ナイジェル・ニール
怪奇映画マニアSさん(前の記事参照)と話していて、井上雅彦編《予期せぬ結末》シリーズ(扶桑社ミステリー)が話題になりました。むかし懐かし、ミステリーやSFのTVドラマに原作を提供 or 脚本を執筆した作家の短編をふたたび世に問おうという企画です。
「ナイジェル・ニールの短編集も出してくれないかな」とSさん。
「え? 『トマト・ケイン』の? TVドラマに関わっていました?」
「ドラマじゃないけど、映画クォーターマスの脚本を書いたり」
「えー? クォーターマスってナイジェル・ニールだったの?」
びっくりしましたねえ。
帰宅して、ナイジェル・ニール『トマト・ケイン』早川書房・世界の短篇(72)を手に取りました。全29編収録のショートショート集です。
「訳者あとがき」を見ますと、クォーターマスのことにも触れられています。
うわー、まったく覚えてないなあ。
この本を読んだとき、クォーターマス・シリーズのことは知りませんでしたから、仕方がないとはいえ……。
ナイジェル・ニールの短編、けっこう好きだよなあ。もっと読めたら嬉しいな。
と思いましたけれど――
>ここに収められた二十九の短篇は、一九五〇年ごろまでの作品で、おそらくBBCに
>はいる以前のもの。ざんねんながら、ほかにも小説があるのかどうかわからない。
そ、そうなのか。がっくり。でも、「ない」と書かれているわけではなく「わからない」だから、少しは希望があるかな。もしナイジェル・ニールの短編集が出たら嬉しいな。
などと思いつつ、パソコンでナイジェル・ニール検索をしてみたら――
ほお。『恐怖の雪男』(1957年)もナイジェル・ニールが原作・脚本を担当してるのか。この映画、前にDVDを買ったな。観てないけど。
とDVDを取り出しました。
>BBCのTVシリーズ「クォーターマス」の1エピソードの映画化である。
へえ。そうなのか。面白そう。
近いうちに観るつもりです。
2013-06-02 23:54
コメント(0)
コメント 0