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『ホルメス探偵』

表紙.jpg カミの邦訳書のなかで最も入手困難な1冊と言えば、『ホルメス探偵』麦書房・雨の日文庫(58)ではないでしょうか。ホルメスとは言うまでもなく、ルーフォック・オルメスのこと。ルーフォック・オルメスといえばショートショートの資料ですから、なんとか入手したい。
 この本の存在を知って以来、気には留めていたのですけれど、かすりさえしない。正直、もう諦めていましたところ、本日、ついに!
 わが家に誕生したのでありますよ。えっ? 誕生? 入手ではなく? ええ、誕生。――すなわち、生まれたのです。
 もったいぶった書き方をしてしまいました。この書影、レプリカなんです。
 ちょっと前に北原尚彦さんが入手されたと聞き、「スキャンして。レプリカ作るから」とお願い。数日前に画像が届き、本日、版下作り→印刷→製本と相成った次第です。
 久しぶりとはいえ、こういう作業は慣れたもの。淀みなく作業を続け、ぷひょーんと完成させました。これがまた、われながら惚れぼれするほど見事な出来映え。製本技術を磨いておいて、よかった~~。これがあったら、現物なくてもいいかも――な~~んて(笑)。
 北原さん、ありがとうございました。
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『ジンテン1★図録』販売開始

 岡田正也ほか『ジンテン1★図録』のオンデマンド販売をいたします。第11回日本SF大会MEICONⅡ(1972年開催)で行なわれたジンテンⅠ(第1回日本SFファンジン総展示会)の図録です。詳しくはこの記事この記事をご覧ください。

ジンテン1★図録.jpg図録刊行に寄せて 石原藤夫
ジンテン1開催にあたって 岡田正也
日本SFファングループの現状 岡田正也
ファンジンのこと 森下一仁
とるにたらない思い出 山本孝一
図録刊行への道 高井信

B6判/本文40 ページ・カラー印刷
価格:600円(送料込み)

 この本に関しては今月14日に直販の受付を始めています。『SF雑誌99の謎』『ベムAGAIN+』と同じく、今月末まで受け付けていますので、ご希望の方はどうぞ。

【追記】2019年10月28日
 販売を終了しました。→この記事参照
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「宇宙気流」89号

宇宙気流80号.jpg「宇宙気流」89号(2016年1月21日発行)が届きました。
 ずいぶん久しぶりだなあと思ったら、あとがきに「昨年は一冊も発行できませんでした」とあり、なるほど。
 今号は平井和正・牧村光夫追悼号と言っていいでしょう。私はおふたりと個人的な付き合いはありませんでしたが、平井さんは若いころに熱狂的に読みふけった作家ですし、牧村さんのお名前ももちろんよく存じ上げています。おふたりとも偉大なSFの先人ですね。
 今さらですが――
 ご冥福をお祈り申し上げます。
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『死人妻 増補改訂版』

死人妻.jpg オンデマンド本の追加発注分が届き、さっそく献本先および直販希望者(何かと同梱)の分を荷造り。発送してきました。ゆうパックとスマートレターですから、よほどのことがない限り明日届くと思います。今しばらくお待ちくださいませ。
 帰宅すると、郵便受けにスマートレターがはいっていました。
◎式貴士『死人妻(デッド・ワイフ) 増補改訂版』虹星人叢書(16)
 2013年に出た初刊本(→この記事参照)の増補改訂版です。発刊を知って、即注文。届くのを楽しみにしていました。初刊本と比べ、48ページ増!
 購入ご希望の方はこちらをどうぞ。
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『ベムAGAIN+』販売開始

 岡田正也『ベムAGAIN+』のオンデマンド販売をいたします。岡田さんの追悼出版『ベムAGAIN』(2012年)の増補・再編集版です。元本に3編追加し、私の「編者あとがき」をカットしました。
 1960年代から1980年代まで(おもに1970年前後)、岡田さんがファンジンに寄稿したエッセイや論考を12編、ぎゅっとまとめてあります。表紙には全掲載誌の書影(計15枚)を載せました。

ベムAGAIN+.jpgSF(オールドウェーヴ)の怪(ケ)
大空の秘境
A.Hyatt Verrillと「失われた種族」
ハガードとの出会い
ニュー・アトランティス1658※増補
ベムを編む
風留本余釈※増補
影を求めて
僕はベムが好き?
エスペラント語界のSF※増補
昆虫あれこれ
愛しのベムは今何処

 B6判/本文104ページ・モノクロ印刷/価格:800円(送料込み)

 この本も今月いっぱい、直販も承ります。ただし、数ヶ月以内に手渡し(あるいは、何かと同梱発送)の機会があるだろう方のみ。600円です。

【追記】
 掲載誌を発行順に並べてみました。
「MUTANTS」第10号/1966年8月20日発行
「ベム」第1号/1966年11月23日発行
「ベム」第2号/1967年3月1日発行
「ベム」第4号/1967年8月1日発行
「メビウス」第3号/1970年6月14日発行
「ルーナティック」第6号/1970年8月1日発行
「MUTANTS」第18号/1970年8月1日発行
「宇宙塵」第156号/1971年7月号
「ひゅーまんるねっさんす」第9号/1971年8月20日発行
「MUTANTS」第21号/1971年8月21日発行
「ベム」第9号/1972年1月1日発行
「ALDEBARAN」第4号/1975年10月19日発行
「ALDEBARAN」第12号/1976年6月20日発行
『《世界大ロマン全集》解説総目録』1979年3月31日発行
「FAR SIGHT」第9号/1985年3月1日発行

【追記2】2019年10月28日
 販売を終了しました。→この記事参照
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『10の奇妙な話』

「SFハガジン」を発送に出て、そのまま足をぐーんと延ばして古本屋ハシゴ。しかし何も買うものはなく、行きつけの新刊書店へ。
◎ミック・ジャクソン『10の奇妙な話』東京創元社(16)
 北原尚彦さんに「高井さん、好きそうですよ」と教えてもらった本です。眺めると、確かに好きそう。いつも情報をありがとうございます。
◎佐野洋子『あっちの豚こっちの豚/やせた子豚の一日』小学館文庫(16)
 前者には歿後に発見された佐野洋子の原画30点収録、後者は歿後に発見された未発表作品。そそられます。
10の奇妙な話.jpg あっちの豚こっちの豚 やせた子豚の一日.jpg
 店長とオンデマンド本について相談。
『SF雑誌99の謎』と『ベムAGAIN+』を置いていただくことになりました。価格はオンデマンド販売と同じく前者900円、後者800円。「書店で買うのなら送料はかからないのではないか。なのに同じ価格?」との疑問もありましょうが、うちに本を送ってもらうのにも送料はかかります。書店販売ではオンデマンド販売の代行システム利用料はかかりませんが、委託手数料がかかります。そのあたりを勘案し、同一価格にしようということになりました。ご理解いただければ、と思います。
『ベムAGAIN+』はまだオンデマンド販売するか決めていませんが、オンデマンド販売しなくても、この店(ちくさ正文館書店・本店)では販売します。販売が始まりましたら、またアナウンスします。
 あ、そうそう。この店に委託していた『ベムAGAIN』、あと2冊残っています。『ベムAGAIN+』を納品する際に引き上げますので、ご希望の方はお早めにお買い求めください。
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「SFハガジン」第8号

 そんなわけで(→この記事のコメント欄参照)、「SFハガジン」第8号を発行しました。第7号に続き、斎藤肇さんの作品を掲載しています。臨時増刊とか別冊とか、そんなものにしようかとも考えましたが、ややこしくなりそうな気がして、素直に第8号としました。発行日は第7号が2月22日ですから、第8号は2月23日。
 本日、発送しようと思っています。

 第9号は予定通り、3月半ばに発行するつもりですけれど、どうなるかはわかりません。あ、そろそろ会費(52円切手×号数分)の切れる方もおられます。引き続き購読を希望されるのでしたら、切手送付はお早めに。(シール仕様の切手がありがたいです)
 ちなみに、現在の読者は(私を含めて)13人です。毎号、必要分のみ印刷しています。バックナンバーはなし。面倒なので、増刷は勘弁してくださいね。
 1年くらい続いたら、オンデマンド出版してもいいかなとも思っていますが、完全に白紙です。各作者さんたちの意向もありますし、実現の可能性は低いでしょう、きっと。
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『SF雑誌99の謎』販売開始

 岡田正也『SF雑誌99の謎』のオンデマンド販売をいたします。
 1976年から1977年にかけて広島SF同好会の会誌「アルデバラン」に連載された「絵解き SF雑誌99の謎」と「異聞外伝 SF雑誌」を1冊にまとめたものです。

「絵解き SF雑誌99の謎」
SF雑誌99の謎.jpg①世界で最初のSF雑誌は何という名前でしょうか。
②「キャプテン・フューチャー」誌に見る、ジョオン・ランドールの素顔は?
③昔のアメリカのSF雑誌がとても素晴らしかったことはよく聞かされますが、雑誌自体の大きさはどれほどだったのでしょう?
④SF雑誌の誌名は変わることはないのでしょうか。
⑤一番短命だったSF雑誌にはどんなのがあるでしょう?

「異聞外伝 SF雑誌」
①アメージング・ストーリィズ 1926年 之巻
②“KA-ZAR”誌 之巻

 B6判/本文64ページ・カラー印刷/価格:900円(送料込み)

【追記】
 今月いっぱい、直販も承ります。ただし、数ヶ月以内に手渡し(あるいは、何かと同梱発送)の機会があるだろう方のみ。700円です。

【追記2】2月22日
 こんな感じの本です。「異聞外伝 SF雑誌 ①アメージング・ストーリィズ 1926年 之巻」より。
サンプル.jpg

【追記3】2019年10月28日
 販売を終了しました。→この記事参照
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オンデマンド本、経過報告

 製本直送に発注した本が届きました。今回は3冊。いずれも試作版ではなく完成版と思って注文しています。
書影.jpg
『SF雑誌99の謎』
 以前からアナウンスしていますように、試作を繰り返してきました。オンデマンド版では追悼的な側面は消し、また初刊本のみのコンテンツを残しておきたいと思い、この本も初刊本より森田裕さんの解説と山本孝一さんのエッセイを割愛。申しわけありません。あ、背文字入れてます。
 表紙や裏表紙に配置した画像や文字の位置を微調整したい気持ちもありますが、完全を求めたら、たぶん何度も試作を繰り返さないといけないでしょう。これでよしとします。(ほかの2冊も)
 中身をチェックし、修正の必要がないと思ったら販売を開始します。
 オンデマンド販売の価格は、いろいろ考えた結果、実費(印刷・製本料金+送料+代行システム利用料)を100円単位で切り上げ、それに100円加算としました。この本の場合、送料込み900円。

『ベムAGAIN+』
 以前にちらとアナウンスしました(→この記事)。『ベムAGAIN』に3編増補し、「編者あとがき」を割愛したものです。これも修正の必要がなかったら嬉しい。
 オンデマンド販売するかどうかは、かねてのアナウンス通り、『SF雑誌99の謎』の売れ行きを見て判断します。現在、売る気満々ではありますけれど、あまりにも『SF雑誌99の謎』が悲惨だったら萎えます。『ジンテン1★図録』も同様です。
 もし販売することになった場合、送料込み800円と考えています。

『あの星の下で』
 実はこんな本も進めていました。上の2つを作っているうちに、これも一緒に本棚に並べたくなって。
 販売も考えましたが、ここにも書きましたように、これは岡田さん恥ずかしがるんじゃないかなあと思い直しました。初刊本より「編者あとがき」を割愛。

 ということで、先月半ばにスタートしたオンデマンド計画(→この記事参照)もいよいよ大詰めです。
 販売の準備が整いましたら、ここでアナウンスします。早ければ今日! ですけれども、土日はお休みとのことですから、実際に動き始めるのは月曜となります。
 わくわく、どきどき。
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『SFハガジン』第7号

 思うところあって――といっても、大したことじゃないのですが、「SFハガジン」第7号を作ってしまいました。いくら発行スケジュールがいいかげんとはいえ、19日ではさすがに早すぎます。発行日は2月22日(来週月曜日)としました。
 今回は斎藤肇さんの作品です。これまで誌面の画像を掲載してきましたが、あまり意味がないと思いますので、今回から画像は省略することにしました。
 さっそくポストに投函。夕方に近い時間帯ですから、大多数の方々には来週の月曜日(発行日!)に届くことでしょう。
 天気がいいので、そのままちょっとサイクリングすることにしました。途中、ブックオフを散歩して――
◎ロバート・F・ヤング『ジョナサンと宇宙クジラ』ハヤカワ文庫SF(06)
『ジョナサンと宇宙くじら』ハヤカワ文庫(77)の新版です。初版は発売時に買い、昨年4月18日、旧版のタイトル違い(ジョナサンと宇宙クジラ/1990年3刷)を買い、今回、新版を買うに至った次第。相変わらず、無駄なものを買っていますねえ。あ、いやいや、この本は何冊持っていてもいいくらいの、傑作短編集なんです(←意味不明)。それに、新版には久美沙織の解説が増補されています。うん、無駄ではない!
 せっかくなので、全冊の表紙を並べておきましょう。左から古い順です。
ジョナサンと宇宙くじら.jpg ジョナサンと宇宙クジラ.jpg ジョナサンと宇宙クジラ(新版).jpg
◎駕籠真太郎『喜劇 駅前虐殺』太田出版(99)
 先日、『駅前花嫁』を読み、「面白いなあ。シリーズ化されているのか。ほかのも読みたいな」と思っていました。
◎宮崎吐夢『諦女 宮崎吐夢のOL短編集』グラフ社(09)
 短編7編に詩が10編収録されています。短編はいずれも短め。それだけでは買わなかったと思いますが、短編のタイトルに「脱糞する準備はできていなかった」なんてのがあり、それが購買意欲を刺激しました。
駅前虐殺.jpg 諦女.jpg
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リチャード・ハワード

 ショーン・ハトスンといえば、『スラッグス』の作者として私の脳裡に深く刻みこまれています。ほんとに衝撃的でしたねえ。(→この記事参照)
 ふと、ほかにどんな作品が訳されているのかしらん、と思いました。私が知っているのはハヤカワ文庫NV(モダンホラー・セレクション)の3冊だけです。
『スラッグス』1987年
『闇の祭壇』1988年
『シャドウズ』1988年
スラッグス.jpg 闇の祭壇.jpg シャドウズ.jpg
 で、調べてみたところ、リチャード・ハワードなる別名義の作品が翻訳されていると判明。上の3冊と同じくハヤカワ文庫NVです。
『囚人部隊誕生 ナポレオンの勇者たち』2001年
『エジプト遠征 ナポレオンの勇者たち』2001年
 ホラーではなく歴史冒険小説のようです。ぜーったいに読まないでしょうけれど、どこかで見かけたら……(苦笑)。

 知らないこと、いろいろあるなあ。
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「Hard SF Laboratory」142号

「Hard SF Laboratory」142号が届きました。石原藤夫さん、いつもありがとうございます。
HSFL142号.jpg 今号で創刊34年が終わり、次号から35年目にはいるとのこと。私が入会させていただいたのはいつだったか。さっぱり覚えていませんが、ずいぶん前であることは確かです。
 それにしても34年ってすごいですね。その長き間、季刊のペースを崩さずに、きっかりと年に4冊の刊行を続けているSF同人誌! しかも内容は面白いという……まさに偉業であり、異形であろうと思います。
 今号は、ふだんにも増して森田裕さんが大活躍。連載「コレクターの本棚から」第14回に加えて、デイヴィッド・H・ケラーの翻訳を2編。これからたっぷりと楽しませていただきます。
 石原さんの大活躍は毎度のこと。現在、「惑星シリーズ」のショートショートを連載中ですが、その連載が終わったあとは――
>惑星シリーズ以外の掌編をあちこち捜して連載しようと思います。
 おお! 楽しみ!

 私の「日本ショートショート出版史・覚え書き」は連載5回目です。1975年まで来ました。1974年にはネオ「NULL」も創刊。私たち世代がショートショート界に登場するのも、もうすぐです。
 しかしこのタイトル、確かに連載を始めたときには「覚え書き」だったのですが、もはや覚え書きではなくなってしまいましたね。
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都筑道夫 ショートショート初出誌リスト(試供品版)

 うわ。戸田和光さんがまたとんでもないものを!

「都筑道夫 ショートショート初出誌リスト(試供品版)」

 こういうのには私は手も足も出ませんね。ボーゼンと眺めておりますが――
 あ。『グロテスクな夜景』光文社文庫(90)が採り上げられてないなあ。ショートショート「集」ではないけれど、巻頭の「五十二枚の幻燈たね板」には52編のショートショートが収められています。(こことかこことか参照)
 いやそれにしても、戸田さんすごい!
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『ジンテン1★図録』オンデマンド版

 オンデマンド版『SF雑誌99の謎』を試作していて、「おおっ」となるのはカラー書影の鮮明さです。試作品を眺めているうちに――
『ジンテン1★図録』は書影の塊みたいな本だから、オンデマンドで作ったら、楽しいだろうなあ。中綴じで出せるし、版下も初刊本(→この記事)に少し手を加えるだけで済むなあ。どうなるか、見てみたいなあ。
 思い立ったら一直線。作ってしまいました(笑)。
 判型が大きくなります(A6→B6)ので、ページ数や書影の配置は変わりますし、私の「図録刊行への道」には少し手を加えましたが、それ以外は初刊本のまま。表紙や裏表紙も初刊本と同じ画像を使用。両方とも中綴じです。こんな感じ。
表紙.jpg
 初刊本の表紙はマット紙を使用していますが、それでもオンデマンド版には及ばず。
 本文(コピー紙使用)となると、差異はもっと顕著です。書影だらけのページをご覧に入れましょう。
本文.jpg
 ということで、書影フェチはオンデマンド版を眺め、悦に入っております。期待通りに美しい!
 あ、そうそう。
 これは自分の欲求を満足させるために作った本でして、今のところオンデマンド販売するか未定です。かねてのアナウンス通り、まずは『SF雑誌99の謎』を販売登録して様子を見て、まあまあ注文がはいるようでしたら第2弾『ベムAGAIN+』を販売登録。『ジンテン1★図録』はその次となります。とにかく、どの程度の需要があるのか、全く読めないんですよね。
 もちろん、オンデマンド販売(代行システムを利用しての販売)はしなくても、私からの直販は可能です。ご希望の方はご連絡ください。送料込み600円、手渡し(あるいは何かと同梱)400円と考えております。(オンデマンド販売することになった場合もこの価格。代行システムを使うと利用料金が発生しますが、私が発送する場合は送料が二重にかかるのです)

 ご寄稿いただいた方々には再録を快諾していただき、ありがとうございました。皆さまの分も作製してあり、今日か明日発送します。
 しばしお待ちくださいね。

【追記】
 発送してきました。
 今日は郵便局休みにて、コンビニで切手購入。
 こんなのもらいました。「日頃のご愛顧に感謝をこめて」と書かれていますが、ふだんほとんど利用しないコンビニでして、申しわけない感じ。
チョコ.jpg
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「SFハガジン」第6号

SFハガジン第6号.jpg「SFハガジン」第6号を発行しました。今回は江坂遊さんの作品です。例によって、画像の小説部分はモザイク処理しています。
 執筆陣および購読者(「手渡し」の方以外)には、今日か明日発送いたします。しばしお待ちくださいね。
 購読ご希望の方は過去記事をご参照の上、お申し込みください。
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TVドラマ『変身』

 先月、東野圭吾原作のTVドラマ『分身』を観ました。ブログにも書きましたように、とっても面白くて、大満足。
 やはり東野圭吾原作で、『変身』というドラマもあると知りました。生体間脳移植を扱った作品とのことで、これももろに私好みっぽい。
 ということで、レンタルしてきました。

 他人の脳を移植され、その人格がじわじわと侵食してくる。次第に変わっていく「自分」。――このテイストは、そう、『アルジャーノンに花束を』(←大好き)ではないですか!
 第1話の冒頭15分あたりから物語に引きこまれ、そのままぐんぐん加速。一昨夜に第2話まで観て、うしろ髪を引かれつつも就寝。昨夜は第4話までにしようと思っていましたが、第4話! あんなところで「続く」にしちゃうのはご無体というもの。 もうすでにふだんの就寝時刻になっていましたが、第5話(最終回)も観てしまいました。先ほど起床し、目覚めのコーヒーを飲みながら記事を書いている次第です。
 いやあ、こんなの大好物ですねえ。面白かった~。
 映画化もされているそうで、これも観ます!
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『式貴士カンタンガイド 2nd edition』

「式貴士研究サイト 虹星人」の管理人・五所光太郎さんが式さんの誕生日(2月6日)を記念して、『式貴士カンタンガイド 2nd edition』のPDFファイルを公開してくれました。簡にして要を得た式貴士ガイドブックになっています。
 ダウンロードも自由とのこと。ここからどうぞ。
 五所さん、ありがとうございます。
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『暴走する正義』

 企画協力・日本SF作家クラブ『巨匠たちの想像力〔管理社会〕暴走する正義』ちくま文庫(16)を企画編集の中野晴行さんに送っていただきました。ありがとうございます。
暴走する正義.jpg 戦争体験のある作家たちによるSFアンソロジーの2冊目です(全3巻)。第1巻『あしたは戦争』と同様に、私が大好きな作家、そして懐かしい作品がずらりと並んでいます。
 今回は前回にも増して物故者多数。――これはもう仕方ないことですね。(個人的には、式貴士さんの「カンタン刑」が収録されているのが特に嬉しい。若いころ、とってもお世話になったのです)
 気配りの行き届いたセレクトの、良質のアンソロジー。多くのSFファンに読んでいただきたいものです。

 前回、書き忘れていましたが、このシリーズの装画はYOUCHANさんです。いつもと同じく心休まる、癒やしのカバーになっています。
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ファンジン発掘

 そんなわけ(→この記事のコメント欄参照)で、ファンジンを入れたダンボールをごそごそ。必要なファンジンを取り出しました。
 やっぱり「ひゅーまんるねっさんす」(右上、オレンジのファンジン)はでかいなあ(笑)。分割スキャンしないといけません。
ファンジン.JPG

宇宙鏖.jpg ついでに、別件ではありますが必要になったので、「宇宙鏖」も取り出してきました。「宇宙塵」のパロディ誌です。
 はたと気づけば、「宇宙鏖」の発行は2004年。あれから12年が経とうとしているのですね。14年周期での刊行(→この記事参照)ということを考えると、そろそろ何か動きが……?
 本家が終焉を迎えた(→この記事参照)ことで、新しい趣向が凝らされるかもしれません。期待しましょう。
 ちなみに、ネオ・ベム刊「字宙塵」(→この記事参照)は全く関係ありません。

【追記】3月2日
 コメント欄をご覧ください。
「ひゅーまんるねっさんす」第9号(1971年8月20日発行)です。
ひゅーまんるねっさんす9号.jpg

【追記2】
「ひゅーまんるねっさんす」第9号は1971年8月15日発行(1971年8月20日印刷)でした。お詫びして、訂正いたします。(コメント欄参照)。
 せっかくなので、「ひゅーまんるねっさんす」を並べて撮影しました。創刊号から11号(最終号)まで。1~8はB5判、9~11はB4判です。でけええ。
ひゅーまんるねっさんす.JPG

【追記3】6月3日(コメント欄参照)
 神澤隆さんが描かれた小松左京イラスト・パネルの写真を掲載します(山本孝一さん提供)。
小松左京パネル.JPG
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映画『リピーテッド』


 映画『リピーテッド』を観ました。
 主人公は40歳の女性です。彼女は事故の後遺症(と、最初はされています)で、朝起きると昨日までの記憶が失われるという記憶障害に陥っています。目覚めると20歳のころの記憶に……。起きてからの記憶は継続しますが、それはその日だけ。翌日にはふたたび20歳のころの記憶に……。1年ほど前に観た映画『ハウンター』と逆の設定と言えるかも。『ハウンター』の主人公もつらいけれど、こっちはもっともっと、遙かにつらいですね。
 終盤に差しかかったときに明かされる意外な事実には驚きました。あとで考えれば充分にありうる展開なのですが、油断してましたね(笑)。
 そこからは、まさに一気呵成。わくわくどきどきと観終わりました。(もちろん記憶障害の原因は事故なんかではありませんでしたよ)
 怖いなあ。面白いなあ。こういう映画、大好きです。
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『ベムAGAIN+』始動

 早いうちに『SF雑誌99の謎』を完成させたほうがいいんでしょうが、さすがに食傷気味。
 で、『ベムAGAIN+』の表紙(案)、扉(案)、版下(案)なんぞをちょこちょこっと作ってみました。
表紙.jpg 扉.jpg
 目次(案)、読めると思います。『ベムAGAIN』に3編増補、「編者あとがき」カットです。
「ベムAGAIN」では掲載を見合わせた青焼きコピーのイラストも収録予定。――って、作る気満々ですな(笑)。
 ちなみに、表紙絵は「ベム」第2号の表紙を流用しました。もちろん岡田さんが描かれたものです。(『ベムAGAIN』は「ベム」創刊号の表紙)
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ショートショート「超能力の家系」

 しょうもないネタを思いつきました。さっそく作品化。
「SFハガジン」用に取っておいてもいいんですが、いやしかし、これ使い古されているような気もするし、「SFハガジン」に掲載するとなると、だいぶ先になってしまいます。これは「いま」じゃないと。
 ということで、掲載しちゃいます。

           *            *

  超能力の家系

 おれは超能力者の家系に生まれた。父はサイコキネシス、祖母はテレパシー能力を持つ。姉も弟も小学生のころに超能力が発現した。姉はテレポート、弟は透視能力だ。
 おれひとり、高校生になってもまだ超能力に覚醒していない。
 このまま成人してしまったら、どうしよう。もしかしたら自分は本当の息子ではないのではないか。不安が募る。
 そんなある日。街を歩いていたら、見知らぬ男に話しかけられた。
「兄さん。悩んでいるようだね。いい覚醒剤があるよ。これを使えば、どんな悩みもばっちり解決さ」
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映画『シャークネード エクストリーム・ミッション』


 映画『シャークネード エクストリーム・ミッション』を観ました。『シャークネード』『シャークネード カテゴリー2』に続き、竜巻に巻き込まれたサメが空から降ってきて人を襲う映画の第3弾です。
 こういう馬鹿馬鹿しい映画は好きなのですが、今度のサメは宇宙空間でも生きているし、そのサメの腹のなかで出産しちゃう女性もいる(しかも母子ともに生還)し……。ちょっとやりすぎでは?(笑)
 なんて言いながらも、第4弾が作られたら、また観ちゃうんだろうなあ。
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オンデマンド実験3

 4冊目の試作品ができあがってきました。過去の3冊であれこれ試して、この4冊目で完成……であってほしいのですけれど、もう少し見直さないと、最終判断は下せません。
 今回、同時に背文字実験も行ないました。題材として使ったのは『SF雑誌99の謎』ではなく『ベムAGAIN』です(ページ数が多いので)。背文字はずれず、うまい具合に印刷されていたのですが、表紙の絵が右に寄ってしまい、う~~~む。
『ベムAGAIN』は実はまだ在庫が数十冊あり、ほんとは新たに作りたくはないのです。けれども、通販などはしてないので、もしかすると機会がなくて入手できず、残念がっている人もいるかもしれない。もし『SF雑誌99の謎』のオンデマンド販売が好調なら、これもオンデマンド販売しようかなと思ったからなのですが、発注してから気が変わりました。――どうせなら増補版を作ろう。名づけて、『ベムAGAIN+』。←安直ですな(笑)。
 さらにもう1冊、オンデマンド版を作ってもいいなと思っている本がありますが、これは伏せておきましょう。何はともあれ、『SF雑誌99の謎』次第ですね。さてさて、どうなりますか。
SF雑誌99の謎.jpg ベムAGAIN.jpg
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『星新一時代小説集』

 遅ればせながら、『星新一時代小説集』全3巻(ポプラ文庫/09)を買いました。これで星新一の著作は、私家版『花とひみつ』、大活字本を除いて、すべて揃ったのではないかと思います。
星新一時代小説集 天の巻.jpg 星新一時代小説集 地の巻.jpg 星新一時代小説集 人の巻.jpg
 大活字本まで揃えようとは思っていないので、残るは私家版『花とひみつ』だけとしておきますが、これは超入手困難。復刻版(→この記事)で我慢するべきかなあ。
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『筒井康隆コレクションⅣ おれの血は他人の血』

 日下三蔵・編『筒井康隆コレクションⅣ おれの血は他人の血』出版芸術社(16)を編者より送っていただきました。ありがとうございます。
 今回、中心となっているのは『おれの血は他人の血』『男たちのかいた絵』です。どちらも懐かしいですね。
筒井康隆コレクションⅣ.jpg『男たちのかいた絵』については、昨年8月にちらと触れたことがありました(→この記事)。『写真小説 男たちのかいた絵』の著者・花田秀次郎がまさか筒井康隆本人であったとは……。本当に驚きました。もちろん本書には、そのこともきっちりと書かれています。日下さんも驚かれた由(笑)。
 ほかに、単行本や文庫に未収録の作品が5編。私が読んだことのない作品も2編あり、こういうのは格別に嬉しいですね。第1巻から連載されていた「NULL」からの抜粋再録は今回が最終回。これとは別に「DAICON」のパンフレットが完全再録されています。いやあ、マニアックですなあ(笑)。
「筒井康隆コレクション」も残すところ3冊。どんな隠し球が用意されているのか、楽しみです。
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小松左京作 幻の人形アニメ

 今朝の「中日新聞」です(画像クリックで拡大表示)。
中日新聞.jpg
 うわあ。面白そうだなあ。5分間の帯番組ですか。人形アニメでなくてもいいから、第1話だけでも作ってくれないかなあ。
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