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実店舗販売開始

日本ショートショート出版史.jpg 東京は西荻窪の古書店・盛林堂書房にて『日本ショートショート出版史~星新一と、その時代~』を取り扱っていただくことになりました。本日より販売開始です。お店にお立ち寄りの際には、ぜひぜひお手に取ってみてください。通販サイト・書肆盛林堂でも購入可能ですから、どうぞご利用くださいませ。
 私の行きつけの書店・ちくさ正文館書店本店(名古屋・千種)でも近日中に販売開始予定です。こちらもよろしくお願いいたします。
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映画『サソリ 女囚701号』『サソリ 殺す天使』

 映画『サソリ 女囚701号』『サソリ 殺す天使』を観ました。1998年公開の2部作(前後編)。主演は小松千春です。
 この映画を観るのは、だいぶ前にテレビで放映されていたのを観て以来ですから、15年ぶりくらいかな。例のごとく、すっかり忘れていましたが、観ているうちに徐々に記憶が甦り……。
 大団円(後編のラスト)では、そうだそうだ、最初に観たとき「やられた~」と思ったんだっけな、と。ええ、このサソリ、けっこう私好みです。
 それにしてもこの手の映画、大昔は真夜中やお昼の定番でしたし、つい最近まではちょくちょくテレビ放映されていたような気がするんですが、めっきり見なくなりましたねえ。淋しく思っています。
サソリ女囚701号.jpg サソリ殺す天使.jpg
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「SFハガジン」第71号

 ふと思いついたことがあり、予定を思い切り前倒しして「SFハガジン」第71号を発行しちゃいました。会員さんに向けて伝言があり、これは少しでも早いほうがよかろうと。
 どうぞよろしくお願いいたします。
 おっと。順序が逆になりましたが、今号は海野久実さんです。いいペースで原稿を送ってくださるので、ほんと、ありがたいです。

 さて、シール切手を貼りましょうか(嬉)。
 今日か明日には投函したいと思っていますが、天気次第です。

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映画『ウィークエンド・シャッフル』

 久しぶりに映画『ウィークエンド・シャッフル』を観ました。原作は筒井康隆。1982年の作品です。
 この映画を観るのは5~6回目と思いますけど、いやこれ、何回観ても面白いですね。この映画はビデオが発売されただけで、DVD化はされていないはず。もったいないなあ。
ウィークエンド・シャッフル(VHS).jpg ウィークエンド・シャッフル(文庫).jpg
 右の画像は帯付きのようなデザインのカバーが付いた講談社文庫。だいぶ前にブックオフで見かけ、うほほ~~いと買ったものです。え~と、4年前ですか(→この記事)。こういうとき、ブログに書いておくと便利です。
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「少年サンデー」の「1000字コント」

「ボーイズライフ」誌の「1000字コント」については、この記事に書きました。『日本ショートショート出版史』では52ページに書いています。
 先日。「ボーイズライフ」にて入選経験のある藤原龍一郎さんが、ふと昔話を漏らしました。――「1000字コント」は「ボーイズライフ」ののち「少年サンデー」に引き継がれ、そこでも入選したことがある。選者は筒井康隆……。
 えー? 「少年サンデー」で!?
 詳細を尋ねましたが、何しろ昔のことゆえ、記憶は忘却の彼方。掲載誌も残っていないとのこと。
 こういうときに頼りになるのが筒井さんのことならお任せの尾川健くんです。問い合わせてみましたら、すぐに調べてくれました。
「少年サンデー」1970年8月30日号(№36)に募集告知。
「少年サンデー」1970年10月18日号(№43)に第1回入選発表。(藤原さん入選)
「少年サンデー」1971年3月21日号(№12)に第2回入選発表。
 第3回以降は不明ですが、おそらく第2回で終了したと思われます。
 もうちょっと早くわかっていれば『日本ショートショート出版史』に書くことができたのですが、実は藤原さんの昔話は『日本ショートショート出版史』を読んだことで出てきたものでして……(笑)。
 ともあれ、新たな発見ができました。藤原さん、尾川くん、ありがとうございました。
 尾川くんは「少年サンデー」当該ページのコピーも送ってくれました。感謝!
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『幽霊横行』

 盛林堂書房さまより『魔子鬼一作品集成 第2巻 幽霊横行』盛林堂ミステリアス文庫(17)をお送りいただきました。ありがとうございます。
魔子鬼一作品集成 第1巻 屍島のイブ』に続く第2弾です。今回も第1巻に負けない厚さ。――いや、少し負けてるけど、やはり厚い。
 ふと気づけば、2冊の表紙絵はつながっているのですね。せっかくなので、2冊並べてスキャンすることにしました。
 興味のある方は書肆盛林堂サイトへ。また、ちくさ正文館書店本店(名古屋)にも入荷していると聞いています。お近くの方はこちらでも。
魔子鬼一作品集成.jpg
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映画『82(ワニ)分署 Rebirth』

 2日前の記事の続きです。
 映画〈女囚さそり〉シリーズは篠原とおるのマンガが原作です。同じく篠原とおるのマンガを原作とした映画は〈Zero WOMAN〉シリーズ、〈82(ワニ)分署〉シリーズもあり、前者はだいぶ前に全作制覇しました。後者は――
・劇場映画
『スーパーGUNレディ ワニ分署』1979年/主演:横山エミー
82分署Rebirth.jpg『82(ワニ)分署』1995年/主演:井上晴美
・Vシネマ
『82(ワニ)分署 Rebirth』1996年/主演:原久美子
『新82(ワニ)分署』1998年/主演:白鳥智恵子
 最初の横山エミー版って、学生のころに劇場で観たような気がするなあ。この手の映画、昔から好きだったようです。
 井上晴美版、白鳥智恵子版も観たことがあり、残るは原久美子版――『82(ワニ)分署 Rebirth』だけです。〈女囚さそり〉シリーズ制覇の勢いに任せ、観ちゃいました。
 う~~ん、どうなんだろ。こういう映画って主演女優の持つ雰囲気が映画の魅力を大きく左右するわけで、原久美子は……ちょっぴりひ弱に感じられてしまうかな。横山エミーは抜群に強そうだったぞ(笑)。←ストーリーなんて忘れているけど、印象は残っています。
 ということで、〈女囚さそり〉〈Zero WOMAN〉〈82(ワニ)分署〉シリーズ、全制覇であります。とはいえ、ほとんど何も覚えてないなあ(苦笑)。
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ショートショートな午後

 今日は井上雅彦さんが来宅。お昼から夕方まで、ショートショートの濃密な時間を過ごしました。いやあ、ほんとに濃かったですよ~~。
 井上さんとの付き合いは長いけれど、こんなにじっくりと話したのは初めてですね。
 楽しかったです。ありがとうございました。
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映画『SASORI IN U.S.A.』


 映画『SASORI IN U.S.A.』を観ました。1997年の作品。女囚さそりシリーズの1作で、主演は斎藤陽子。
 私はさそりシリーズが好きで、けっこう観ていますが、これはDVDになっていなくて、なかなか観る機会がありませんでした。
 で、感想。――う~~~む、悪くはないけれど、DVDになってないのもわからないことはないかな(笑)。
SASORI IN USA.jpg
 ウィキペディアでシリーズをチェックしてみました。
・オリジナル版(いずれも主演は梶芽衣子)
女囚701号/さそり(1972年8月25日公開)
女囚さそり 第41雑居房(1972年12月30日公開)
女囚さそり けもの部屋(1973年7月29日公開)
女囚さそり 701号怨み節(1973年12月29日公開)
・リメイク版
新・女囚さそり 701号(1976年11月17日公開)主演:多岐川裕美
新・女囚さそり 特殊房X(1977年6月18日公開)主演:夏樹陽子
SASORI IN U.S.A.(1997年4月5日公開)主演:斎藤陽子
サソリ 女囚701号(1998年10月31日公開)主演:小松千春
サソリ 殺す天使(1998年10月31日公開)主演:小松千春
さそり(2009年8月8日公開)主演:水野美紀
女囚701号 さそり外伝(2011年10月7日公開)主演:明日花キララ
女囚701号 さそり外伝 第41雑居房(2012年8月8日公開)主演:葵つかさ
・Vシネマ版
女囚さそり 殺人予告/主演:岡本夏生
 今回の『SASORI IN U.S.A..』で、全作品制覇と思います。ただし、梶芽衣子の第1作以外は内容ごちゃごちゃ。どれがどれやら状態です(苦笑)。
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『踊るコンピュータ』

踊るコンピュータ.jpg あ、こんな本があったのか。知らなかった。――と購入。
◎東野司『踊るコンピュータ』ジャストシステム(92)
 コンピュータ・テーマのショートショートと、コンピュータに関する「一行あるある」をぐちゃっと詰めこんだ本です。ほぼショートショート集と言っていいでしょう。
 う~~~む、この本は『日本ショートショート出版史』(225ページ)で触れておくべきだったなあ。残念&失敗であります。
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「SFハガジン」第70号

>これがたぶん、今年の上半期、最後の発行になります。
 と書いたのは、わずか3日前です。→この記事
 舌の根の乾かぬうちに第70号を発行してしまいました。拙作掲載です。
 事情(というか、言いわけ)は宛名面に書いてありますので、どうぞ笑ってやってくださいませ。
 編集兼発行人、やりたい放題であります(笑)。
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そろそろ9日。

『日本ショートショート出版史~星新一と、その時代~の販売を開始して、そろそろ9日が経とうとしています。オンデマンドで3000円というのは決して低くはないハードルかと思うのですが、予想以上に多くの方々にお買い求めいただき、驚き、かつ感謝しています。
 ご購入いただいた方々の反応が知りたくて、ネット検索する毎日です。残念ながら、まだツイッターで数人の反応しか見当たらないのですが、そのなかに拙ブログの読者のツイートがありました。
ツイッター.jpg
 おお、山名さん。お買い上げ、ありがとうございます。
 ツイッターにてコメントを返したいところですが、残念ながら私、ツイッター登録しておりません。
 いやあ、こういう読まれ方というのは、まさに、わが意を得たり、なんですよね。
 読みながら、自分の読書人生を反芻できるのではないかと思います。私は執筆している間、自分の人生と重ね合わせていました。
 最後までお楽しみいただければ。

 ほかの方々のツイートも読ませていただいています。お楽しみくださいね。
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「SFハガジン」第69号

「SFハガジン」第69号を発行しました。今回は深田亨さんの作品です。
 これがたぶん、今年の上半期、最後の発行になります。今年の最初が第52号で、半年で第69号まで来ました。18冊発行。ありゃ、月に3冊のペースになっちゃってますね(笑)。第64号(冊子)は48ページもあるし。
 まあ、細かいことは考えず、今後も適当かつ気楽に発行していこうと思っています。
 ご寄稿、お待ちしております。
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映画『狼の紋章』『ウルフガイ 燃えろ狼男』

狼の紋章.jpg 映画『狼の紋章』のDVDを購入。言わずと知れた、平井和正の原作です。
 さっそく観ました。大昔に観たときには不満たらたらでしたが、いまは楽しく観られて、ちょっとびっくり。前に観たときには原作から受けた興奮や感動が色濃く残っていて、それゆえの不満だったのかもしれませんね。いまはもう、ほのぼのしみじみと、好きだったなあという感じですから。
 ん? もう一本のウルフガイ映画『ウルフガイ 燃えろ狼男』はどうなのかしらん。これも大昔に観たときには不満たらたらでしたが、いまだったら?
 これは国内ではDVD化されていませんが、幸い、だいぶ前にテレビ放送されたもの(ビデオ録画)をDVDに焼いてあります。観ることにしました。
 あ、これ、面白い。DVD化すればいいのにね。もったいないなあ。
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映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』

 ばたばたしていたのがようやく落ち着き、ふと、そういえば『スター・ウォーズ』シリーズの新作観てないや、と思い当たりました。ひょいっと最寄りのレンタルショップへ。

 あ、なるほど。第1作の前日譚ですか。前にも書いたかもしれませんが、第1作、私は封切り初日の第1回目の上映を新宿コマ劇場で観ております。あれから40年近く経って、その前日譚(しかも新作)を観るというのは不思議な感覚です。
 で、当然のように第1作を観たくなったのでした(笑)。
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『平和の玩具』ほか

 新刊書店に行ってきました。目的はこれ――
◎サキ『平和の玩具』白水uブックス(17)
 これは買うよね。それにしても、帯の惹句「ショートショートの神様」はすごいなあ。確かにサキはショートショートの優れた先駆者だけど、神様とは少し違うような……(苦笑)。ま、いっか。
平和の玩具.jpg ゾンビの世界.jpg
 店内を物色していたら、な、なんじゃ、これは!
◎DVD10枚組『ゾンビの世界 リビング・デッド』コスミック出版(17)
 古~いゾンビ映画まとめて10本はいって1800円。こんなもん、買うしかないではありませんか。
 10作中3作はDVDを持っていますが、誤差のうちですね。
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド(最終版).jpg 私はゾンビと歩いた!.jpg ホワイト・ゾンビ(恐怖城).jpg

【追記】
 並べてみました。(コメント欄参照)
ターザン.jpgコスミック出版.jpg
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書影ページの誤植

『日本ショートショート出版史』書影ページをチェックしました。いくつもミスが見つかり、蒼くなっています。販売ページのコメント欄に記したものも含め、ここにまとめておきます。

29ページ 『夜のドン・キホーテ』→『東京のドン・キホーテ』
105ページ 『筒井康隆漫画讀本』→『筒井漫画瀆本』
105ページ 『筒井康隆漫画讀本ふたたび』→『筒井漫画瀆本ふたたび』
160ページ 『くるしまぎれにーパッサン』→『くるしまぎれにモーパッサン』
161ページ 『誰かの関係』→『だれかの関係』
209ページ 『ドライブ・デイト・マニュアル』→『ドライヴ・デイト・マニュアル』
235ページ 『そうはいってもとぶのはやさしい』→『そうはいっても飛ぶのはやさしい』
245ページ 『プラトニック・チェーン』→『プラトニック・チェーン01』

 本当に申しわけありません。
 もし第3刷を作ることになりましたら、修正いたします。
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発送が始まりました。

『日本ショートショート出版史』をご注文いただきました皆さま、お待たせして、申しわけありません。ようやく第1弾の発送がありました(対象は12日午後3時までの注文分)。これから順次、発送されていくものと思います(発送完了しましたら、それぞれにメール連絡が行きます)。
 ヤマトのDM便を使用。私の場合、発送から到着まで4日くらいかかりました。
 いましばらくお待ちくださいますよう、お願いいたします。
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書影ページ、ご紹介

『日本ショートショート出版史~星新一と、その時代~』のオンデマンド販売を開始して、そろそろ2日が経とうとしています。お陰さまで、数多くの方々にご注文いただき、嬉しく思っています。また、献本させていただいた方々にはブログ、ツイッター、フェイスブックなどでご紹介をいただき、感謝感謝感謝です。
 何かと書影が話題になっていますので、書影ページを少しだけお見せします。
 まずは最初の書影ページ、1957年。
1957年.jpg
 続いて、1958年。
1958年.jpg
 続いて、1959年。
1959年.jpg
 とまあ、こんな感じ。その年に発行された本に限るわけではなく、そこから派生してさまざまな本を紹介しています。しばらく前からブログで「七面倒臭い作業」云々と書いていましたが、その正体(第一段階)はこれでした。いやほんと、面倒臭かった。
 しかし、その甲斐はあったようです。よかった~。

 ご注文はこちらから。
 よろしくお願いいたします。
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『日本ショートショート出版史~星新一と、その時代~』

 いろいろありまして、『日本ショートショート出版史~星新一と、その時代~』という本を自費出版(オンデマンド出版)しました。
日本ショートショート出版史.jpg 背.jpg
 拙ブログの読者には説明不要かもしれませんね。2015年2月に初稿を脱稿(→この記事)。現在、〈ハードSF研究所〉の会誌「Hard SF Laboratory」に連載している「日本ショートショート出版史・覚え書き」に加筆修正したものです。連載はまだ終わってなくて、次号(8月発行予定)が最終回なんですけどね(苦笑)。
 ともあれ、「はじめに」を読んでいただきましょう。

 わが国におけるショートショートの歴史は星新一に始まる。もちろん、それまでにもショートショートと言ってもいい小説は書かれ、そういった作品を書く作家はいた。しかしそれらはショートショートとして認識されていなかった。
 本稿は星新一がデビューした1957年を起点に、日本ショートショートの歴史を編年体で――その年の出来事と出版物を中心にして綴ったものである(それ以前の出版物についても、必要に応じて取り上げている)。詳細な記述は星新一が歿した1997年までとし、以降は簡略に記すにとどめたが、基本的な流れは押さえたつもりだ。―中略―
 今年は2017年。星新一のデビューを日本におけるショートショートの誕生と考えるならば、今年で60年――すなわちショートショートは還暦を迎えることになる。この機会に、星新一とともに生まれ成長したショートショートとその時代を眺めることは、決して無駄ではないだろう。
 いざ、60年前にタイムスリップ!

 とまあ、このような内容です。15年ほど前から、こういう本を作りたいなあと思って、準備してきました。陽の目を見せるなら、今年をおいてはない、と。
 古くからのファンには懐かしさ爆発、若いファンには目から鱗の連続。書影をふんだんに掲載しましたので、それを眺めているだけでも楽しめると思います。よろしければ、ぜひ。
 B6判/300ページ/オールカラー/頒価:3000円

 私はいま、心地よい満足感に浸っています。本書が好評をもって迎えられたら、幸せ感に包まれることでしょう。
 そんなこんなで、私も来月、還暦を迎えます。自分自身への最高のプレゼントができました(嬉)。

【追記】2019年10月28日
 販売を終了しました。→この記事参照
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『黒猫』

黒猫.jpg ちょっと出かけたついでに古本屋。原作/エドガー・アラン・ポー、劇画/かどい文雄『黒猫』TOMOコミックス名作ミステリー(78)を見かけ、買いました。このシリーズは、リーズナブルな価格で見かけると、つい買ってしまいます。これで7冊目かな。確か全30冊だったと思うので、ほとんど持っていないに等しいです。
 短編集はできれば手元に置いておきたいと思うのですが、どれが短編集なのかもわからない有り様。もうちょっと集まったら、きっちりとチェックすることでしょう。←いいかげんなスタンス(笑)
 この『黒猫』には「黒猫」「赤い死の仮面」「生きている死体」「早すぎた埋葬」が収録されています。4作ともよく知られた作品で、もちろん原作は読んだことがあります。
 マンガもなかなかよかったです。

【追記】
 と書いてから書棚をチェックしたら、8冊目でした。ほんと、いいかげんでありますな。
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『あなたに似た街』

あなたに似た街.jpg 藤井青銅『あなたに似た街』小学館(15)を買いました。20編収録。
 全体的に長めですが、ぎりぎりショートショート集と言えるでしょうか。
 それにしても、こんな本が出ていたとは知りませんでした。藤井青銅という要チェック作家の本だけに、発行時に気がつかなかったことが悔しいです。
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ラジオドラマ『ブッツァーティ短編集』

 ここには書いていませんが、のんびりとしたペースでラジオドラマを楽しんでいます。おもに聴いているのはNHK-FM『青春アドベンチャー』で放送されたものです。
 この番組では今年になって、『ちいさなちいさな王様』『闇の守り人』『帝冠の恋』『恋愛映画は選ばない』『つばき、時跳び』『UFOはもう来ない』『青春離婚』『タイムライダーズ』『エイレーネーの瞳 シンドバッド23世の冒険』『きりしたん算用記』『1985年のクラッシュギャルズ』が放送されました。すべて録音していますが、全部を聴くというわけにはいきません。
 聴いたのは、え~と、『闇の守り人』『つばき、時跳び』『UFOはもう来ない』『タイムライダーズ』『エイレーネーの瞳 シンドバッド23世の冒険』の5本ですね。『タイムライダーズ』は3時間45分(15分×15回)、ほかは2時間半(15分×10回)。いずれも長~いです。
七人の使者.jpg 今朝は久しぶりに短編ドラマを聴きました。新しい放送ではなくて40年以上も前――1976年にFM東京系列のラジオ番組『音の本棚』で放送された『ブッツァーティ短編集』です。短編集『七人の使者』河出書房新社(74)から、「七階」「山崩れ」「マント」「聖者たち」「なにかが起こった」の5編をドラマ化。
 いやあ、ブッツァーティ面白いなあ。長編ドラマもいいけれど、短編ドラマもいいなあ。
『音の本棚』で放送されたラジオドラマでは、ほかにリチャード・マシスン、アンブローズ・ビアス、P・K・ディックなどもあります。なるべく早く聴きたいものです。
『青春アドベンチャー』では来週から『ツングース特命隊』が開始されます。来月には『ブラジルから来た少年』の再放送もあるそうで、こちらも楽しみです。
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「ビッグマガジン」

 ツイッター・サーフィンしていて――
ツイッター.jpg
 あ、「ビッグマガジン」だ(左上)。うちにも何冊かあったよなあ。
 確認したくなって、そのへんをごそごそ。取り出してきました。うちにあるのは、たぶんこれだけと思います。
ビッグマガジン01.jpg ビッグマガジン03.jpg ビッグマガジン04.jpg
ビッグマガジン06.jpg ビッグマガジン07.jpg ビッグマガジン10.jpg
ビッグマガジン12.jpg
 こういうのって、思いついたときに書いておくと、いずれ何かの(あるいは誰かの)役に立つのです。
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『怖すぎる永井豪』

 永井豪とダイナミックプロ『怖すぎる永井豪』TOKUMA COMICS(12)を読みました。SFとホラーの傑作短編集です。
 冒頭の「ススムちゃん大ショック」は、正直、そんなに好きな作品ではないのですが、最初に読んでから数十年が経っているのに鮮明に覚えています。それだけインパクトの強い作品なのでしょうね。傑作と言われるのもわかります。
 私が過去に読んだことがあるのは、この「ススムちゃん大ショック」と「真夜中の戦士(ミッドナイト・ソルジャー)」、それに「蟲」だけのような気がします。「真夜中の戦士」も読んだのは何十年も前なのに、よく覚えています。
 ほか、「野牛のさすらう国にて」はロバート・ブロック原作、「シャルケン画伯」はレ・ファニュ原作。へえ、こんな作品もあったんですねえ。なんだか得した気分です。
 だいぶ前に読んだ『切れた糸~永井豪自選作品集~』角川ホラー文庫(01)も傑作揃いでしたが、『怖すぎる永井豪』もそれに比肩するくらい面白かったです。ちなみに、「ススムちゃん大ショック」は両書に収録されています。
怖すぎる永井豪.jpg 切れた糸.jpg
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『新影狩り』続き

 今年2月の記事『新影狩り』で――
> 残念ながら、単行本はこの2冊しか出ていない様子(打ち切り?)ですが、コンビニコミックが4冊発行されています。こちらもいずれは読みたいと思います。
 と書きました。
 本日決行。
『新影狩り 壮烈十兵衛』SP WIDE Pocket(13)
『新影狩り 豪放日光』SP WIDE Pocket(14)
『新影狩り 烈風月光』SP WIDE Pocket(14)
『新影狩り 決戦の江戸城』SP WIDE Pocket(15)
 いずれも原作:さいとう・たかを、画:岡村賢二。
01壮烈十兵衛.jpg02豪放日光.jpg03烈風月光.jpg04決戦の江戸城.jpg
 2月に読んだSPコミックス版(全2巻)と何編かダブっていますが、ちゃんと覚えていないので(苦笑)、さして問題はありません。楽しく読むことができました。
 これでマンガの『影狩り』は制覇できたのかな。残るは映画やTVドラマ版の『影狩り』ですか(→この記事参照)。観たいけれど、難しそうです。
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『ブラック・ホールにのまれて』

ブラック・ホールにのまれて.jpg 宮本宗明『ブラック・ホールにのまれて』牧歌舎(17)を買いました。お馴染み北原尚彦さんから、「こんなん出てまっせ。自費出版でっせ」と教えてもらった本です。
 宮本宗明! いやあ、懐かしい名前ですねえ。「奇想天外」誌で何度かご一緒させてもらったと思います。
 宮本さんのほうが年齢もデビューも少し先輩ですが、同じ時期に「奇想天外」に作品を発表していた新人SF作家仲間! もちろん気になる存在でした。
 当然、この本も欲しいけれど、自費出版ということで、そのへんの書店で買うのは難しそうです。ネット書店を検索して発注。本日届いた次第です。
 本書には、「奇想天外」に掲載された作品(全13編)のうちから7編が収録されています。最も古くは1976年10月号、新しいのは1981年7月号に掲載。
 本を手に取り、40年前にタイムスリップしております。

【追記】
 宮本宗明さんのブログはこちら

【追記2】
 ふと、私は「奇想天外」に何編掲載してもらったんだろうと思い、数えてみました。
 なんと、13編。宮本さんと同じ数でした。
 半分くらいは単行本未収録みたいな気がするのですが、記憶は曖昧です。
 確認してみました。
「目覚時計」1979年12月号→『うるさい宇宙船』
「うるさい宇宙船」1979年12月号→『うるさい宇宙船』
「快楽の報酬」1980年2月号
「忍耐の報酬」1980年3月号→『うるさい宇宙船』
「沈みゆく人間」1980年5月号
「円盤がやってきて」1980年6月号→『うるさい宇宙船』
「シャドウ効果」1980年8月号→『超能力パニック』
「殴り殴られ」1980年9月号→『うるさい宇宙船』
「道を歩くと」1980年12月号→『うるさい宇宙船』
「大気の魚」1981年1月号
「記憶喪失の男」1981年2月号
「反逆の日」1981年5月号
「一生に一度の一日」1981年8月号
 ということで、13編中6編が単行本未収録でした。悲しくなるくらい忘れておりますな。「反逆の日」や「一生に一度の一日」なんて、おおまかな内容すら思い出せない(苦笑)。
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駕籠真太郎

 駕籠真太郎、気が向くと買っていて、現在はこんな状態です。
駕籠真太郎.jpg
 買ってすぐに読むときもあれば放置しちゃうときもあり……。しばらく放っておいたら、どれが積ん読なのかわからなくなってしまいました。読んでないのは、おそらく5冊もないと思うのですけれど……。
 なんというか、駕籠真太郎はめちゃ面白いものもあるし、逆に受け付けないものもあります。それだけ強烈だということですね。すさまじいマンガ家であることは確かと思います。
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ショートショートの論文

 ネット検索をしていて、ショートショートの論文に気がつきました。
 越後茜「日本〈ショート・ショート文学〉研究~〈最小の小説〉による〈最大限の自由〉をめぐって~」
 PDFファイルが公開されていて、全文を読むことができます。
 著者は「平成25年度岩手大学教育学部卒業」とのことで、おそらく若い方ですね。具体的な作家名や作品名がほとんど出てこなくて、その点、物足りませんけれど、この長さでは仕方がないかもしれません。内容云々よりも、ショートショートを論文の対象と考える若い方がいるというのは嬉しいですし、そういったものが論文として認められる時代なんだということも嬉しいです。
 よろしければ、皆さんもお読みくださいませ。
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「SFハガジン」第64号~68号

 2017年6月。
 日本ショートショート界にとって、そして私個人にとっても記念すべき月なんですよね。
 まずは日本ショートショート界にとって。
 1957年6月、「宇宙塵」第2号が発行されました(奥付では6月15日発行)。この号には星新一「セキストラ」が掲載されています。ご存じと思いますが、この作品が「宝石」同年11月号に転載され、星新一のデビューとなったのです。すなわち今月は、星新一のデビュー作「セキストラ」がこの世に出て、ちょうど60年!
 続いて私にとって。
 何度か書いています(この記事とかこの記事とか)が、私のプレ・デビューは豊田有恒編『日本SFショート&ショート選 ユーモア編』(文化出版局)に収録された「シミリ現象」です。1977年6月20日発行。すなわち今月は、私のプレ・デビューから40年!
 いやいや、なんとめでたいことでありましょうか。個人的に記念企画を考えておりますが、その前に「SFハガジン」で前祝いをします。第64号から68号まで、一気に発行。この5冊で(ザコも取り混ぜ)計33編ものショートショートを掲載しちゃいました。
 第64号は「雨季キリエ作品集」です。冊子にて、11編を掲載。これまで「SFハガジン」にはプロあるいはセミプロ(商業出版物に掲載実績あり)の作品ばかり掲載してきましたが、雨季さんはぴっかぴかの新人です。まあ、編集部推薦新人といったところでしょうか。言うまでもありませんが、ハガジン寄稿陣のなかでは最年少。しかも、群を抜いて(笑)。ご感想をいただけると、本人も編集部も喜びます。よろしくお願いします。
 第65号から68号までは江坂遊さんの作品です。4号連続で同一作者の作品を掲載するのは、私(創刊準備号、創刊寸前号、創刊直前号、創刊号に連続掲載)以来であります。なお、第66、67号はザコレクション。
 ということで、近いうちに発送いたします。どうぞお楽しみに。
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