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『或る光線』

 木々高太郎『或る光線 木々高太郎科学小説集』盛林堂ミステリアス文庫(21)を版元よりお送りいただきました。いつもありがとうございます。
 ラジオ科学社から昭和13年(1938年)に発行された本の復刻版。木々高太郎の科学小説集――要するにSF短編集です。わおっ。
 木々高太郎の本は先日の記事にも書きましたように3冊しか持っていないと思います。この『或る光線』は以前から気になっていました。復刻、めちゃ嬉しい!
 木々高太郎という名前に接したのは、「網膜脈視症」か「跛行文明」を目にしたときだったと思います。どの本だったのか完全に忘れていますが、何かのアンソロジーではなかったかと。
 ああ、そういえば、「跛行文明」で「跛行」という言葉を知ったのでした。ん? 「びっこ」は差別用語とされているのに「跛行」はそうではないですよね。同じ意味なのに……。私は「言葉に差別の意味はない。差別になるか否かは、それを使う人次第。犬や豚も、男や女ですら、使い方によっては差別する言葉になる」と思っています。「びっこ」も同様。
 その「跛行文明」も本書に収録されています。久しぶりに(もしかすると半世紀ぶり?)読み返しましょう。
或る光線.jpg
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