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映画『てなもんや三度笠』


 幼き日、連続TVドラマ『てなもんや三度笠』を楽しく観ていました。といっても具体的な記憶はなく、楽しかった印象が残っているだけです。もちろん、「当たり前田のクラッカー」は脳裡にこびりついていますが。
 ネット検索してみますと、1962年5月6日から1968年3月31日の放送。私は4歳から10歳です。もし10歳のときにも観ていたら、もうちょっと鮮明な記憶が残っていそうな気がしますが、そのころには観てなかったのかもしれません。裏番組で、もっと観たいものがあった可能性もあります。
 半世紀経って、一昨日に映画『てなもんや三度笠』、そして今晩、『続てなもんや三度笠』を観ました(ともに1963年製作)。
 多くの芸人、喜劇役者が出ていて……うわあ。皆さん、若い! それに、あんかけの時次郎と珍念、いいコンビですねえ。
 テレビと映画の違いとか、そういうことはわからないのですけれど、楽しかったです。
コメント(5) 

コメント 5

t-kita

ごぶさたしております。ご覧になったのは東映制作の「てなもんや」二部作ですね。のちに東宝制作でカラー版の「てなもんや」三部作が公開されています。
テレビ版との違いは、テレビはABCホールの舞台にセットを組み、観客を入れて「公開コメディ」として放送したという点と、東海道を東に向けて本格的に横断しているというところでしょうか。
東映版の映画では香山武彦が共演していますが、テレビ版でもレギュラー出演していた時期ですね。
ディレクターの澤田隆治さんが個人的に録画したテレビ版が現在DVDセットで流通しています。私は映画版よりも観客の反応がビビッドに伝わってくるテレビ版の方が見ていて楽しいです。
by t-kita (2015-02-16 22:39) 

堀 晃

確かに東映版は時次郎と珍念の別れという愁嘆場があったり、いかにも映画的な作りでしたね。
テレビは舞台固定で30分、ゲストが入れ替わり立ち替わりで、アチャラカの作りでした。
東映のでは、いとこいさんが丹下左膳と机龍之介になってでチャンバラやってましたが、テレビは全体があの雰囲気でした。
ともかく最初の東海道篇のビデオがまったく残ってないのが惜しいですね。
by 堀 晃 (2015-02-17 03:40) 

高井 信

 喜多さん、堀さん、ありがとうございます。さすが、詳しいですね。
>テレビは舞台固定で30分、ゲストが入れ替わり立ち替わりで、アチャラカの作りでした。
 そうですそうです。そのイメージが強く残っています。
>ディレクターの澤田隆治さんが個人的に録画したテレビ版が現在DVDセットで流通しています。
 レンタルショップに行ったら、探してみようと思います。
 幼いころに観たテレビ番組が無性に懐かしい、今日このごろ……。
by 高井 信 (2015-02-17 08:56) 

山本孝一

『てなもんや三度笠』は私も大好きで、『てなもんや三度笠』を見てから『シャボン玉ホリデー』を見るというのが日曜夕方の楽しみでした。
テレビ版『てなもんや三度笠』では財津一郎さん扮する蛇口一角という浪人役の怪演ぶりが忘れられません。
主役の藤田まことを喰う面白さでした。それが悪かったのか唐突に消えてしまいました。
チャンバラの場面で斬られたときに、ゴロンゴロンと前転を繰り返し「苦節十年、このまま消えてたまるものか」と言いながらセットの隅に消えていったのが印象に残っています。
後に写真師の役ででてきましたが、毒気もなにもなく、牙を抜かれた獣のようでまったく面白くありませんでした。
映画版は、『続てなもんや三度笠』をみましたが、脚本はあの鈴木則文さんじゃなかったかなぁ。
by 山本孝一 (2015-02-17 21:14) 

高井 信

 みんな好きだったんですねえ。まさに国民的人気番組だったのだと思います。
>映画版は、『続てなもんや三度笠』をみましたが、脚本はあの鈴木則文さんじゃなかったかなぁ。
 え? と思って、調べました。おお、確かに! 山本さん、よくご存じですねえ。

 今日、レンタルビデオショップへ行ったのですが、テレビ版『てなもんや三度笠』は見当たりませんでした。どうやらレンタルはされていない様子。
 パソコンで動画を検索してみましたら、たくさんヒットしました。さっそく視聴し――おお、これだこれだ(嬉)。
by 高井 信 (2015-02-17 21:30) 

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