「ルーナティック」
2日前、久しぶりにファンジン「ルーナティック」を手に取りました。〈東海SFの会〉の会誌です。浅倉久志や伊藤典夫が寄稿ばしばし。それだけでも魅力的ですが、付録冊子に特色があり、その内容がまた素晴らしい。ご紹介しますと――
創刊号(1967年4月10日発行)付録:「SFマガジン号数別総目録(1号~24号まで)」
第2号(1967年8月1日発行)付録:「SFマガジン号数別総目録(25号より84号まで)」
第3号(1967年12月20日発行)付録:「SFマガジン号数別総目録(85号より100号まで)」
第4号(1968年4月20日発行)付録:「英米SFベスト短篇リスト(附 ベスト投票企画)」
第5号(1968年9月1日発行)付録:「ベストSF長短篇リスト 解説・伊藤典夫」
第6号(1970年8月1日発行)付録:「昭和三年「科学画報」誌懸賞募集 科学小説入選作 再録」
この第6号で長い休眠期間にはいり、10年以上経ってから第7号(1981年11月10日発行)が出ます。第7号の付録は「座談会 日本SFの展望」。NHK-FMで放送された座談会を文字起こししたものです。出席者は小松左京、小原秀雄、伊藤典夫。司会は石川喬司。
第8号以降のことは不詳ですが、「東海SFの会ホームページ」を見ますと、いまだに発行は続いているようです。素晴らしい長命ファンジンですね。
ということで、ここから本題です。
うちにあるのは2号から6号まで。そんなにぶ厚いファンジンではなくて、それぞれ30ページ前後です。
復刊(第7号)以降はともかく、創刊号が欠けているのが無性に気になります。チェックしてみますと、創刊号は22ページ。お、薄い!(嬉)
幸いなことに画像データはあり――
レプリカを作ってしまいました(笑)。両面印刷してホチキスで綴じるだけですから、ひょひょいのひょい、です。
実は以前、第7号の付録「座談会 日本SFの展望」のレプリカを作りました(こちらは10ページ。本誌は作らず)。ついでなので、その書影を並べておきましょう。放送当時(1970年1月10日放送)の日本SF界を知る貴重な発言集と思います。
「ルーナティック」にはショートショートが多数掲載されています。主力ライターの杉山祐次郎はショートショートの名手として、私も名前はよく存じ上げています。「宇宙塵」はもちろん、「ヒッチコックマガジン」30号(1962年1月号)の特集「これがショート・ショートだ!」にも名前を連ねているくらいですから、セミプロですね。
これだけの方ですから、もしかしたらショートショート集を出されているかも……と思っているのですが、どうなんでしょう。
何かご存じの方、ご教示いただければ幸いです。
あ、そうそう。
レプリカを作った機会に「ルーナティック」創刊号を適当につまみ読みしてみましたら――
久保田学のショートショート「悪魔の約束」。これ、いいなあ。タイトルから推測できましょうが、悪魔との契約ものです。そうか~、この手があったか。2枚弱という短さも魅力的。
創刊号(1967年4月10日発行)付録:「SFマガジン号数別総目録(1号~24号まで)」
第2号(1967年8月1日発行)付録:「SFマガジン号数別総目録(25号より84号まで)」
第3号(1967年12月20日発行)付録:「SFマガジン号数別総目録(85号より100号まで)」
第4号(1968年4月20日発行)付録:「英米SFベスト短篇リスト(附 ベスト投票企画)」
第5号(1968年9月1日発行)付録:「ベストSF長短篇リスト 解説・伊藤典夫」
第6号(1970年8月1日発行)付録:「昭和三年「科学画報」誌懸賞募集 科学小説入選作 再録」
この第6号で長い休眠期間にはいり、10年以上経ってから第7号(1981年11月10日発行)が出ます。第7号の付録は「座談会 日本SFの展望」。NHK-FMで放送された座談会を文字起こししたものです。出席者は小松左京、小原秀雄、伊藤典夫。司会は石川喬司。
第8号以降のことは不詳ですが、「東海SFの会ホームページ」を見ますと、いまだに発行は続いているようです。素晴らしい長命ファンジンですね。
ということで、ここから本題です。
うちにあるのは2号から6号まで。そんなにぶ厚いファンジンではなくて、それぞれ30ページ前後です。
復刊(第7号)以降はともかく、創刊号が欠けているのが無性に気になります。チェックしてみますと、創刊号は22ページ。お、薄い!(嬉)
幸いなことに画像データはあり――
レプリカを作ってしまいました(笑)。両面印刷してホチキスで綴じるだけですから、ひょひょいのひょい、です。
実は以前、第7号の付録「座談会 日本SFの展望」のレプリカを作りました(こちらは10ページ。本誌は作らず)。ついでなので、その書影を並べておきましょう。放送当時(1970年1月10日放送)の日本SF界を知る貴重な発言集と思います。
「ルーナティック」にはショートショートが多数掲載されています。主力ライターの杉山祐次郎はショートショートの名手として、私も名前はよく存じ上げています。「宇宙塵」はもちろん、「ヒッチコックマガジン」30号(1962年1月号)の特集「これがショート・ショートだ!」にも名前を連ねているくらいですから、セミプロですね。
これだけの方ですから、もしかしたらショートショート集を出されているかも……と思っているのですが、どうなんでしょう。
何かご存じの方、ご教示いただければ幸いです。
あ、そうそう。
レプリカを作った機会に「ルーナティック」創刊号を適当につまみ読みしてみましたら――
久保田学のショートショート「悪魔の約束」。これ、いいなあ。タイトルから推測できましょうが、悪魔との契約ものです。そうか~、この手があったか。2枚弱という短さも魅力的。
2014-08-07 10:51
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