遊星から来た脳生物』


 映画『遊星から来た脳生物』を観ました。1957年の作品。
 わ! これは『ヒドゥン』の元ネタというか『ウルトラマン』の元ネタというか『20億の針』の……。あ、『20億の針』のほうが古いか(笑)。――とまあ、そんな話です。言うまでもなく私の大好物。
 いいなあ、50年代SF。
遊星から来た脳生物.jpg
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ちばてつや三昧

ちばてつや漫画文庫.jpg ここしばらく、ちばてつや漫画文庫を読みまくっていました。
 いやあ、ちばてつやはいいですなあ。同工異曲、といえば同工異曲の作品が多いのですが、それでも面白い。魅力がある。で、当然のことながら飽きない。
 最も読みたいのは『ユカをよぶ海』なんですけれど、いまだ読むこと能わず。これを読むことができれば憑きものが落ちるような気もしますが、はて、いつになるのか。
 まあ、憑きものというのは落ちてしまうと淋しい面もありますし、憑かれているときが最も楽しいのかもしれません。
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『NHK少年ドラマシリーズのすべて』

 最近、〈NHK少年ドラマシリーズ〉を続けて観ました。『幕末未来人』『その町を消せ!』『ぼくとマリの時間旅行』……。
NHK少年ドラマシリーズのすべて.jpg この番組についてもっと知りたくなり、増山久明編著『NHK少年ドラマシリーズのすべて』アスキー出版局(01)を図書館で借りたところ、これが楽しいのなんの。
 借りて読むだけでは物足りなくなり、買うことにしました。返す必要がなくなり、にまにましておりますが……。
 しかしこれ、罪作りな本ですね。粗筋を読んで番組を観たくなっても、そのほとんどは観ることができないのですから。
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『物語で読むフラメンコ入門』

 濱田吾愛『物語(ストーリー)で読むフラメンコ入門 用語辞典A to Z』ショパン(10)を買いました。
 え? 何ゆえにフラメンコ入門? と思われる方も多いでしょう。
フラメンコ入門.jpg 先日発行した「SFワールド総目次」には作家50音順の索引も収録しました。50音順に並べるには、作家名の正しい読み方が必要となります。
 どう読むんだろう、と迷ったのが新渡春です。考えたところで、知らなければわかるわけがなく、とりあえずネット検索してみたところ、この本がヒットしたのです。新渡春によるショートストーリーがどっさり収録されているらしい。こんな珍しい名前ですしショートストーリーですし、同一人物と見て、間違いないでしょう。(ちなみに、読みは「にいどしゅん」)
 どんな本なのか気になってたまらず、さっそく購入した次第です。
 新渡春のショートストーリーは26編も収録されていて――おおおおおっ!(嬉)
 何か行動すると、何か新たな発見がありますね。とにかく、やってみなければ。
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『御先祖様はアトランティス人』

 ソノラマ文庫海外シリーズの1冊、デイヴィス・グラッブ『月を盗んだ少年』(84)を入手したのは2009年10月です(→この記事)。これをきっかけにソノラマ文庫海外シリーズを集めたくなりました。
 ソノラマ文庫海外シリーズは発行当時、適当なスタンスで購入していました。けっこう持ってはいたものの、このシリーズにはプレミアがついている本が多く、いまになって揃えようと思うとなかなか大変です。相場をわきまえぬ希望購入価格を設定したため、さらに大変(笑)。
 それでも亀の歩みのごとく進捗し、本日、ヘンリー・カットナー『御先祖様はアトランティス人』(84)を入手。これは欲しい度の高い本でしたので、かなり嬉しいです。
 残るはアルジス・バドリス『アメリカ鉄仮面』だけとなりました。もっとも、これは長編ということで、手元に置いておきたいという欲求は少なく、気分的にはほぼ「完集」です。
御先祖様はアトランティス人.jpg ボロゴーヴはミムジイ.jpg 世界はぼくのもの.jpg
 カットナーの邦訳作品集は3冊出ています。
『ボロゴーヴはミムジィ』ハヤカワSFシリーズ(73)
『御先祖様はアトランティス人』ソノラマ文庫海外シリーズ(84)
『世界はぼくのもの』青心社SFシリーズ(85)
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「SFワールド総目次」と「SFハガジン」第41号

 先月25日、SFハガジン祭り第2弾を敢行した際、次のように書きました(→この記事)。
> 今月は第24号から40号まで、なんと17冊も出してしまったことになります。ほとんどはまとめて封書で送付。これではハガジンと言えませんね。ちょっぴり調子に乗りすぎました。
> 反省し、来月からはできる限り1号ずつお届けしたい、と思っています。
SFワールド総目次.jpg 舌の根の乾かぬうちに、「SFハガジン別冊① SFワールド総目次」なんてものを作ってしまいました。ええ、あの懐かしのショートショート専門誌「SFワールド」です。表紙フルカラーという豪華版! 7冊しか発行されていないとはいえ、もちろんハガキ1枚に収まるわけもなく……。
 どうせ封書で送るなら、通常のハガジンも同封しちゃおう(笑)。
 ということで、「SFハガジン」第41号を発行いたしました(大幅前倒し!)。今回は斎藤肇さんの作品です。
 本日発送予定。しばしお待ちくださいませ。

「SFハガジン」よ、どこへ行く……。
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映画『シャークトパスVS狼鯨』


 映画『シャークトパスVS狼鯨(オオカミクジラ)』を観ました。『シャークトパス』『シャークトパスVSプテラクーダ』に続く、シリーズ第3作です。
 今度はシャチと狼(と人間)の合体生物が登場。恐ろしいモンスターではありますけれど、ディズニーの3Dアニメのキャラクターみたいで、なかなかかわいいんですな、これが。映画自体もパニック映画のはずなのにコメディ要素が異様に高く、製作者たちが遊んでいるとしか思えない。このシリーズ、どんどん楽しくなります。
 このシリーズに限らず、ここ最近のサメ映画はまさにやりたい放題です。シリーズ化されているものだけでも――
『ダブルヘッドジョーズ』『トリプルヘッドジョーズ』
『シャークネード』『シャークネード カテゴリー2』『シャークネード エクストリーム・ミッション
『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』『メガ・シャークVSクロコザウルス』『メガ・シャークVSメカ・シャーク』『メガ・シャークVSグレート・タイタン』
 ぜんぶ観ちゃってたりして(笑)。
 まだ当分は追いかけそうです。
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『戦後怪奇マンガ史』ほか

 新刊書店へ。
◎『大相撲名力士風雲録 第2号 千代の富士』ベースボール・マガジン社(16)
 昨日、いきなり飛びこんできた訃報には驚きました。享年61。若すぎます。昨年の北の湖(享年62)に続いて……。
 追悼しようと、DVDマガジンを買いました。今夜、観ます。(ケースは大きすぎてスキャン面に収まらないため、下の画像はDVDです)
◎フェルナンド・イワサキ『ペルーの異端審問』新評論(16)
 店長が「ショートショートかわからんけど、短いよ」と取っておいてくれました。中身をチェックすると、確かに短い。しかも「巻頭言」筒井康隆。迷わず購入しました。
◎米沢嘉博『戦後怪奇マンガ史』鉄人社(16)
 見た瞬間、欲しくなりました。
大相撲名力士風雲録2.jpg ペルーの異端審問.jpg 戦後怪奇マンガ史.jpg
 店を出て、ちょっと足を延ばして聖地へ。
鶴舞公園.jpg
 7月30日の「中日新聞」に聖地の賑わい写真(以下)が掲載されていたんですよね。
中日新聞.jpg
 うわ。すげえ。
 野次馬心を思いっきり刺激され、ぜひ見物したいな、と。
 ところが意外なことに人出は大したことなく、肩すかしなのでした。木陰にはそこそこ人が集っているようですが、新聞の写真とは比べたら雲泥の差。う~~む、平日の昼間(午後2時ごろ)で、この炎天(たぶん35度前後)だからかなあ。
 このあたりは名古屋・古本の聖地でもあります(というか、私にとっては古本の聖地以外の何物でもない)。がっかりしながら、そのへんの古本屋を数軒ふらふら。――う~~む、買う本ないなあ。
 がっかり感が倍加し、とぼとぼと帰途についたのでした。

 ここで一句。
〈目にスマホ 手にはハンドル ポケモンGO〉

【追記】2日
 ん? こっちのほうがいいかな。
〈目にスマホ 手にはハンドル プリズンGO〉
 こんなのも思いつきました。
〈壁に耳あり障子に目あり 耳にイヤホン 目にスマホ〉
 ほんと、ながらスマホはやめてほしいなあ。歩行中も運転中も。
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