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ラジオ番組「音の本棚」

 昨夜、NHK-FM「青春アドベンチャー」の『僕たちの宇宙船(全10回)』が最終回を迎えました。さっそく不要部分(番組の前後)のカット作業。
 聴くのを楽しみにしていた作品ですが、実際に聴くのは少し先になりそうです。と言いますのも……。
「音の本棚」というラジオ番組をご存じでしょうか。ウィキペディアによりますと、「1976年4月1日から1979年6月29日まで毎週月曜日 - 金曜日にFM東京系列で放送されていたラジオ番組。小説などの文学作品を中心にラジオドラマ化し全847回放送された」とのこと。いまから約40年前ですね。
 私は何度か聴いたことがあるような、ないような……記憶は曖昧なのですが、熱心なファンも多かったと聞きます。ネット検索してみますと、こんなサイトも。いやまあ、惚れぼれするラインナップです。
 ちょっと前、ラジオドラマファンの知人から、その「音の本棚」の音源をたくさんいただきました。ほとんどが短編で、原作は星新一、筒井康隆、小松左京、都筑道夫、手塚治虫、ビアス、ブッツァーティ、マシスン、ディック、O・ヘンリーなどなど。連作や長編もあって、田中光二『異星の人』、河野典生『街の博物誌』、山野浩一『X電車で行こう』、西村寿行『滅びの笛』……。うっひゃあ。まさに狂喜乱舞です。(くださった方には特大の感謝を)
 私がラジオドラマを聴くのは基本的に外出時で、それも公共交通機関に乗っている間だけなので、なかなか消化できないのですが、それでも特に気になるもの(上に挙げた作家や作品)はほとんど聴き終えました。良質な作品が多く、根強いファンがいるのもわかります。
 ラジオドラマ、ほんとに面白い! どうしてちゃんと聴かずに過ごしてきたのでしょう。山ほど後悔していますが、いまからでも遅くない。思い切り楽しもうと思っています。
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『黒死館殺人事件』

 小栗虫太郎『黒死館殺人事件』が話題になっているようです。
 この小説、読んだことないくせに何種類も本を持っています。
 書影を掲載したのは高志書房版(47)、ハヤカワ・ミステリ版(56)です。ほかに桃源社版(→この記事)、教養文庫版(→この記事)。
黒死館殺人事件.jpg 黒死館殺人事件(ポケミス).jpg
 若いころに何度かチャレンジしたのですけれど、そのたびに挫折しちゃいました。今さら読まないでしょうねえ。→関連記事
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映画『ダンウィッチの怪』



ダンウィッチの怪.jpg 映画『ダンウィッチの怪』を観ました。1970年のアメリカ映画。原作は言わずと知れたH・P・ラヴクラフトです。製作総指揮はロジャー・コーマン!
 なんだろうな、ロジャー・コーマンという名前を見ると、過大な期待は禁物と思いつつも、なぜか心躍るものを感じてしまいます。
 意外に、と言っては失礼ですが、派手さはないもののきっちりと雰囲気をたたえた作品になっていて、さらに言えば音楽もいい感じ。期待以上に楽しませてもらいました。
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『イタリア怪奇・幻想集』

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 これは楽しみ!
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『どろんこエース』

 マンガショップ『スーパージェッター〔完全版〕』を読んだ勢いで、同叢書の積ん読本(たくさんある)のなかから一峰大二『どろんこエース(全2巻)』マンガショップ(06)を手に取り、一気読みしました。
 同作者『黒い秘密兵器』の年少版ですね。梶原一騎『巨人の星』と『侍ジャイアンツ』のような関係でしょうか。『黒い秘密兵器』の主人公は忍者の子孫だったよな~、など懐かしく思い出しています。
どろんこエース・上.jpg どろんこエース・下.jpg
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『スーパージェッター〔完全版〕』

 アニメ『スーパージェッター』を観終わり、引き続いて久松文雄のマンガ『スーパージェッター〔完全版〕(全3巻)』マンガショップ(07)。扶桑社文庫版(全2巻/1996年)は何度も読んでいますが、さすが完全版、知らないエピソードがどっさりです。
 今回、読んだ覚えのない(つまり、扶桑社文庫には収録されていない)エピソードだけを選んで読みました。いずれも短く、あっという間に読めてしまいます。アニメ版にあるエピソード、ないエピソード、いろいろあり、楽しめました。
『スーパージェッター』、いいなあ。好きだなあ。
スーパージェッター・上.jpg スーパージェッター・中.jpg スーパージェッター・下.jpg
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映画『人間人形の逆襲』



人間人形の逆襲.jpg 映画『人間人形の逆襲』を観ました。1958年のアメリカ映画です。
 人間を人形並みに小さくし、それを愛玩することでしか孤独を紛らわせる方法を知らない淋しがり屋のマッドサイエンティストの話です。縮小した人間をふだんは仮死状態にし、ケースに入れて保存。必要なときにだけ目覚めさせます。
 ちょくちょく書いていますように、私は人間が大きくなる話も小さくなる話も大好き。こういった映画、同工異曲といえばその通りなのですが、なんだか楽しいのですよね。これも面白かったです。
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『筒井康隆入門』

 実は昨日、行きつけの書店に行った帰り、別の書店にも寄りました。もちろん目的は『筒井康隆入門』です。新書の新刊が置いてある平台を眺めるも見当たらず。書棚の「星海社新書」の仕切りプレート(正式名称は知りませんが、わかりますよね?)が挿してあるあたりを見ても見当たらず。
 店員に尋ねると、「うちには星海社新書は入荷しません」とのこと。え? とプレートのあたりを再確認すると、あるのはプレートだけで星海社新書は1冊もないのでした。なんでやねん(笑)。
筒井康隆入門.jpg 今朝、ちょっと出たついでに近所の書店を覗きました。『筒井康隆入門』どころか星海社新書自体が見当たらず。店員に尋ねたら、やはり取り扱いなしでした。
 いつもなら「行きつけの書店に入荷するまで待とう」となるのですが、『筒井康隆入門』は早く読みたい。読みたい読みたい読みたいよ~。
 ということで、いったん帰宅後、再外出。うちの近所では最大の書店に行ってきました。ここになければネット書店に注文しようと思っていましたが、ふう、ありましたありました。
◎佐々木敦『筒井康隆入門』星海社新書(17)
 ついでに店内散策。
◎小学館ウイークリーブック「週刊 ニッポンの国宝100」Vol.1(17)
 別に国宝に興味はないのですが、特別付録(鳥獣人物戯画柄トラベルケース)に惹かれ、買っちゃいました。使い途は……う~~~む(笑)。
ニッポンの国宝100.jpg トラベルケース.jpg
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会話サンプル

 名詞などに「る」を付けて動詞化、同じく「い」を付けて形容詞化、言葉を異常に短縮。
 日々、想像もしていなかった言葉を目にします。

「信号が赤ったら止まる。青ったら進む」
「黄ってるときは?」
「びみょいけど、止まったのがいい」
「そマ?」
「マ」
「り」

 ちょっと思いついたので、メモしてみました。
 考えてみると、「メモする」というのも以前は「メモを取る」だったんでしょうね。で、いまは「メモる」かな。
 これくらいは私にも許容できますが、「びみょい」「そマ?」「り」となると、受け入れがたいなあ。
「日本語の乱れ」と言われるようになって久しいですが、昨今のあれこれは「乱れ」ではなく「破壊」ではないかと思います。言葉は生き物で、時代とともに変わると言われれば、確かにその通りなんですけどね。
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『ウインドアイ』ほか

 佐々木敦『筒井康隆入門』星海社新書(17)を買おうかと行きつけの書店(ちくさ正文館書店本店)に行ったのですが、残念ながら未入荷。あっちゃー。1冊だけ購入しました。
◎ブライアン・エヴンソン『ウインドアイ』新潮クレスト・ブックス(16)
 全25編。以前から気になっていて、いずれ買おうと思っていました。
ウインドアイ.jpg
 続いて、『日本ショートショート出版史』チェック。
日本ショートショート出版史.jpg
 どっさりと積まれております。
 さらに、盛林堂ミステリアス文庫チェック。
盛林堂ミステリアス文庫.jpg
 新刊『怪人ジキル』が入荷しているのを確認しました。お近くの方、どうぞお越しくださいませ。
 そのへんふらふらしながら帰宅。
◎業田良家『機械仕掛けの愛③』小学館ビッグコミックス(15)
◎業田良家『機械仕掛けの愛④』小学館ビッグコミックス(16)
 どこかで見かけたら買おうと思っていました。→この記事参照
機械仕掛けの愛③.jpg 機械仕掛けの愛④.jpg
 郵便局で82円切手を買ってきました。誰かが書いた/誰も書かなかった 筒井康隆入門』郵送用です。次回に出かける際、ポスト投函いたします。
 あ、切手の絵柄はスーパーマリオです。使うのがもったいないような(笑)。
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『怪人ジキル』

 盛林堂書房さまより波野次郎『怪人ジキル』盛林堂ミステリアス文庫(17)をお送りいただきました。ありがとうございます。
怪人ジキル.jpg 古書山たかし『怪書探訪』東洋経済新報社(16)で紹介されているのを読み、なんじゃこれ?(笑)と気になっていた本の復刻版です。サイズこそ文庫判になっていますが、元の仙花紙本の雰囲気を再現。いやこれが実に素晴らしいんですよね。私も仙花紙本は好きですから、嬉しい嬉しい。
 まずは巻末の古書山たかし「これぞ怪書惑溺の極み」を読んで、その熱い文章に魅了。続いて小野純一「あとがきにかえて」を読みましたら――な、なんだと? カミの作品集を準備中だと!? なんとも言えず魅惑的&感動的。すごいぞ、盛林堂書房!
 通販ご希望の方は書肆盛林堂まで。1000円。内容に比して格安です。

【追記】
 おっと。重要なことを書き忘れていました。『怪人ジキル』はカミ「処女華受難」の翻案なのです。「なんじゃこれ(笑)」となったのもおわかりただけるかと。
「処女華受難」といえば、こんな珍品も。掲載誌「うごく顔」は北原尚彦さんにお譲りしました。今度の作品集には水谷準訳「処女華受難」を収録予定とのことですが、こちら(ダイジェストですから短い)も収録しちゃうというのはいかがでしょう。
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『誰かが書いた/誰も書かなかった 筒井康隆入門』

 佐々木敦『筒井康隆入門』星海社新書(17)という本が出たとか。これは嬉しい&楽しみですねえ。新刊書店に行ったら買おうと思いますが、それはともかく。
 筒井康隆入門? わがネオ・ベムでもそんな本を出したぞ。しかも2冊も。
誰も書かなかった筒井康隆入門』
誰かが書いた筒井康隆入門』
 あ、そうだ。『筒井康隆入門』刊行を祝して、この2冊を合本・文庫化しちゃおう。
誰かが書いた/誰も書かなかった筒井康隆入門.jpg ということで、ちゃかちゃかと版下作り。印刷、製本しました。
 とりあえず10部発行。再刊本(ネオ・ベム関係者には元版を進呈済み)でもありますし、SF図書館(石原藤夫さん)以外には特に進呈予定はなし。
 欲しいよ~~~~という方はご連絡くださいませ。2冊は保存用。1冊はSF図書館へ。お頒けできるのは7冊です。(ハガジン会員の希望者には、次号に同梱します)

 久しぶりに「SFハガジン」以外のファンジンを手作りしました。やっぱり手作りは楽しいですね。

【追記】
 元版にご寄稿いただいた尾川健くん、表紙画をご提供くださったYOUCHANさんにはお送りしますね。尾川くんにはハガジンの次号と一緒に、YOUCHANさんには適当に。
 残部は5冊です。
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新番組『アシガール』

 新聞朝刊を読んでいたら、新番組の紹介が目に飛びこんできました。
『アシガール』――女子高校生が戦国時代にタイムスリップする話のようです。
 え? それ、私の大好物では?
 さっそくネット検索し、番組公式サイトを読みます。
 面白そう。これは観なければ!
 NHK総合にて本日午後6時5分スタート。全12回。
 録画予約しました。新作ドラマを録画予約するなんて久しぶりだなあ。
 楽しみです。
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「SFハガジン」第78号

「SFハガジン」第78号を発行しました。今回はザコレクション――深田亨さんの作品です。
 ひとつ、お詫び。印刷設定をミスし、ふだんよりもいささか印刷が薄くなってしまいました。申しわけありません。
 次回外出(未定)の際に投函します。しばしお待ちくださいませ。
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『侍ジャイアンツ』

 作・梶原一騎、画・井上コオ『侍ジャイアンツ(全12巻)』サンケイ出版・梶原一騎傑作全集(86~87)を読みました。ウィキペディアによりますと、「週刊少年ジャンプ」1971年8月3日号より1974年10月14日号まで連載とのこと。このマンガを読むのは初めてなんですが、連載時期を見ると納得ですね。このころの私はSF一辺倒、マンガ雑誌はほとんど読んでいませんでしたから。
 いやしかし、もろに『巨人の星』でありますな。二番煎じと言ってもいいくらい。まあ、原作者は同じだし、面白かったから、それでもいいんですが。ただ、結末はどうかな。ほかの終わらせ方はなかったのかなと思いました。
侍ジャイアンツ1.jpg 侍ジャイアンツ.jpg
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『二壜の調味料』

 所用で外出。
◎ロード・ダンセイニ『二壜の調味料』ハヤカワ・ミステリ文庫(16)
 もちろん初刊本(ハヤカワ・ミステリ/2009年)は所有しています(買った日のことはこの記事に)。
 私はショートショートの資料は初刊本だけではなく、再刊、再々刊、新装版、限定版、特装版など、できる限りすべてのバージョンを手元に置いておこうというスタンスで本を買ってきました(いまも継続中)。しばらく前からこのスタンスを維持することに疲れを感じています。何しろ、全く読む気のない本を買っているわけですから。ずっと続けるわけにはいかないし、いずれは方向転換しなければなりません。いまはその過渡期といったところであろうと思います。
 再来年には『続・日本ショートショート出版史』(1998年~2018年を対象)を完成させたいと思っています。これを区切りにしたいのですが、さてさて、どうなるでしょうか。
二壜の調味料(文庫).jpg 二壜の調味料.jpg
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映画『ダークブリード』


 映画『ダークブリード』を観ました。1995年のアメリカ作品です。
 ジャケットの表紙に「人類SOS!!」だの「奴らは寄生する」だの、いかにも私好みのフレーズが並んでいます。期待を込めて観始めたところ、『20億の針』というか『ヒドゥン』というか、その系統の話でした。ちょっぴり『エイリアン』も混じっています。いやあ、こんなの好きですねえ。
 楽しめました。
ダークブリード.jpg
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『おじいさんに聞いた話』ほか

 行きつけの書店――ちくさ正文館書店本店に行ってきました。先月16日以来、1ヶ月ぶりです。
◎レイ・ヴクサヴィッチ『月の部屋で会いましょう』創元SF文庫(17)
 初刊本(創元海外SF叢書/2014年)に1編増補して、全34編。これは買うしかありません。
◎トーン・テレヘン『おじいさんに聞いた話』新潮クレスト・ブックス(17)
 全39編。全然知らない作家・作品ですが、これまた買うしかありません。
月の部屋で会いましょう(文庫).jpg おじいさんに聞いた話.jpg
 その後、古本屋を回りましたが、1冊も買いたい本はありませんでした。残念。

【追記】
 委託してある『日本ショートショート出版史』は完売。追加納本することになりました。本日、製本を発注しましたので、1週間くらいで店に届くと思います。
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映画『ミディアン 死者の棲む街』


 映画『ミディアン 死者の棲む街』を観ました。1990年のアメリカ映画。原作はクライヴ・バーカー『死都伝説』です(監督、脚本も)。
ミディアン.jpg 原作は読んでいないので映画との差異はわからないのですが、いやこれ、すさまじいですね。映画の冒頭から異形の者が出てきちゃったりして、その後も出し惜しみなし。詰めこみすぎではないかと思うほど、息つく間もなくストーリーが展開されます。そしてなんと、殺人鬼役はデヴィッド・クローネンバーグ! クローネンバーグのファンとしてはたまりませんね。
 ふだん、ぽわ~~んと映画を観ることの多い私ですが、この映画はそういうわけにはいきません。ずっと画面に集中してないといけなくて、疲れる疲れる(笑)。
 でも、こういう疲れ方は心地よいですね。面白かった~。
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「ショートショートの扉」最終回

 偕成社ウェブマガジンの連載「ショートショートの扉」が最終回(第12回)を迎えました。最後は拙作「スマートフィンガー」です。
 実はこの企画、私の発案でスタートしました。無事に最終回を迎えられ、ほっとしています。ご寄稿いただいた江坂遊さん、草上仁さん、森下一仁さん、井上雅彦さん、新井素子さん、ありがとうございました。
 多くの子どもたちに読んでもらえると嬉しいですね。で、ショートショートが好きになってくれたら、最高です。
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映画『肉の蝋人形』


 映画『肉の蝋人形』を観ました。1997年のイタリア映画。
 ダリオ・アルジェント(←好き)製作&ルチオ・フルチ(←大好き)脚本という、ファンにはたまらない顔ぶれです。本来はフルチが監督を務めるはずでしたが、その前に急死。特殊効果担当のセルジオ・スティヴァレッティが監督を務めることになったそうです。映画冒頭には「ルチオ・フルチに捧げる」と……。
 原作はガストン・ルルー「蝋人形館」とのことですが、これはショートショートといってもいいくらいの短い短編。原作というより原案といったところでしょうか。『ガストン・ルルーの恐怖夜話』創元推理文庫(83)やアンソロジー『ふしぎな足音』青い鳥文庫Kシリーズ(96)に収録されています。
肉の蝋人形(1997).jpg ガストン・ルルーの恐怖夜話.jpg ふしぎな足音.jpg
 悪趣味で痛そうなシーンが盛りだくさん。それらを楽しんでいるうちに、あれよあれよと1時間半あまりが過ぎ去りました。最後、いきなりターミネーター(にしか見えない)が出てきて、啞然呆然(笑)。それも含めて楽しかったです。いやまあ、アルジェントとフルチが手を組んだ映画というだけで満足なんですけどね。
 あ、そうそう。『肉の蝋人形』といえば、同題で別の映画があります。1933年、1953年と2回も作られており、さらにはそのリメイク版『蝋人形の館』(2005年)も。いずれも面白かったですが、私の好みでは『蝋人形の館』がベストかな。(下のDVD『肉の蝋人形』には1933年版、1953年版が収録)
 蝋人形館を舞台にした映画、ほかに何か観たかなあ。記憶は霧のなかです。
肉の蝋人形(1933&1953).jpg 蝋人形の館.jpg
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『體管記』ほか

 北原尚彦さんに代理購入をお願いしてあった本が届きました。いつもありがとうございます。
◎絵・山下昇平、文・黒木あるじ、製本・夏目ふみ『體管記』いぬみみ舎(17)
 わすか数行の奇妙な話がてんこ盛り。
◎小松左京『宇宙人のしゅくだい』スミセイ児童文庫(奥付なし)
 非売品。中身は青い鳥文庫版そのまんま(イラストも)です。
◎田中すけきよ編『扶桑社ミステリーレッドデータブック』リテラテックス(17)
 扶桑社文庫・赤背のデータブック。書影がオールカラーで収録というのは嬉しいです。
體管記.jpg 宇宙人のしゅくだい(スミセイ児童文庫).jpg 扶桑社ミステリーレッドデータブック.jpg
◎ギイ・ド・モーパッサン『二人の友・頸かざり 他十編』新学社(奥付なし)
 新学社文庫の特装版。ハードカバー。この本のハードカバー版を買うのは、これで2種目となります(→この記事参照)。ソフトカバーの異装版も含めると5種目。もう勘弁してほしいです。
 表紙にはタイトルがないので、ぴらっと開いた画像も掲載します。
二人の友・頸かざり.jpg 二人の友・頸かざり(全面).jpg
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映画『ソサエティー』


 映画『ソサエティー』を観ました。1989年のアメリカ映画です。
 スクリーミング・マッド・ジョージ全開! どろどろ、でろでろ、ぬるぬる、ぐっちゃぐっちゃの世界を堪能しました。圧倒的なでろでろの前に、ストーリーなんてどうでもよくなっております(笑)。
ソサエティー.jpg
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映画『デッドリー・スポーン2』


 映画『デッドリー・スポーン2』(1990)を観ました。かの怪作『デッドリー・スポーン』の続編……ではなくて、ヒット映画にあやかって続編みたいな邦題をつけちゃうという、例のパターンです。
デッドリー・スポーン2.jpg いやあ、『デッドリー・スポーン』はすさまじかったですねえ。大好き(笑)。そんな映画と比べちゃうとアレですが、この続編もどきも決して悪くなかったです。ぬるぬる、ねちょねちょ。特撮シーンは『遊星からの物体X』や『エイリアン』を想起させ、気色悪くて心地よい。しゅるしゅる伸びる触手、よいですなあ。
『デッドリー・スポーン』の続編と思わなければ、充分に面白い映画ではないでしょうか。なんて言いつつ、ラストシーン、ちょっぴり『デッドリー・スポーン』ぽかったりするんですけど(笑)。
『デッドリー・スポーン3』という邦題の映画もあるようで、機会があれば観たいものです。
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映画『獣人島』


 映画『獣人島』を観ました。1932年制作(公開は1933年)のアメリカ映画です。
 2年ほど前、映画『ドクター・ゴードンの島』を観た際、以下のように書きました。
獣人島.jpg
 H・G・ウェルズの長編のなかで、もしかすると私は『モロー博士の島』が最も好きかもしれません。ちょっと調べてみると、映画化は以下の通り。
『獣人島』1933年
『ドクター・ゴードンの島』1972年
『ドクター・モローの島』1977年
『D.N.A. ―ドクター・モローの島―』1996年
『D.N.A.リローデッド ドクター・モローの館』2004年※続編

 このなかで、唯一『獣人島』だけ観たことがなかったわけですが、いやいや、これを観ずに過ごしてきたなんて……。
 ほんと、傑作! 1932年の作品ということも加味したら、大々傑作と言ってもいいでしょう。
 面白かった~。超満足するとともに、もっと早く観ればよかったと超後悔しております。
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映画『金曜日の寝室』

 映画『金曜日の寝室』を観ました。1978年の日活作品。いわゆる日活ロマンポルノの1編です。何やら、サキ「開いた窓」が流用されているという話を聞き、これは観なければ、と。
 途中まで、いったいどこが? と首を傾げるばかりでしたが、終盤で、あ、なるほど~となりました。
 このことを教えてくれたのは飯野文彦さんです。教えてもらわなければ、この映画を観ようとは思わなかったでしょう。飯野さん、ありがとね。
 え~。加山麗子とか野平ゆきとか、懐かしかったです。
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ミュージカル『壁抜け男 ~恋するモンマルトル~』

 劇団四季のミュージカル『壁抜け男 ~恋するモンマルトル~』を観ました。2000年1月14日、15日、福岡シティ劇場にて収録です。主演・石丸幹二。原作は、言わずと知れたマルセル・エイメの同名短編(というか、ショートショート)です。
 この作品(原作)が大好きな私としては、わくわくどきどきと観始めたのですが……。
 う~~~ん。どうなんでしょう。楽しく観られましたけれど、この短い話を2時間近いミュージカルにするのはいささか無理があったかも……と原作ファンの私は思ってしまいました。正直なところ、ミュージカルの魅力がよくわからないのですよ。申しわけない!
 ちなみに、私が観たのは2本組のVHSビデオです。1本は本編、もう1本は特典映像「壁抜け男 ~旅する石丸幹二~」です。以下の画像、右端は2000年6月の公演パンフレット。
壁抜け男 恋するモンマルトル.jpg 壁抜け男 旅する石丸幹二.jpg 壁抜け男パンフ2000・6.jpg
 このミュージカル公演に合わせて、『壁抜け男』角川文庫(00)が出版されました。また、早川書房〈異色作家短篇集〉の『壁抜け男』(2000年6月30日発行の改訂第4版)は帯が付け替えられました。右端の画像は2002年9月公演のパンフレット。角川文庫の表紙とそっくりです。
壁抜け男(角川文庫).jpg 壁抜け男(異色作家短篇集).jpg 壁抜け男パンフ2002・9.jpg
 データを書いておきます。このミュージカルの日本初公演は1999年11月14日、福岡シティ劇場だったとのこと。2000年1月16日が千秋楽。すなわち私が観たビデオは初公演の千秋楽間近の舞台ということになります。
                ※
 飯田洋輔主演『壁抜け男 ~モンマルトル恋物語~』(2012年、四季劇場(秋)にて収録)はまたいずれ。右の画像は2012年1月公演のパンフレットです。
壁抜け男 モンマルトル恋物語.jpg 壁抜け男パンフ2012・1.jpg
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映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』


 映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』を観ました。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編です。前作がめちゃ面白かっただけに、期待大。いやあ、その期待を裏切らない面白さでしたね。大満足です。
 第3弾が作られるに違いないという終わり方をしています。次作にも期待!
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アニメ『戦え!オスパー』

 某所でアニメ『戦え!オスパー』が話題になっていました。この番組には全く記憶がありません。ウィキペディアを見てみましたら、1965年12月14日から1967年10月30日の放送。8歳から10歳にかけてのころですね。

 主題歌を聴いても何も思い出せず、これはもう、観ていなかったとしか考えられません。アニメ『スーパージェッター』の記事でタイトルを挙げたアニメ群の放送時期ともろに重なり、すなわちそういったアニメを好んで観ていた時期なのに、なぜオスパーは観なかったんでしょ。
 まあ、幼い子どものことゆえ気がつかなかっただけでしょうけれど、オープニングを観ると、もろに私好みっぽく、観なかったことを思いきり後悔しております。

『スーパージェッター』は第18話まで。先は長いです。
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『夢十夜』の文庫本

 先日、『夢十夜』を2冊買いました(→この記事)。
『夢十夜』というタイトルの本を見かけると、思わず買ってしまいます。
 うちにある『夢十夜』、漱石著の文庫本だけでも、こんなふうになっています。

『夢十夜』春陽堂文庫(32)
『漱石小品集』岩波文庫(40)*「夢十夜」も収録。
『文鳥・夢十夜・永日小品』角川文庫(56)*所有しているのは角川文庫クラシック版。1998年5月30日発行の改版41版。
夢十夜(春陽堂文庫).jpg 漱石小品集(岩波文庫).jpg 文鳥・夢十夜・永日小品(角川文庫).jpg
『夢十夜・幻影の盾』旺文社文庫(69)*函入りもあり。
『文鳥・夢十夜』新潮文庫(76)
『文鳥・夢十夜 ほか五編』講談社文庫(77)
夢十夜・幻影の盾(旺文社文庫).jpg 夢十夜・幻影の盾(旺文社文庫/函).jpg 文鳥・夢十夜(新潮文庫).jpg 文鳥・夢十夜ほか五編(講談社文庫).jpg
『夢十夜 他二篇』岩波文庫(86)
『夢十夜・草枕』集英社文庫(92)
『夢十夜 朗読CD付』海王社文庫(15)
夢十夜 他二篇(岩波文庫).jpg 夢十夜・草枕(集英社文庫).jpg 夢十夜 朗読CD付(海王社文庫).jpg
 ほかにも「夢十夜」収録のアンソロジーもあると思いますが、このあたりになると自分でも把握できていません。あ、マンガ化もありますね(→この記事)。
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