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『モンテ・クリスト伯爵』

 森山絵凪『モンテ・クリスト伯爵』白泉社・JETS COMICS(15)を購入、即読了。もちろん原作はアレクサンドル・デュマです。とにかく私、モンテ・クリスト・フリークですから、マンガだろうとアニメだろうと映画だろうとドラマだろうと、目についたら読んじゃうし観ちゃうのです。
モンテ・クリスト伯爵.jpg あの長大な物語をマンガ本1冊に? 不安でしたが、それは杞憂に終わりました。短いながらもきっちりと、面白さのツボは外していないのですね。
 あとがきに――
>『子供の頃に一番好きだった本は何?』と聞かれ、このモンテ・クリスト伯を即答したところから、このコミカライズは始まりました。
 と書かれています。マンガを読むと、それがよくわかります。私も同類ですから、ほんと、よくわかります。
 モンテ・クリストの世界を満喫しました。
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いろいろ購入。

◎渡辺浩弐『1999年のゲーム・キッズ(下)』星海社文庫(12)
 上巻は所有。言うまでもありませんが、初刊本(アスペクト)、幻冬舎文庫版も持っています。
◎渡辺浩弐『2999年のゲーム・キッズ(上下)』星海社文庫(13)
 言うまでもありませんが、初刊本(アスペクト)、再刊本(エンターブレイン、講談社)も持っています。→この記事参照
◎レイ・ブラッドベリ『十月の旅人』ハヤカワ文庫SF(16)
 言うまでもありませんが、初刊本(大和書房)、新潮文庫版も持っています。
1999年のゲーム・キッズ(下).jpg 2999年のゲーム・キッズ(上).jpg 2999年のゲーム・キッズ(下).jpg 十月の旅人.jpg
◎川上弘美『パスタマシーンの幽霊』新潮文庫(13)
 言うまでもありませんが、初刊本(新潮社)は持っています。
◎冲方丁『もらい泣き』集英社(12)
 これは先に再刊本(集英社文庫)を買っていたという珍しいケース。→この記事参照。
◎小野俊太郎『大魔神の精神史』角川0neテーマ21(10)
 唯一、読むために買った本です。これだけの本を買って、読むのは1冊というのは……納得はしているものの、無性に虚しくなることがあります。
パスタマシーンの幽霊.jpg もらい泣き.jpg 大魔神の精神史.jpg
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『すこしふしぎな小松さん』

『すこしふしぎな小松さん』というマンガが少し気になり、近所の書店へ。例によって自力では探すことができず、店員に尋ねました。
「『すこし気になる小松さん』というマンガ、あります? 〈すこし気になる〉はヒラガナ……」と言いかけて、間違いに気づきました。慌てて、「『すこしふしぎな小松さん』です」。
 店員さんは笑いながらも、ちゃかちゃかとパソコンで在庫検索。「1冊あります」とレジまで持ってきてくれました。
◎大井昌和『すこしふしぎな小松さん』白泉社・ヤングアニマルコミックス(17)
すこしふしぎな小松さん.jpg カード.jpg
 この書店用に作られたカードも封入されていて、ラッキー(なのかな?)。
 帰宅して読み始めたら止まらず、最後まで。
 いやいやこれ、元SF少年にはたまらないですね。出てくる作家や作品には40年くらいのギャップがありますが、なんかわかるなあ~、この感覚。
 楽しかったです。
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『小松左京全集完全版25 全ショートショート集』

小松左京全集完全版25.jpg『小松左京全集完全版25 全ショートショート集』城西国際大学出版会(17)を買いました。全199編収録。え? 199編?
『小松左京ショートショート全集(全5巻)』ハルキ文庫(03)には205編収録。う~~~む。増えてるのを期待していたのになあ。
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「SFハガジン」第63号

「SFハガジン」第63号を発行しました。「52円切手を使い切っちゃえ。ハガジン、旬刊で出すぞ」企画、これにて終了です。次号からは隔週刊に戻る予定ですが、まあ、いいかげんな編集部ですから、どうなることやら。(次号は久しぶりに冊子にしようと考えています)
 52円切手時代掉尾を飾る今号には拙作を掲載しました。前回(第57号)に続き、またもザコザコしております。ザコといえば江坂遊さんからも何匹か送られてきています。近いうちに。ほかの皆さんもザコがザコザコしてきましたら、お送りくださいませ。
 ということで、近いうちに発送いたします。
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『影丸と胡蝶 ほか七編』

影丸と胡蝶.jpg 七面倒臭い作業は最終段階の最終局面にはいったところで停滞中です。あ、話の流れ上、七面倒臭い作業と書いていますけれど、七面倒臭かったのは第二段階までで、最終段階はさほどでもありません。まあ、面倒な作業ではありますが。
 さて。
 横山光輝『影丸と胡蝶 ほか七編』講談社漫画文庫(01)を買いました。〈横山光輝時代傑作選〉の1冊。これで講談社漫画文庫の〈横山光輝時代傑作選〉〈横山光輝中国時代傑作選〉は全部揃ったのかな。こんな感じ。
横山光輝時代傑作選.JPG
 ちなみに、横山光輝の文庫が収めてある棚はこんな感じ。
講談社漫画文庫(横山光輝).JPG
 最下段の右半分は横山光輝以外。後列は……(笑)。
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「雑誌ニュース」

 あまり整理していない雑誌棚を眺めていて、薄っぺらい冊子が挟まっているのに気がつきました。
雑誌ニュース.jpg 取り出してみると、「雑誌ニュース」1983年2月号でした。どうしてこんなものが? と目次を見ましたら、「雑誌と私 ●星新一」とあり、納得です。
 これがなんと、雑誌「ショートショートランド」(この原稿では「ショートショート・ランド」となっていますが)の話なんですよね。季刊から隔月刊になることへの思いやコンテスト入選者への思いが綴られています。いいなあ、このエッセイ。こんな選者に選ばれて、入選者は幸せだよなあ。
 こうして残してるからには読んだはずですが、すっかり忘れていました。これ、単行本には収録されていないような気がするなあ。どうなんだろう。
 また忘れてしまうといけないので、ここにメモしておきます。
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『はだしのゲン 第二部』

 七面倒臭い作業、継続中。相変わらず本を読んでいません。
 積ん読マンガを退治しようかと、途中まで読んで放置してあるマンガ(いずれも長い)のなかから『はだしのゲン 第二部』を選択。昨年末に第一部を読み、続きが読みたくて、すぐに買いに走った(→この記事)のに、買ったことで満足しちゃったのか、そのまま放置していました。
 現在、第二部の2冊目、真ん中あたり。治安維持法か。う~~む、現在の日本と重なります。
はだしのゲン.jpg
 途中まで読んで放置しているマンガ、こんなのもあります。
日本沈没.jpg
刻刻.jpg
幽麗塔.jpg
『日本沈没』はともかく、『刻刻』や『幽麗塔』は最初から読み返さないとダメだろうなあ。
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『幻少女』

 ゆえあって、以下の3冊を手に取りました。
◎高橋克彦『幻少女』角川mini文庫(97)
◎高橋克彦『不思議な卵』角川mini文庫(99)
◎高橋克彦『幻少女』角川文庫(02)
幻少女.jpg 不思議な卵.jpg 幻少女(角川文庫).jpg
 角川文庫『幻少女』には、角川mini文庫の2冊に3編を加えて文庫化したもの、とあります。
 角川mini文庫『幻少女』の収録作品数を数えると、11編。角川mini文庫『不思議な卵』には14編。
 ということは角川文庫『幻少女』には11編+14編+3編=28編が収録されているはずです。ところが、実際に数えてみますと、27編しかありません。突き合わせてみて、「悲しみがいっぱい」がカットされていることがわかりました。
 こういうのって、そんなに珍しいことではありません。書誌情報って大切だと思うんですよね。もっと気を配っていただきたいものです。
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映画『宇宙船の襲来』


 映画『宇宙船の襲来』を観ました。1958年のアメリカ映画です。
 結婚してから自分の夫の様子がおかしくなったと感じる妻。実は夫は宇宙人に捕らわれ……。いや、夫だけではなく……。物語は静かに、しかしサスペンスフルに流れます。
 先日観た『驚異の透明人間』と同じく、これぞ50年代SFって感じですね。特撮は安っぽいけど、それもまたよし。こういうの、好きだなあ。楽しませてもらいました。
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「SFハガジン」第62号

 最終段階に突入した七面倒臭い作業ですが、ゆえあって一時中断。週明けから再開することになりました。
 で、はっと思い出したのは「SFハガジン」です。来月からハガキ料金が値上がりするということで、残っている52円切手を一掃すべく、今月は3冊発行しようと思いつつ、まだ1冊しか出していません。そろそろ2冊目を出しておかないと、であります。
「SFハガジン」第62号は江坂遊さんの作品です。明日か明後日には発送します。しばしお待ちくださいませ。
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『硝子障子のシルエット』

 七面倒臭い作業、ようやく第2段階が終わりました。残るは最終段階。第1段階や第2段階と比べれば圧倒的に楽な作業と思いますが、面倒な作業であることに違いはありません。
 最終段階に取りかかる前に、ちょいと外出。古本を買ってきました。
◎島尾敏雄『硝子障子のシルエット 葉篇小説集』創樹社(73)
 特製愛蔵本。限定版ではありますが、550部も発行されていますから、さほどレアではありません。28編収録。
硝子障子のシルエット(限定版).jpg
 この本は初刊本(創樹社/1972年/28編収録)、全集版(『島尾敏雄全集 第7巻』晶文社/1981年/30編収録)、文庫版(講談社文芸文庫/1989年/30編収録)を所有しています。これで全種類が揃ったのかな。
硝子障子のシルエット.jpg 島尾敏雄全集 第7巻.jpg 硝子障子のシルエット(文庫).jpg
 それにしても限定版は大きいなあ。
 書影の縮小率はどれも同じです。文庫本と比べると、その差は歴然。
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イタリア文藝叢書

 先週来の悩みは、自分のなかで一応の折り合いをつけることができました。解決したわけではありませんが、これを解決することはたぶん不可能。もうこれで解決と考えたいと思っています。
 気分転換に自転車に飛び乗り、新刊書店――ちくさ正文館書店本店へ。
 ブッツァーティ『夜の挿話』を確認。どーんと積まれていました。
夜の挿話.jpg
 この本はイタリア文藝叢書の1冊です。この店にはほかにも4冊の在庫があります。
イタリア文藝叢書.jpg
 それぞれ1冊~3冊。版元品切れになっている本もありますので、ご希望の方はお早めに。

 私の買いたい本は見当たらず、代理購入を頼まれていた『夜の挿話』を1冊購入しただけ。自分用の本が買えないと、なんだか淋しいです。
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『夜の挿話』改訂新版

夜の挿話(改訂新版).jpg ディーノ・ブッツァーティ『夜の挿話(エピソード)』イタリア文藝叢書刊行委員会(12)の改訂新版(創林舎/17)が発行されました。ほとんどがショートショートの作品集です。さっそく入手。
 この本は取り扱い書店が限られていて、そこらの書店でひょいと買うわけにはいきません。ネット書店でも取り扱われていないと思います。
 フェイスブックの案内を以下に貼り付けます。入手ご希望の方は、どうぞこれを参考にしてくださいませ。
 私の御用達(ちくさ正文館書店本店/名古屋)には、確認はしていませんが、すでに入荷しているはずです。お店に行かれる機会がありましたら、ぜひ。
夜の挿話・案内.jpg
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『ショートショート・BAR』

ショートショート・BAR.jpg 相変わらず七面倒臭い作業継続中。それに関連し、心が折れる事態が発生。心身ともにへろへろです。
 さて。
 田丸雅智くんの新著『ショートショート・BAR』光文社(17)をご献本いただきました。ありがとうございます。
 今年も相変わらずの活躍ですね。すごい。
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『SFの書き方』

SFの書き方.jpg 七面倒臭い作業に関連して、昨夜、ちょっと気が滅入る事案が発生。どよ~~んとした気分では作業を再開する気にならず、自転車に飛び乗りサイクリング。行きつけの書店(ちくさ正文館書店本店)にも寄り――
◎大森望編『SFの書き方―「ゲンロン 大森望 SF創作講座」全記録』早川書房(17)
 今さらSFの書き方を勉強しようとは思わないのですが、皆さん、どないなこと言ってんのかな~という野次馬的な好奇心で、買ってみることにしました。七面倒臭い作業が終わってから、ゆったりと読もうと思います。
 お店では、盛林堂ミステリアス文庫の新刊『屍島のイブ 魔子鬼一作品集成第1巻』の入荷を確認。『怪星の秘密 森下雨村空想科学小説集』とともに平積みされています。
 あ、そうそう。ちょっと前まで1冊残っていた横田順彌『荒熊雪之丞大全』は売り切れ。都筑道夫『ほりだし砂絵 なめくじ長屋捕物おさめ』は残り1冊です。
屍島のイブ&怪星の秘密.jpg
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『屍島のイブ』

屍島のイブ.jpg 盛林堂さまより『魔子鬼一作品集成 第1巻 屍島のイブ』盛林堂ミステリアス文庫(17)を送っていただきました。ありがとうございます。
 ほとんど知らない作家ですが、解説(森英俊)を読むと、めちゃ面白そう&私好みっぽい。
 ずっしりと重たい500ページ。ブログにも書いていますように、いまは七面倒臭い作業にパワーを吸い取られていて、とても本を読む余裕はありません。しかも、今日はちょっと失敗して、作業をやり直す羽目に……(涙)。
 何もかも、作業が落ち着いてからです。
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映画『驚異の透明人間』



驚異の透明人間.jpg 久しぶりに近所のブックオフを2軒ハシゴ。残念ながらめぼしい本はなく、買ったのはDVD『驚異の透明人間』だけでした。1959年のアメリカ映画。
 透明人間の映画は好きで、けっこう観ていますけれど、この映画は未鑑賞。57分と短いこともあり、さっそく観ました。
 いかにも1950年代のSF映画という感じで、こういうのは好きですね。とはいえ57分。映画というよりもテレビの1時間ドラマを観たような……(笑)。
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「Hard SF Laboratory」147号

 今週もまた、七面倒臭い作業を続けています。ようやく今日、その第一段階が終了。少しインターバルを置いて、第二段階にはいります。この件が落ち着くまで、ブログの更新が滞りがちになると思います。
Hard SF Laboratory 147号.jpg さて。
「Hard SF Laboratory」147号が届きました。石原藤夫さん、いつもありがとうございます。
 前号のことを書いた記事に――
> 今号の「うひゃあ!」は、なんといっても柴野拓美さんの書庫写真ですね。モノクロの全景写真が多く、書名を判別するのは困難ですが、それでも「あ、これはアレだな」とわかる本が多数あります。詳細写真は次号とのこと。めちゃくちゃ楽しみです。
 と書きました。封を切り、さっそく当該ページを探します。
 おお、あるある。でかいでかい。見える見える。
 これは楽しいですね。なかに1冊、私の探求書があり、涎が出ました。←嘘です。涎は出ません(笑)。
 ほかの記事では、石原さんの「方程式もの」話が実に楽しいです。「冷たい方程式」の元ネタと思われるマンガとか、海野十三の方程式ものとか。
 あ、そうそう。次号には石原さんの書庫を紹介してくれるそうです。わあ、これも楽しみ!
 ちなみに、次号にて私の「日本ショートショート出版史」は最終回を迎えます。しみじみ。
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「SFハガジン」第61号

 5月にはいり、ふと今月中に52円切手を使い切る(ハガジンを3冊発行する)ことにしたのを思い出しました。
 ということで、版下を作り、印刷。できあがりました。
 今号は山本孝一さんの作品です。いつもここに書くのは作者名だけですけれど、今回は特別にタイトルも書いちゃいましょう。「キャプテン・フューチャーの事件簿」です。なんとフューチャー、ハガジンの小さな誌面のなかで2つもの事件を解決し、さらにもう1件……。そして最後には壮大な結末が!
 近いうちに投函します。しばしお待ちくださいませ。
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