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ラジオドラマ『ブッツァーティ短編集』

 ここには書いていませんが、のんびりとしたペースでラジオドラマを楽しんでいます。おもに聴いているのはNHK-FM『青春アドベンチャー』で放送されたものです。
 この番組では今年になって、『ちいさなちいさな王様』『闇の守り人』『帝冠の恋』『恋愛映画は選ばない』『つばき、時跳び』『UFOはもう来ない』『青春離婚』『タイムライダーズ』『エイレーネーの瞳 シンドバッド23世の冒険』『きりしたん算用記』『1985年のクラッシュギャルズ』が放送されました。すべて録音していますが、全部を聴くというわけにはいきません。
 聴いたのは、え~と、『闇の守り人』『つばき、時跳び』『UFOはもう来ない』『タイムライダーズ』『エイレーネーの瞳 シンドバッド23世の冒険』の5本ですね。『タイムライダーズ』は3時間45分(15分×15回)、ほかは2時間半(15分×10回)。いずれも長~いです。
七人の使者.jpg 今朝は久しぶりに短編ドラマを聴きました。新しい放送ではなくて40年以上も前――1976年にFM東京系列のラジオ番組『音の本棚』で放送された『ブッツァーティ短編集』です。短編集『七人の使者』河出書房新社(74)から、「七階」「山崩れ」「マント」「聖者たち」「なにかが起こった」の5編をドラマ化。
 いやあ、ブッツァーティ面白いなあ。長編ドラマもいいけれど、短編ドラマもいいなあ。
『音の本棚』で放送されたラジオドラマでは、ほかにリチャード・マシスン、アンブローズ・ビアス、P・K・ディックなどもあります。なるべく早く聴きたいものです。
『青春アドベンチャー』では来週から『ツングース特命隊』が開始されます。来月には『ブラジルから来た少年』の再放送もあるそうで、こちらも楽しみです。
コメント(2) 

コメント 2

武藤

「音の本棚」(FM東京1976/4~1978/6)について
ラジオドラマといっても、いろいろな種類があり、中でも「音の本棚」は演出、選曲とユニークな番組でした。
提供がサントリーということもあり、選ばれる作品も大人がウィスキーを片手に読めるようなお洒落な大人の本が選ばれました。
初めの10ヶ月が15分番組で、その後、30分番組に変更されました。
特に30分番組になってからは基本的に語りや独白を使わないスタイルで、
また、FM局なので、洋楽をふんだんに使い、全編が音楽のように自由なラジオドラマです。
日本のSFからも星新一、小松左京、筒井康隆、河野典生、荒巻義雄他の各氏の原作が選ばれています。
『ブッツァーティ短編集』でも、音楽による盛り上がり演出が素晴らしかったと思います。
by 武藤 (2017-06-10 08:54) 

高井 信

 武藤さん、ありがとうございます。さすがに詳しいですねえ。このあと、マシスン、ビアスも聴きましたが、ブッツァーティが一番面白かったです。原作云々ではなく、ドラマとして。
 また、いろいろ教えてくださいね。
by 高井 信 (2017-06-10 22:19) 

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