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『幻少女』

 ゆえあって、以下の3冊を手に取りました。
◎高橋克彦『幻少女』角川mini文庫(97)
◎高橋克彦『不思議な卵』角川mini文庫(99)
◎高橋克彦『幻少女』角川文庫(02)
幻少女.jpg 不思議な卵.jpg 幻少女(角川文庫).jpg
 角川文庫『幻少女』には、角川mini文庫の2冊に3編を加えて文庫化したもの、とあります。
 角川mini文庫『幻少女』の収録作品数を数えると、11編。角川mini文庫『不思議な卵』には14編。
 ということは角川文庫『幻少女』には11編+14編+3編=28編が収録されているはずです。ところが、実際に数えてみますと、27編しかありません。突き合わせてみて、「悲しみがいっぱい」がカットされていることがわかりました。
 こういうのって、そんなに珍しいことではありません。書誌情報って大切だと思うんですよね。もっと気を配っていただきたいものです。
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