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『再劂版 孤島の鬼』

 江戸川亂歩『再劂版 孤島の鬼』我刊我書房(21)を版元よりお送りいただきました。いつもありがとうございます。
 まず目を惹くのは美しい装丁です。実は私、『孤島の鬼』は乱歩のなかで『パノラマ島奇談』に次いで好きな作品です。それがこのような美しい姿で……。感激しちゃいますね。
 久しぶり(数十年ぶり!)に読み返そうかしらん、なんて思っています。
再劂版 孤島の鬼.jpg
 ご注文はこちらから。
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『大相撲名力士風雲録10 双葉山』

 以前、「大横綱の系譜」という記事を書きました(→この記事)。
 DVDマガジン『大相撲名力士風雲録』のうち、私が大相撲を観始めてから――リアルタイムで観ていた大横綱の巻すべてをゲット。満足していたのですが、いや待てよ、と。
 リアルタイムで観てはいないけれど、大横綱というからには双葉山を忘れてはいけないのではないか。優勝回数は12回。しかし、年に2場所の時代。現在の6場所に換算すれば36回。これは白鵬に次ぐ第2位の回数です。
 ということで、買いました。
◎『大相撲名力士風雲録10 双葉山』ベースボール・マガジン社(16)
 DVDに収録されている取組の対戦力士、ほとんど知りません。昭和2年から20年の映像ですから、仕方がないですね。私は大相撲が好きとはいえ、浅~いファン。特に勉強はしていませんし。
大相撲名力士風雲録10.JPG 大相撲名力士風雲録.jpg
『大相撲名力士風雲録』、たくさん買いました(画像右)。数えてみると、17冊。先日買った「武双山 出島 雅山」と今回の「双葉山」以外は観たと思うのですが……。
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『月とコーヒー』

 吉田篤弘『月とコーヒー』徳間書店(19)を買いました。全24編収録。ちょっと小さめのハードカバーで、いい感じです。
月とコーヒー.jpg
 吉田篤弘もショートショートの書き手として要チェックと考えています。リストアップしてあるのは以下の4冊ですが、ほかにもあるかも。
『フィンガーボールの話のつづき』新潮社(01)/新潮文庫(07)
『という、はなし』筑摩書房(06)/ちくま文庫(16)
『ブランケット・ブルームの星型乗車券』幻冬舎(17)/幻冬舎文庫(21)
『月とコーヒー』徳間書店(19)
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嬉しい発見2件

 古い雑誌を整理していて、嬉しい発見が2件ありました。
【1】「探偵倶楽部」昭和28年12月号に「絵物語 海鰻荘奇談」を発見
「海鰻荘奇談」は言うまでもなく香山滋の代表作。私も大好きな作品です。その絵物語バージョン!(永田力・画)
「海鰻荘奇談」の超絶ダイジェスト版を10分割。21ページから70ページにかけて、あちこちのページに分割掲載されています。スペースは1ページの4分の1。
 埋め草的な扱いなのが気に入りませんが、こういうものがあるとは知りませんでしたから、発見は嬉しいです。

【2】「新生活」昭和21年2月号にA・ビアス『悪魔の辞典』の翻訳発見
◎アムブローズ・ビアース『悪魔辭典』杉木喬・訳
 翻訳といっても、たった1ページ。29項目のみの超絶抜粋です。ちょっと紹介、といった趣向でしょうけれど、こういう発見も嬉しいです。
探偵倶楽部S28・12.jpg 新生活S21・2.jpg
 思いがけない邂逅があるから、古雑誌の整理は楽しいです。時間がかかるけど(苦笑)。
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映画『モンテ・クリストの剣』

 西洋チャンバラ映画を観たい症候群。
 今夜はDVDボックス『無敵の剣士たち』より、映画『モンテ・クリストの剣』を観ることにしました。1951年のアメリカ作品。
モンテ・クリストの剣.png
 このDVDボックスを買ったとき、タイトルの「モンテ・クリスト」には惹かれたものの、どうやらモンテ・クリスト伯は出ないらしいということで観なかったのですが、いまは『モンテ・クリスト伯』関係なく楽しめるでしょう。
 それは当たっていました。
 モンテ・クリスト伯の遺した財宝を巡る陰謀劇。覆面の騎士が大活躍。その正体は、貴族の娘!(『リボンの騎士』的な……。大好物です)
 絶体絶命の窮地に陥りますが、最後に起死回生の大逆転! 大団円に至ります。んでもって、恋愛も大団円で、めでたしめでたし。
 いやあ、面白かった。
 西洋チャンバラ映画を観たい症候群、まだしばらく快癒することはなさそうです。
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DVDマガジン

 DVDマガジンを2冊買いました。
◎『大映特撮映画DVDコレクション56 執念の蛇』デアゴスティーニ(16)
 大映の蛇怪談映画3部作、これで揃いました。『白蛇小町』1958年、『執念の蛇』1958年、『青蛇風呂』1959年。
 揃えてから観ようと思っていましたので、まだ1作も観ていません。いまは西洋チャンバラ映画を観たい症候群。この時期が過ぎ去ってから観ます。
白蛇小町.jpg 執念の蛇.jpg 青蛇風呂.jpg
◎『大相撲名力士風雲録14 武双山 出島 雅山』ベースボール・マガジン社(17)
 このシリーズ、大好きな力士の巻は揃えたのですが、ほかにも好きな力士はたくさんいますし、魅力的な力士が対戦相手として登場するケースも多いです。このDVDにも、琴錦、若乃花、貴乃花、魁皇、朝青龍、安芸乃島、栃東、白鵬などなど。
 また大相撲が恋しくなったら観ます。
大映特撮映画DVDコレクション56.JPG 大相撲名力士風雲録14.JPG
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映画『追いはぎ』

 昨夜観た映画『ロビンフッドの冒険』に魅了され、西洋チャンバラ映画(それも、古い作品)を観たい症候群に陥っています。
 お、そうだ。――と、今年2月に買ったDVDボックス『無敵の剣士たち』を手に取りました。モンテ・クリスト映画目当てで買ったものですが、これ要するに西洋チャンバラ映画のDVDボックスなんです。
 裏表紙にある収録作品紹介を眺め、これにしよう、となりました。
追いはぎ.png
『追いはぎ』――1951年のアメリカ作品です。紹介文から『快傑ゾロ』を連想。こういうの大好物なんですよね。
 期待を裏切られることなく、楽しく観ていたのですが、最後の最後で!
 主人公の恋人が(主人公を救うために)自殺。それを知った主人公も、ほぼ自殺に近い形で殺され……。ふたりは天国で結ばれる。――って、この終わり方はいかんでしょう。こういう話はハッピーエンドでなくては。
 それまでの爽快さが一気にマイナスとなりました。残念です。
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『かくされた意味に気がつけるか? 3分間ミステリー 謎からの挑戦状』

 あ、こんな本が出ていましたか。と、黒史郎『かくされた意味に気がつけるか? 3分間ミステリー 謎からの挑戦状』ポプラ社(20)を買いました。黒史郎『かくされた意味に気がつけるか? 3分間ミステリー』ポプラ社(19)の続編かと思ったのですが、帯に――
>3巻『謎からの挑戦状』4巻『真実を知るのは誰?』で
>それぞれ8話ずつお話がコラボ!! 一見そっくりな物語……。
>隠された意味はひとつではなかった!!
 なんて書かれていて、はて?
 帰宅して、さっそく調査。このシリーズは他の著者のものも含め、5冊が発売されているとわかりました。
 見かけましたら、未入手の3冊も買おうと思います。
◎黒史郎『かくされた意味に気がつけるか? 3分間ミステリー』ポプラ社(19)
◎粟生こずえ『かくされた意味に気がつけるか? 3分間ミステリー 真実はそこにある』ポプラ社(19)
◎黒史郎『かくされた意味に気がつけるか? 3分間ミステリー 謎からの挑戦状』ポプラ社(20)
◎緑川聖司『かくされた意味に気がつけるか? 3分間ミステリー 真実を知るのは誰?』ポプラ社(20)
◎高木敦史『かくされた意味に気がつけるか? 3分間ミステリー 闇の中の真実』ポプラ社(20)
かくされた意味に気がつけるか? 3分間ミステリー 謎からの挑戦状.jpg かくされた意味に気がつけるか? 3分間ミステリー.jpg
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映画『ロビンフッドの冒険』


 映画『ロビンフッドの冒険』を観ました。1938年のアメリカ作品です。
 まさに痛快! 最高のロマンスですね。冒険譚という意味でも、恋愛譚という意味でも。
 1938年って昭和13年ですよ。映像(カラーです)も美しく、あの時代にこんな映画を!
 先日、映画『ロビン・フッド』(1991)を観た際にも書きましたが、私はレジスタンス物語が好きです。『スター・ウォーズ』しかり、『水滸伝』しかり。そういえば、この映画(『ロビンフッドの冒険』)に、ロビンが捕まって絞首刑に処される寸前、仲間たちが刑場に乱入して救出、なんてシーンがありました。『水滸伝』にも似たようなエピソード(宋江と戴宗が処刑される寸前に救出)があり、それを思い出しました。いいなあ。
 いやあ、面白かった。楽しかった。
 もうちょっとロビン・フッド物語に浸りたい気分です。
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「『殺人処方箋』~刑事コロンボ登場~」

 松坂健さんより劇団フーダニット第20回公演「『殺人処方箋』~刑事コロンボ登場~」の案内チラシをお送りいただきました。ありがとうございます。

 日時:2021年7月9日(金)15時、19時
       7月10日(土)13時、17時
       7月11日(日)13時、17時
 於:タワーホール船堀 小ホール(江戸川区船堀4-1-1)

 詳細は以下をご覧ください(画像クリックで拡大表示)。
案内チラシ01.jpg 案内チラシ02.jpg
 私は伺えませんが、遠く名古屋よりご盛況をお祈り申し上げます。
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YOUCHAN個展「ゾランさんと探偵小説」

 YOUCHAN個展「ゾランさんと探偵小説」、本日スタートです(→この記事参照)。会場限定販売のグッズもあるとのこと。携帯ミラーとか缶バッジとか。
 私は伺えませんが、遠く名古屋よりご盛況をお祈り申し上げます。
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ポストカード02.jpg
 図録は書肆盛林堂にて取り扱われています。本日販売開始。
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『三つ目がとおる』

 積ん読マンガ撲滅キャンペーン開催中です。
 けっこう読みましたねえ。積ん読マンガはまだまだありますが、優先的に読みたい作品は、手塚治虫『三つ目がとおる』を残すのみとなりました。
 どのバージョンで読むか。これは迷うことなく決定しました。講談社プラチナコミックス(全5巻)です。読もうと思ったとき、すでに1冊、持っていましたから。
 その1冊を買ったのは、ブログの過去記事をチェックしますと、2010年9月のようです。そのときの記事に「『三つ目がとおる』を通読したくなりました」なんて書いています。あれから、なんと11年も……。
 アホみたいに年月が経過してしまいましたが、今日から読み始めます。
三つ目がとおる①.jpg 三つ目がとおる②.jpg 三つ目がとおる③.jpg
三つ目がとおる④.jpg 三つ目がとおる⑤.jpg
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 原作:手塚治虫/脚本:藤澤勇希/漫画:柚木N’『三つ目黙示録~悪魔王子シャラク~(全4巻)』も読みたいと思っていますが、まだ揃っていません。『三つ目がとおる』を読み終わるまでに揃うといいな。
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『ゆきのまち幻想文学賞小品集』

◎高田宏・萩尾望都・乳井昌史選/ゆきのまち通信編
『ゆきのまち幻想文学賞小品集 23 とんでるじっちゃん』企画集団ぷりずむ(14)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集 25 小さな魔法の降る日に』企画集団ぷりずむ(15)
 2冊を入手。『ゆきのまち幻想文学賞小品集』既刊26冊、揃いました。
〈ゆきのまち幻想文学賞〉自体はまだ続いている(→公式サイト参照)のですが、最も新しい入選作品集は、萩尾望都・乳井昌史選/ゆきのまち通信編『ゆきのまち幻想文学賞小品集 26 冬の虫』企画集団ぷりずむ(17)で、その後は出ていません。入選作をまとめた作品集の出版は打ち止めになったのではないかと推測しています。(関係者向けに非売品の冊子を発行している可能性はありますが)
とんでるじっちゃん.jpg 小さな魔法の降る日に.jpg
 以下、既刊26冊のデータをまとめておきます。
◎高田宏・萩尾望都・三浦雅士選/ゆきのまち通信編
『ゆきのまち幻想文学小品集〔一〕』NTTメディアスコープ(91)
『ゆきのまち幻想文学賞・小品集〔二〕』NTTメディアスコープ(92)
『ゆきのまち幻想文学賞・小品集〔三〕』NTTメディアスコープ(93)
『ゆきのまち幻想文学賞・小品集〔四〕』NTTメディアスコープ(94)
『ゆきのまち幻想文学賞・小品集〔五〕』NTTメディアスコープ(95)
『ゆきのまち幻想文学賞・小品集〔六〕』NTTメディアスコープ(96)
『ゆきのまち幻想文学賞・小品集〔七〕』NTTメディアスコープ(97)
◎高田宏・萩尾望都選/ゆきのまち通信編
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔八〕雪の道標』企画集団ぷりずむ(99)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔九〕夜咄』企画集団ぷりずむ(00)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十〕花びら餅』企画集団ぷりずむ(01)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十一〕再会』企画集団ぷりずむ(02)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十二〕遠い記憶』企画集団ぷりずむ(03)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十三〕赤い女』企画集団ぷりずむ(04)
◎高田宏・萩尾望都・乳井昌史選/ゆきのまち通信編
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十四〕雪見酒』企画集団ぷりずむ(05)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十五〕心音』企画集団ぷりずむ(06)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十六〕横着星』企画集団ぷりずむ(07)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十七〕おいらん六花』企画集団ぷりずむ(08)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十八〕河童と見た空』企画集団ぷりずむ(09)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集〔十九〕雪の反転鏡』企画集団ぷりずむ(10)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集 20 もうひとつの階段』企画集団ぷりずむ(11)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集 21 風花』企画集団ぷりずむ(12)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集 22 大きな木』企画集団ぷりずむ(13)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集 23 とんでるじっちゃん』企画集団ぷりずむ(14)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集 24 侘助ひとつ』企画集団ぷりずむ(15)
『ゆきのまち幻想文学賞小品集 25 小さな魔法の降る日に』企画集団ぷりずむ(15)
◎萩尾望都・乳井昌史選/ゆきのまち通信編
『ゆきのまち幻想文学賞小品集 26 冬の虫』企画集団ぷりずむ(17)
ゆきのまち幻想文学小品集.JPG
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『13号発進せよ』

 高野よしてる『13号発進せよ』アップルBOXクリエート(00)を読みました。上下2冊の共函入りです。
 1959年、「少年マガジン」創刊号より連載開始。操縦機で動く巨大ロボット・マンガです。ほとんど一段落することはなく、次から次へと事件が起こります。
 時代を鑑みると当然かもしれませんが、明らかに『鉄人28号』の影響を受けまくっていますね。私は『鉄人28号』が大好きですから、全体的には楽しめましたが、「どうしてそんなことを知ってるの?」的な、ご都合主義としか思えないシーンが頻出し、その点はマイナスポイントです。あと、SF的な小道具も不自然というか矛盾多すぎ(笑)。
 思い切りツッコミながら、それもまた楽しいのでした。
13号発進せよ(共函).jpg 13号発進せよ(上).jpg 13号発進せよ(下).jpg
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映画『ロビン・フッド』1991年

 今朝、久松文雄のマンガ『ロビン=フッドの冒険』を読みました。中途半端な終わり方に欲求不満を感じ、小説を読みたいと思いましたが、小説は持っていないような気がします。映画なら? とチェックしますと、市販DVD『ロビンフッドの冒険』(1938年/主演:エロール・フリン)、テレビ放送を録画したビデオ『ロビン・フッド』(1991年/主演:ケビン・コスナー)、テレビ放送を録画したDVD『ロビン・フッド』(2010年/主演:ラッセル・クロウ)が目につきました。ほかにもあるかもしれませんが、確認できず。
 今月は積ん読マンガ撲滅キャンペーンに時間を取られ、映画を全く観ていません。せっかくなので、どれか観ようかな。さて、どれを観ようか。
 3作とも観たことがないと思います。『ロビンフッドの冒険』と『ロビン・フッド(2010)』は字幕、『ロビン・フッド(1991)』は吹き替え。迷わず『ロビン・フッド(1991)』を観ることにしました。調べてみますと、フジテレビ系列『ゴールデンシアター』にて2003年4月19日に放送されたもののようです。まだDVDレコーダーを持っていなかったのですね、きっと。

 え~~~~。『ロビン・フッド』って、こんなストーリーだったのですか。私が知っているのは、小学生のころに読んだ子ども向け翻訳だけです。
 で、半世紀以上も経ったいま――
 シャーウッドの森を住み処とし、悪政と戦う弓の名人。覚えているのはそれくらいで、ストーリーは忘却の彼方……。
 ほとんど真っ白な状態で観た映画『ロビン・フッド』は期待以上に面白かったです。レジスタンス物語、好きですねえ。実に爽快。
 もっとも、もともとロビン・フッドは伝承の人物ですから、さまざまな物語があると思います。幾度となく映画化されていますが、それぞれストーリーは違うかも。
 いずれ1938年版、2010年版も観ようと思います。
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『ロビン=フッドの冒険』

 積ん読マンガ撲滅キャンペーン継続中ですが……。
 昨日に引き続き、マンガ無料サイト「マンガ図書館Z」より久松文雄『ロビン=フッドの冒険』を読みました。長編『ロビン=フッドの冒険』に、読み切り短編「ミラーマン」が収録されています。
 子どものころ、本を読んで泣いたことが2回あります。ひとつは『家なき子』でお猿のジョリクールが死ぬシーン(→この記事参照)。もうひとつは『ロビン・フッドの冒険』でロビン・フッド最期のシーン。もはや事切れる寸前、ロビンがふらふらと立ち上がり、弓矢を手にします。矢を放ちますが、矢はへろへろと数メートル飛んだだけで落下。元気なころには、遠くのものも正確に射貫いたロビンの矢が……。たまらず、泣いてしまいました。
 私が読んだのは小学館『少年少女世界の名作文学』に収録されていたものという記憶があります。調べてみますと、1965年1月1日の発行。当時、私は7歳。定かではありませんが、そのころに読んだのでしょう。
 そんな思い入れたっぷりのロビン・フッド。久松文雄が描くとどうなるか。最期のシーンは?
 期待して読み進めました。いい感じで進んでいくのですが、これからというところで「FIN」。え? ここで終わり?
 なんらかの事情で打ち切りになったのでしょうけれども、それにしても……。どうしようもない欲求不満に襲われたのでした。う~~む。
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『進めアラジン』

 昨日、久松文雄『久松文雄傑作集 シルバー77』マンガショップ(07)を読みました。『久松文雄傑作集② 進めアラジン』マンガショップ(07)という本もあると知り、ネット検索したところ、マンガ無料サイト「マンガ図書館Z」に久松文雄『進めアラジン』なる本が登録されていることを発見。調べてみますと、『久松文雄傑作集② 進めアラジン』と同内容の様子。
 読むことにしました。
「進めアラジン」「きょじんアトランタ」「ロボットけん ぎんがー」「透明人間X」「黒猫ベム」の5編を収録。久松文雄って、ほとんど『スーパージェッター』『冒険ガボテン島』『風のフジ丸』――この3作のイメージでしたが、決してそれだけではないのですね。短い作品(SFやスリラー・タッチの作品)も魅力的。
 多彩な久松文雄を楽しませてもらいました。
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『ご褒美と妖精』

 ラドヤード・キプリング『ペガーナ・コレクション第5巻 ご褒美と妖精』盛林堂ミステリアス文庫(21)を版元よりお送りいただきました。いつもありがとうございます。
 これまでの4冊はダンセイニの作品でしたが、最終巻はキプリングです。本作は『プークが丘の妖精パック』の続編とのこと。ダンセイニとの関係は本書の解説(稲垣博)を。
 ともあれ、〈ペガーナ・コレクション(全5巻)〉、ついに完結です。ダンセイニ・ファンには最高の贈りものですね。
 せっかくなので、全5冊の表紙をアップしておきましょう。
ロマンス.jpg 芸術論.jpg 戦争の物語.jpg
過ぎ去りし不幸.jpg ご褒美と妖精.jpg ペガーナ・コレクション.jpg
 新刊(第5巻)のご注文はこちらまで。6月6日午後5時予約開始予定とのことです。
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『久松文雄傑作集 シルバー77』

 先日、へえ、パンデミックのマンガか。読んでみようかなと思い、漫画:舟木涼介/原作:安城正『生存者ゼロ』宝島社・このマンガがすごい!comics(18)を買いました。
 現在、積ん読マンガ撲滅キャンペーン中です。次はこれにするかなと手に取ったのですが、ぱらぱらっとめくってみたところ最終ページに「次巻へ続く」。げげげっ。
 うっそー。どこにも第1巻なんて書いてないじゃん。
生存者ゼロ.jpg シルバー77.jpg
 一気に読む気が消え失せ、久松文雄『久松文雄傑作集 シルバー77』マンガショップ(07)を読むことにしました。久松文雄さん追悼の思いを込めて買った本です。
「シルバー77」「スパークマン」「とびだせ サルトビ」「復活」の4編を収録。『スーパージェッター』や『風のフジ丸』を思い出したりしつつ(「シルバー77」にはコロナ・ビームなんてのも登場)、楽しく読み終えました。
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アジアンの解散

 昨日、漫才コンビ・アジアンが解散したとのこと。近年、ネタを見ることはありませんでしたが、好きなコンビでしたので、残念です。
 私は漫才が好きですけれど、女性で好きな漫才コンビは数えるほどです。海原やすよ・ともこ、若井小づえ・みどりは別格的に大好き。3番手につけるコンビは何組かいて、アジアンもそこにはいります。
 楽しい漫才をありがとうございました。新天地でのご活躍を祈ります。
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『泣き虫弱虫諸葛孔明』

 原作・酒見賢一/漫画・緒里たばさ『泣き虫弱虫諸葛孔明(全3巻)』BIG SPIRITS COMICS(18~19)を一気読みしました。
 登場人物たちは私がよく知る『三国志』の英雄たちとは別人格。映画『新解釈 三國志』と方向性が似ているといえば似ていますが、そのテイストは全く違います。あくまでも私の好みですけれど、映画はあまり楽しめず、マンガは楽しめました。
 このマンガでちゃんと描かれるのは周瑜の死までで、あとはダイジェストです。まあ、いいところかもしれません。
 あ、そうそう。「泣き虫弱虫諸葛孔明」のみならず、「泣き虫弱虫劉備元徳」でもあったことを書いておきましょう。三顧の礼の際の泣き虫合戦には笑いました。
 黄月英「ねえ孔明さま。どうして劉将軍と共に行かれることになさったのですか?」
 孔明「涙が、止まらなかったからである。あの変な男の骨を拾ってやらねば可哀相だろう。」
泣き虫弱虫諸葛孔明①.jpg 泣き虫弱虫諸葛孔明②.jpg 泣き虫弱虫諸葛孔明③.jpg
 ということで、どんどん積ん読マンガをやっつけております。
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『三國志 曹操伝』

『超頭脳シルバーウルフ』を読み終え、さて次は……。
『三つ目がとおる』も気になりますが、その前に、短い作品を片づけてしまうことにしました。
 まずは――
◎作:影丸穣也/ストーリー協力:筧十三『三國志 曹操伝』光栄コミック(92)
三國志 孔明伝』の姉妹編です。
 たったの1冊で曹操の生涯を描けるわけもなく、何進の時代から董卓の死まで。本当に『三国志』の序盤ですね。もうちょっと先まで読みたかった気分ですが、1冊ではこのあたりがいいところでしょう。詰めこみすぎて、すかすかになってしまっては、元も子もありませんし。
 楽しく読みましたので、OKです。
三國志曹操伝.jpg 三國志孔明伝.jpg
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『超頭脳シルバーウルフ』

 先月、TVアニメ『三つ目がとおる』を観ました。
 アニメを観ていて、脳裡に浮かんだドラマがあります。『銀狼怪奇ファイル』です。主人公は二重人格で、片や心優しい凡人、片や冷徹な超天才。
 気になって調べてみたら、原作・金成陽三郎/漫画・越智辺昌義『超頭脳シルバーウルフ(全3巻)』少年マガジン・コミックス(92)というマンガが原作とのこと。
 読みたくなって買いましたが、横山光輝『三国志』を読み終わるまではお預けです。
 昨日ようやく『三国志』を読み終わり、ほかのマンガ解禁。いくつか候補がありますが、まずはこれを読むことにします。
 では、スタート。
超頭脳シルバーウルフ1.jpg 超頭脳シルバーウルフ2.jpg 超頭脳シルバーウルフ3.jpg
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横山光輝『三国志』読了!

 今年3月26日に横山光輝『三国志(全25巻)』を読み始めました。昨日、第22巻を読了。残りは3冊です。
 読み終わるまで、ほかのマンガに手をつけないと誓い、それを守ってきました。読み始めて2ヶ月余り経ち、読みたいマンガが溜まってきて……。
 本日――
 え~い。残り3冊、読んでしまえ!
 ということで、一気に3冊を読みました。
横山光輝・三国志.JPG
 いやあ、面白かったです。展開はだいたいわかっているわけですが、それでも楽しめる。
 傑作ですね、やはり。
 明日からは、溜まっている積ん読マンガを片づけていきます。どれも面白そうなので、楽しみ。
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