ゆきのまち幻想文学賞

〈ゆきのまち幻想文学賞〉――雪をテーマにした小説のコンテストをご紹介します。
　1991年にスタートした年次コンテストで、今年で20回を数えます。応募規定は400字詰め原稿用紙10枚以内ですから、（広義の）ショートショート・コンテストと言えるでしょう。過去のコンテストにおける入賞・入選者を対象にした「長編賞」も募集していますが、規定は30枚以内。30枚の長編って……（笑）。
　募集要綱はこちら。今年の募集はすでに終了しましたが、近いうちに来年に向けての募集要綱がアナウンスされると思います。
　その入選作は作品集としてまとめられています。以下、リストです。

◎高田宏・萩尾望都・三浦雅士選／ゆきのまち通信編
『ゆきのまち幻想文学小品集〔一〕』ＮＴＴメディアスコープ(91)
『ゆきのまち幻想文学賞・小品集〔二〕』ＮＴＴメディアスコープ(92)
『ゆきのまち幻想文学賞・小品集〔三〕』ＮＴＴメディアスコープ(93)
『ゆきのまち幻想文学賞・小品集〔四〕』ＮＴＴメディアスコープ(94)
『ゆきのまち幻想文学賞・小品集〔五〕』ＮＴＴメディアスコープ(95)
『ゆきのまち幻想文学賞・小品集〔六〕』ＮＴＴメディアスコープ(96)
『ゆきのまち幻想文学賞・小品集〔七〕』ＮＴＴメディアスコープ(97)
　　　
　　
◎高田宏・萩尾望都選／ゆきのまち通信編
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔八〕雪の道標』企画集団ぷりずむ(99)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔九〕夜咄』企画集団ぷりずむ(00)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十〕花びら餅』企画集団ぷりずむ(01)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十一〕再会』企画集団ぷりずむ(02)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十二〕遠い記憶』企画集団ぷりずむ(03)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十三〕赤い女』企画集団ぷりずむ(04)
　　
　　
◎高田宏・萩尾望都・乳井昌史選／ゆきのまち通信編
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十四〕雪見酒』企画集団ぷりずむ(05)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十五〕心音』企画集団ぷりずむ(06)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十六〕横着星』企画集団ぷりずむ(07)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十七〕おいらん六花』企画集団ぷりずむ(08)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十八〕河童と見た空』企画集団ぷりずむ(09)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十九〕雪の反転鏡』企画集団ぷりずむ(10)＊未入手、現物未確認です。
　　
　

コメント 5

齊藤尚規です。
今度は名前が出ました（笑）

ゆきのまち幻想文学賞は毎年応募していますが、未だに最終選考どまりです。
基本的には過去の傾向を考えながら書いているつもりですが、それがいい方向に向いているのかどうかよく分かりません。
今年も例年通りだと、平成２３年１月２０日が締め切りとなります。
応募予定作は完成させているのですが、どうなることやら…・・・。
by サイトー (2010-08-26 23:45) 

　斉藤さんのブログを読んで、ふと作品集を手に取り、記事を書こうと思い立ったのでした。
　いい結果が出ることをお祈り申し上げます。
by 高井　信 (2010-08-27 07:11) 

私も、この賞には毎年応募しています。
私は、斎藤さんとは違い、かすりもしません。
困ったもんです。
by 雫石鉄也 (2010-08-27 10:24) 

　あら、雫石さんも……。
　マイナーなコンテストかと思っていましたが、意外に人気があるんですね。
　グッドラック！　であります。
by 高井　信 (2010-08-27 14:29) 

＞高井先生
自分の知り合いもけっこう応募されてますので、アマチュアにとってはメジャーな賞かもしれませんね。
確か昨年は800ぐらい応募があったような記憶があります。
（間違っていたらごめんなさい）
来年こそ高井先生の祈りに応えられるような結果を残せるように頑張ります！


＞雫石さん
SFマガジンの常連である雫石さんを高井先生のブログでお見受けできて光栄です。
ちなみにｍ自分は齊藤想という名前で応募しています。
勝手ながら雫石さんのブログを登録してしまいましたので（笑）、今後ともよろしくお願いします。
by サイトー (2010-08-27 22:14)