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『バニーズほか』

バニーズ.JPG 笠辺哲『バニーズほか』小学館・IKKI COMIX(06)を読みました。同作者による『フライングガール(全2巻)』は連作でしたが、こちらは短編集です。
 帯に「脱力リズムがクセになる……」と書かれています。いやほんと、笠辺哲は脱力オチ(→ここ参照)の名手ですね。笠辺哲の短編を読むと、まさに(いい意味で)脱力させられます。ただ、こういったタイプの作品って、たまに読むからいいのであって、続けて読むと、「もういいよ~」と言いたくなってしまいます。
 その点が残念と言えば残念ですが、全体としては非常に楽しい作品集でした。

 ある1編は、プラナリアがオチに使われています。『バニーズほか』を読む前に、録画してあったテレビ番組『ヘンな生き物100連発2』を観ました。変な生き物をランキング形式で紹介する番組です。
 見たことのない生き物がどんどん出てきて、わくわくどきどきしながら観ていました。当然、第1位はどんな生き物なんだろうと期待が膨らんだのですが……。それは何とプラナリア!
 正直なところ、がっかりでした。プラナリアって、むちゃくちゃ有名ではないですか。確かに、驚異的な生き物なんですけれど、こんな有名なものを1位に持ってくるなんて……。
 ところが驚いたことに、出演している芸能人たち、誰もプラナリアを知らないみたいなんですね。テレビ的な演出なのかもしれませんけれど、それにしても……。よく知られている生き物だからこそ、マンガのオチに使われたと思うんですが……。
 ちなみに、第3位はロイコクロリディウム。――映像を見るのは初めてで、「うほほ」となりました。


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