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「私の八月十五日展」

戦争と平和の資料館 ピースあいち」にて企画展「私の八月十五日展 マンガ家・戦争体験者―あの日の記憶」が開催されています。(7月19日~8月31日。以下のチラシは画像クリックで拡大表示されます)
チラシ(表).jpg チラシ(裏).jpg
 本日はマンガ家・森田拳次さんの講演会が催されるとのこと。私はもろに『丸出だめ夫』や『ロボタン』の世代です。正確なことは覚えていませんが、マンガを読んだりアニメを観たりしていたのは小学校の3年か4年のころだったでしょうか。いやあ、面白かったですねえ。大人になってからは森田さんのヒトコママンガに魅せられました。これは行かねば! であります。
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 企画展にはマンガ家や著名人の体験した「8月15日」がイラスト付きで飾られています。好きなマンガ家の絵も多く、じっくりと見せていただきました。残念ながら、企画展は写真撮影禁止でしたが、常設展は許可さえ得れば撮影可とのこと。もちろん、許可をいただきました。
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 う~~む、絶対に戦争をしてはいけないと改めて思わされます。
 そして、本日のメインイベント――森田さんの講演会開始です。
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 ちばてつやさんたちと結成した「私の八月十五日の会」の話がメインですが、丸出だめ夫やロボタンの話もちょくちょく出てきます。申しわけないと思いながらも、私には戦争よりもマンガの話のほうが興味深く……。実体験の有無は大きいですね。(ヒトコママンガの話が少なかったのは残念)
 森田拳次さんとお目にかかれるなんて、この講演会のことを知るまで想像もしていませんでした。嬉しかったです。
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ラジオドラマ『結晶世界』

 ラジオドラマ『結晶世界』を聴きました。原作はJ・G・バラード。
 このドラマはその昔、高校生のころに聴いた記憶があります。ネット検索してみますと、本放送は1973年7月28日で、同年9月2日に再放送されたというデータがあります。私が高校2年のとき。本放送か再放送かわかりませんけれど、このどちらかに間違いないですね。
 創元推理文庫を収めている棚を眺めましたら――
01沈んだ世界.jpg 02結晶世界.jpg 03時の声.jpg
04時間都市.jpg 05永遠へのパスポート.jpg 06燃える世界.jpg
07狂風世界.jpg 08時間の墓標.jpg 09溺れた巨人.jpg
 へえ。こんなに持ってましたか。実はバラードって、なんだか私には合わず、数冊しか読んでいないのですよね(ゆえに、何を持っているか覚えてない)。
 今回、43年ぶりにラジオドラマ『結晶世界』を聴きまして――
 ありゃ。意外に面白いぞ。
 バラードの面白さを理解するには高校生では幼すぎたのかもしれません。
 あ、そういえば……。
 短い作品も収録されているということで、ショートショートの資料として短編集『ウォー・フィーバー 戦争熱』福武書店(92)/『第三次世界大戦秘史』福武文庫(94)を買いましたが、まだちゃんと読んでいません。(『第三次世界大戦秘史』は『ウォー・フィーバー』の改題文庫化)
 この機会に読んでみようかしらん。
ウォー・フィーバー.jpg 第三次世界大戦秘史.jpg
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「超時空DDH」

自衛隊特殊作戦.jpg 田辺節雄のマンガ「超時空DDH」を読みました。自衛隊をテーマとするマンガ・アンソロジー『自衛隊特殊作戦』歴史群像コミックス(13)の巻頭を飾る――というか、全ページ数の半分以上(174ページ)を占める1編です。
 自衛隊ものにはさほど食指は動かないのですが、なんとこれ、『戦国自衛隊』の姉妹編と言ってもいい話なんですよね。太平洋戦争の真っ只中にタイムスリップした自衛隊!
 何度も書いていますように、私は『戦国自衛隊』が大好きです。で、田辺節雄はその『戦国自衛隊』をマンガ化しています。こんな条件が揃って、つまらないわけがない。
 ええ、面白かったです!
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ラジオドラマ『パチャカマに落ちる陽』

 ラジオドラマ『パチャカマに落ちる陽』を聴きました。原作は豊田有恒です。
 ドラマのタイトルは『パチャカマに落ちる陽』ですが、内容は小説「パチャカマに落ちる陽」だけではなく「アステカに吹く嵐」にも拠っているようです。いやいや、身もだえするほど懐かしいですね。
 ドラマの始まる前に原作の豊田さんが登場し、解説されました。おお! と思っていたら、ドラマの途中にもたびたび登場して解説。これは斬新な構成ですね。ドラマが寸断されてしまうというマイナス面もあるのですが、久しぶりに聞く豊田さんの声は懐かしく、ドラマよりも豊田さんの話を楽しんでしまう自分がいました。
 楽しかった~。
パチャカマに落ちる陽(ハヤカワ文庫JA).jpg パチャカマに落ちる陽(集英社文庫).jpg
『パチャカマに落ちる陽』ハヤカワ文庫JA(74)
『パチャカマに落ちる陽』集英社文庫(78)
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ラジオドラマ「ゼロ・アワー」

 ラジオドラマ「ゼロ・アワー」を聴きました。原作は小松左京。
 ドラマ自体は面白く、楽しめたのですが、冒頭の解説はよろしくないですね。
>昭和37年に「SFマガジン」という雑誌の懸賞に当選して
 け、懸賞に当選?(笑) まあ、それはいいとしても、小松さんが「SFマガジン」の「空想科学小説コンテスト」に入選(努力賞)したのは昭和37年ではなく、昭和36年です(→この記事参照)。続けて、
>直木賞の候補にもなった「地には平和を」という作品がたぶんデビュー作
 たぶん? 「たぶん」て何だよ。まあ、正しければぎりぎりセーフかもしれませんが、もちろん皆さんご存じのように、小松さんのデビュー作は「易仙逃里記」です(→同記事参照)。
 聴き始めた途端、思い切り萎えてしまいました。仕事に対するこういうスタンス、私は受け入れられません。

【追記】
 お耳直しに、同じく小松左京原作のラジオドラマ「われらの時代」を聴きました。このドラマを聴くのは2度目。名古屋弁が妙に心地よいのです(笑)。
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『ポケモンGO』雑感

 いやあ、『ポケモンGO』狂想曲、すさまじいですねえ。
 そんななか、やくみつるさんが『ポケモンGO』利用者を「心の底から侮蔑します」と切り捨てたそうで……。→この記事
「現実にあふれている面白いことに興味を持つべき」ですか。ふむふむ。確かに現実にも面白いことはたくさんあります。だけど、仮想世界で遊ぶのも楽しいんですよねえ。
『ポケモンGO』に関して言うならば、歩きスマホやスマホを操作しながら自動車や自転車を運転する人に対しては、私も「心の底から侮蔑します」ですが、ゲーム・システム自体や、それで遊んでいる人たちに物申そうとは思いません。
 私は『ポケモンGO』で遊ぶ気はないのですけれど、それとは別に、やくさんには心の底から侮蔑されるんだろうなあと思います。
 その昔、『ウィザードリイ』というゲームにとち狂ったことがあるんですよね。ゲームをクリアしたあとも意味もなくレベルを上げまくり、迷宮の奥底に潜ってはレア・アイテムを探索し続けました。「村正。ゲットだぜ!」「手裏剣、ゲットだぜ!」(笑)。もちろん、すべてはただのデータで、現実にはなんの影響も及ぼさない。
 冷静に考えれば、ほんとに無駄な時間と思います。その楽しさを知らない人には侮蔑されても仕方ないかも。でも楽しかったし、それも含めて私の人生です。
 何に楽しさ・価値を見出すかは人それぞれ。やくさんのコレクションだって、私から見ればただのゴミ。だけど、侮蔑なんて考えもしない。
 他人に迷惑かけなきゃ、いいじゃん。

【註】
>現実にはなんの影響も及ぼさない。
 正確に言うと私の場合、その後に『ウィザードリイ』が仕事の一部になったので、「現実にはなんの影響も及ぼさない」ってことはなかったのですが。
 え~と、テーブルトーク用のシナリオ書いたし、ゲームのノベライズしたし、オリジナルの小説書いたし、リプレイ本出したし……。あと、マンガの原作も書いたなあ。
 言うまでもなく、結果論です。遊んでいるときには仕事になるなんて想像もせず、ただただ楽しかったのです。

【追記】
 その発言の映像がありました。

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映画『モスラ対ゴジラ』


 ついさっきまで、BSプレミアムの映画『モスラ対ゴジラ』を観ていました。図らずも伊藤ユミさん(ザ・ピーナッツ)追悼放送になってしまいましたね。
 幼いころにリアルタイムで楽しんだ怪獣映画は格別です。ゴジラ、モスラ、ガメラ……。
 新しい怪獣映画にも面白いものはあるけれど、あのころの思い入れには対抗できません。
『モスラ対ゴジラ』、満喫しました。
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「ラジオSFコーナー」

 今朝の記事に書きましたように、ここ数日、ラジオドラマを聴きまくっていました。で、強烈に思い出したのが、だいぶ前にNHKラジオ第一で放送されていた「ラジオSFコーナー」です。この番組では拙作も2回、「シャドウ効果」と「回収の日」を原作として使ってもらいました。詳細はこの記事をご覧ください。
 拙作を原作とする回以外もけっこう聴いてはいましたが、録音はしませんでした。モーレツに後悔しながらネット・サーフィンしていたら、こんなサイトを発見しました。「ラジオSFコーナー」のリスナーが熱い思いを吐露しています(2001年~2010年)。
 へえ。こんなに熱心なファンがいるんだ。なかには私の作品を覚えてくれている方もいて、嬉しくなりました。
 ファンの思いは共通しています。――もう一度聴きたい!
 私もそれは同様です。聴きたいなあ。
超能力パニック.jpg 銀河の夢.jpg 恋する銀河.jpg
「シャドウ効果」と「回収の日」は短編集『超能力パニック』講談社Jノベルス(87)に収録されています。また、それぞれアンソロジーにも収録。「回収の日」は星敬編『銀河の夢』集英社文庫コバルトシリーズ(83)、「シャドウ効果」は豊田有恒・星敬編『恋する銀河 ロマンチックSF傑作選』集英社文庫コバルトシリーズ(84)です。
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ポケモン

 なんだか話題になっているので、ごそごそしてみました。目についたのはこれだけですが、まだどこかに潜んでいるかも。
ポケモン.jpg
 時代遅れなんてもんじゃないですな(笑)。

【追記】7月26日
 今朝の「中日新聞」です(画像クリックで拡大表示)。
中日新聞.jpg
 がんがん検挙していただきたい。で、がんがん報道していただきたい。
 ドライバーは歩きスマホが恐いと言っているようですが、歩行者から言わせてもらえば、歩きスマホは邪魔なだけで恐くない。恐いのはスマホ操作しているドライバーです。
「『ポケモンGO』のせいで、運転しながらスマホしづらくなった。私はスマホ見てるだけで、『ポケモンGO』はやってない。迷惑なゲームだ」なんて思っているドライバーもいるような気がします(笑)。

【追記】8月14日
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「SFハガジン」第37号~40号

 先週土曜日、街を歩いていて「SFハガジン」用のネタを思いつきました。「いつ書くの? いまでしょ」というネタです。
 書き終わると、「いつ出すの? いまでしょ」となります。つい先日、SFハガジン祭り(6号をまとめて発行)を敢行したばかりで、いささか迷ったのですが、購読会員からの原稿も届いていますし、ええい! お祭り第2弾だ! と、出してしまうことにしました。
 今回は第37号から40号まで、4号まとめて。

◎第37号:初登場、山本孝一さんのショートショートを掲載させていただきました。山本さんは本ブログでもお馴染みですね。古くからのSFファンで、文庫の解説や翻訳でも活躍。樹立社のショートショート・コンテストでは第3席に入選されています。
◎第38号:「いつ出すの? いまでしょ」が、この作品です。本来なら「ザコレクション」要員ですけれど、「いま」ですから、単独掲載しました。
◎第39号:拙作。これはタイトルを書いてしまいましょう。「新シミリ現象」です。といっても、期待は禁物。これまた本来なら「ザコレクション」要員なんですが、タイトルに敬意を表し(笑)、単独掲載することにしただけです。実を申せば、別のザコを書いているとき、副次的に思いついたものでして、言わばザコの付録(笑)。(その後、ふと思いついて、宛名面に「超絶ザコ・リバイバル」第2回を掲載)
◎第40号:第30号に掲載させていただいた石原藤夫さんの作品には大きな反響がありました。発行者、大喜びです。石原さんからはもう1編いただいています。お祭りの最後は石原さんに締めていただくことにしました。(オチがかなり難解。次号で説明しようと思います。蛇足だったらごめんなさい)

 以上。本日発送の予定ですが……。
 今月は第24号から40号まで、なんと17冊も出してしまったことになります。ほとんどはまとめて封書で送付。これではハガジンと言えませんね。ちょっぴり調子に乗りすぎました。
 反省し、来月からはできる限り1号ずつお届けしたい、と思っています。
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映画『SFフランケンシュタインの逆襲』


 昨夜、映画『SFフランケンシュタインの逆襲』を観ました。1965年の作品。ハマーフィルムの『フランケンシュタインの逆襲』(1957年)とは別物です。『巨大生物の島』『SF巨大生物の島』もそうですが、こういう邦題の付け方は避けてほしいなあ。
SFフランケンシュタインの逆襲.jpg 内容は――
 あははははは。しょーもないなあ(笑)。
 ジャケットに「全編に渡り、鬼気迫る意味の無いド派手な演出と薄い内容は近代映画以上、貴方を魅了する事、間違いなし!」と書かれていて、それを承知の上で観始めたわけですから、そういう意味では期待通り。こういうぐだぐだ映画もけっこう好きなんです。ただし、1965年の作品ということで、ちょっぴり減点。50年代の映画だったら、言うことなかったんですが……。
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ラジオドラマ三昧

 ここ数日、ラジオドラマ三昧でした。
 聴いた順に記しますと――
 鹿目由紀『私の彼はポアンカレー』
 ブラッドベリ『火星年代記』
 筒井康隆『五郎八航空』
 広瀬正『マイナス・ゼロ』
 小松左京『保護鳥』
 以上の5作です。『マイナス・ゼロ』は本放送時(1973年8月4日)に聴き、そのときに録音したテープも残っていますが、ほかのドラマは初めてです。
『私の彼はポアンカレー』以外は原作を読んだことがあり、しかも好きなものばかり。いやまあ、原作が好きだから、これらのドラマをチョイスしたんですけどね。期待通り、いずれも楽しく聴くことができました。
 と同時に、SFどっぷりだった1970年代のことを思い出し、懐かしさに身もだえしています。あのころはSFと名の付くものを片端からチェック。それはラジオドラマにも及んでいたのですよ。
 私が大好きなSF短編「アルジャーノンに花束を」や「冷たい方程式」は小説より先にラジオドラマに接しました。どちらも震えるほどに感動したことを覚えています。
 ラジオドラマとは次第に疎遠になり、社会人になってからは、拙作が原作に使われたもの以外はほとんど聴かなかったのですが、何年か前からふたたび聴くようになりました。で、その面白さを再認識。
 これからも積極的に聴いていきたいと思っています。
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大相撲・千秋楽

 今日は大相撲・名古屋場所の千秋楽。いやあ、今場所も面白いですねえ。どのような結末を迎えるのか、夕方を楽しみにしていますが、と同時に、何やらわけのわからない報道があちこちから聞こえてきます。→こういうやつ(画面クリックで拡大表示)
デイリースポーツ.jpg
 つまりは「優勝すれば昇進」? え? 本気? です。
 とりあえず以下の記事をここに載せておきましょう。(こちらも画像クリックで拡大表示)
スポーツ報知.jpg
 この姿勢を貫いてくれることを信じております。>横綱審議委員会の皆さま
 私の考え方は3年前の記事に書いた通りです。どこぞの方々と違って、ころころと変わったりはしません。

【追記】7月25日
 横綱審議委員会の方々まで……(嘆)。(画像クリックで拡大表示)
日刊スポーツ.jpg
 今場所は、先場所の13勝を受けてのものでした。来場所は今場所の12勝を受けてのものとなります。当然、昇進への条件は厳しくするべきと思うのですが……。(個人的には、今場所12勝しかできなかったことで綱取りは白紙にしたほうがいいと思っていますけれどね)

【追記】2017年1月23日
 記録のため貼っておきます。「中日新聞」朝刊の記事です。(画像クリックで拡大表示)
中日新聞2017・1・23.jpg
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『手術しちゃうから!』

 弓月光『手術しちゃうから!』集英社漫画文庫(81)を読みました。久しぶりの弓月光です。
手術しちゃうから!.jpg ラブコメかなと思って読んでいたら、中盤いきなりO・ヘンリー「最後の一葉」そっくりのエピソードが出てきて、「しかしまるっきりO・ヘンリーの世界だねー。ヒロインとすもう取りじゃえらい違いだけどさ」「あ! それだ。最後の一葉」なんて、いいのかしらん(笑)。んで、後半はクローン登場という急転直下のSF展開。いやあ、やりたい放題ですなあ。
 弓月光、こんなに面白かったのかあ。子どものころには、この魅力が今ひとつわかりませんでした。
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『筒井康隆全戯曲②』

筒井康隆全戯曲②.jpg 日下三蔵編『筒井康隆全戯曲② ジーザス・クライスト・トリックスター』復刊ドットコム(16)を編者より送っていただきました。ありがとうございます。
 ぱらぱら眺めているだけでも、懐かしさがじわ~~~と湧き出てきます。第1巻のときにも書きましたが、こういった作品群の多くをほぼリアルタイムで読んでこられたのは幸せなことであるなあ、と改めて思います。
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ラジオドラマ『町みなが眠ったなかで』

 ラジオドラマ『町みなが眠ったなかで』を聴きました。ブラッドベリの短編を訳者・都筑道夫が脚色したものです。
 通り魔の影に怯えつつ家路を急ぐ若い女性。その心理が緊張感たっぷりに描かれています。出色のスリラードラマでした。楽しかった~。
EQMM1959年6月号.jpg たんぽぽのお酒.jpg たんぽぽのお酒(ベスト版).jpg
 短編「町みなが眠ったなかで」の初邦訳は「EQMM」1959年6月号(都筑道夫訳)。短編集には収録されていませんが、のちに改稿され、『たんぽぽのお酒』晶文社・文学のおくりもの(71)/晶文社・ベスト版 文学のおくりもの(97)に組みこまれています(北山克彦訳)。
〈文学のおくりもの〉では225ページ~254ページ、〈ベスト版 文学のおくりもの〉では260ページ~292ページです。
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『手塚治虫小説集成』ほか

 新刊書店にて――
◎手塚治虫『手塚治虫小説集成』立東舎(16)
 ショートショートも収録。
 古本屋にて――
◎諸星大二郎『壁男』双葉文庫名作シリーズ(07)
 たぶん読んだことがありません。
◎マイクル・アヴァロン『ある戦慄』ハヤカワ・ポケット・ミステリ(68)
 知らない本です。同題映画のノベライズとのこと。
手塚治虫小説集成.jpg 壁男.jpg ある戦慄.jpg
 ブックオフにて――
◎伊藤潤二『富江 上巻』ASスペシャル(15)
◎伊藤潤二『富江 下巻』ASスペシャル(15)
『富江』はいろいろなバージョンを所有しています。さすが富江と言いましょうか、徐々に収録作品が増殖するんですよね。これは最も新しい『富江』本。また何か増殖しているかも、と買うことにしました。タイトル見たって、読んだかどうか覚えてないのですよ。
富江(ASスペシャル).jpg
 帰宅して、うちにある『富江』を引っ張り出してきました。
『伊藤潤二恐怖マンガCollection〔1〕富江』1997年/6編
『伊藤潤二恐怖マンガCollection〔2〕富江Part2』1997年/6編
『富江〔全〕』2000年/13編
『富江Again―富江Part3―』2001年/7編
『伊藤潤二恐怖博物館〔1〕富江①』2002年(所有は2007年発行の新版)/9編
『伊藤潤二恐怖博物館〔2〕富江②』2002年(所有は2007年発行の新版)/11編
富江(伊藤潤二恐怖マンガCollection).jpg 富江〔全〕.jpg
富江Again.jpg 富江(伊藤潤二恐怖博物館).jpg
 突き合わせた結果、今日買った2冊は『伊藤潤二恐怖博物館』版(2冊)と同じと判明。う~~~ん、買うことなかったか。
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「SFハガジン」第31号~36号

 今月27日は私の誕生日。それに合わせてハガジン祭りをぶちかまそうと、少しずつ準備をしていましたが、ネット・ニュースなんぞを読んでいましたら――
 ふむふむ、そのようなことが……。なんだかタイムリーであるな。かなり前倒しになるけど、お祭りしちゃお。
 ということで、版下を作ってあったもの全部を印刷。どっさりと発行しました。

◎第31号:斎藤肇さんの作品
 ちょっと前まで、31号は江坂遊さんの作品を載せる予定にしていましたが、急遽差し替え。その理由は、読んでいただければわかります。
◎第32号:拙作
 発行を前倒しにした理由は、これです。タイムリーさを明確にするため、用意してあった版下に少しだけ手を加えました。どこか? たぶん、読めばわかります。
◎第33号:江坂遊さんの作品
 何もなければ、これが第31号でした。
◎第34号:深田亨さんの作品
 なんとなく、お祭りに参加していただきました。
◎第35号:拙作
 ザコレクション。第32号の作品もそうですが、いずれも最近2週間以内に書いたものです。ほかにも何編か書きましたし、ザコ脳、元気でありますな。(余ったザコはまたの機会に)
◎第36号:拙作
 創作ではなく、エッセイ(もどき)です。たまにはこういうのもよかろうと。

 明日発送の予定です。
 あ、そうそう。前記のような事情ですから、発行日は今月27日になっています。 
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『京堂司掌編全集』

 へえ。栗本薫『京堂司掌編全集』ボイジャー・プレス(16)なんて本が出ましたか(→ここ)。栗本薫が京堂司名義で発表したショートショート全12篇を収録。
 しかし残念なことにKindle版のみ。う~~~む、紙の本を出してくれないかなあ。紙なら喜んで買うのになあ。
 収録された12編は探偵小説専門誌「幻影城」1978年6・7月号、8月号、10月号に掲載。全部うちにあるなあ。
 自分で作ってしまうか(笑)。
幻影城№44.jpg 幻影城№45.jpg 幻影城№47.jpg
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『ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX VOL.1 ゴジラ』

 新刊書店へ。
◎『ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX VOL.1 ゴジラ』講談社(16)
 映画『ゴジラ』自体は市販のビデオもDVDも持っているので、特に欲しいとは思わないのですが、豪華な付録に惹かれました。ことに「ぼくら」1955年3月号の付録冊子「怪獣絵物語 ゴジラ」の復刻版! こんな付録は反則でありますな(嬉)。
 ボックスが大きすぎてスキャン面に収まりませんので、デジカメ撮影しました。左からDVD、「怪獣絵物語 ゴジラ」復刻版、ボックスです。
ゴジラ.JPG
 続いて古本屋へ。マンガをどっさり買いました。
◎ちばてつや『あるあしかの話 傑作短編集①』ちばてつや漫画文庫(77)
◎ちばてつや『ジャンボ・リコ 傑作短編集②』ちばてつや漫画文庫(77)
◎ちばてつや『パパのお嫁さん 傑作短編集③』ちばてつや漫画文庫(77)
◎ちばてつや『魚屋チャンピオン 傑作短編集④』ちばてつや漫画文庫(77)
◎ちばてつや『モサ 傑作短編集⑤』ちばてつや漫画文庫(77)
◎ちばてつや『ハチのす大将』ちばてつや漫画文庫(77)
◎横山光輝『風盗伝(全2巻)』秋田漫画文庫(77)
あるあしかの話.jpg ジャンボ・リコ.jpg パパのお嫁さん.jpg 魚屋チャンピオン.jpg
モサ.jpg ハチのす大将.jpg 風盗伝①.jpg 風盗伝②.jpg
 ちばてつやも横山光輝も大好き!
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『夢巻』

夢巻.jpg 一昨日の『ショートショート千夜一夜』に続き、今日もまた田丸雅智くんの新刊が届きました。ありがとうございます。
 今日届いたのは『夢巻』双葉文庫(16)。――出版社芸術社版(2014年刊)の文庫化です。
 ショートショート集は文庫が似合いますね。また新たな読者の手に届くのではないでしょうか。
 書店に行かれましたら、どうぞ手に取ってみてくださいね。
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『ショートショート千夜一夜』

ショートショート千夜一夜.jpg 田丸雅智くんの新刊『ショートショート千夜一夜』小学館(16)をいただきました。いつもありがとうございます。
 それにしても、すさまじい刊行ペースですね。これで何冊目なのか、咄嗟にはわからないほどになりました。いやあ、素晴らしい。
 田丸くんに続く若手が出てくれば、ショートショートの夜明けは近い、となろうかと思います。
 若い人たちのパワーに期待!
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「不老不死を信じますか」

 拙作で最も数多く活字化されているのはショートショート「シミリ現象」であろうと思いますけれど、さまざまなメディア展開という点では、ショートショート「不老不死を信じますか」が一番だと気がつきました。
SFワールド7.jpg
◎雑誌掲載:「SFワールド7」1985年1月1日発行
◎アンソロジー収録:『ショート・ショート劇場① SFワールド傑作選』双葉文庫/1985年12月25日発行
◎単行本収録:『夢中の人生』講談社/1988年3月5日発行
◎ラジオドラマ:FMジャパン『パイオニアサウンドトリップ』1995年4月~6月放送
◎テレビドラマ:フジテレビ『世にも奇妙な物語』未放送

 とまあ、こんな具合です。活字とラジオ、活字とテレビはいくつかあるし、活字とコミックというのもあるけれど、3つのメディア展開はこの作品だけ。なんだか嬉しくなってきて、思わず記事を書いてしまいました。
 お蔵入りになっている『世にも奇妙な物語』、放送されないかなあ。
 ついでに、単行本『夢中の人生』を文庫化してくれないかなあ(笑)。
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ラジオドラマ『日本アパッチ族』

 この記事この記事にも書きましたが、小松左京『日本アパッチ族』が好きです。
 その『日本アパッチ族』を原作とするラジオドラマをふたつ、(数週間の間隔はありますが)立て続けに聴きました。先に聴いたのは、MBSラジオ『鉄になる日』、続いてNHKラジオ第一『日本アパッチ族』です。
 どちらも1時間弱。コンパクトにまとめられていて、とても楽しく聴くことができました。
『日本アパッチ族』、やっぱり好きだなあ。実写化されないかなあ。映画でもドラマでも、面白いものができあがると思うんだけどなあ。
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「SFハガジン」第30号

「SFハガジン」は基本、月に2回の発行です。まあ、1回に複数号を出すことはしょっちゅうですけど(笑)。
 次号(第30号)は今月下旬と考えていたのですが……。
 なんと、石原藤夫さんからご寄稿をいただいたのですよ! しかも、主人公はヤノとサトーダ!
 うわ、うわ、うわ。今月下旬まで待つなんて、とても我慢できない!!

 ということで、(目覚めのコーヒー飲みながら)発行しちゃいました。
 本日、発送いたします。

【追記】
 そういえば、『アステロイド・ツリーの彼方へ』の「著者の言葉」で――
>「SFハガジン」は順調に号数を重ね、創刊から半年ほどで二〇号に達しました。
 と書いたのでした。いま書くなら「創刊から半年あまりで三〇号」です。掲載した作品数は計54編(創刊準備号、寸前号、直前号も合わせると57編)。なんだかすごいような気がする……。
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「文藝別冊 半村良」

文藝別冊 半村良 SF伝奇ロマンそして…」河出書房新社(07)を買いました。
 発売時、何かのタイミングで買い損ね、いつか買おうと思っているうちに年月が経過。ようやく……という感じです。
 これで、買っておきたい「文藝別冊」はすべて揃ったと思うんですが、何か忘れているものがあるかも。
文藝別冊・半村良.jpg 文藝別冊.jpg
 ふと、「文藝別冊」って「別冊新評」と似ているなあと思いました。「別冊新評」も何か買い忘れているもの、あったっけ?(うちにあるのは、この記事を書いたときと変わっていないと思います)
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『黒いバカボン』

 嬉しいことがあり、浮かれ気分。特に目的もなく外出しちゃいました。
 そういうときはブックオフ散歩です。
◎村松定史『文庫三昧』弘学社(09)
「§14 生の断章―ショート・ショート」では山川方夫『親しい友人たち』と筒井康隆『ウィークエンド・シャッフル』が採り上げられています。ショートショートの紹介でなぜ『ウィーク・シャッフル』なんでしょうねえ。
文庫三昧.jpg 黒いバカボン.jpg
 続いて、コンビニに寄りました。
◎赤塚不二夫『黒いバカボン』秋田書店・AKITA TOP COMICS WIDE(16)
『天才バカボン』のダークサイド傑作選です。一昨日に出かけた際、何軒かコンビニを覗いたのですが、いずれの店にも見当たらず。今日は一発で発見、ゲットしました。
 コンビニコミックを新刊で買うなんて久しぶりだなあ。
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「SFハガジン」第24号+α

 今日は、溜まっていた懸案事項を一気に片づけました。メールで送れるものはすでに送付済み。郵送するものは準備完了。たぶん明日、発送します。(私から何かが届くことになっている皆さん。そんなわけですから、しばしのお待ちを。数日中に届きます)
 うっしゃあ!
 解放感に導かれるまま、「SFハガジン」を大量発行。第24号から29号まで、なんと6号を一気! です。
 これまではプロ作家の作品のみ掲載してきましたが、第23号を発行したとき、今後は一般会員の作品も載せていくとアナウンスしました(→この記事)。
 トップバッターとして、第24号には深田亨さんの登場です。まあ、深田さんはアマチュアではありますけれど、眉村卓さんの「チャチャ・ヤング」で活躍したのち、星新一ショートショート・コンテスト(第4回)で優秀作に選ばれ、その後もさまざまなアンソロジーに作品が掲載されたりしていますから、プロに限りなく近いアマチュアと言えますね。最近ではWeb光文社文庫の「SSスタジアム」でも活躍されています。
 第25号から27号はザコ特集(笑)。江坂遊さん、井上雅彦さん、そして私のザコ(笑)が読めます。第28号の斎藤肇さんで持ち直しますが、第29号では新企画〈超絶ザコ・リバイバル〉。大昔のザコを復活させました。この企画は今後も続けていきたいと思っていますので、過去ザコをご提供いただけると嬉しいです。
 いやあ、思い切り遊びましたね。満足満足。
 明日、発送予定です。
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『ギッシング初期短篇集』ほか

 新刊書店へ。
◎松岡光治編訳『ギッシング初期短篇集 「親の因果が子に報う」他8篇』アティーナ・プレス(16)
『ヴィクトリア朝幽霊物語(短篇集)アティーナ・プレス(13)に続く、松岡光治さん編訳の短編集。ちょっと前、北原尚彦さんに「こんな本が出てるよ」と教えてもらいました。店頭で見かけ――あ、買おう。この店(ちくさ正文館書店・本店)にはたくさん入荷したそうですが、私が買って、残り1冊です。
 あ、そういえば、ネオ・ベム刊行物、完売いたしました。お買い求めいただいた皆さま、ありがとうございます。
◎星新一『マイ国家』新潮文庫(76/2016年の68刷)
 毎年恒例のプレミアムカバー。買っちゃうなあ。
◎筒井康隆『にぎやかな未来』角川文庫(72/2016年の改版初版)
 このイラスト、いいなあ。見た瞬間に欲しくなってしまいました。
ギッシング初期短篇集.jpg マイ国家.jpg にぎやかな未来.jpg
◎「SFマガジン」2016年8月号
 特集:ハヤカワ・SF・シリーズ総解説。私は創元推理文庫でSFに目覚め、ハヤカワSF文庫で泥沼に。そこで出会ったのがハヤカワSFシリーズです。末期でしたが、まだ新刊書店に並んでいました。
◎「文藝別冊 総特集 山上たつひこ」河出書房新社(16)
 山上たつひこ、好きだなあ。
SFマガジン8月号.jpg 山上たつひこ.jpg
 続いて古書即売会。
◎ジョセフ・ヘイズ『第3の日』角川文庫(71)
 知らない本なので気になって確認。へえ、記憶喪失の男が主人公のスリラー小説ですか。面白そう。
◎オーパス編集部編『筒井康隆読本 東海道戦争から文学部唯野教授まで』創現社(91)
 この本、知りませんでした。年表とか文庫解説集、あると便利かも。
 最後は古本屋1軒。
◎「文藝別冊 総特集 楳図かずお」河出書房新社(04)
 楳図かずおも好きだなあ。
第3の目.jpg 筒井康隆読本.jpg 楳図かずお.jpg
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