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映画『戦慄!プルトニウム人間』


 映画『戦慄!プルトニウム人間』(1957年)、その続編『巨人獣 プルトニウム人間の逆襲』(1958年)を観ました。前者80分、後者69分。 2本合わせても、ちょっと長めの映画1本分です。
 プルトニウム爆弾に被曝し、なぜか巨大化した主人公。怪獣映画的なノリを期待していましたが、その要素は最後に少しだけ。自らの肉体に起きた変化を呪い、悩み、やがて精神に変調を来していく……。大部分は、その悲哀を描いた映画なのでした。(『戦慄!プルトニウム人間』)
 ダムに落ちて死んだと思われていたプルトニウム人間(巨人)が実は生きていた。――続編の黄金パターンですね。
 ダムに落ちたときに頭を打ったのか、記憶喪失になっています。顔も傷つき、恐ろしげに変貌。前作では理性が残っていましたが、続編では消し飛んでいます。モンスターなら殺すという選択肢もありますけれど、人間なのですからそうはいかない。
 すったもんだあって、結末には口あんぐり。プルトニウム爆弾に被曝して巨大化したというのも、はて? でありましたが、この結末も、はて? なのでありました(笑)。
 人間が大きくなったり小さくなったりする映画、好きですね。以前の記事にも書きましたけれど、『妖怪巨大女』が観たいなあ。
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