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映画『新解釈 三國志』


 映画『新解釈 三國志』を観ました。オリジナリティ溢れる『三国志』映画ということで楽しみにしていたのですが……。
『三国志』からいくつかの有名シーン(黄巾の乱から赤壁の戦いまで。メインは赤壁の戦い)をピックアップし、コント仕立てにした映画でした。コント仕立てというより、おちょくりまくった映画といったほうがいいかも。そのノリというかユーモア感覚が私と合えば楽しく観られたと思うのですが、どうにも私とは合わず……。
 楽しみにしていただけに残念でした。
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ガメラ・ガチャ

 ステイホームなゴールデンウイークとなれば、自宅での映画鑑賞が一番です。
 ちょうど気になっている映画があり、行きつけのレンタルビデオショップに行きましたら――
ガメラ・ガチャ.JPG
 うわ。こ、これは!
 ガメラもギャオスも大好き。とてもじゃないけど、素通りはできません。
 ガメラとギャオス、一体ずつ欲しいなあ。どんなバージョンでもいい。
 1回目。――おお、ギャオスだ。
 2回目。出ろ出ろ、ガメラ。――わ。またギャオスだ。
 3回目。出ろ出ろ、ガメラ。――出た~~。
 ということで帰宅しました。ゲットしたのは直立ガメラとギャオス2種。
ガメラ&ギャオス.JPG
 これ、いいなあ。全4種(ガメラとギャオス、各2種)を揃えたい気もしますが、ダブり地獄に堕ちそうなので、やめておきます。

【追記】
 ペニーワイズと記念撮影。
ペニーワイズと.JPG
 飛行形態ギャオスは自立できないので、飾っておくには不向きです。ガチャ箱にて過ごしてもらうことにしました。
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『54字の百物語』ほか

 最近買い、まだブログに書いていない本を2冊。
◎氏田雄介編著『意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の百物語』PHP研究所(20)
「54字の物語」シリーズは、見かけて気が向くと買っています。既刊7冊中、これで5冊目(→この記事参照)。
◎井上ペコ『最高の誕生日 井上ペコ短編集』文芸社(21)
 帯に「短編&ショートショート24話」とありますが、ほとんどはショートショートです。こういった自費出版系ショートショート集もできる限りチェックしておきたいとは思っていますが、網羅するのは不可能に近いです。
54字の百物語.jpg 最高の誕生日.jpg
『最高の誕生日』を、自費出版文庫が並んでいるあたりに収納しました。
文芸社ほか(文庫).JPG
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谷村志穂の掌編集

 谷村志穂『黒い天使になりたい』河出文庫(09)を購入。私が把握している谷村志穂の掌編集が揃いました。
 あくまでも「私が把握している」ではありますが、リストを掲載します。
『黒猫ロック』角川春樹事務所(98)/『今日もブランコと泣く』ハルキ文庫(06)
『ベリーショート』集英社文庫(03)
黒猫ロック.jpg 今日もブランコと泣く.jpg ベリーショート.jpg
『黒い天使になりたい』河出書房新社(04)/河出文庫(09)
黒い天使になりたい.jpg 黒い天使になりたい(河出文庫).jpg
『カンバセーション!』集英社文庫(05)
『恋のいろ』集英社文庫(08)
『愛のいろ』集英社文庫(08)
カンバセーション!.jpg 恋の色.jpg 愛の色.jpg
『冷たい水と、砂の記憶』河出書房新社(08)/『3センチヒールの靴』集英社文庫(11)
冷たい水と、砂の記憶.jpg 3センチヒールの靴.jpg
 以上です。
 もし抜けているものをご存じでしたらご教示を。
 よろしくお願いいたします。
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『幻想旅行記』

 アンリ・ミショー『幻想旅行記 グランド・ガラバーニュの旅』青土社(72)を買いました。
 架空の部族を描いた幻想掌編集のようです。全36編。
 こんな作品群、あるいはあんな作品群を連想しました。大好物です。
幻想旅行記.jpg
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コショなひと


 わおっ。
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『ポストコロナのSF』ほか

 連休前の買い出しに行ってきました。
◎日本SF作家クラブ編『ポストコロナのSF』ハヤカワ文庫JA(21)
 全19編収録ということで、ショートショート集に近い本なのかなと思っていましたが、これは短編集ですね。ちょっと残念。――って、どこか間違っています。
◎吉田篤弘『ブランケット・ブルームの星型乗車券』幻冬舎文庫(21)
 初刊は幻冬舎(2017年)です。
◎黒田龍之助『物語を忘れた外国語』新潮文庫(21)
 初刊は新潮社(2018年)です。「第二章 ボッコちゃんの動詞活用」が気になり、買うことにしました。10ページほどで、立ち読みできないことはないのですが、やはりこういうのはちゃんと読みたいですから。
ポストコロナのSF.jpg ブランケット・ブルームの星型乗車券(幻冬舎文庫).jpg 物語を忘れた外国語.jpg
◎横山光輝『三国志 23 蜀魏関ヶ原』潮出版社・カジュアルワイド(21)
 全25巻、ようやく揃いました。買い始めたのは2019年ですから、約2年かかったことになります。
 先月末から読み始め、現在は第11巻の途中です。23巻に到達するのはおそらく6月でしょうが、これでもう、なんの憂いもなく読み進めることができます(嬉)。
三国志23.jpg

【追記1】
 全巻を撮影しました!
三国志.JPG

【追記2】
 吉田篤弘『ブランケット・ブルームの星型乗車券』幻冬舎(17)の書影。
ブランケット・ブルームの星型乗車券.jpg
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DVDボックス『三国無双伝』

 ちょっと前、『三国無双伝』なるDVDボックス(全8枚)の存在に気がつき、気になりました。『三国志』のTVドラマです。
 データや画像を見るに、うちにあるDVD『三国志演義』(未視聴)と同じドラマと思えます。
三国志演義.jpg
 しかしながら、『三国志演義』は全7枚。枚数の違いが気になります。8枚目の正体は?
 いろいろ調べましたが、要領を得ません。う~~~む、気になる、気になるぞ。
 しばし悩んだ末――
 高いものでもない(と言うより、冗談みたいに安い)し、買ってしまえ。
 思った通り、7枚は『三国志演義』と同じでした。謎の8枚目は――
『孫子兵法 三国志篇』
 少し流してみたところ、ドラマではなくドキュメンタリーのようです。
 謎が解け、すっきりしました!
三国無双伝(表).jpg 三国無双伝(裏).jpg
 それはそうと……。
 このドラマ、いつ観るのでしょうねえ。いまは横山光輝『三国志』を読んでいますので、早くとも、これを読み終わってからとなります。
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「新青年」のアンソロジー

「新青年」のアンソロジー、けっこう持っています。何があるのか、確認しました。
◎監修:松本清張・横溝正史・水谷準/責任編集:中島河太郎『新青年傑作選 第一巻・推理小説編』立風書房(70)
◎監修:松本清張・横溝正史・水谷準/責任編集:中島河太郎『新青年傑作選 第二巻・怪奇・幻想小説編』立風書房(70)
◎監修:松本清張・横溝正史・水谷準/責任編集:中島河太郎『新青年傑作選 第三巻・恐怖・ユーモア小説編』立風書房(69)
◎監修:松本清張・横溝正史・水谷準/責任編集:中島河太郎『新青年傑作選 第四巻・翻訳編』立風書房(70)
◎監修:松本清張・横溝正史・水谷準/責任編集:中島河太郎『新青年傑作選 第五巻・読物・資料編』立風書房(70)
 このアンソロジー(全5巻)を買ったのは、発行後だいぶあとです。新装版も何冊か持っているはずですが、書棚に見当たらず。ダンボールのどこかに埋もれているものと思います。
新青年傑作選●第一巻.jpg 新青年傑作選●第二巻.jpg
新青年傑作選●第三巻.jpg 新青年傑作選●第四巻.jpg
新青年傑作選●第五巻.jpg
◎中島河太郎編『犯人よ、お前の名は? 新青年傑作選集Ⅰ・推理編1』角川文庫(77)/『君らの魂を悪魔に売りつけよ 新青年傑作選』角川文庫(00)
◎中島河太郎編『モダン殺人倶楽部 新青年傑作選集Ⅱ・推理編2』角川文庫(77)/『君らの狂気で死を孕ませよ 新青年傑作選』角川文庫(00)
◎中島河太郎編『骨まで凍る殺人事件 新青年傑作選集Ⅲ・推理編3』角川文庫(77)
◎中島河太郎編『ひとりで夜読むな 新青年傑作選集Ⅳ・怪奇編』角川文庫(77)/『ひとりで夜読むな 新青年傑作選 怪奇編』角川ホラー文庫(01)
◎中島河太郎編『おお、痛快無比!! 新青年傑作選集Ⅴ・ユーモア・幻想・冒険編』角川文庫(77)
 このアンソロジー(全5巻)は、第4巻(怪奇編)、第5巻(ユーモア・幻想・冒険編)のみ発売時に買いました。私の好みが如実に表れています。
犯人よ、お前の名は?.jpg モダン殺人倶楽部.jpg 骨まで凍る殺人事件.jpg
ひとりで夜読むな.jpg おお、痛快無比!!.jpg
君らの魂を悪魔に売りつけよ.jpg 君らの狂気で死を孕ませよ.jpg ひとりで夜読むな(ホラー文庫).jpg
◎中島河太郎編『新青年ミステリ倶楽部』青樹社・BIG BOOKS(91)
◎横溝正史・江戸川乱歩・夢野久作ほか『爬虫館事件 新青年傑作選』角川ホラー文庫(98)
◎ミステリー文学資料館編『幻の探偵雑誌⑩「新青年」傑作選』光文社文庫(02)
◎『新青年』研究会編『『新青年』名作コレクション』ちくま文庫(21)
新青年ミステリ倶楽部.jpg 爬虫館事件.jpg 「新青年」傑作選.jpg
『新青年』名作コレクション.jpg
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「永遠に「新青年」なるもの」展

 現在、神奈川近代文学館では創刊101年記念展「永遠に「新青年」なるもの ―ミステリー・ファッション・スポーツ―――いわゆる「新青年」展が開催されています(3月20日~5月16日)。先日の記事にも書きましたように、「新青年」は私にとって、気になる雑誌です。できれば見に行きたいですが、現状ではかなり難しいです。
 と。
 YOUCHANさんがこの企画展の関連グッズあれこれを送ってくださいました。わお! 嬉しい!
◎図録
 言うまでもなく図版多数掲載。超特大の資料です。
◎クリアファイル
 もったいなくて、使えません。
◎缶バッジ&半券
 缶バッジ大好きです!
新青年展図録.jpg クリアファイル.jpg 缶バッジ&半券.jpg
◎「神奈川近代文学館」152号
 神奈川近代文学館の館報。全10ページのうち5ページが「新青年展」関連です。
◎チラシ
 裏には図版多数。
神奈川近代文学館152号.jpg チラシ.jpg
 見ていると、まるで企画展に足を運んだような気持ちになります。
 YOUCHANさん、ありがとうございました。ご厚情に感謝!

 久しぶりにこんな本を手に取りました。
◎『新青年』研究会編『昭和グラフィティ 新青年読本』作品社(88)
新青年読本.jpg
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『久松文雄傑作集 シルバー77』

 所用で外出。通りかかった古本屋を覗いたところ――
◎久松文雄『久松文雄傑作集 シルバー77』マンガショップ(07)
 おお、グッドタイミング! 久松さん追悼の思いを込め、レジに持っていきました。
 帰宅して、久松文雄関連の過去記事をチェックしていて、4月19日の記事「訃報:久松文雄さん」にミスを発見。書影として掲載している『宇宙少年9』は実は表4(裏表紙)のもので、既刊の広告です。表1(表紙)は『スペースピット2』です。
 初歩的なミスをしてしまい、申しわけありません。ここに、『スペースピット(全2巻)』の表紙画像も掲載しておきます。
シルバー77.jpg スペースピット.jpg
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「第41回日本SF大賞」講評冊子&缶バッジ

 日本SF作家クラブより「第41回日本SF大賞」の講評冊子と缶バッジをお送りいただきました。ありがとうございます。
 受賞された皆さま、おめでとうございます!
第41回日本SF大賞.jpg
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映画『コンテイジョン サバイバーズ』

 承前
 お散歩では、『コンテイジョン サバイバーズ』なんてDVDを見かけ、なんじゃこれ、と手に取りました。
 表紙を見た途端――
 あやややや(苦笑)。
 ゾンビものらしく、いまはそういう映画を観たい心境ではないのですが、昨日の今日ですからねえ。
 買ってしまいました。
 昨日買ったDVD『コンテイジョン』と並べて掲載しておきます。
コンテイジョン サバイバーズ.jpg コンテイジョン.jpg
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山吹色のお菓子

 今日も暖かく、ちょっとお散歩。
 こんなガチャが目にはいりました。
山吹色のお菓子.JPG
 おおーっ。
 この記事ほかにも書いていますように、若いころ、私はテレビの時代劇にはほとんど興味がありませんでしたが、歳を重ね、いつの間にやら『水戸黄門』を楽しく観るようになっていました。
 山吹色のお菓子! これはそそられますねえ。
 回しましたら、「ひよこ屋 まんじゅう」が出てきました。
まんじゅう01.JPG
 蓋を開けると――
まんじゅう02.JPG
 二重底になっていて――
まんじゅう03.JPG
 これは楽しいですね。
「まんじゅう」のほかには「千両箱」「だいふく」「どらやき」「もなか」があり、「千両箱」「もなか」「まんじゅう」のなかには小判が、「だいふく」と「どらやき」のなかには札束が潜んでいます。札束はイメージに合わない(そもそも、山吹色じゃない)し、千両箱そのものでは面白みがありません。「まんじゅう」は当たりだと思います。
 今日も夕方には『水戸黄門』再放送があります。観ようかしらん。
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映画『コンテイジョン』

 今日の名古屋は気温が28度まで上がったとのこと。実際、4月とは思えないような暖かさでした。
 陽気に誘われて、お散歩。DVD『コンテイジョン』を見かけました。昨年の春、感染症映画を観まくりましたが、その初期に観た映画です(→この記事)。
 あの時期、似たような映画を山ほど観て、個々の映画の記憶(ストーリーなど)は曖昧になっていますけれど、この映画の印象は強く残っています。
 もう一度、観てみようかな。コロナの初期と、1年経った現在。何か新しい発見があるかも。
 レンタルして観たので、ソフトは持っていません。買うことにしました。
 いま、流しています。
コンテイジョン.jpg
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『犬木加奈子の血まみれ絵本』

 久しぶりに犬木加奈子を買いました。
◎犬木加奈子『犬木加奈子の血まみれ絵本』講談社・KCデラックス(96)
 オール2色刷の絵本です。
 なるべく早く読みたいと思っています。
犬木加奈子の血まみれ絵本.jpg
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TVアニメ『スーパージェッター』カラー版

 久松文雄さん追悼。
 今朝はTVアニメ『スーパージェッター』を流すことにしました。もちろん全話ではなく、少しだけ。
 DVDボックス(モノクロ)は4年前に全話を観た(→この記事)から、今回はカラー版がいいな。
 VHSビデオ(全13巻/各巻に4話収録)から、なるべくカラー版の多い巻を、ということで、第4巻(第13話~第16話)を選びました。第13話(脚本:筒井康隆)以外はカラーです。ちなみに、ほかの脚本担当は、第14話:山村正夫、第15話:加納一朗、第16話:辻真先。とんでもなく豪華な布陣です。
スーパージェッター4.jpg
VHSビデオ.JPG
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『童女裸像』

 宮野村子『童女裸像 他八篇』盛林堂ミステリアス文庫(21)を版元よりお送りいただきました。ありがとうございます。
『無邪気な殺人鬼』に続く、宮野村子単行本未収録作品集の2冊目です。前回に続き、今回も未発表作品が収録されています。それは表題の「童女裸像」、なんと215枚の大作です。いやもう、驚きですね。
 今月24日刊行予定。ご予約はこちらから。
童女裸像.jpg
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TVアニメ主題歌

 久松文雄さん追悼。TVアニメの主題歌を聴いています。
 夢中になって観ていた番組ばかり。特に『スーパー・ジェッター』ですね。私の好きなTVアニメ、ベスト5にはいります。





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訃報:久松文雄さん

 久松文雄さんの訃報に接しました。享年77。
 ジェッター、フジ丸、ガボテン島、大好きでした。私の人生に大きな彩りを与えてくれた方々の訃報は堪えますね。ただただ、淋しいです。
 家中を見回し、あれこれ集めてみました。
 まずは本。
本01.JPG
本02.JPG
本03.JPG
 続いて、DVDボックス。
DVDボックス.JPG
 最後はVHSビデオ。DVDの『スーパージェッター』は全話がモノクロですが、こちらはカラー版もあるものはカラー版が収録されています。
VHSビデオ.JPG
 ご冥福をお祈り申し上げます。

【追記】
 こんなのもありました。第1話のみ収録のミニDVD(8センチ)です。
ミニDVD.JPG
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映画『影狩り ほえろ大砲』


 そんなわけで、映画『影狩り ほえろ大砲』を観ました。1972年の作品。
 いやあ、憑きものが落ちたような気分です。爽快!
 2015年12月に村上弘明主演のTVドラマ(1992年放送)を観て、今回は石原裕次郎主演の映画2作(1972年)――今年2月に第1作『影狩り』を、そして本日、第2作『影狩り ほえろ大砲』を観ました。『影狩り』の映像化作品は、ほかに仲代達矢主演のTVドラマ(1983年放送)があるそうです。これもいずれは……。(ネット配信サービスを利用すれば、すぐにでも観られるようです。いざとなったら)
影狩り ほえろ大砲.jpg
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『大聖神』

◎日下三蔵編/横田順彌『大聖神』竹書房文庫(21)
 編者よりお送りいただきました。ありがとうございます。
 何はともあれ、カバーですよね。パラフィン紙が破れているわけではなく、こういう装幀なのです。帯を外した画像も隣に載せておきます。
 カバーだけではなく、本文ページにも古い本に見える仕掛けがあります。これはまあ、現物をご覧になってください。
大聖神.jpg 大聖神(帯なし).jpg
 前作『幻綺行 完全版の装幀もすさまじかったですが、それを超えましたね。これ、古本屋の棚に並んでいたら、すっごく古い本にしか見えませんよ。いやもう、お見事!
大聖神(カバー).jpg
 竹書房文庫から目が離せません!
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「子どもとSF」

 昨日、「児童文芸」2021年4・5月号を買いました(→この記事)。
 読んでいて、ふと、「別冊少年文芸」第1号「子どもとSF」を思い出しました。「児童文芸」のSF特集は全ページの半分ほどですが、こちらは1冊まるまるSF特集です。目次(→この記事)をご覧ください。眺めているだけで嬉しくなってしまいます。
 SF特集を組んだ児童文学誌って、ほかにどんなのがあるんだろ。
 ちょっぴり気になってきました。
子どもとSF.jpg 児童文芸4・5月号.jpg

【追記】
「子どもとSF」の発行は1970年6月です。50年以上前!
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『『新青年』名作コレクション』ほか

 先日の記事にちらと書きましたが、とある事情にて先月末からステイホームを余儀なくされていました。とある事情がようやく解消。ステイホームを解除します。――といっても、基本的にステイホームであることに変わりはありません。「余儀なくされて」ではなくなっただけです。
 ということで、久しぶりに新刊書店に行ってきました。新刊書店に限らず、本を売っているスペースに足を踏み入れるのは今月初です。
◎『新青年』研究会編『『新青年』名作コレクション』ちくま文庫(21)
 若いころ、「新青年」関連書を読みふけっていた時期がありました。いまはそれほどの情熱はありませんが、それでも気になる雑誌であることは確かです。書店で手に取り、中身ぱらぱら。
 おお、これは素晴らしい。買うこと決定です。
◎平山夢明ほか『瞬殺怪談 死地』竹書房怪談文庫(21)
 このシリーズは出たら買います。
◎野宮麻未・怖い話研究会『3分後にゾッとする話 海外の怖い話』理論社(20)
 こういった児童書のショートショート(?)アンソロジーは、とにかく大量に出ていて、買い始めるときりがありません。何かプラス・アルファがないと、見かけてもスルーすることが多いです。海外版というのは珍しいので、買うことにしました。
『新青年』名作コレクション.jpg 瞬殺怪談 死地.jpg 3分後にゾッとする話 海外の怖い話.jpg
◎「児童文芸」2021年4・5月号
 特集「もっと! SFを。」。かなりしっかりした特集です。
◎『石原裕次郎シアター DVDコレクション』98号(21)
 同梱DVDは『影狩り ほえろ大砲』です。今日のメイン目的はこれだったと言っても過言ではないかも。ほんと、待ちわびておりました(→この記事参照)。
児童文芸4・5月号.jpg 石原裕次郎シアター98.jpg
 以上、やはり書店を歩くのは心地よいですね。至福を感じました。
 あ、そうそう。『ポストコロナのSF』は未入荷でしたので、取り置きをお願いしました。次回には買えると思います。
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「顎マスク」

 ポストコロナのSFに続き、コロナ渦中のSFをご覧に入れます(SFとは言えないかもしれませんが)。「ダルマさんがコロナ」と同じく、「SFハガジン」139号(2020年6月6日発行)に掲載。のちに『神々のビリヤード』ネオ・ベム(2020年8月8日発行)に収録しました。
            ※           ※

   顎マスク

 街を歩いていたら、向こうからマスクを顎にしている男性がやってきた。知らない男だが、気になる。放っておけばいいのに、それができない性分なのだ。
「もしもし。よけいなお世話かもしれませんが、マスクを顎にしても効果はありませんよ。それどころか、かえって不衛生で、感染のリスクが上がるという話もあります」
「ああ、そうですか。でも、どうぞご心配なく。私は顎で呼吸をしていて、それで顎にマスクをしているんですから」
「あ、顎呼吸……?」
 意外すぎる対応に、私は言葉を失った。なんというユーモラスな返し。相手は通りすがりの見知らぬ男だ。笑って別れることもできるが、男のノリに便乗したくなった。
「では、マスクの上にあるものは、なんですか」
 笑いをこらえながら問いかける。
「ん?」
「それ、鼻と口でしょ。それは何に使っているんですか」
 すると男は初めて気がついたように、
「あ、これですか。……ただの飾りですよ。だって、ないと変でしょ」
「か、飾り……?」
 ふたたび私は言葉を失った。
 この男、いったい何を考えているのだろう。「顎で呼吸している」だの「鼻も口も飾り」だの、どうしてそんなユーモラスな、言い換えれば珍妙な、はっきり言えば意味のない言いわけをするのだ。私たちはただの通りすがり。生返事をして、立ち去ればいいだけの話ではないか。
 私がじろじろと男の顔――特に剥き出しの鼻と口のあたりを見ていると、
「鼻と口がそんなに気になりますか。それでは……ほら」
 男は言い、右掌(みぎてのひら)で顔をつるりと撫でた。と同時に、マスクが落下し、ぱさっと地面へ。
「え?」
 思わず私はマスクを目で追った。
(はて、なぜマスクが? 外す気配は見えなかったけど)
 地面から視線を男の顔に戻した途端、
「うわっ」
 私は驚きの声を上げた。
 男の顔には、何もなかったのである。鼻と口だけではない。目も、さらには耳も……。
            ※           ※
 ちなみに、「SFハガジン」139号は「コロナ退散祈念号」でした。
 こんなラインナップです。
「コロナ前・コロナ後」梶尾真治
「顎マスク」高井信
「アマビエ考」深田亨
「密」尾川健
「土曜の犬」江坂遊
「ダルマさんがコロナ」高井信
「密です」喜多哲士
「ミント」深田亨
「熱病」山本孝一
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「ダルマさんがコロナ」

 日本SF作家クラブ編『ポストコロナのSF』なるアンソロジーがハヤカワ文庫JAにて刊行されるとのこと。明日発売予定。これは面白そうですね。買うつもりですが、それはさておき――
 ポストコロナのSFといえば、1年くらい前、私も書いたな。
 ということで、ご覧に入れます。「SFハガジン」139号(2020年6月6日発行)に掲載。のちに『神々のビリヤード』ネオ・ベム(2020年8月8日発行)に収録しました。
            ※           ※

   ダルマさんがコロナ

 日曜日の昼下がり。
 公園で子どもたちが遊ぶ声が聞こえてくる。
「ダ~ルマさんがコ~ロ~ナ♪」
 独特の節回し。
 それを聞いて、私は懐かしさを覚えた。私も子どものころ、よく〈ダルマさんがコロナ〉遊びをした。
〈ダルマさんがコロナ〉は鬼ごっこの一種である。鬼はダルマさんと呼ばれる。
 公園に、参加人数に合わせた大きさのサークルを描く。ダルマさんになった子ども以外が、そのなかに散らばる。隣の子との間隔は最低でも二メートル。それ以上近づいてはいけない。
「ダ~ルマさんがコ~ロ~ナ♪」の声とともにダルマさんがサークル内にはいるとゲームスタート。ダルマさんは触れた人すべてをコロナにするという力を持っている。ダルマさんにタッチされると、その子はコロナになり、ほかの子を追いかけるようになる。コロナにタッチされた子もコロナになる。ただし、タッチする際には「カンセン!」と叫ぶことが必要。それを忘れるとタッチは無効だ。
 コロナになるのは、タッチされたときだけではない。ほかの子と二メートル以内に接近し、それをダルマさんに「ミツ!」と指摘されてもコロナになってしまう。
 そのときどきの状態によってアウトブレイクやパンデミック、あるいはオーバーシュートとか表現されるらしいが、その境界は曖昧である。また、一度に三人以上がタッチあるいは「ミツ」指摘をされると「クラスター」となり、その最も近くにいた子どももコロナになる。
 徐々にコロナが増え、非コロナが減っていく。非コロナがひとりもいなくなったところでゲーム終了。最後まで残った子が次のダルマさんになる。――この繰り返しだ。
 ふと、私は思った。子どものころ、何も考えずに遊んでいたけど、そもそもコロナっていったいなんなのだろう。それに、カンセン? ミツ? クラスター?
 なんとなく気になって、コンピュータに尋ねてみた。
「〈ダルマさんがコロナ〉について、詳しく」
 すると、すぐに回答があった。
 ――鬼ごっこの変種。鬼が壁や木のほうを向いて目をつぶり、「ダルマさんが転んだ」というフレーズを何度か唱える。その間、ほかの子どもたちは自由に動けるが、唱え終わった鬼が目を開けて振り向いたときにはぴたりと静止しなければならない。少しでも動くと鬼に捕まり、捕虜となる。
「え? なんだ、その遊びは……?」
 見たことも聞いたこともない遊びだ。
 いやしかし、コンピュータの回答は「ダルマさんがコロナ」ではなく、「ダルマさんが転んだ」と聞こえた。確かに、そう聞こえた。ダルマさんが転ぶ? どういうことだ?
 ダルマさんって、もともとは起き上がり小法師(こぼし)であって、転ばないものではないのか。それが転んだ?
 首を傾げている間もコンピュータの回答は続いている。
 ――二〇二〇年、新型コロナウイルスの感染拡大・変異により、世界はほぼ壊滅状態に陥った。それから幾世代も費やし、ようやく人類が復興を成し遂げたころ、子どもたちの間で〈ダルマさんがコロナ〉なる遊びが流行り始めた。発祥起源は不詳だが、誰かが「転んだ」と「コロナ」を聞き違えたか、あるいはそのパロディとしてか、独自のルールで遊び始めたのが発端であろうと考えられる。
「なるほど」
 私は大きく頷いた。コロナというのはウイルスの名前だったのか。しかしウイルスなんて言葉は私たち世代ですら、かろうじて聞いたことがある程度。いまの子どもたちは全く知らないだろうな。
 コンピュータの回答はさらに続く。
 ――なお、東京都東村山市では「ダルマさんがコロナ」ではなく、「志村けんがアイーン」というフレーズで遊ばれている。
 志村けん? アイーン?
 さっぱりわけがわからないが、まあ、重要なことではあるまい。
 コンピュータとの会話を打ち切った私の耳に、
「コ~ビッドがサンタクロース♪」
 女性の歌声が聞こえてきた。大昔の大ヒット曲らしいが、こうして連綿と歌い続けられているのは珍しい。私も若いころ、歌ったことがある。
(そういえば、コビッドって、なんなんだろうな)
 ふと、私は思った。よく考えてみると、コビッドの意味も知らずに歌っていたのだ。
(コビッドか。そういえば……)
 と、さらに思う。『コビッドの冒険』というロングセラーがある。いつ書かれたのかわからないほど昔の小説だが、これまた連綿と読み継がれていると聞く。
(サンタクロースが主人公の冒険小説なのかな。一度、読んでみようか)
 と思ったのも束の間、すぐにそんなことはどうでもよくなって、子どもたちが遊ぶ「ダ~ルマさんがコ~ロ~ナ♪」の声に心を和ませた。心地よい子守唄を聴くように、まどろんでいく。
 平和な、日曜日の昼下がりである。
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『長い暁』

 ちょっと前、眉村卓の文庫本をチェックしました(→この記事)。
 そのとき、某SNSにて――
 ハヤカワ文庫の眉村卓、『長い暁』だけ欠けているのか。どうせなら揃えておきたいな。どこかで見かけたら買おう。
 なんて呟きましたところ、日下三蔵さんが「ダブっているので、差し上げます」と。
 ありがたやありがたや。
 本日、その本を手にしました。さっそく書棚に並べます。
長い暁.jpg ハヤカワ文庫(眉村卓).JPG
 作品自体はハードカバーで読んだ(いまはダンボールのなかですが)し、創元SF文庫の『司政官 全短編』でも読める(これは書棚に並んでいます)わけですが、「揃っている」という状態は心が落ち着きますね。
 日下さん、ありがとうございました。
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『「少年」傑作集』

 ちょっと前、光文社文庫の『「少年」傑作集(全6冊)』のうち、1、3、4巻を買いました(→この記事参照)。前から第2巻、別巻は持っているので、残るは第5巻となります。
 気長に探索しようと思っていましたが、実は先月末から、とある事情でステイホームを余儀なくされています(コロナは関係ありません)。よほどの用件がない限り引きこもり。書店にもブックオフにも行けず、当然のことながら本を買えず、いささか欲求不満です。
 ネットで何か買って渇を癒やそうと、あれこれ物色。その第5巻を買うことにしました。
 で、本日到着。
◎光文社文庫編『「少年」傑作集 第5巻』光文社文庫(90)
「少年」傑作集 第5巻.jpg 「少年」傑作集.jpg
 揃っていると落ち着きます。いつ読むのかわかりませんが(苦笑)。
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TVアニメ『太陽の使者 鉄人28号』


 TVアニメ『サイボーグ009』(1979年版)を観終わり、これにてTVアニメ・シリーズ『サイボーグ009』全作を観終わったことになります。次は……と考え、『鉄人28号』を制覇することにしました。調べてみますと、『鉄人28号』のTVアニメ・シリーズは以下の通り。
『鉄人28号』1963年10月20日~1966年5月25日放送/全97話
『太陽の使者 鉄人28号』1980年10月3日~1981年9月25日放送/全51話
『超電動ロボ 鉄人28号FX』1992年4月5日~1993年3月30日放送/全47話
『鉄人28号』2004年4月7日~9月29日放送/全26話
『鉄人28号ガオ!』2013年4月6日~2016年3月26日放送/全151話
 このうち『鉄人28号ガオ!』は1話が8分(CM込み)のミニ・シリーズ。食指が動きません。残る4作のうち観ていないのは『太陽の使者 鉄人28号』だけ。
 これを観ることにしました。
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『叛徒たちの海』

 ロバート・E・ハワード『叛徒たちの海 生意気娘號の叛乱』綺想社(21)を版元よりお送りいただきました。いつもありがとうございます。
〈ワイルド・ビル・クラントン シリーズ〉の第2巻にして完結編。3編が収録されています。この時代にハワードとは、感激以外にありませんね。素晴らしい活動と思います。嬉しい!
叛徒たちの海.jpg 地獄船の娘.jpg
『叛徒たちの海』のご注文はこちらまで。〈ワイルド・ビル・クラントン シリーズ〉第1巻『地獄船の娘 龍涎香の秘寶』はこちらです。
 どちらも少部数の発行で、売り切れたら入手は困難になるでしょう。ご希望の方はお早めに。
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