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「シミリ現象」と「目覚時計」

 ゆえあって――と言っても別に大した「ゆえ」ではないのですが、遙か昔、デビュー前に書いていた原稿をぶちこんであるダンボールを開けました。
 おお、出てくる出てくる~。へえ、こんなの書いてたんだ。ぜーんぜん覚えてないなあ。おや、こんなのも残っていたか(嬉)。
 というわけで、まずは「シミリ現象」――ネオ・ヌルに送った原稿の下書きです。画像では小さくて読めないかもしれませんが、右下に「会員番号166」と書かれています。(当時の住所が書かれている箇所は画像処理しました)
シミリ現象.jpg
 さらに、「目覚時計」――のちに「奇想天外」誌でのデビュー作となるショートショートの初稿も発見。
目覚時計.jpg
 まじでタイムスリップしています。>40年前!

【追記】23日
 初稿ではないような気がしてきました。>「目覚時計」
 何度も改稿しているんですよね。

【追記2】11月3日
「目覚時計」の初稿(下書きと言うべきか)を発見しました。レポート用紙2枚に横書き。
 これを見ると、当初のタイトルは「眠れるひとりの男」だったとわかりますが、当然のことながら(笑)、まったく覚えていません。末尾に「1月28日執筆開始……29日終了」と書かれています。年号は書かれていませんが、1974年であることは確実です。
目覚時計(下書き)1.jpg 目覚時計(下書き)2.jpg
コメント(2) 

コメント 2

牧眞司

楽しい記事をありがとうございます。
高井さん、読みやすい字ですね。
原稿もそうですが、むかしのファンジンは、よほどお金持ちじゃないかぎり手書きでしたから、字の読みやすさが大切でした。
ぼくなどはずいぶん苦労したことを覚えています。
それにしてもネオ・ヌル、懐かしいですね。誌面に掲載されていた会員名簿をみると、ずいぶん知った名前があるんですよね。
by 牧眞司 (2013-05-22 20:47) 

高井 信

 お楽しみいただき、嬉しいです。
 最近の作家は原稿用紙を使ったことのない人も多いだろうなあ。――なんて、ふと思いました。生原稿なんて言葉も近いうちに死語の仲間入りをするかも。

>高井さん、読みやすい字ですね。
 うまくはないけど、読みやすいとは言われましたね。ただ、それも昔の話。ワープロを使い始めてからは字を書かなくなり、たまに書くと字体乱れまくり、漢字忘れまくり。情けなくなります。
>ぼくなどはずいぶん苦労したことを覚えています。
 牧くんの字も独特の癖字ですけど、読みやすかったですよ。

>それにしてもネオ・ヌル、懐かしいですね。誌面に掲載されていた
>会員名簿をみると、ずいぶん知った名前があるんですよね。
 いやほんと、すごいメンバーが集結しました。私の青春です。
by 高井 信 (2013-05-22 23:05) 

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