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エリック・フランク・ラッセルの短編集

 大熊宏俊さんがエリック・フランク・ラッセルの短編を高く評価されています。(→ここ
 ここにも書きましたように、私にとってラッセルは何はともあれ『超生命ヴァイトン』なのですが、そういえば大昔――SFを読み始めて間もないころ、短編も楽しく読んでいたなあと思い出しました。
 ラッセルの短編集って、何を持ってたっけ? と書棚をチェックしましたら――
『宇宙のウィリーズ』創元推理文庫(68)
『宇宙の深淵より』ハヤカワSFシリーズ(69)
『メカニストリア』ハヤカワSFシリーズ(69)
『わたしは“無”』創元推理文庫(75)
『パニック・ボタン』創元推理文庫(78)
宇宙のウィリーズ.jpg 宇宙の深淵より.jpg メカニストリア.jpg
わたしは“無”.jpg パニック・ボタン.jpg
 調べてみますと、ラッセルの邦訳短編集はこの5冊だけみたいです。最も新しい『パニック・ボタン』ですら35年も前ですか。ボーゼンとしちゃいますね。
 このころに買った本はたいてい読んでいるはずなのですが、記憶は……(苦笑)。
コメント(4) 

コメント 4

大熊宏俊

「ヴァイトン」はジュブナイルで繰り返し読みましたねえ。その後ずいぶんしてから、HSFSの復刊で初めて完全版で読みましたが、十分に楽しめました。設定が一般化してしまった今現在読んでも、後続の類書と比べて全然負けていませんね。文庫化されなかったのが不思議です。
ということで、「メカニストリア」を買ってみました(^^;

by 大熊宏俊 (2013-05-02 17:27) 

高井 信

>設定が一般化してしまった今現在読んでも、後続の類書と比べて全然負けていませんね。
 そうそう。人類家畜テーマの嚆矢なんですよね。
>文庫化されなかったのが不思議です。
 いやほんと!
 しかし昔のままの翻訳では、いまでは厳しいでしょうね。新訳で出ないかしらん。こういうのは光文社古典新訳文庫に期待できるかも。
by 高井 信 (2013-05-02 19:55) 

牧眞司

光文社古典新訳文庫はさすがにないでしょう。毛色が違いすぎるし。おなじラッセルでも、バートランド・ラッセルなら出そうですが。
ところで、人類家畜テーマといえば「森‐何となくWAPテーマ的な……」を思い出します。
あのオチは忘れようとしたって忘れられません。

by 牧眞司 (2013-05-03 08:06) 

高井 信

 げっ。とんでもない飛び道具を(笑)。
 WAPテーマという言葉を知り、使いたくて仕方なかったんでしょうねえ。でも現在では死語かも。>WAPテーマ

 ちなみに、WAPは「We are property」の略です。
by 高井 信 (2013-05-03 10:07) 

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