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映画『肉の蝋人形』


 映画『肉の蝋人形』を観ました。1997年のイタリア映画。
 ダリオ・アルジェント(←好き)製作&ルチオ・フルチ(←大好き)脚本という、ファンにはたまらない顔ぶれです。本来はフルチが監督を務めるはずでしたが、その前に急死。特殊効果担当のセルジオ・スティヴァレッティが監督を務めることになったそうです。映画冒頭には「ルチオ・フルチに捧げる」と……。
 原作はガストン・ルルー「蝋人形館」とのことですが、これはショートショートといってもいいくらいの短い短編。原作というより原案といったところでしょうか。『ガストン・ルルーの恐怖夜話』創元推理文庫(83)やアンソロジー『ふしぎな足音』青い鳥文庫Kシリーズ(96)に収録されています。
肉の蝋人形(1997).jpg ガストン・ルルーの恐怖夜話.jpg ふしぎな足音.jpg
 悪趣味で痛そうなシーンが盛りだくさん。それらを楽しんでいるうちに、あれよあれよと1時間半あまりが過ぎ去りました。最後、いきなりターミネーター(にしか見えない)が出てきて、啞然呆然(笑)。それも含めて楽しかったです。いやまあ、アルジェントとフルチが手を組んだ映画というだけで満足なんですけどね。
 あ、そうそう。『肉の蝋人形』といえば、同題で別の映画があります。1933年、1953年と2回も作られており、さらにはそのリメイク版『蝋人形の館』(2005年)も。いずれも面白かったですが、私の好みでは『蝋人形の館』がベストかな。(下のDVD『肉の蝋人形』には1933年版、1953年版が収録)
 蝋人形館を舞台にした映画、ほかに何か観たかなあ。記憶は霧のなかです。
肉の蝋人形(1933&1953).jpg 蝋人形の館.jpg
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