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映画『ギャラクシー・インベーダー』

 映画『ギャラクシー・インベーダー』(1985年)を観ました。『魔獣星人ナイトビースト』に続き、ドン・ドーラーの監督・脚本作品です。
 どちらにも共通しているのは、登場人物の多くがちょっと変という点(笑)。オツムが弱いというか、思考回路がおかしいというか、判断力に難があるというか、優先順位が普通じゃないというか……。登場人物たちが思ってもみない行動をしますから、物語の展開は予測不能。
 今作では、地球に飛来したのは友好的な宇宙人なんですよね。最初に出くわしたのが頭のおかしいオヤジだったのが不運でした。で、予測不能の展開に。この結末、誰が予測し得るでしょうか。
 なんだろ。しょーもないんだけど、最後まで観ちゃう。『魔獣星人ナイトビースト』のジャケットに「世界中のホラーファンに愛されるドン・ドーラー」と書かれていました。それがなんとなくわかるような……。
 史上最悪のSFホラームービー、楽しませてもらいました。
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映画『魔獣星人ナイトビースト』

 先日、『ギャラクシー・インベーダー』という映画のDVDを買いました。ジャケットの惹句「低品質!!チープ!!史上最悪のSFホラームービーが、まさか復活!!」にそそられて。
 ジャケットには――
>監督・脚本は「魔獣星人ナイトビースト」(1982)等、まったくヒット作を持たないB級界のボス、ドン・ドーラー。
 とも書かれています。
 ん? 『魔獣星人ナイトビースト』? これ、持ってるぞ。買っただけで観てないけど。
 興味がむくむくと湧き起こり、ドン・ドーリーの2作品を観ることにしました。
 まず古いほう――『魔獣星人ナイトビースト』(1982年)から。
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魔獣星人ナイトビースト(あらすじ).jpg
「恐怖の大王による地球侵略」? ただモンスター(ほぼ等身大)が暴れて、人々を殺しまくるだけでしたが……。
「SFホラーの傑作」? う~~ん。
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映画『アストラル・ファクター』

 映画『アストラル・ファクター サイキック・マーダーの復讐』(1983年)を観ました。
 刑務所を脱走した絞殺魔は自在に姿を消せるばかりではなく、強力なサイコキネシス能力も備えています。どのように解決するのかと思っていたら、意外に呆気なかったです。
 1970年代あたり、昼間や深夜に放送されていた映画を思い起こさせるような、そんなテイストの作品でした。(1983年の作品なのに1970年代と書いていることで、察してくださいね)
アストラル・ファクター.jpg アストラル・ファクター(あらすじ).jpg
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『挑発する少女小説』ほか

◎斎藤美奈子『挑発する少女小説』河出新書(21)
 昨年初め、なぜか私のなかにいわゆる〈少年少女世界の名作文学〉ブームが巻き起こり、子どものころにはあまり読まずに過ごしてきた少女向けの小説にも手を伸ばしました。
 この本には大好きな『小公女』を筆頭に、私が読んだことのある少女小説が何冊も取り上げられています。
◎赤塚不二夫『天才バカボン 秘蔵 単行本未収録傑作選』講談社(08)
『天才バカボン THE BESTでは既読もありましたが、こちらは未読作品ばかりと思います。楽しみ~~~。
挑発する少女小説.jpg 天才バカボン秘蔵単行本未収録傑作選.jpg
◎DVD『幕末高校生 豪華版
 通常版のDVDは持っています(右側)が、特典DVDと冊子に惹かれて……。江戸時代にタイムスリップする話、大好きです。
幕末高校生(DVD豪華版).jpg 幕末高校生(DVD通常版).jpg
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『ゼロ戦夏子』

 公共交通機関を使って外出する際にはKindleでマンガを読むことが多いです(→この記事参照)。
 新たに、というか、またも、というか――
◎篠原とおる『ゼロ戦夏子 合本版(全2巻)』オフィス漫(22)
 篠原とおるって、ワンパターンといえばワンパターンなんですけれど、面白いですねえ。
 読んでいると、時間が経つのを忘れます。
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『雑誌大研究』

◎斎藤精一『雑誌大研究 出版戦国時代を探る』日本工業新聞社(79)
 懐かしい雑誌が表紙画像とともに、ずらららら~。SFやミステリの専門誌が見当たらないのが残念ですが、それを差し引いても楽しいです。
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アンケート

 ふと思いついて、ツイッター(現在は「X」ですが、通じなくなるまで「ツイッター」と言い続けます)でアンケートをとってみました。
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 昭和に書かれたSFは古典という感覚の人が2割も!
 若い人のなかにはそういう人もいるだろうなと思っていましたが、2割は多いですね。驚きました。
 ちなみに私、昭和54年デビューですから、最初の10年間は昭和です。
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映画『人間解剖島 ドクター・ブッチャー』

 映画『人間解剖島 ドクター・ブッチャー』(1980年)を観ました。『サンゲリア』の撮影後、同じスタッフ&キャスト&ロケ地で撮られたという、いわば『サンゲリア』の付録みたいなホラー映画です。
 以前にも書きましたように、私は『サンゲリア』が大好き(→この記事参照)。キワモノであろうと、観ておきたいと思っていました。ぐだぐだは承知&覚悟の上!
 食人族にゾンビ、それにマッドサイエンティストも出てくる。ごった煮は好きですし、想像していたより悪くないですけれど、安っぽさは否めませんね。
 ともあれ、観られただけで満足です。
人間解剖島 ドクター・ブッチャー.jpg あらすじ.jpg
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映画『ダークグラス』


 映画『ダークグラス』(2022年)を観ました。監督は、ダリオ・アルジェント!
 交通事故で視力を失ったコールガールをなぜか執拗に付け狙う殺人鬼。その理由というのが……まさにサイコ!
 85分という短い尺ですが、濃密な恐怖空間でした。さすがはアルジェント。面白かったです。
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『まぼろし探偵 第三部(上)』

 桑田次郎『まぼろし探偵【完全版】第三部(上)加保根の脳編』マンガショップ(08)を買いました。『まぼろし探偵』の「加保根の脳」というエピソードは『ドノヴァンの脳髄』を換骨奪胎したような話だと聞き、読んでみたくなりまして。
 しかし、この本に収録されているのは前編だけで、後編は『まぼろし探偵【完全版】第三部(中)白仮面と黄金の像編』に収録。前編だけ読んで、後編は中巻を入手するまで我慢するか、それとも中巻を入手するまで読むのを我慢するか、あるいは中巻は電子書籍を買うか。悩ましいです。
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「宇宙気流」96号

「宇宙気流」96号が届きました。
「横田順彌初期作品集」は6回目。いい企画だなあ、なんてページを繰っておりましたら――
 え? 加藤義行さんが昨年12月にご逝去?
 知りませんでした。驚きました。
 SFファンの先輩です。学生時代、ちょくちょくお宅にお邪魔し、書誌的なこと、ファンダムのあれこれ(ゴシップも含め)など、いろいろと楽しい話を聞かせてもらいました。すっごく覚えているのは、「『日本沈没』は初刷からずっと買い続けた。さすがに100刷でやめたけど」という話です。加藤さんは光文社の社員なんですけれど、それにしても……。
 いつの間にか付き合いは途切れましたが、感謝の気持ちは忘れていません。
 調べてみますと、加藤さんは昭和24年1月生まれ。享年73ということになります。
 う~~ん。まだまだのご年齢ですよね。
 いろいろとありがとうございました。
 ご冥福をお祈り申し上げます。
 安らかにお休みください。
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映画『フリークスアウト』


 映画『フリークスアウト』(2021年)を観ました。
 ざっくり言えば、特殊能力を持つ4人がナチス・ドイツと戦う物語です。特殊能力といっても、ささやかなものでして、サーカス団で観客に披露して拍手をもらう程度。中盤まで、思っていたのと違う! でしたが……最初はしょぼかった特殊能力も終盤では超パワーアップし、おおっ、ファンタスティック・フォー! さらに、列車のなかのバトルでは『X-MEN:ダーク・フェニックス』を想起したりして。
 爽快な気分で観終わりました。
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映画『エスター ファースト・キル』


 映画『エスター ファースト・キル』(2022年)を観ました。『エスター』の続編――前日譚です。
 いやあ、『エスター』は面白かったですねえ。ぞくぞくの連続。そんな傑作の続編ともなれば自然にハードルが上がってしまいます。エスターの素性がすでに明らかとなっているわけで、なおさら、なのですが……。
 エスターの素性がわかっていて、なおかつ面白い。いや、わかっているからこそ面白い。こういう描き方があったんですねえ。ぞくぞく。ぞくぞく。
 期待を上回る面白さでした。エスター、すごいわ。
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『花のようなひと』ほか

◎佐藤正午『花のようなひと』岩波書店(05)
 数ページの作品が計28編。
◎谷口雅宣『神を演じた人々』日本教文社(03)
 先日、谷口雅宣短編小説集2 こんなところに……』生長の家(11)を買いました。「谷口雅宣短編小説集2」とあれば、「谷口雅宣短編小説集1」が気になります。調べてみましたが、該当するような本は見当たらず。この『神を演じる人々』が「谷口雅宣短編小説集1」に該当するのではないかと。17編収録。
花のようなひと.jpg 神を演じる人々.jpg
◎原田マハ『20CONTACTS 消えない星々との短い接触』幻冬舎文庫(21)
 幻冬舎版(19)の文庫化。
◎山下和美『天才柳沢教授 孫・華子との生活 Special short short』講談社(12)
「Special short short」なんてサブタイトルを付けられては……。
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◎森達也『放送禁止歌』知恵の森文庫(03)
◎現代教育調査班編『こんなに変わった! 小中高・教科書の新常識』青春出版社・青春新書(18)
 どちらも面白そう。
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映画『デビルズ・トラップ』

 映画『デビルズ・トラップ 密室ホテル女子学生の恐怖』(1972年)を観ました。
 女子学生のもとに、応募もしていないのに旅行の当選通知が届きます。怪しさ満点なのですが、彼女は疑うこともせず招待に応じ、のこのこと出かけます。出迎えてくれたのは頭のイカれた老夫婦と、その孫でした。
 彼らが正体を現してからは面白いし、思わず「マジかよ」と言いたくなる結末もいいんですけど、彼らが正体を現すのは(77分という短い尺で)50分あたり。時間配分が逆だったらなあ。惜しい。
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CD BOOK『猿の手』

◎『NUSS RECORDS CD BOOK 幻想ロマン・シリーズVol.2 猿の手』NUSS RECORDS
 朗読:松崎謙二/音楽:榊原大/原作:ジェイコブズ/翻訳:平井呈一/東京創元社版
「猿の手」、大好き! さすがに翻訳が収録されているアンソロジーすべてを入手しようとは思っていませんが、メディアの違うものはできる限り入手しておきたいと思っています。
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映画『イーグル・アイ』


 映画『イーグル・アイ』(2008年)を観ました。
 ジャケットに「ノンストップ・サスペンス・アクション超大作」とあります。まさに、その通りでした。いやもう、次から次へと。
>それは、全てを見ている。
>しかし、その姿は決して見えない
 その正体は……?
 近未来SFサスペンス映画、堪能しました。
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「MUTANTS」28号、通販開始

 先日、中部日本SF同好会〈ミュータンツクラブ〉の会誌「MUTANTS」28号が発行されました(→この記事)。当該記事にも書きましたように、最高に楽しいファンジンです。
 お待たせしました。書肆盛林堂にて通販が開始されました。
 どうぞよろしくお願いいたします。→販売ページ
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『うそ日記』ほか

◎新海岳人/アメーバブックス編『うそ日記』アメーバブックス(05)
 75編収録のアンソロジー。
◎谷口雅宣『谷口雅宣短編小説集2 こんなところに……』生長の家(11)
 25編収録。
◎「児童文芸」2022年2・3月号
「特集 ショートショート〈MASK〉」はマスクをテーマにしたショートショートの競作集。
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映画『ホワットライズビニース』


 映画『ホワットライズビニース』(2000年)を観ました。
 不可解な現象(幻覚? 幻聴?)に見舞われ、どんどん疑心暗鬼になっていく主人公。その真相は……。
 監督のロバート・ゼメキスは「ヒッチコックへのオマージュ」と語っているとのこと。確かに、それは感じられますね。(ちなみに、主人公の夫の名はノーマン。『サイコ』を彷彿させるシーンもあり)
 面白かったです。
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「波」11月号

 新潮社のPR誌「波」、最新号が気になるなあ。表紙は筒井康隆さんだし、その筒井さんのエッセイのタイトルは「心臓と血管」という。筒井さん、何かあったの? これは読みたいぞ。
 東京では配布が始まっていると聞き、近所の書店を回るも入荷なし(未入荷ではなく、入荷しない)とのこと。しからば、と街に出て大きな書店をハシゴしましたが、両店とも未入荷。で、店員いわく「毎月、月初めに入荷しますから、近いうちに入荷すると思いますけれど、人気があって、入荷するとすぐになくなっちゃうんですよ」。ふむ。
 とまあ、そんなことをツイッターで愚痴っていたところ、飯島雅史さん(石川喬司さんの長男)が「うちにあります。必要ないので差し上げますね」と送ってくださいました。わー。申しわけない。申しわけないけど嬉しい。嬉しいけど申しわけない。
 さっそく筒井さんのエッセイ「心臓と血管」を読みました。9月、筒井さんは大変なことになっていたのですね。どうぞお大事にお過ごしくださいませ。
 このエッセイを読むことができて、本当によかったです。
 飯島さん、ありがとうございました。感謝感謝です。
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映画『コーマ』


 映画『コーマ』(1977年)を観ました。ものすごく前、確かテレビで観て、とっても面白かった印象が残っていますが、どんな話だったのか、記憶は霧のなかという、いつものパターンです。
 たぶん40年ぶりくらいの再鑑賞。途中で断片的にシーンを思い出したりはしたものの、そんなのは些細なことですね。ほぼ初鑑賞といった感じで楽しめました。
 いやあ、スリルあるなあ。終盤の緊迫感たるや! スリラー映画、いいなあ。面白かった!
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「筒井ワールド」パンフレット

「筒井ワールド5」パンフレット(1997年)
「筒井ワールドFINAL 第1ラウンド」パンフレット(2000年)
「筒井ワールドFINAL 第2ラウンド」パンフレット(2000年)
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 以上3冊、北原尚彦さんに代理購入していただきました。
「筒井ワールドFINAL 第2ラウンド」パンフレット(2000年)
「筒井ワールドFINAL 第3ラウンド」パンフレット(2000年)
「筒井ワールドFINAL 第4ラウンド」パンフレット(2000年)
 以上3冊、私が持っていたものです。(劇場に観に行きました)
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 結果、「筒井ワールドFINAL」全4ラウンドのパンフレットが揃いました。何ごとも、揃うというのは嬉しいですね。北原さん、ありがとうございました。
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新潮文庫の豆本

 新潮文庫の豆本セット(ガチャ)を某氏より北原尚彦さん経由でいただきました。うち1冊は夏目漱石『文鳥・夢十夜』です。これはショートショート研究家&コレクターとしては、ぜひ入手したいと思っていました。「夢十夜」はショートショートの先祖的存在ですから。
 おふたりに感謝です。
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『O・ヘンリー賞作品集』

 北原尚彦さんに代理購入していただいた本が届きました。いつもありがとうございます。
◎『O・ヘンリー賞作品集』太陽社(91)
 この本(書影①)、奥付は「平成3年10月1日印刷発行」となっていますが、この奥付は紙片が貼りつけられたもので、透かして見ると「昭和47年7月20日初版発行/昭和53年8月1日再版発行」となっています。
 実は『O・ヘンリー賞作品集』、私は2冊持っています。なんとその1冊(書影②)の奥付が「昭和47年7月20日初版発行/昭和53年8月1日再版発行」で、こちらは紙片添付ではありません。つまり「平成3年10月1日印刷発行」版(書影①)は奥付に新たな発行日を印刷した紙片を添付してカバーを付け替えたものということになります。
 もう1冊(書影③)も紙片添付の奥付です。紙片には「昭和50年10月10日印刷/昭和50年10月15日発行」となっていますが、透かして見ると「昭和47年7月20日印刷/昭和47年8月1日発行」(←見づらいのですが、おそらく)となっています。こちら、ほかの2冊と違って(ページ数は同じなのに)明らかにぶ厚いです。
 以上のことから推測するに――
『O・ヘンリー賞作品集』は最初、厚めの紙で発行(書影③)。再版で薄めの紙に変更(書影②)。のちにカバーを変更(書影①)。
 ややこしいです。
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『カーテンコール』

◎筒井康隆『カーテンコール』新潮社(23)
 25編収録のショートショート集。帯に「これがわが最後の作品集になるだろう。」なんて書かれていますが……。
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