『非在時空』
斎藤肇さんから私家版『非在時空』(15)を送っていただきました。ありがとうございます。
長編ショートショート集と銘打たれています。長編? なのにショートショート集? 読み始めて、すぐに納得しました。大きな流れがあり、そこにショートショート(と言うべきか。幻想掌編? イメージの断片? いや、奔流?)25編が挿入されているという構成なのです。
しがない物書きである主人公は、いきなり訪ねてきた正体不明の編集者から、不思議な執筆を依頼されます。虚構の世界に実在する街の案内文を書いてくれ、と言うのです。
断ろうとしても、なぜかすでにそれはできない状況に追いこまれています。よくわからないままに引き受けると、週に1回、主人公の意識は虚構の実在の街を旅することになります。執筆を書き続けていくうちに、現実世界にも虚構が侵入してきます。まさに虚々実々。現実世界があやふやで不確実なものとなっていき、そして結末は……。
とっても面白い、長編ショートショート・メタフィクションでした。
存在とは、何か?
長編ショートショート集と銘打たれています。長編? なのにショートショート集? 読み始めて、すぐに納得しました。大きな流れがあり、そこにショートショート(と言うべきか。幻想掌編? イメージの断片? いや、奔流?)25編が挿入されているという構成なのです。
しがない物書きである主人公は、いきなり訪ねてきた正体不明の編集者から、不思議な執筆を依頼されます。虚構の世界に実在する街の案内文を書いてくれ、と言うのです。
断ろうとしても、なぜかすでにそれはできない状況に追いこまれています。よくわからないままに引き受けると、週に1回、主人公の意識は虚構の実在の街を旅することになります。執筆を書き続けていくうちに、現実世界にも虚構が侵入してきます。まさに虚々実々。現実世界があやふやで不確実なものとなっていき、そして結末は……。
とっても面白い、長編ショートショート・メタフィクションでした。
存在とは、何か?
2015-12-16 16:36
コメント(7)
『日本ショートショート出版史』に加筆します。
by 高井 信 (2015-12-16 16:38)
ご紹介ありがとうございます。
とはいえ、今のところ売ってないわけですが。
ともあれ、面白く読んでいただけたのならうれしいです。
by 斎藤肇 (2015-12-16 23:09)
楽しい本をありがとうございました。
販売が決まったら、ぜひお知らせくださいね。拙ブログでもアナウンスしたいと思います。
by 高井 信 (2015-12-17 00:09)
おお、『非在時空』非常に欲しいです!
是非発売をお願いします!>斎藤様
by 北原尚彦 (2015-12-17 20:01)
私も早く通販が始まることを願っています。なんたって、面白いですから。
by 高井 信 (2015-12-17 21:45)
お久しぶりです。
『非在時空』、非常に面白そうですね。
『見えない都市』も大好きな作品ですし。
by 清水孝俊 (2015-12-21 21:22)
どうも。ご無沙汰です。
『非在時空』、早く皆さんが手に取れるようになるといいですね。進展があれば斎藤さんが連絡してくれると思います。お楽しみに。
by 高井 信 (2015-12-22 07:38)