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『怪獣王ゴジラ』&『姜維伝』

◎『ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX VOL.14 怪獣王ゴジラ 海外版』講談社(17)
 海外版ゴジラって、観たっけ? どうだっけ? よくわかりませんが、覚えていないのでしたら、観てないのと同じです。ソフトを持っていないのは確か。買うことにしました。
◎小前亮『姜維伝 諸葛孔明の遺志を継ぐ者』朝日新聞出版(10)
『三国志』登場人物のなかで姜維はかなり好きな武将です。『三国志』で一番好きなのは趙雲、2番目は孔明なんですが、姜維はそのふたりを足して2で割ったような武将という印象です。孔明の知力と趙雲の武力を併せ持った……と言うと、言いすぎかも(笑)。
 ただ残念なことに、山ほど観てきた&読んできた『三国志』のなかで、姜維の活躍が描かれるシーンはさほど多くはありません。おもな活躍が孔明の歿後ということが大きな理由でしょう。『三国志』ストーリー全体のなかで、最高に面白いのは関羽の歿する寸前までで、それ以後はだいぶトーンダウン。で、孔明の歿後はさらにトーンダウン。見るべきは姜維だけになってしまいます(←個人的な感想)。多くの『三国志』で端折られてしまうのは仕方がないかもしれません。
 この本を手にした瞬間――
 おおっ。まるごと姜維!!
 買うのに一瞬の躊躇もありませんでした。
怪獣王ゴジラ&姜維伝.JPG
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TVドラマ『部長刑事』

 大相撲で初優勝した関脇・正代関の祖母の名が正代正代(しょうだいまさよ)さんということが話題になっています。
 で、遙か昔に観たTVドラマ『部長刑事』の1エピソードを思い出しました。その回には「金子金子」さんが登場するんですよね。
 これ、脚本を書かれたのは筒井康隆さんです。はっきり覚えてはいないのですが、神戸で催された筒井さんを囲むファンの集いがあって、ちょうどそのとき、この番組が放送。参加者みなで(もちろん筒井さんも含めて)テレビ画面に見入ったのではなかったかな。
 細かいことは忘れましたが、関西弁のイントネーションを絶妙に使ったアイデアだったことは強く記憶に残っています。
 気になり、調べてみました。
『部長刑事』に筒井さんが脚本を書かれたのは2回で、その脚本は『ジーザス・クライスト・トリックスター 筒井康隆劇場』新潮社(82)、『スイート・ホームズ探偵 筒井康隆劇場』新潮社(89)に収録されています。
 さっそく取り出してきました。
ジーザス・クライスト・トリックスター.jpg スイート・ホームズ探偵.jpg
「部長刑事――もうひとつの動機」1979年11月24日放送
「部長刑事――刑事たちのロンド」1983年9月24日放送(こちら、放送日情報はウィキペディア)
 放送日から推察して、私が観たのは「刑事たちのロンド」ですね。『スイート・ホームズ探偵 筒井康隆劇場』に収録されており、もちろん読みます。
 あ、「金子金子」ではなく「金子(姓)」と「かね子(名)」が……でしたか。記憶が混乱していたようです。

 で、さらに調べます。
「第1回発作的党集会―マヤに登りて笑え―
 主催:日本筒井党
 日時:1983年9月24日~25日
 会場:摩耶観光ホテル
 プログラム予定には「筒井康隆の刑事たちのロンド鑑賞」とあります。
 このイベントに私も参加させてもらいました。レポート(1983年11月10日発行)には私の挨拶(たぶんテープ起こし)、写真なども掲載されています(すっかり忘れていました)。
「刑事たちのロンド」を観たのは、間違いなくこのときですね。
発作的党集会.jpg
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演劇『あした あなた あいたい』

 昨日に引き続き、キャラメルボックスの公演DVDを観ました。今夜は『あした あなた あいたい』(2006年の公演)。原作は梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説』シリーズの1編「布川輝良の軌跡」です。
 これも短い(68分)けれど、見事に感動させてくれます。好き!
あしたあなたあいたい.jpg
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『這いよる影』

 エイブラム・メリット『這いよる影』綺想社(20)を訳者・大網鐵太郎さんより送っていただきました。ありがとうございます。
 メリットか~。中学から高校にかけて、夢中になったなあ。私が広島SF同好会に入会しようと思ったのもメリットだったなあ(→この記事参照)。
 本作は『魔女を焼き殺せ』の姉妹編とのこと。いやいや、なんという目のつけどころでしょうか。素晴らしい!
 興味のある方はこちらへ。
這いよる影.jpg 魔女を焼き殺せ.jpg 恐るべき魔女.jpg
『魔女を焼き殺せ』徳間書店・ワールド・ホラー・ノベル シリーズ(68)と、その子ども向け訳書『恐るべき魔女』朝日ソノラマ・少年少女世界恐怖小説(72)を並べました。
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「Hard SF Laboratory」197号

 石原藤夫さんより「Hard SF Laboratory」197号をお送りいただきました。いつもありがとうございます。
 今号より尾川健くんの「筒井康隆氏についての…… 出張版」の連載(だよね?)が始まりました。いやはや、呆れ返るしかないようなマニアックな情報が満載。次回以降も楽しみです。
HSFL-197.jpg
 いよいよ200号が迫ってきました。200号はオールカラーで出す予定とのことで――うわああ。
 私の原稿はオールカラーの意味がない内容です。書影がんがんの原稿を書こうかしらん、と考えています。
 なお、号数に関する祝辞は205号(「宇宙塵」超え!)のときに、とのこと。うひゃ。私の書いた原稿、半分は200号お祝いなんですよね。でもまあ、それだけではないので、ご勘弁を。

【追記】9月29日
>書影がんがんの原稿を書こうかしらん、と考えています。
 思いついたので、書きました。どんな内容か、200号をお待ちください。ええ、書影がんがんです。

【追記2】
 今年発行された「Hard SF Laboratory」を並べてみました。(画像クリックで拡大表示)
HSFL・2020年.JPG
 なんと21冊! このペースですと、年末には205号に到達するかも。遅くとも来年早々ですね。
 205号用の祝辞エッセイを考えておかないといけません。ただ「おめでとうございます」では芸がないですから。
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寅さん

 今日の「中日新聞」朝刊コラムです。(画像クリックで拡大表示)
中日春秋.jpg
「敷居が高い」については、おかしな使い方をされるたびに違和感がはなはだしくて、もやもやしていますが、それはさておき、最後の一文――
>え? 寅さんをご存じないって?
 うまいオチだなあ。――ではなくて……。
 いやあ、これなんですよね、これ。われわれ世代では常識と思う事柄が若い世代には通じない(その逆もあるでしょう)。ある程度は仕方がないと思いますけど、何が通じて、何が通じないのかわからない。それが悩ましい。
 世代間ギャップをとみに感じる、今日このごろでございます。ま、要するに、トシ食ったなあということなのですが。
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演劇『ミス・ダンデライオン』

 キャラメルボックスの公演DVD『ミス・ダンデライオン』を観ました。2006年の公演。原作は梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説』シリーズの1編「鈴谷樹里の軌跡」です。
 キャラメルボックスの『クロノス・ジョウンターの伝説』シリーズを観るのは、『クロノス』『きみがいた時間 ぼくのいく時間』に続いて、これが3作目。前2作(117分と127分)と比べてかなり短い(67分)けれど、それを感じさせない感動の1作でした。いやもう、最高!
 感動の余韻に浸りつつ、CD『あした あなた あいたい/ミス・ダンデライオン』のDISC2『ミス・ダンデライオン』を流しています。
ミス・ダンデライオン.jpg あしたあなたあいたい/ミス・ダンデライオン.jpg
『あした あなた あいたい』の公演DVDも持ってはいるのですが、まだ観ていません。近いうちに。
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TVドラマ『奇妙な出来事』

 今年8月、TVドラマ『奇妙な出来事』の再放送がありました(→この記事参照)。私はホームドラマチャンネルとは契約しておらず、視聴不能。全話を観てはいて、いますぐ観たいというわけではありませんけれど、できれば映像を手元に置いておきたいと思っていました。
 そんなことを話していたところ、知人が放送を録画。ディスクに焼いて、プレゼントしてくれました。全20話中19話。1話欠けているのは残念ですが、事情あり放送されなかったので、仕方がありません。まあ、その1話は私の原作で、市販ビデオを持っていますから、問題なし。
 全話が揃って、嬉しいです。ありがとうございました。

『奇妙な出来事』と私の関係については、この記事を参照。ほんと、忘れられない番組です。
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『海の中の赤い傘』直販について

 発行が近づいてきた深田亨『海の中の赤い傘』ですが、今回、版元(要するに私)直販は10冊のみです。それ以外の入手方法は、著者直販か盛林堂さんで買うか。
 私への予約はすでに6冊はいっていまして、残りは4冊です。版元直販をご希望の方はお早めにご連絡ください。
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『怪談』

       さまざまな“愛”を描く、
      高橋葉介の幻想オムニバス!
   ロマンティックで残酷で、エロスと怪奇が、
いろいろな人生模様を炙り出す、鮮烈な大人の童話!!
    【単行本未収録作品集】

 うわ。めちゃ面白そう。
 帯に惹かれ、高橋葉介『怪談』朝日ソノラマ(91)を買いました。全16編収録。各編は短く、ショートショートの資料になるのかな。
 ともあれ、読むのが楽しみです。
怪談.jpg
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『海の中の赤い傘』試作品出来

 先日お知らせ(→この記事)したネオ・ベム近刊――深田亨『海の中の赤い傘~SFハガジン・ショートショート集成~』ですが、その試作品ができあがりました。ざっと見た限りですが、大きな問題点はない様子。最終チェックし、週明けに必要部数を発注。来週末か、遅くとも再来週には完成するでしょう。
 140ページにショートショート48編を収録。面白いですよ~。
 続報をお待ちくださいませ。
海の中の赤い傘・試作品.JPG
 頒価1000円(予定)。例によって盛林堂さんで取り扱っていただきます。
 発行部数未定。直販希望の方は(著者あるいは私に)事前連絡いただければ確保いたします。厚さ1センチ弱なので、スマートレター(180円)なら4冊まで郵送できます。

【追記】
「SFハガジン・ショートショート集成」3冊を並べて、悦に入る。
 なんという統一感のなさよ(笑)。
SFハガジン・ショートショート集成.JPG
『海の中の赤い傘』は試作品ですが、表紙の修正予定はありません。

【追記2】
 全部並べて、悦に入る。
背.JPG
『新シミリ現象』は3年前、還暦のお祝い返しに作りました。いま見ると、編集がへたくそで、情けないです。
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『老いの風景』ほか

 久しぶりに郵便局にて記帳。先月中旬から本日までの入金を確認いたしました。ありがとうございます。>関係者各位
 ちょっと足を延ばして、そのへんふらふら。
◎渡辺哲雄『老いの風景 本当の今日が流れてゆく』中日新聞社(99)
「中日新聞」に連載とのこと。ショートショートとは異質の産物であろうなあとは思えど、帯に「短編小説80編」なんて書かれていたら、買わないわけにはいきません。
◎原作・酒見賢一、漫画・緒里たばさ『泣き虫弱虫諸葛孔明②』BIG SPIRITS COMICS(18)
 第1巻を読み、続きを読むか決めかねていた(→この記事のコメント欄参照)のですが、見たら買っちゃいます(笑)。
老いの風景.jpg 泣き虫弱虫諸葛孔明②.jpg
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『漢字の夢』増刷決定

 尾川健『漢字の夢』を増刷することになりました。(増刷といっても、奥付表示はそのままです)
 10月上旬には盛林堂さんの通販が再開されると思います。
 お待ちくださいませ。

 販売開始即増刷というのは、『日本ショートショート出版史』以来です。
 思わぬ誤算、と言っては失礼ですけれど、こういう誤算は嬉しいですね。
 お買い求めいただいた皆さまに感謝です。

 盛林堂さんでのネオ・ベム発行物、現在の販売状況は以下です。(ご注文はこちら
盛林堂ネオ・ベム.png
 上記のように『漢字の夢』は近いうちに販売再開されます。『恍惚エスパー』の再開はないかなあ。うちにも在庫はありません。
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「SFハガジン・ショートショート集成」2冊

 盛林堂さんにて売り切れとなっていた拙著『神々のビリヤード』ですが、追加納品し、先ほど販売が再開されました。増刷しない限り、これが最後の納品です。ご希望の方はお早めに。販売ページはこちら
 追加納品した尾川健『漢字の夢』は、またも売り切れになりました(→販売ページ)。ありがとうございます。こちら、増刷しないと新たな納品はできません。リクエストが多ければ増刷を考えますので、ここのコメント欄でも盛林堂さん宛てでも、あるいは著者宛てでも、ご希望をお寄せください。
 どうぞよろしくお願いいたします。
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宇宙開闢前

ツイッター.png
 こういうの、興味深いです。
 表だけ、ピックアップしましょう。画像をクリックすると拡大表示されます。
年表.jpg
 なるほどねえ。対象は10歳から45歳。私から見たら、みんな「若い人」なんですが、ひとくくりにしてはいけませんね。
 私(63歳)はどうかな。
「最近」は、ここ数年。2000年代は「ちょっと前」、それ以前は「だいぶ前」で、「昔」となると、1970年代以前かな(明治時代まで)。で、「古い」は江戸時代、「いにしえ」は石器時代とかそんな感じ(笑)。そういえば、若いころの「昔」は明治時代から戦前までだったな。年を重ねると感覚も変わる――というか、40年くらい前が私にとって「昔」なのでしょうね。
 え~。この表によりますと、40代の若い方々にとって、私は「いにしえ」にデビューした「古い」作家ということになります。もっと若い世代にとっては「宇宙開闢前」。忘れ去られていても仕方ないですね。

【追記】
 私がSFに目覚め、手当たり次第に読みまくっていた1970年代、あのころ「古典SF」といえば、おもに明治時代から終戦前(1945年以前)にかけて書かれた作品のことでした。つまり、30年前の作品でも「古典SF」という認識だったわけです。
 翻って――
 私は今年、デビュー41年目。私がSF短編やショートショートを最も書きまくっていたのは1980年代なのですが、これらの作品群はすべて「古典SF」であります。←ほんとか?(笑)
「シミリ現象」なんて、書いたのは1974年。46年前でっせ。
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「スター・トレック ビギンズ」

 岸川靖・編著「最新版 スター・トレック ビギンズ」洋泉社・別冊映画秘宝(09)を買いました。増補改訂版(だよね?)の岸川靖・編「スター・トレック完全読本」洋泉社・別冊映画秘宝(16)は持っているのですが、「~完全読本」は1冊まるまるスタトレなのに対して、「~ビギンズ」はそうではなくて、「2009年前半米国ドラマ最新事情」なんて記事が80ページもあります。両書を読み比べてみたいなあと思っていたのでした。
スター・トレック ビギンズ.jpg スター・トレック完全読本.jpg
 以下、うちのスタトレ・コーナーです。
スタトレ・コーナー.JPG
 ぱらぱらと眺めただけの本が多いなあ。反省。
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「シナリオ」1986年5月号

 先日、雑誌「シナリオ」1982年12月号を買いました(→この記事)。映画『俗物図鑑』と『ウイークエンド・シャッフル』のシナリオが掲載されていて、それが目的です。
 新たに「シナリオ」1986年5月号を買いました。この号には映画『スタア』のシナリオが掲載されています。『スタア』も好きですねえ。
 調べてみますと、「シナリオ」2003年5月号には映画『わたしのグランパ』のシナリオが掲載されているようです。この映画も面白かったですが、上記3作ほどの思い入れはなく、買おうか迷い中です。
 ほかの号にも筒井康隆原作の映画シナリオが掲載されているかも。映画『俺の血は他人の血』(1974年)のシナリオがあったら、ぜひ読みたいのですが……。
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映画『新蛇姫様 お島千太郎』

 映画『新蛇姫様 お島千太郎』を観ました。1965年の作品。先日観た映画『蛇姫様』と同じく、原作は川口松太郎『蛇姫様』です。
 理不尽な罪で逃亡生活にはいった主人公・千太郎は旅芸人の一座に身を隠します。そこで知り合った女役者・お島と惹かれ合うというストーリーは共通していますが、ふたりの恋愛模様は『蛇姫様』ではさほど重くは扱われません。しかし『新蛇姫様 お島千太郎』ではタイトルの通り、お島と千太郎をメインに物語が進みます。同じ設定ですし、根底を流れるストーリーも同じなのですが、どこにスポットを当てるかによって、ずいぶん違いますねえ。
 こちらも面白かったですが、私としては『蛇姫様』(恋愛要素控えめ)のほうが好きですね。
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『チャンピオン太』

 先日、TVドラマ『チャンピオン太』を(3話分だけですが)観ました。その際にも書きましたが、どうにも中途半端な終わり方。
 主人公(太くん)の行く末も気になるし、それに何より、原作は梶原一騎(←大好き!)なんですよね。なんだか『タイガーマスク』の原型みたいな感じもあり、それも気になる。
 我慢できなくなり、原作・梶原一騎/漫画・吉田竜夫『チャンピオン太 完全版(全5巻)』マンガショップ(06)を買ってしまいました。
 第1巻の帯を目にして、びっくり。
>梶原一騎 衝撃のデビュー作
 うわ。読まねば!!
『しばちゅうさん』を読みかけたところですが、あと回しにして、こちらを先に読みます。
チャンピオン太.JPG 
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ネオ・ベム文庫?

 昨年から出し始めたネオ・ベムの文庫シリーズ(すべて小説)ですが、数えてみたら尾川健『漢字の夢』で9冊になっていました。来月発行予定の深田亨『海の中の赤い傘』が10冊目! で、まだ出したいものがある……。
 こんなに続くのでしたら、〈ネオ・ベム文庫〉とか銘打っておけばよかったですねえ。いまからでも遅くないかもしれませんけれど、そうすると、既刊分も〈ネオ・ベム文庫〉として増刷したくなる(笑)。――やめておきましょう。
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『漢字の夢~SFハガジン・ショートショート集成~』

 尾川健『漢字の夢~SFハガジン・ショートショート集成~』ネオ・ベム(20)が完成しました! 文庫判/68ページ/全9編収録/600円。
 私と尾川くんの付き合いは長いのですが、その間、創作をするなんて素振りは微塵も見せませんでした。3年前、いきなり「SFハガジン」にショートショート「漢字の夢」を送ってきて、それが滅法面白く、びっくり仰天。これが処女作だなんて……。
 その後、ショートショートをちょくちょく送ってくれるようになりました。本好きの琴線に触れる作品も多く、「やるな~」でありますよ。
 また、尾川くんといえば筒井康隆さんの大ファン(というより、超マニアですね)として有名です。そんな筒井マニアにしか書けない/書かない作品もあり、筒井ファンも要チェックです。
 ほんと、面白いですよ~。
 著者あるいは私の直販以外に、盛林堂書房さんでも扱っていただいています(→ここ)。
 どうぞよろしくお願いいたします。
漢字の夢.jpg
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『ゴシック文学入門』

 ちくさ正文館書店本店へ。
◎東雅夫編『ゴシック文学入門』ちくま文庫(20)
 目次を見ますと、『幽霊塔』「モンク・ルイス」「ヴァテック」『死妖姫』……。
 買うしかないです。
ゴシック文学入門.jpg 高井信コーナー.jpg
 右の写真は高井信コーナー(笑)。よろしければ、足をお運びくださいませ。
 その後、そのへんふらふら。
◎萩尾望都・乳井昌史選/ゆきのまち通信編『ゆきのまち幻想文学賞小品集 26 冬の虫』企画集団ぷりずむ(17)
「ゆきのまち幻想文学賞小品集」、久しぶりに見ました。調べてみますと、この26巻が現在のところ最新刊のようです。え~と、うちには23巻、25巻が欠ですか。どこかで見かけたら買います。
冬の虫.jpg
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『ペスト』ほか

 アマゾンを眺めていて、徳永大輔(著)/粕川裕康(イラスト)『ペスト』なんて本を見つけました。Kindleにて無料配信されています。
 さっそくダウンロードし、読んでみました。カミュ『ペスト』のマンガ化。大幅なダイジェストですが、だいたいの内容を掴むには充分です。
 同じ作者で『100年前の新型コロナ「スペイン風邪」の歴史を学ぶ漫画』なんてのもあり、やはりKindle無料。ダウンロードし、あっという間に読了。簡潔で、わかりやすかったです。
 ちなみに、どちらもオールカラーです。お得感満載。
ペスト.JPG 「スペイン風邪」の歴史を学ぶ漫画.JPG
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アマビエ・マスク

 村上知子さんがアマビエ・マスクをプレゼントしてくれました。わ。嬉しい! アマビエ大好きオヤジとしては、たまりませんよ、これは。いつもお気づかいいただき、本当にありがたい限りです。
アマビエ・マスク.JPG
 さあ。これで冬を乗り越えよう!
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『くらげ色の蜜月』

 日下三蔵編/戸川昌子『くらげ色の蜜月』竹書房文庫(20)を編者よりお送りいただきました。ありがとうございます。全14編収録の傑作集です。
くらげ色の蜜月.jpg
 告白してしまいますと、私は戸川昌子のいい読者ではなく、所有している本も以下の4冊と、あと文庫を何冊か、といった程度です。
戸川昌子.jpg
 表4に――
>倫理もなく、理屈もない。奇妙な出来事が、ただそこにある――。
 おおっ、面白そう!
 期待大です。
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『手塚治虫からの伝言 SFショートショート』

 中野晴行監修『手塚治虫からの伝言(メッセージ) SFショートショート』童心社(20)を買いました。
 全7編収録。たぶん全作品、うちにある本に収録されていますけれど、こんなタイトルの本を見つけちゃったら、買うしかありません。
SFショートショート.jpg
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ネオ・ベム近刊『海の中の赤い傘』

 尾川健『漢字の夢~SFハガジン・ショートショート集成~』はもうすぐ完成します。もしかしたら、明日にでも盛林堂さんで販売が始まるかも。頒価600円。よろしくお願いいたします。
 ということで――
 次なるは、深田亨『海の中の赤い傘~SFハガジン・ショートショート集成~』です。こちら、「SFハガジン」に発表したショートショート、全48編を収録。完成は来月の上旬か中旬か。
 楽しみにお待ちください。
海の中の赤い傘.png
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映画『蛇姫様』

 映画『蛇姫様』を観ました。1959年の作品。原作は川口松太郎の著名作品です。1940年に続く2度目の映画化とのこと。
 残念ながら私は原作を読んだことがありませんが、『蛇姫様』というタイトルだけで気になっていました。
 そのストーリーは――
 理不尽な罪を着せられ、逃亡生活にはいった主人公。さらに、仇敵によって父と妹が殺され……。主人公の復讐が始まる! ――おおっ。私の大好物ではないですか。
 想像以上に、そして期待以上に面白かったです。満足~~。
蛇姫様.jpg
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積ん読マンガ

 積ん読三国志マンガを読み終わり、さて次は……と積ん読マンガの山をチェック。
 以下をピックアップしました。
積ん読マンガ.JPG
『しばちゅうさん』はだいぶ前に購入。読みかけたものの、いまひとつ没入できず、そのまま放置していました。いまなら楽しめそうな気がします。
 ともあれ、まずは「人魚シリーズ」の未読2編ですね。
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「人魚シリーズ」

 高橋留美子は好きなマンガ家のひとりですが、「人魚シリーズ」とは縁がなく、初めて読んだのは去年、いわゆるコンビニコミック版でした。
『人魚シリーズ 湧太と真魚の出会い』My First BIG(14)
『人魚シリーズ 不死人の旅路』My First BIG(14)
人魚シリーズ湧太と真魚の出会い.jpg 人魚シリーズ不死人の旅路.jpg
 すっごく面白く、どうしてそれまで読まなかったのか、後悔することしきりです。
 この2冊には7つのエピソードが収録。調べてみますと、「人魚シリーズ」は全9作のようです。
 ふむふむ。『人魚の森』小学館(93)と『人魚の傷』小学館(93)を買えば、残りの2作も読めるのか。
『人魚の傷』はすぐに発見しましたが、『人魚の森』はなぜか見かけず……。本日ようやく発見しました(嬉)。
人魚の森.jpg 人魚の傷.jpg
 明日にでも読みます。
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