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映画『悪魔の毒々おばあちゃん』


 映画『悪魔の毒々おばあちゃん』(1988年)を観ました。かの怪作『悪魔の毒々モンスター』とは無関係で、どうしてこんなタイトルをつけたのか。これはまあ詮索するだけ野暮というものでしょう。このタイトルでなければ手に取ることもなく、観ることもなかったと思いますから。
 開始30分あまりはゲスたちのゲスな会話に辟易。おばあちゃんたちが化け物と化し殺戮を始めてからもゲスはゲス。ゲスたちがひとり、またひとりと化け物おばあちゃんの餌食に……。
 ジャケットにはゾンビと書かれていますが、どう見てもゾンビではありません。悪霊に取り憑かれた、って感じですかね。スプラッタやゴアも期待とは程遠いですし、この映画、いったい何をしたかったのでしょう。う~~む。タイトルから内容を想像するだけにしておくのがよかったかもしれません。まあ、そんなにつまらないということもないのですけれど……。
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「翻訳編吟」第13号

「翻訳編吟」第13号を発行者より送っていただきました。いつもありがとうございます。
 海外短編翻訳の同人誌で、今回は7編を訳載。うち1作は私の大好きなストックトンです。巻頭はブラックウッドですし、読むのが楽しみ。
 通販はこちら
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『すがやみつるSF短篇マンガ集』

『コミカライズ魂』を読んでいて、すがやみつるというクリエーターに興味津々。アマゾン検索したら、電子書籍で――
◎すがやみつる『すがやみつるSF短篇マンガ集』すがやみつるBOOKS(23)
 おおっ。読みたい! ポチッ。
 あとがきを読みますと、豊田有恒さんとのエピソードも!(嬉)
『コミカライズ魂』を読み終わったら読もうと思います。楽しみ~~。
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映画『NEXT ―ネクスト―』


 映画『NEXT ―ネクスト―』(2007年)を観ました。
 主人公は2分だけ先の未来が見える男です。核爆弾の脅威から800万人を守るには彼の能力が必要。しかし彼はそれを拒み、逃亡します。中盤までは静かな展開ですが、終盤では一転、はらはらどきどきの銃撃戦。そして、あっと驚くエンディング!
 面白かったです。
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『コミカライズ魂』

◎すがやみつる『コミカライズ魂 『仮面ライダー』に始まる児童マンガ史』河出新書(22)
 まだ読んでいる最中なんですが、紹介したくなりました。
 本書は言ってしまえば、すがやみつるの半生記です。いちおうコミカライズが主軸になっていますが、その周辺の興味深い話も満載。もちろんSFにも話が及び、214ページには豊田有恒さんのアイデア爆発エピソードがあったり、223ページでは『神狩り』にショックを受けて……なんてエピソードも開陳されます。
 私は『仮面ライダー』をまともに観たことがなく、よく知らないのですけれど、それでも充分に面白いです。『仮面ライダー』ファンの方が読んだらたまらないのでは?
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◎小松左京『SF魂』新潮新書(06)
◎高井信『ファンジン魂』ネオ・ベム(20)
 3冊合わせて、魂三部作(笑)。
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『宇宙船殺人事件』『大地の咒縛』

 綺想社さまより新刊2冊を送っていただきました。いつもありがとうございます。
◎エドモンド・ハミルトン『宇宙船殺人事件』綺想社(23)
 3編収録の短編集。ハミルトンは私にとって、特別な作家のひとりです。E・R・バローズに魅せられてSFを読み始め、次に夢中になったのはハミルトンでした。これは楽しみ!(通販はこちら
◎ドロシー・マカードル『大地の咒縛』綺想社(23)※表紙と背ではマカドールになっています。
 9編収録の短編集ですが、ショートショートと言ってもいいような長さの作品が多く、ほぼショートショート集です。こちらも楽しみ!(通販はこちら
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『20世紀SF映画大全』

 DVD『20世紀SF映画大全』を観ました。SF映画の歴史をテーマ別に紹介するという内容です。ホストはクリストファー・リー。
 いやあ、私、けっこう観ていますねえ。感覚的には、紹介されている映画の8割くらいは観たことがあるのではないかと。(もっとも、内容を覚えていないものも多いですが)
 もちろん知らない映画もあり、そのなかで以下の4本が気になりました。
 ニコラス・メリウェザー監督『EEGAH!』
 バート・I・ゴードン監督『Village of the Giants』
 ジョージ・パル監督『謎の大陸アトランティス』
 エドワード・L・バーンズ監督『惑星X 悲劇の壊滅』
 いつか観られたらいいな。
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『パパは牛乳屋』ほか

◎弘兼憲史『パパは牛乳屋』幻冬舎文庫(12)
 表4には――
>「パプアニューギニア」と「パパは牛乳屋」、どことなく響きが似ているけれど意味は全く違う――これは音韻連想といい、中高年のオヤジが愛してやまない。思わず声に出したくなる!「早稲田大学」と「痩せた体格」、「パラグアイ共和国」と「腹具合、今日は良く」、「九死に一生を得る」と「九州で一生OL」……。くだらなさ満載の傑作ギャグ集。
 弘兼憲史がこんなのを書いていたとは!(驚&嬉)――と、ろくに中身を確認もせずに購入して帰宅。
「はじめに」を読んだら、あ、「週刊朝日」で募集した作品の傑作集ですか。弘兼憲史はそのコーナーの担当者とのこと。
◎DVD『指輪物語とトールキン・ワールド』
 ちょっと前、そういえば映画『ロード・オブ・ザ・リング』を観てないなと思いました。ソフトは持っていて、観ようと思ったことは何度もあるのですが、長さの前に、なかなか一歩を踏み出すことができません。観始めたら三部作、一気に観てしまいそうですけれど。
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『乗物綺談』

 井上雅彦監修『乗物綺談』光文社文庫・異形コレクション(23)を監修者よりお送りいただきました。ありがとうございます。
 56冊目の今回、テーマは「乗物」です。乗物テーマのアンソロジーって、もしかしたら世界初かも。井上さんの目のつけどころ、いつもながら感心します。
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映画『ナイトメアーワックス』


 映画『ナイトメアーワックス 蝋人形は生きていた』(1969年)を観ました。
 蝋人形館を舞台にしたホラー映画は好きです(→この記事参照)から、期待して観始めたのですが……。。
 ありゃ? 蝋人形館を舞台にしていますが、これ、犠牲者を蝋人形にしちゃうわけではないんですね。サイコによる異常犯罪を扱った――猟奇スリラーではあり、そういう面では楽しく観ましたけれど。
 違う期待をしていただけに残念でした。
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『老いたる霊長類の星への賛歌』ほか

◎ジェイムズ・ティプトリーJr.『老いたる霊長類の星への賛歌』サンリオSF文庫(86)
 ハヤカワ文庫SF(89)は持っていますが、違いがあるのかしらん、と気になって購入。
◎花房観音『半乳捕物帳』実業之日本社文庫(17)
 このタイトルは……(笑)。こういうのに弱いです。
老いたる霊長類の星への賛歌(サンリオSF文庫).jpg 老いたる霊長類の星への賛歌(ハヤカワ文庫SF).jpg 半乳捕物帳.jpg
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『三万年後に朝食を』

◎浅生鴨『浅生鴨短篇小説集 三万年後に朝食を』左右社(23)
 50編収録。浅生鴨の執筆ペースはすさまじいです(→この記事参照)。
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ラジオドラマ『スペース・マシン』

 久しぶりにNHK-FM〈青春アドベンチャー〉のドラマを聴きました。クリストファー・プリースト原作『スペース・マシン』です(15分×10回)。
 ラジオドラマ、楽しいですね。だいぶ溜まっているので、また聴こうかしらん。
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映画『ギャラクシー・インベーダー』

 映画『ギャラクシー・インベーダー』(1985年)を観ました。『魔獣星人ナイトビースト』に続き、ドン・ドーラーの監督・脚本作品です。
 どちらにも共通しているのは、登場人物の多くがちょっと変という点(笑)。オツムが弱いというか、思考回路がおかしいというか、判断力に難があるというか、優先順位が普通じゃないというか……。登場人物たちが思ってもみない行動をしますから、物語の展開は予測不能。
 今作では、地球に飛来したのは友好的な宇宙人なんですよね。最初に出くわしたのが頭のおかしいオヤジだったのが不運でした。で、予測不能の展開に。この結末、誰が予測し得るでしょうか。
 なんだろ。しょーもないんだけど、最後まで観ちゃう。『魔獣星人ナイトビースト』のジャケットに「世界中のホラーファンに愛されるドン・ドーラー」と書かれていました。それがなんとなくわかるような……。
 史上最悪のSFホラームービー、楽しませてもらいました。
ギャラクシー・インベーダー.jpg ギャラクシー・インベーダー(あらすじ).jpg
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映画『魔獣星人ナイトビースト』

 先日、『ギャラクシー・インベーダー』という映画のDVDを買いました。ジャケットの惹句「低品質!!チープ!!史上最悪のSFホラームービーが、まさか復活!!」にそそられて。
 ジャケットには――
>監督・脚本は「魔獣星人ナイトビースト」(1982)等、まったくヒット作を持たないB級界のボス、ドン・ドーラー。
 とも書かれています。
 ん? 『魔獣星人ナイトビースト』? これ、持ってるぞ。買っただけで観てないけど。
 興味がむくむくと湧き起こり、ドン・ドーリーの2作品を観ることにしました。
 まず古いほう――『魔獣星人ナイトビースト』(1982年)から。
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魔獣星人ナイトビースト(あらすじ).jpg
「恐怖の大王による地球侵略」? ただモンスター(ほぼ等身大)が暴れて、人々を殺しまくるだけでしたが……。
「SFホラーの傑作」? う~~ん。
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映画『アストラル・ファクター』

 映画『アストラル・ファクター サイキック・マーダーの復讐』(1983年)を観ました。
 刑務所を脱走した絞殺魔は自在に姿を消せるばかりではなく、強力なサイコキネシス能力も備えています。どのように解決するのかと思っていたら、意外に呆気なかったです。
 1970年代あたり、昼間や深夜に放送されていた映画を思い起こさせるような、そんなテイストの作品でした。(1983年の作品なのに1970年代と書いていることで、察してくださいね)
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『挑発する少女小説』ほか

◎斎藤美奈子『挑発する少女小説』河出新書(21)
 昨年初め、なぜか私のなかにいわゆる〈少年少女世界の名作文学〉ブームが巻き起こり、子どものころにはあまり読まずに過ごしてきた少女向けの小説にも手を伸ばしました。
 この本には大好きな『小公女』を筆頭に、私が読んだことのある少女小説が何冊も取り上げられています。
◎赤塚不二夫『天才バカボン 秘蔵 単行本未収録傑作選』講談社(08)
『天才バカボン THE BESTでは既読もありましたが、こちらは未読作品ばかりと思います。楽しみ~~~。
挑発する少女小説.jpg 天才バカボン秘蔵単行本未収録傑作選.jpg
◎DVD『幕末高校生 豪華版
 通常版のDVDは持っています(右側)が、特典DVDと冊子に惹かれて……。江戸時代にタイムスリップする話、大好きです。
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『ゼロ戦夏子』

 公共交通機関を使って外出する際にはKindleでマンガを読むことが多いです(→この記事参照)。
 新たに、というか、またも、というか――
◎篠原とおる『ゼロ戦夏子 合本版(全2巻)』オフィス漫(22)
 篠原とおるって、ワンパターンといえばワンパターンなんですけれど、面白いですねえ。
 読んでいると、時間が経つのを忘れます。
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『雑誌大研究』

◎斎藤精一『雑誌大研究 出版戦国時代を探る』日本工業新聞社(79)
 懐かしい雑誌が表紙画像とともに、ずらららら~。SFやミステリの専門誌が見当たらないのが残念ですが、それを差し引いても楽しいです。
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アンケート

 ふと思いついて、ツイッター(現在は「X」ですが、通じなくなるまで「ツイッター」と言い続けます)でアンケートをとってみました。
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 昭和に書かれたSFは古典という感覚の人が2割も!
 若い人のなかにはそういう人もいるだろうなと思っていましたが、2割は多いですね。驚きました。
 ちなみに私、昭和54年デビューですから、最初の10年間は昭和です。
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