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『でらこわ怪談』

 加楽幽明編『でらこわ怪談』『でらこわ怪談~やっとかめ~』ふるさと怪談トークライブ in 名古屋 実行委員会(11、12)を読んでいます。中部地方の伝承・伝説、さらに名所・名物も含めた題材を、作者がそれぞれの解釈で怪談にアレンジした作品集です。巻頭エッセイは2冊とも東雅夫。寄稿者のなかにはプロ作家の名前も見えます。
 各編800字以内という制約があり、長さとしてはショートショートですけれど、ショートショートとは異なる世界の産物と思います。ま、それはともかく――
 私は名古屋生まれの名古屋育ちです。途中、東京・神戸・大阪で20年あまりを過ごしましたが、現在は名古屋に住んでいます。近しい地名が出てくると楽しいですね。怪談でありながら、ほのぼのとした気分で楽しんでいます。
 ちなみに、「でらこわ」とは名古屋弁で「とても恐い」、「やっとかめ」は「久しぶり」の意です。

でらこわ怪談.jpg でらこわ怪談~やっとかめ~.jpg
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「Shinichi Hoshi」

 星マリナさんから、「Shinichi Hoshi Stories that Take You Back to the Good Old Future」なるチラシをいただきました。
表.jpg
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 マリナさんは今年、ワールドコン(シカゴ)に参加されました(レポートはここに)。その際、参加者に配付されたとのこと。もちろん英文で、星新一が簡潔に紹介されています。
 デザイン&イラストはYOUCHANです。ホシヅルがいっぱいで、可愛いですねえ。
 マリナさん、ありがとうございました。
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映画『TIME/タイム』

 映画『TIME/タイム』を観ました。

「タイム・イズ・マネー」――寿命が通貨となった世界の物語です。
 このアイデア自体は、まあアイデアとも言えないくらい陳腐ですね。たとえばショートショートとして書こうとしたら、よほどの結末を用意しない限り、凡作になってしまうでしょう。
 しかし、アイデアだけに頼ることなくストーリーを構築し、キャラクターを立て、さまざまなガジェットをぶちこめば……。おお! なかなか魅力的な物語になるではないですか。
世界SF大賞傑作選2.jpg うん。面白かったです。こういう、何も考えず気楽に楽しめるSF映画は好きですねえ。ただ……ヒロインがまちゃまちゃに見えて、困りましたが(笑)。

 あ、そうそう。
 映画を観て、ハーラン・エリスンの傑作短編「「悔い改めよ、ハーレクィン!」とチクタクマンはいった」を思い出したことを申し添えておきましょう。アイザック・アシモフ編『世界SF大賞傑作選2』講談社文庫(79)ほかに収録。いやあ、懐かしい。
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映画『ジョン・カーター』

 映画『ジョン・カーター』を観ました。

 これまでにも何度か(たとえばここ)書いていますように、原作者のE・R・バローズは私にとって超特別な作家です。その代表作である『火星のプリンセス』の映画化となれば、どうしても強い思い入れで観てしまうわけで、そういう意味では期待外れでしたが、バルスームという世界の映像化という面ではまあまあ成功していると思います。バローズの大ファンとして言いたいことは山ほどあれど、(バローズは忘れて)異世界冒険映画と思えば充分に楽しかったので、それでいいのではないでしょうか。
 え~、デジャー・ソリスのことを「デジャ」と呼ぶのはやめてほしい(笑)。>日本語吹替え

テレビ欄.jpg さて今夜は、読まなきゃいけない本があるんですが、プロ野球・日本シリーズも気になります。横目でテレビ観戦しつつ読書に勤しむことにしましょう。
 あ。今日は第6戦。てことは、 「逆王手」の夜になるわけですな(苦笑)。何時からテレビ放送スタートだろうと新聞を見たら……。あはは。
 この「逆王手」を連発するマスコミの方々、確信犯であることは間違いないのですが、この「確信犯」は本来の意味の「確信犯(正しいと信じて行なう行為)」なのか、もはや間違いとも言えないほど多くの人が使っている「確信犯(間違っていると知りつつ行なう行為)」なのか、はたしてどちらなんでしょうね。
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『家なき少女』

 10月14日にシルエット児童劇『家なき子』を観て以来、私のなかで『家なき子』が小ブームになっています。10月28日にはTVアニメ『家なき子レミ』を観て、29日には小説『家なき子』を読みました。
 で、気になっていたのは、マロのもうひとつの代表作『家なき娘』です。これ、なぜか読まないままに過ごしてきたのですよね。
 本日、近所のブックオフに行ったことは前の記事に書きました。購入したのは室井佑月『クルマは男のエクスタシィ』だけではありません。児童書コーナーを眺めていたところ、『家なき少女』偕成社・新編少女世界名作選(72)が目に飛び込んできたのです。
家なき少女.jpg「読んでみようかな」と買って帰り、すぐに読みました。大きな活字で200ページ弱。こんなの、1時間弱で読み終わってしまいます。
 う~~~~ん。面白いことは面白いですけれど、ハラハラドキドキが物足りなくて、今ひとつ爽快感が……。「新編少女世界名作選」という叢書の1冊であることからもわかるように、これは女の子向けなのでしょうね。男の子(笑)の私としては、『家なき子』のほうが何倍も好きなのでした。
 ともあれ、読んだことで気分がすっきりし、満足しています。

 ちなみに、TVアニメ『世界名作劇場』では『ペリーヌ物語』です。

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【追記】あれこれ

 2週間ほど前(10月17日)の記事「室井佑月のショートショート集」で――
>『クルマは男のエクスタシィ』中央公論新社(03)/『クルマ』中公文庫(05)
> 未所有なのは『クルマは男のエクスタシィ』です。まあ、またいずれ。
クルマは男のエクスタシィ.jpg と書きました。
 早くも本日、近所のブックオフで発見。もちろん購入しました。そんなに珍しい本ではないでしょうけれど、探そうと思って2週間でゲットというのは、まあまあ幸運なのであろうと思います。こういう場合、本来なら当該記事に【追記】として書くんですが、気が向くと、こうして新たな記事を書きます。
 そういえば、【追記】として書いたほうがいいんだろうなと思いつつ、つい面倒臭くて放ったらかしにしている本が何冊もあります。
 最近の収穫では、たとえば以下のような本ですね。
◎出川直樹『陶幻郷物語』三樹書房(88)
 今年9月30日の記事『陶幻郷綺譚』で採り上げた本です。新たに帯付き本を入手しました。
陶幻郷物語.jpg 帯.jpg
◎宮崎惇・原作/ふくしま政美・劇画『聖マッスル(上下)』ゴマブックス(06、07)
 これはずいぶん前――2009年7月20日の記事「宮崎惇・著作リスト」に【追記】として書くべき本です。
聖マッスル・上.jpg 聖マッスル・下.jpg
 まめに【追記】を書けばいいんですが、なかなか……。
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