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訃報:リチャード・マシスン

 リチャード・マシスン逝去の報(→ここ)に接しました。享年87。
 ブログでも何度も書いていますように、大好きな作家でした。楽しい時間をたくさんいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
 ありがとうございました。安らかにお眠りください。

 好きな作品は数あれど、1編を挙げるとしたら、最も思い入れの強い『吸血鬼』(=『地球最後の男』=『アイ・アム・レジェンド』)になってしまいます。いまから40年以上前、この作品でマシスンに魅了されたのですから。
『吸血鬼』ハヤカワ・ファンタジー(58)
『地球最後の男 ―人類SOS―』ハヤカワノヴェルズ(71)*私が読んだのはこの本。
『地球最後の男』ハヤカワ文庫NV(77)*書影は1995年刊の5刷。
『アイ・アム・レジェンド』ハヤカワ文庫NV(07)
吸血鬼.jpg 地球最後の男―人類SOS.jpg 地球最後の男.jpg アイ・アム・レジェンド.jpg

『地球最後の男』(1964年)全編


地球最後の男 オメガマン』(1971年)予告編


『アイ・アム・レジェンド』(2007年)予告編


 ネット検索していて、かの『縮みゆく人間』リメイクの企画があると知りました。
 ここによりますと――
>今月87歳になるマシスンは、映画『激突!』や『ヘルハウス』、『アイ・アム・レジェンド』や
>『リアル・スティール』などの原作も手がけた人気SF作家で、息子のリチャード・クリス
>チャン・マシスンと共にリメイク版の脚本を執筆予定。オリジナルストーリーをベースに、
>今の時代背景を考慮して脚色していくという。
 いったいどうなってしまうのでしょうか。
コメント(3) 

コメント 3

高井 信

 映画『地球最後の男 オメガマン』で追悼しました。何回観ても面白いです。
 お別れくらいの言葉くらいはマシスンではなく、馴染み深いマティスンで言いたいと思います。
 ありがとう、リチャード・マティスン。
by 高井 信 (2013-06-25 22:12) 

山本孝一

そのとおり、やっばりリチャード・マティスンですね。
「マシスン」と呼ばれるとまったく別人に思えます。
古いと言われるかもしれませんが、やはり「ヴォクト」であり
「アシモフ」であり「マティスン」なのです。
扶桑社の「予期せぬ結末」は、ものすごく楽しみなシリーズで、
シオドア・コグスウェル、ジェローム・ビクスビィ、アーサー・ポージス
といった異色作家を紹介してほしいのですが、
そのなかにぜひともマティスンも加えていただきたいものです。

by 山本孝一 (2013-06-26 07:31) 

高井 信

>「マシスン」と呼ばれるとまったく別人に思えます。
 同感。
>そのなかにぜひともマティスンも加えていただきたいものです。
 TVドラマに愛された作家たちというコンセプトのシリーズですから、大いに期待できると思います。
by 高井 信 (2013-06-26 07:58) 

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