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映画『サマー・インフェルノ』


 映画『サマー・インフェルノ』を観ました。アメリカとスペインの合作、2015年の映画です。
 あるものに感染すると急激に凶暴化し、人を襲いますが、それは一過性のもので、しばらく経つと影響が消えます。具合の悪いことに、凶暴化している間の記憶はないんですよね。人を殺したことすら覚えていない。
 凶暴化した人間に襲われていたほうが、今度は凶暴化し、影響が消えた人を襲います。次は誰が凶暴化するのか。いったい原因は何?
 はらはらどきどきと物語は進み、最後に待っているのは救われない結末……。
 そんなに期待せずに観始めたのですが、これ、意外な掘り出し物でした。面白かった。
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古書山たかしさんとデート

 古書山たかしさんと会って、歓談。先ほど帰宅しました。拙ブログをお読みの方ならご存じと思いますが、『怪書探訪』東洋経済新報社(16)の著者です。
 お会いするのは初めてなんですが、とにかく『怪書探訪』は面白かったし、涙香大好きという話だし、ほんと、楽しみにしていました。軽くビールなんぞを飲みながら2時間ほど、涙香話、古本話……。期待していたよりも楽しかったです。これからもよろしく、と握手をして別れたのでした。
バカの壁の壁.jpg
 古書山さんと会う前には、古本屋をふらふらしていました。
 まずは初めての古本屋。収穫なし。続いて7~8年ぶりの古本屋。1冊購入。さらに初めての古本屋。収穫なし。ここ、『バカの壁』の壁で有名です。(上の写真)
 その次には30数年ぶりの古本屋。収穫なし。ちょくちょく覗いている古本屋を2軒。うち1軒で1冊購入。古書即売会。収穫なし。古書山さんと遊んだあと、ふたりで腹ごなしに1軒。1冊購入。
◎さいとう・たかを『ハイエナ野郎』黒崎出版・VEST COMICS(68)
◎『結婚十五の愉しみ』白水社(50)
◎桂千穂「エンタ・ムービー 本当に驚いたSF映画1945⇒2014」メディアックス(15)
ハイエナ野郎.jpg 結婚十五の愉しみ.jpg エンタ・ムービー.jpg
 大した本はなかったけれど、買う本があって、よかったです。
 昨日と今日、かなりハードでした、明日はゆっくりと休息します。
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『ショートショートの花束9』ほか

 所用で朝から外出。といっても用事があるのは午後に2時間ほどだけです。午前中は本日スタートの古書即売会からブックオフ、用事を終えて、新刊書店に寄って帰宅しました。
 古本の収穫はありませんでしたが、新刊を3冊購入。
◎阿刀田高編『ショートショートの花束9』講談社文庫(17)
 当たり前のように買います。
◎中村融編『夜の夢見の川 12の奇妙な物語』創元推理文庫(17)
 これまた、当たり前のように買います。
◎長谷部千彩『私が好きなあなたの匂い』河出書房新社(17)
 店長が私のために取り置きしておいてくれました。全然知らない作家ですが、全36編収録。ともあれ短い。買ってみることにしました。
ショートショートの花束9.jpg 夜の夢見の川.jpg 私が好きなあなたの匂い.jpg
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『人工知能の見る夢は』

人工知能の見る夢は.jpg 今週は家に閉じこもり、七面倒臭い作業に没頭しています。本は買わず読まず、映画も観ず……。となれば、ブログに書くことなんてありません。
 本日は久しぶりにブログに書くネタ出来。
 人工知能学会編『人工知能の見る夢は AIショートショート集』文春文庫(17)が届きました。人工知能をテーマにしたショートショート・アンソロジーで、全27編収録です。テーマ別に8つのパートに分かれていて、各パートに研究者による詳細な解説付き。いまは気忙しくて、じっくりと本を読む(精神的な)余裕がないのですが、落ち着いたら読んで勉強させていただきたいと思います。
 発売は来月10日くらいと聞いています。書店に行かれましたら、手に取っていただきますよう。あ、拙作も収録されております。
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『筒井康隆コレクションⅥ 美藝公』

筒井康隆コレクションⅥ.jpg 日下三蔵編『筒井康隆コレクションⅥ 美藝公』出版芸術社(17)を編者より送っていただきました。ありがとうございます。
『美藝公』『歌と饒舌の戦記』に加え、単行本(あるいは文庫本)未収録の作品がどっさり。特にエッセイの多くは読んだことがないと思います。
 う~~む、読むのが楽しみ~~。
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「SFハガジン」購読会費の値上げ

 郵便受けに、こんな紙片がありました(画像クリックで拡大表示)。
お知らせ01.jpgお知らせ02.jpg
 ああ、そうでしたそうでした。――と、うちにある52円切手を確認しましたところ、「SFハガジン」を3回発行できる枚数がありました。隔週で発行するとなると、5月末までに出すのは2号となります。もちろん、10円切手を足せば6月になっても使えるわけですが、切手2枚を貼るのは面倒臭い(笑)。いまある52円切手は5月末までに使い切ります!
 ということで、会員の皆さまにお願い。会費(号数分の切手)を送っていただく際、今後は62円切手のシートでお願いします。
 しかし、ハガキが62円で封書が82円ですか。なんだかバランスが悪い料金改定みたいな気がする。
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水泡

 今週は、とある作業に没頭していました。ブログの更新が滞っているのは、そのためです。
 ものすごく頑張って頑張って、順調に進んでいたのですが、昨夜、ある事実が発覚。これまでの作業がすべて水泡に帰すことになってしまいました。完全に私のミスなので、怒りをぶつける先もなく、ただただ落ち込むのみ。どよ~~~んとした朝を迎えています。
 気持ちが回復したら、また一からスタートしますけれど、数日は手をつける気にならないだろうなあ。まあ、全体の3分の1から4分の1が終わった段階で発覚したのを幸いと考えることにしましょう。完了してから発覚したとしたら、たぶん1ヶ月は立ち直れない。

 ちなみに、今週読んだ本は以下の4冊だけ。映画は1本も観ていません。
ドロロンえん魔くん.jpg
魔王ダンテ.jpg
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『アリスのための物語』

「SFハガジン」投函に外出。ハガキの買い置きが少なくなってきたので、ちょっと足を延ばしてダイソーへ行き、店内うろうろ。もうちょっと足を延ばして、ブックオフを散歩。
◎La Mort Rouge『アリスのための物語』蒼生文庫(10)
 厚さに驚き、手に取ってみました(600ページ弱。厚さ約3センチ)。定価もISBNコードもなく、どうやら私家版のようです。よくわかりませんが、ハヤカワ文庫っぽい装丁にも惹かれ(笑)、買ってみることにしました。
アリスのための物語.jpg 背.jpg
 まるで夏みたいな陽気でした。帰宅してシャワー浴びて、アイスコーヒー飲んでいます。
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「SFハガジン」第60号と『ひゃくぶんのひゃく』

 昨日と一昨日、家に閉じこもって根を詰めた作業をしていました。鬱屈、たまりまくり。今日は天気もよく、出かけたい気分なのですが、目的がなく……。
 そうだ! ハガジン作って、投函に行こう(笑)。
 というわけで、かなり早いんですけれど、「SFハガジン」第60号を発行しました。今回は斎藤肇さん。「症例」シリーズの第3弾にして、これにて完結とのことです。今回のテーマは来週から始まる某テレビドラマと関連があり、もちろん偶然なのですけれど、楽しいです。便乗して、私もザコを一編、宛名面に掲載してしまいました(笑)。
 今日中に投函します。

 印刷作業をしているとき、その斎藤さんの私家版ショートショート集『ひゃくぶんのひゃく』が届きました。この本はテスト版はいただいていて(→この記事)、読む分には不要なんですが、ショートショート・コレクターとしては製品版も手元に置いておかなければ、と思い、オンデマンド注文(→ここです)したのでした。
 下の書影は、左が製品版、右がテスト版です。
ひゃくぶんのひゃく.jpg ひゃくぶんのひゃく(テスト版).jpg
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ショートショート募集開始

 Web光文社文庫にてショートショートの募集が始まりました。詳細はこちら
 がんがん、どしどし、ご応募を。
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『幸せな裏方』

 ぽかぽか陽気に誘われて外出。新刊書店を覗いてきました。なんと、今月初めての新刊書店です。
◎藤井青銅『幸せな裏方』新潮社(17)
幸せな裏方.jpg 帯には「数多の著名人・無名人と仕事を重ねた現役ベテラン放送作家が綴る、思わずニヤリのエッセイ集です。」とあります。著者は星新一ショートショート・コンテスト(第1回)の入選者で、当然のことながら星新一とのエピソードも開陳されています。
「載せられたくない」――いかにも星さんらしいエピソードですね。
「雪の日の迷子」――これは横田順彌さんとのエピソードですが、星さんも出てきます。これまた、いかにも星さんらしい。
 こういう裏話は楽しいです。
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『竹取物語 かぐや姫のおはなし』

 星マリナさんより星新一訳『竹取物語 かぐや姫のおはなし』角川つばさ文庫(17)をお送りいただきました。ありがとうございます。
>この作品は、角川文庫『竹取物語』(1987年8月刊)をもとに漢字にふりがなをふり、読みやすくしたものです。
 とのこと。大人向けの文庫本は小学生には手を出しにくいところがありますが、これなら気楽に手に取れますね。『竹取物語』を星新一訳で読めるなんて、いまの小学生が羨ましい。角川文庫版が出たとき、すでに私は30歳でしたから。
 なお、角川文庫『竹取物語』は市川崑監督の映画『竹取物語』に合わせて刊行されました。ですから、表紙は映画スチールになっています。
竹取物語(つばさ文庫).jpg 竹取物語(角川文庫).jpg 竹取物語(映画).jpg
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『小辞譚』

小辞譚.jpg ある方から「お礼に」と『小辞譚 辞書をめぐる10の掌編小説』猿江商會(17)をいただきました。
 この本が発行されることは知っていました。内容はわからなくてもタイトルだけで買う気満々。次回、新刊書店に行く際にはチェックし、おそらく買うだろうと思っていました。
 お礼を期待しているわけではないけれど、お礼をいただくと――しかもこういうお礼だと格別に嬉しいですね。ありがとうございます!

 新刊といえば、藤井青銅『幸せな裏方』新潮社(17)がもう出ているはず。買いに行かなきゃ。
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モーリス・ルヴェルの14編

 起床し、昨日の収穫を眺めていて、『マシャール集』博文館・世界探偵小説全集(30)が気になりました。
 ルヴェル作品が14編。ん? 14編? しかもこのセレクトは、もしかして……?
 さっそく確認しました。ピンポーン!
「別冊宝石32 世界探偵小説全集5 フランス傑作篇」(53)、『八十日間世界一周』東京創元社・世界大ロマン全集(57)に収録されているルヴェル作品14編と同一(掲載順も)なのでした。
 探偵小説のファンの間では知られていることかもしれませんが、私は知りませんでした。こういう発見は嬉しいですね。にこにこ。
マシャール集.jpg 別冊宝石32.jpg 八十日間世界一周.jpg
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古本をいっぱい買う。

◎『ビーストン集』博文館・世界探偵小説全集(29)
 所有している本ですが、あまりの安さに思わず購入。こういうことをしてはいかんのだなあと反省しましたけれど、あとで確認したら帯が挟んであって――おお、買ってよかった!(嬉)
◎『マシャール集』博文館・世界探偵小説全集(30)
「ルヴェル集」として、ルヴェル作品14編も収録。探していました(嬉)。
◎泡坂妻夫『魔術館の一夜』現代教養文庫(87)
 社会思想社版(83)の文庫化。これも探していました。
ビーストン集.jpg マシャール集.jpg 魔術館の一夜.jpg
◎阿部知二『幻影』三島書房(46)
 全10編なれど、短い作品もいくつか。
◎『ものしり試合 日置昌一対談集』現代思潮社(53)
 矢野目源一とか林髞とか大下宇陀児とか、対談相手が楽しそう。
◎『正木不如丘集 ゆがめた顔』現代ユウモア全集刊行會・現代ユウモア全集(29)
 現代ユウモア全集は手ごろな価格で売っていると買います。これで何冊目かな? あとで確認しておきましょう。
幻影.jpg ものしり試合.jpg ゆがめた顔.jpg
◎パット・フランク『ミスター・アダム』早川書房(52)
 持っているはずの本なんですが――う~~む、ソフトカバーか。うちの本、ハードカバーだったよなあ。それに表紙も違うような気がする。
 特に必要な本ではありませんけれど、気になって気になって(笑)、買っちゃいました。
 帰宅して確認。私の記憶違いではありませんでした。ハードカバー版(下の画像、右側)は1951年の発行です。(帯はコピー)
ミスター・アダム(ソフトカバー).jpg ミスター・アダム(ハードカバー).jpg
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『世にも不思議な怪奇ドラマの世界』

 山本弘さんより、山本弘著・尾之上浩司監修『世にも不思議な怪奇ドラマの世界 『ミステリー・ゾーン』『世にも不思議な物語』研究読本』洋泉社(17)を送っていただきました。ありがとうございます。
世にも不思議な怪奇ドラマの世界.jpg 以前、山本さんの出された同人誌『『ミステリー・ゾーン』徹底解説』心はいつも15才(16)を読み、超興奮。『世にも不思議な物語』の解説本も出されていると知りましたが、すでに在庫切れらしく……。
 この2冊を合本、大幅に加筆した本が出ると聞き、歓喜雀躍。発売予定日を知ってからは、まさに指折り数えて、の心境でした。
 超労作にして、超感涙の1冊です。この分厚さ(365ページ)でこの値段(1800円税別)というのは大盤振る舞いですね。一家に一冊、『世にも不思議な怪奇ドラマの世界』!
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「SFハガジン」第59号

「SFハガジン」第59号を発行しました。
 今回は海野久実(和田宜久)さんです。本誌初登場!
 また新たな有力な書き手の参加を得て、とても嬉しいです。
 明日にでも発送します。お楽しみに。
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映画『ギガンテス』


 映画『ギガンテス』を観ました。2006年のアメリカ映画。製作総指揮ロジャー・コーマンです。
 ジャケットに――
ギガンテス.jpg>「エイリアン」より最悪。「プレデター」より残虐。
 とあり、それに惹かれました。「より最悪」? というツッコミはさておき(笑)。
 この手の映画の場合、期待すると失望するに決まっているので、満足のハードルを低く低~く設定。
 いやしかし、これが意外な掘り出し物でした。『プレデター』の要素は感じませんでしたが、『エイリアン』(第1作ではなく、シリーズ全体)を想起させる雰囲気はちらほら。
 期待していなかっただけに、よけいに楽しめました。面白かったです。さすがロジャー・コーマン!
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40年前……。

 昨日の記事のコメント欄にちらと書いたのですが、いまから40年前――1977年の6月に、こんなショートショート・アンソロジーが発行されました。

 豊田有恒編『日本SFショート&ショート選 ユーモア編』文化出版局・FICTION NOW
日本SFショート&ショート選.jpg
 いま見ても、くらくらと目眩がしそうな名前が並んでいますが、この本にはなんと拙作も収録されているのですよね(アマチュアの作品は2編収録で、そのうち1編が拙作)。当時、私は19歳。ただのSFファンでした。
 嬉しいのはもちろん嬉しい。しかし同時に、なんと言うか、どう表現すればいいのかわからない気持ちに陥っていました。雲の上にいるような、ふわふわと足が地に着かない気持ち。
 それから2年後、私は作家デビューを果たします。デビューにいたるまで、さまざまなことがありましたけれど、このアンソロジーの存在が私の力になってくれていたことは確かです。
 今回の『ショートショートの宝箱 短くて不思議な30の物語』もそのような存在になるかもしれません。いや、なってほしいと願っています。
 そして40年後、「あれのお陰で頑張れた」と回想する人が……。まあ、そのころには私はこの世にいないでしょうが(笑)。

【追記】
 アマゾンをチェックしたら、最安値25円から出品されていました。で、26円、27円……。安っ(笑)。
 前にも書きましたが、ほんと、素晴らしいショートショート・アンソロジーだと思います。読んでない方がおられましたら、ぜひ、ぜひ!
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『ショートショートの宝箱』

ショートショートの宝箱.jpg 光文社文庫編集部編『ショートショートの宝箱 短くて不思議な30の物語』光文社文庫(17)が届きました。全30編収録のショートショート・アンソロジーで、拙作も収録されています。
 編集部による「まえがき」には――
>執筆陣は、たいへんなベテラン作家からほぼアマチュアの方までさまざま
 と書かれています。「ほぼアマチュアの方」のなかにも私と顔見知りの方が多いんですよね。そういった方々と同じ本に名前を連ねることができるなんて……いやもう、実に嬉しい。
 4月11日ごろに店頭に並ぶと聞いています。どうぞよろしゅうに。
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