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『侍ジャイアンツ』

 作・梶原一騎、画・井上コオ『侍ジャイアンツ(全12巻)』サンケイ出版・梶原一騎傑作全集(86~87)を読みました。ウィキペディアによりますと、「週刊少年ジャンプ」1971年8月3日号より1974年10月14日号まで連載とのこと。このマンガを読むのは初めてなんですが、連載時期を見ると納得ですね。このころの私はSF一辺倒、マンガ雑誌はほとんど読んでいませんでしたから。
 いやしかし、もろに『巨人の星』でありますな。二番煎じと言ってもいいくらい。まあ、原作者は同じだし、面白かったから、それでもいいんですが。ただ、結末はどうかな。ほかの終わらせ方はなかったのかなと思いました。
侍ジャイアンツ1.jpg 侍ジャイアンツ.jpg
コメント(4) 

コメント 4

t-kita

 アニメ版では日本シリーズでMVPに輝いて終わるという形でした。
 マンガ原作のラストは、子ども心にもあんまりやと思うてましたから。まあ、原作者は野球に興味のない人でしたから、ああいうラストになってしまうのでしょうね。
 野球愛に満ちた漫画家の手になる「男どアホウ甲子園」の主人公は現役引退後は甲子園球場のグラウンドキーパーをして自分と同じ名の球場とともに生きるという、幸せな余生を送っております。その差は大きいなあと、感じる次第です。
by t-kita (2017-09-22 00:13) 

高井 信

 喜多さん、ありがとうございます。アニメ版のラスト、納得です。
 梶原一騎さんは野球に興味がなかったのですか。知りませんでした。興味のない人と好きな人との間に乖離が生まれるのは仕方がないですね。
by 高井 信 (2017-09-22 06:23) 

橘 まるみ

「侍ジャイアンツ」も「あしたのジョー」も「タイガーマスク」もアレですけど、「あしたのジョー」を悪く言う人はいないのは、リドル・ストーリー風にしたからですかね。
 アニメーション版の「巨人の星」もアレの予定だったみたいですが、スポンサーから苦言が入り、今のかたちになったそうです。
「侍ジャイアンツ」の続編が、「いきなり最終回」に収められています。
 水島新司先生の藤村甲子園元投手は、その後、現役復帰して、最新シリーズでドカベンと戦ってます。
by 橘 まるみ (2017-09-27 08:54) 

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