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『5分で読める 胸キュンなラストの物語』ほか

◎ジャンプノベル編集部・編『5分で読める 胸キュンなラストの物語』集英社(21)
 10編収録。このシリーズ(既刊3冊)、『5分で読める 恐怖のラストの物語』集英社(21)は所有。これで2冊目です。
「5分で読める~」に惹かれますが、ショートショート集ではなく短編集ですね。
◎石田泰照編著『子どもが息をのむ こわい話・ふしぎな話1』黎明書房(98)
 全3巻(計71編収録)の1冊目。この本には24編が収録されています。
 短いのですが、ショートショートか? と問われると……。
5分で読める 胸キュンなラストの物語.jpg 子どもが息をのむこわい話・ふしぎな話1.jpg
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『がきデカ』

『天才バカボン』を読み終え、さて次は……。
 考えるまでなく『がきデカ』です。先日、キンドルの無料配信セールで、山上たつひこをダウンロードしまくりました。まずは『がきデカ』を読み始めたところ、これが楽しくて楽しくて……。昨日と一昨日で第4巻まで読んでしまいました。覚えているエピソードが多くて、びっくり。
『がきデカ』は以前はコミックスを全巻持っていましたが、30年以上前、友人に差し上げ、現在は1冊もありません。いやしかし、文庫版を買ったような……。
 探すと、すぐに見つかりました。
『がきデカ①』秋田文庫(95)
『がきデカ②』秋田文庫(95)
がきデカ①.jpg がきデカ②.jpg
 調べてみますと、秋田文庫版はこの2冊しか出ていないようです。
 ちなみに。
 この記事のコメント欄に――
>こまわりくんが「木綿のハンカチーフ」のレコードを読むシーン、強烈に覚えていますが、あれはどのエピソードだったのかな。
 と書きましたが、本を手にして、呆気なく判明しました。第1巻に収録の「男は4チャンネル」です(そのシーンは272ページ)。
 電子書籍は場所を取らなくてありがたいんですが、特定のページを探す手軽さにおいては紙の本に敵いませんね。
 すっきりして、嬉しいです。
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映画『遊星からの物体X』吹替え版

『遊星からの物体X』(1982年)は大好きな映画で、何度でも観たい(というより、BGV的感覚で流したい)のですが、うちにあるソフト(DVD)は字幕のみ。気楽に流すことができません。テレビ放送時は吹替えでした。それを録画しておかなかったことが悔やまれます。
 しかし、そんな後悔ももう終わりです。吹替えの収録されたブルーレイディスクを購入。
 いま、流しております。いやあ、やっぱりいいですねえ。にこにこ。
遊星からの物体X(ブルーレイ).jpg
 以下、わが家の物体Xたちです。
『遊星からの物体X』1982年(DVD)
『遊星からの物体X ファーストコンタクト』2011年(DVD)
遊星からの物体X(DVD).jpg 遊星からの物体X ファーストコンタクト.jpg
『遊星よりの物体X』1951年(VHS)
『遊星よりの物体X』1951年(DVD)
遊星よりの物体X(VHS).jpg 遊星よりの物体X(DVD).jpg

【追記】12月31日
 こんなのもありました。
『遊星からの物体X』1982年(レーザーディスク)
遊星からの物体X(LD).JPG
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『狼の紋章』『狼の怨歌』

 この記事ほかにも書きましたように、平井和正『狼の紋章』は私の読書人生において大きな存在感を放つ本です。続巻の『狼の怨歌』以降も発売されるや買って読みました。
 今回、『狼の紋章』と『狼の怨歌』に絞って話を進めます。
 最初に読んだのはハヤカワSF文庫です。
『狼の紋章』ハヤカワSF文庫(71)
『狼の怨歌』ハヤカワSF文庫(72)
狼の紋章(ハヤカワSF文庫).jpg 狼の怨歌(ハヤカワSF文庫).jpg
 続いて、『狼の紋章/狼の怨歌』早川書房・日本SFノヴェルズ(73/書影はここに)、さらには『狼の紋章』『狼の怨歌』ノン・ノベル(75/現在、ダンボールのなか)も購入。その後、角川文庫や徳間書店からも出ましたが、さすがにスルー。
 そんなこんなで――
 40数年ぶりに『狼の紋章』『狼の怨歌』を買いました。最も思い出深いハヤカワ文庫の新装版です。以前はハヤカワSF文庫でしたが、新装版はハヤカワ文庫JAで発行されました。
『狼の紋章』ハヤカワ文庫JA(18)
『狼の怨歌』ハヤカワ文庫JA(18)
狼の紋章(ハヤカワ文庫JA).jpg 狼の怨歌(ハヤカワ文庫JA).jpg
 眺めていると、あのころが甦ってきます。半世紀前……。
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『YOUCHAN個展「本を巡る冒険2」古本タワー再び』トークイベント


 今朝はユーチューブで、「『YOUCHAN個展「本を巡る冒険2」古本タワー再び』トークイベント」を観ることにしました。
 2時間超! パソコンで観ようとすると疲れますが、Fire TV Stickがあるので、テレビで観られます。
 楽しませていただきます。
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『人類よさらば』

 日下三蔵編/筒井康隆『人類よさらば』河出文庫(22)を編者より送っていただきました。ありがとうございます。
 37編収録の(ほぼ)ショートショート集です。ほとんどは既読ですが、知らない作品もありますし、読んだけど忘れている作品もあります(後者、けっこう多い)。年賀状用に書かれた作品も2編収録されていて、これには驚きました。
 1編は寅年に向けて書かれたもの。お正月にぜひ、とお薦めしたいところですが、発売は来年――1月6日のようです。
 しばしお待ちくださいませ。
人類よさらば.jpg
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『詩人のなぷきん』

◎堀口大學譯『詩人のなぷきん 仏蘭西短篇小説集』第一書房(29)
 16編収録。アポリネエル、フイツシエ兄弟、シユオブといった名前も見られます。ずいぶん前からの探求書ですから、めちゃ嬉しい!
 堀口大學訳『詩人のナプキン』ちくま文庫(92)はこの本の大幅増補版で、24編収録です。
詩人のなぷきん.jpg 詩人のナプキン.jpg
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『ぼくの机はぼくの国』

 そんなわけ(→この記事のコメント欄参照)で、佐藤さとる『佐藤さとるファンタジー童話集XI ぼくの机はぼくの国』講談社文庫(89)が届きました。19編収録の童話集です。
 これにて、〈佐藤さとるファンタジー童話集〉全11巻、完集!(嬉)
ぼくの机はぼくの国.jpg
 唯一の懸念は背の色でしたが、届いた本の背は緑。全11冊、すべてが緑で揃い、嬉しいです。
佐藤さとる(講談社文庫).JPG
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山上たつひこ

 かつて読みまくっていたマンガ家のひとりです。
 現在、キンドルでその著作が大量に無料配信中と知りました。『がきデカ』『喜劇新思想大系』『快僧のざらし』『光る風』……もちろん読んでいますし、本も持っていましたが、いまでは手放してしまったものもあるし、ダンボールのなかに埋もれているものもあります。
 無性に懐かしくなり、ダウンロードしまくり中です。無料でいいのかしらん、と申しわけなく思いつつ……。

【追記】
 秋田漫画文庫は書棚に並んでいます。
秋田漫画文庫.JPG
『アフリカの爆弾』も。
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『地獄でメスがひかる』

◎高階良子『高階良子傑作選1 地獄でメスがひかる』講談社漫画文庫(99)
 講談社漫画文庫の〈高階良子傑作選〉は全5巻。購入するのは第4巻『血まみれ観音』(99)に続いて2冊目です。全巻を揃えたい気持ち、少しだけあります。
地獄でメスがひかる.jpg 血まみれ観音.jpg
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『川端康成『掌の小説』論』

◎『川端康成『掌の小説』論―「貧者の恋人」その他』龍書房(00)
 へえ。こんな本が出ていたとは。
 言うまでもなく、川端康成『掌の小説』はショートショートの先駆的作品群です。
 世のなかには知らない本がたくさんあります。
『掌の小説』論.jpg
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『レ・ミゼラブル』映画

 昨夜、1952年の映画『レ・ミゼラブル』を観ました(→この記事のコメント欄)。
 ユーゴー『レ・ミゼラブル』を原作とする映画はけっこう観ています。何を観て、何を観ていないのか。確認しようと思い、ウィキペディアを見ました。(画像クリックで拡大表示)
レ・ミゼラブル映画.jpg
 ふむ。たくさんありますね。
 観たことがあるのは――
『噫無情』(1935年 アメリカ) リチャード・ボレスラウスキー監督、フレドリック・マーチ主演
『レ・ミゼラブル(英語版)』(1952年 アメリカ)ルイス・マイルストン監督、マイケル・レニー主演
『レ・ミゼラブル』(1957年 イタリア、フランス) ジャン=ポール・ル・シャノワ(フランス語版)監督、ジャン・ギャバン主演
『レ・ミゼラブル』(1995年 フランス) クロード・ルルーシュ監督、ジャン=ポール・ベルモンド主演
『レ・ミゼラブル』(1998年 アメリカ) ビレ・アウグスト監督、リーアム・ニーソン主演
『レ・ミゼラブル』(2012年 イギリス、アメリカ) トム・フーパー監督、ヒュー・ジャックマン主演
 この6作かな。
噫無情 レ・ミゼラブル(1935).jpg レ・ミゼラブル(1952).jpg レ・ミゼラブル(1957).jpg
レ・ミゼラブル 輝く光の中で(1995).jpg レ・ミゼラブル(1998).jpg レ・ミゼラブル(2012).jpg
 未鑑賞の作品、まだまだたくさんありますが、ウィキペディアのリストには『レ・ミゼラブル』というタイトルでもユーゴー原作ではないものも含まれています。私が知っているだけでも、1995年版(鑑賞済み)や2019年版(未鑑賞)はユーゴーの『レ・ミゼラブル』ではありません。
 あれこれ、機会があれば観たいと思っています。
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『海辺のフィアンセたち』

 10年以上前になりますが、「ミシェル・トゥルニエの短編集」という記事を書きました。
 いまごろになって、そのときは知らなかった作品集を発見。
◎ミシェル・トゥルニエ『海辺のフィアンセたち』紀伊國屋書店(98)
 知らない本だなと手に取ると、帯に――
>小説の魔術師が贈る
>エロティックでユーモラスな
>61の物語
 61!!! うわーーーっ。
 内容の確認もせず、レジへ。
海辺のフィアンセたち.jpg
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TVドラマ『来来!キョンシーズ』


 先日の記事、映画『霊幻道士Q 大蛇道士の出現!のコメント欄で――
>なんだかTVドラマ『来来!キョンシーズ』(1988年)を観たくなってきました。
 と書きました。
 改めて確認しますと、第1巻66分、第2巻66分、第3巻88分。これくらいなら、すぐに観終わります。
 懐かしい世界に浸ってみようかな。
来来!キョンシーズ.jpg
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〈モラヴィア傑作選〉

◎アルベルト・モラヴィア『潰えた野心(上下)』ハヤカワ文庫NV(84)
〈モラヴィア傑作選〉全10巻の第5巻、第6巻です。
 全然(適価では)見ない本だったのですけれど、今日は上下揃いを2セットも(しかも30センチくらい離れた棚で)見つけてしまったのです。価格は同じで、片や帯付き、片や帯欠。
 長編なので無理して買う気はないし、さほど探してもいなかったのですが、見てしまったら買わずにはいられません。もちろん買うなら帯付き!
潰えた野心.jpg
 ということで、〈モラヴィア傑作選〉全10巻、揃いました!(嬉)
モラヴィア傑作選.JPG
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『影絵の街にて』

 日下三蔵編/新井素子『影絵の街にて』竹書房文庫(22)を編者よりお送りいただきました。ありがとうございます。
 ショートショートもどーーーーーっさり収録されています。
 書店に行く機会がありましたら、ぜひぜひ。
影絵の街にて.jpg
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『セヘルが見なかった夜明け』

◎セラハッティン・デミルタシュ『セヘルが見なかった夜明け』早川書房(20)
 帯に大きく「夕方、三人の男が森で盗んだ、セヘルの夢を」とあり、さらに「職場の同僚に恋をした。たったそれだけのことが引き起こす悲劇。トルコ人政治家が獄中から描く、中東の闇と光。珠玉の12篇」とも。
 へえ。面白そう。収録作品数は12編と少ないですが、この本は全144ページ。うち小説部分は130ページもなく、各編は短いです。7編が10ページ以下。
セヘルが見なかった夜明け.jpg
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『幽霊の接吻』

 宮野村子『幽霊の接吻』盛林堂ミステリアス文庫(21)を版元よりお送りいただきました。いつもありがとうございます。
 宮野村子作品集の3冊目で、全10編収録。
 手に取り、まずはタイトルと装幀が気に入りました。前の2冊もよかったのですが、私はこの3冊目が最も好きです。
「あとがきにかえて」によりますと、あと2冊くらい出せば、宮野村子作品のほぼすべてが読めるようになるとのこと。ぜひぜひ!
幽霊の接吻.jpg
 ご注文はこちらへ。
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『家畜人ヤプー』初刊本

 先日の記事『家畜人ヤプー REBOOT』で――
>『家畜人ヤプー』都市出版社(70/探しましたが行方不明)
 と書きました。
 ほかの本を探していて、ひょっこりと出現。しかも2冊も。
家畜人ヤプー(1刷).jpg 家畜人ヤプー(2刷).jpg 家畜人ヤプー(背).jpg
 左は1970年2月10日発行の第1刷、右は同年2月20日発行の第2刷です。函と帯は2冊とも同じ(厳密に言うと、2刷の帯が少し幅広)ですが、本体は1刷と2刷では全然違います。1刷は赤いハードカバー、2刷は黄色いソフトカバーなんですよね。それだけではありません。本文の文字色は、1刷は黒、2刷は濃い緑なんです。こんなこと、すっかり忘れていました。
 記憶力がないのは困ったものですが、いろいろな新発見(?)があって、楽しいといえば楽しいです。
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『古典漫画 古事記』

 昨夜の映画『日本誕生』の余韻で、監修:鳥越憲三郎/漫画:つぼいこう『古典漫画 古事記』新人物往来社(90)を読みました。
 あ、これ、いいですね。わかりやすいし、マンガの割には詳しく説明されているし。
 上つ巻182ページ、中つ巻80ページ、下つ巻37ページというページ構成。原典がどんな比率になっているのか知りませんが、『古事記』の面白さは上つ巻(上巻)のあれこれ、そして中つ巻(中巻)のヤマトタケルに集約されていますからね(←個人的見解です)。こういうページ構成は嬉しいです。
古典漫画 古事記.jpg
『古事記』関連では、ブログに紹介済みの本以外に、こんなのも買っています。ざっと目を通した本もあり、全くの手つかずもあり。
◎角川書店編『古事記』角川ソフィア文庫(02)
◎鈴木三重吉『新版 古事記物語』角川ソフィア文庫(03)
◎太田善麿『古事記物語 若い人への古典案内』教養文庫(71)
◎田辺聖子『田辺聖子の古事記』集英社文庫(96)
◎バラエティ・アートワークス『まんがで読破 古事記』イースト・プレス(10)
◎坂本勝監修『図説 地図とあらすじでわかる! 古事記と日本書紀』青春新書(09)
古事記.jpg 新版古事記物語.jpg 古事記物語.jpg
田辺聖子の古事記.jpg まんがで読破 古事記.jpg 古事記と日本書紀.jpg
 のたのたと消化して参ります。
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映画『日本誕生』


 相変わらず、ぼちぼちと『古事記』関連本を読んでいます。
 今夜は大物――映画『日本誕生』(1959年)を観ました。3時間の大作です。
 中心となるのはヤマトタケルの物語ですが、イザナギ・イザナミの国生みに始まり、アマテラスの天岩戸隠れ、スサノオのヤマタノオロチ退治……といった『古事記』の有名エピソードが挿入されていて、それらも楽しめます。そんななかで最も印象に残ったのはオトタチバナの健気さでした。海神の怒りを解くため、オトタチバナが荒海に身を投じるシーンもしっかりと描かれています。前半のクライマックスはヤマトタケルのクマソ討伐、後半はこのシーンでしょうね。柄にもなく、ぐっと来てしまいましたよ。
 とまあ、そんな具合で3時間、楽しませてもらいました。
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『虹の獄、桜の獄』

◎竹本健治・文、建石修志・画『虹の獄、桜の獄』河出書房新社(05)
 全8編収録の童話集。ショートショート集と言ってもいいかも。うち7編は竹本健治『閉じ箱』からの再録。1編は書き下ろしです。
 建石修志の挿絵(ほとんどがカラー)が抜群に美しい。絵を見ているだけでも楽しめます。
虹の獄、桜の獄.jpg
『閉じ箱』は何度も再刊されていて――
『閉じ箱』角川書店(93)/カドカワノベルズ(96)/角川ホラー文庫(97)/角川文庫(18)
閉じ箱.jpg 閉じ箱(カドカワノベルズ).jpg
閉じ箱(角川ホラー文庫).jpg 閉じ箱(角川文庫).jpg
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『勇気と希望をありがとう』

 承前
 Kiss FMのことを書き、こんな本を思い出しました。
◎『勇気と希望をありがとう 震災と闘った神戸の小さな放送局の記録』兵庫エフエムラジオ放送(95)
 B5判、400ページ超に、リスナーからKiss FMに寄せられたメッセージ(多くは手書き!)、あるいは新聞や雑誌の記事をこれでもかと詰めこんであります。巻末には「Kiss FM KOBE 震災発生後48時間の放送活動記録(時系列)」(10ページ)が掲載。ものすごく貴重な記録集だと思います。表紙デザインは和田誠!
 この本には、ステッカーが挟まっていました(直径10センチ)。あー、懐かしい。このデザインのTシャツも持っていましたねえ。まだ残っているかしらん。
 今日は朝からしみじみと。
勇気と希望をありがとう.jpg ステッカー.jpg

【追記】
 発掘しました。
 しわしわですが、アイロンをかけるのも面倒なので、そのまま。
We Love KOBE Tシャツ.JPG
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『寝耳に地震 〈阪神大震災〉体験記』

 ふとしたきっかけで、むかし作った冊子『寝耳に地震 〈阪神大震災〉体験記』を手に取りました。文庫判、40ページ。1995年2月22日発行とあります。地震発生は同年1月17日ですから、約1ヶ月後ですね。
 何度か書いていますように、当時私は三宮に住んでいました。震度7地帯。住んでいたマンションは倒壊こそ免れたものの、家中しっちゃかめっちゃか。いやもう、ひどい目に遭いました。
 この冊子には、発生当日から三宮を脱出するまでの5日間が克明に記されています。避難している間に書いたもの。なんでも書いておくというのは、物書きの習性なのかもしれません。
 なんとか生活できる目途が立ち、三宮に戻ったのは1ヶ月後くらいだったと思います。いきさつは覚えていませんが、せっかく書いた体験記ですから冊子化しておこうと思い立ったのでしょう。打ち出してコンビニでコピー。家で二つ折り製本。いまから見ればお粗末な出来ですが、当時は両面印刷や冊子印刷のスキルはありませんでしたから、仕方ありません。
 何冊作ったのか、完全に失念。まあ、多くて20冊くらいではないかと思います。どなたかに差し上げたのでしょうが、これまた完全に忘れています。
 それを手に取り、しみじみと。
 地震からもうすぐ27年になりますけれども、あの地獄は忘れられません。
寝耳に地震.jpg
 この冊子だったか打ち出し原稿だったか、筒井康隆さんにお送りしたところ、当時筒井さんがパーソナリティを務められていたラジオ番組『筒井康隆のオイル・セラー・アワー』(Kiss FM)で朗読してくださることになりました。1995年4月16日~6月4日(毎週日曜日放送)。全8回。
 最終回(6月4日)には私もゲスト出演し、お話をさせてもらいました。
 嬉しく、そして懐かしい想い出です。
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演劇『野獣郎見参!』

 一昨日、『蛮幽鬼』を観ました。劇団☆新感線の公演です。いやあ、面白かったですねえ。期待以上に!
 劇団☆新感線の公演といえば、買っただけで観てないビデオが何本もあります。この機会に観ようかなと思って物色。――『野獣郎見参!』を観ることにしました。ジャケットには解説が記されておらず、完全に予備知識ゼロです。
 晴明塚が壊され、魔物が跋扈する世界となった京の都を舞台に、魔物ハンターや陰陽師が活躍する(暴れる?)話です。これまた楽しい。
 まだ、観てないビデオがあります。明日以降、何作か観ようかなと思っています。
野獣郎見参!.jpg
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『二次会のあと』

◎眉村卓『二次会のあと』講談社文庫(86)
 眉村卓の作品集は、どんなバージョンでもいいので(最低1冊は)手許に置いておきたいと思っています。
『二次会のあと』は14編収録の作品集。単行本(講談社/81)で読んだ記憶はありますが、現在うちにあるか自信がありません。講談社文庫版を持っていないことは確実なので、買うことにしました。仮に単行本があったとしても、文庫本があると何かと便利ですから問題なし。
 で、帰宅して確認しましたら――案の定(笑)。
二次会のあと(講談社文庫).jpg 二次会のあと.jpg
 いい機会なので、講談社文庫の眉村卓作品集を確認することにしました。
『ぼくの砂時計』1976年◆
『六枚の切符』1984年
『二次会のあと』1986年◆
『不器用な戦士たち』1987年◆
『魔性の町』1995年◆
 ◆印は所有。唯一、『六枚の切符』だけ持っていません。単行本(講談社/78)は持っていますが、講談社文庫版を見かけたら買ってしまいますね、きっと。さっきも書きましたように、文庫本があると便利なのです。
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『ブラック・ジャック解体新書』ほか

◎南淵明宏『ブラック・ジャック解体新書』宝島社(03)
◎手塚プロダクション監修『ブラック・ジャック大解剖』三栄書房・サンエイムック(12)
 判型が大きくスキャン面にはいりきらないため、左右両端が少し切れています。
ブラック・ジャック解体新書.jpg ブラック・ジャック大解剖.jpg
 手塚治虫によるマンガ『ブラック・ジャック』はほぼ読みましたが、それで終わりではありません。他のマンガ家によるリメイクやトリビュート、あるいは関連書は数多く出版されています。
 見かけて、面白そうだと思えば買っていて、かなり溜まってきました。
 なるべく早く読みたいとは思っているのですが……。
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『天才バカボン THE BEST』

 久松文雄『巌窟王』をあまりに早く読み終えてしまったので、もう少し。
 積ん読マンガの山から、この2冊をチョイス。
◎赤塚不二夫『天才バカボン THE BEST 講談社版』講談社(07)
◎赤塚不二夫『天才バカボン THE BEST 小学館版』小学館(07)
『天才バカボン』は子どものころから好きで、不定期に読みたい衝動が起こります。
 2冊合わせて約700ページ。既読作品も多いでしょうが、傑作は何度読んでも面白いですから、問題ありません。
天才バカボンTHE BEST講談社版.jpg天才バカボンTHE BEST小学館版.jpg 天才バカボンTHE BEST(背).jpg
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『巌窟王』

 昨日、楳図かずお『アゲイン』を読み終わりました。
 さて、次は何を読もうか。と積ん読マンガの山を眺め――
◎原作:A・デュマ/漫画:久松文雄『巌窟王』集英社・モンキー文庫(77)
 明らかに昨夜観た演劇『蛮幽鬼』の余韻が残っているせいですね。
 では、読み始めます。
巌窟王.jpg
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演劇『蛮幽鬼』


 演劇『蛮幽鬼』を観ました。劇団☆新感線の公演です。
 デュマ『モンテ・クリスト伯』をモチーフとした舞台と聞いては、そして主人公が伊達土門(だてのどもん)と知っては、観ないではいられません。
 これはモチーフというより翻案に近いですね。3時間超の舞台ですが、だれることなく物語は進み、終盤にはどんでん返しの連続! その先には意外な結末が!
 ああ、面白かった。
蛮幽鬼.jpg
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