『お茶が運ばれてくるまでに』
時雨沢恵一『お茶が運ばれてくるまでに』メディアワークス文庫(10)を読みました。文庫判の絵本で、帯には「『キノの旅』の著者が贈る“心動く18の掌篇”」とあります。
掌編小説集かと思って手に取りましたが、そうではありませんでした。小説だけではなく、詩や箴言(アフォリズム)のような作品も多数収録されています。
「しんしのはなし」「はな」「べっど」「しんあいなるあなたへ」、それに、一種のリドル・ストーリーとも言える「くすりはひとつ」といった作品はショートショートとしても読めますが、本書はそういう読み方をするものではないでしょう。心が洗われるような、ちょっとした言葉がちりばめられていて、それらをじっくりと噛み締める本。たとえば「かべ」とか「まほうつかい」とか……いいですねえ。
新刊ですから、どこの書店にも並んでいるでしょう。その気になれば、10分程度で読めてしまう本ですが、立ち読みはほどほどに。
掌編小説集かと思って手に取りましたが、そうではありませんでした。小説だけではなく、詩や箴言(アフォリズム)のような作品も多数収録されています。
「しんしのはなし」「はな」「べっど」「しんあいなるあなたへ」、それに、一種のリドル・ストーリーとも言える「くすりはひとつ」といった作品はショートショートとしても読めますが、本書はそういう読み方をするものではないでしょう。心が洗われるような、ちょっとした言葉がちりばめられていて、それらをじっくりと噛み締める本。たとえば「かべ」とか「まほうつかい」とか……いいですねえ。
新刊ですから、どこの書店にも並んでいるでしょう。その気になれば、10分程度で読めてしまう本ですが、立ち読みはほどほどに。
2010-02-10 10:50
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