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「コンピュータにSFは書けるか」

 昨日、北原尚彦さんから送ってもらった本のなかには、ペラペラの手作りファンジンもありました。それらを読み終え、片づけようとしたところ――
 ん? こんなの持ってたっけ。
第8回星群祭プログラム.jpg「第8回星群祭プログラム」――奥付はありませんが、1981年7月26日開催のイベントなので、その日の発行と考えていいでしょう。
 A5判、24ページ(表紙とも)の冊子ですが、当日のスケジュールが記されているのは最初の1ページだけで、あとは「特集 コンピュータにSFは書けるか」。このテーマのもと、以下の3つの論考が掲載されています。
 その1「クラインユーベルシュタインの方法から」中西秀彦
 その2「体験からSFへ コンピューターSFは読まないで」山根啓史
 その3「SF小説はコンピューターで描ききれるか?」椎原豊

 言うまでもなく、私の脳裡に「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」が浮かびました。このプロジェクトの30年以上も前にこんなことを! いかにもSFファンらしいですよね。
 うん。楽しい。
コメント(2) 

コメント 2

雫石鉄也

またまた、なつかしいモノを見せてもらいました。
この時の星群祭のテーマは「SF作法パート2」です。
この3年前1978年に「パート1」が開催されてます。
http://homepage2.nifty.com/sfish/seigun/seigunsai.htm
この1978年から星群ノベルズがテキストとして使われるようになりました。
1980年の星群ノベルズからは、石坪光司「塔という名の箱舟」がSFアドベンチャーに、菅浩江「ブルーフライト」がSF宝石に転載されました。菅浩江はこれがデビュー作で作家となりました。
このプログラムの3人の筆者。
中西秀彦は京都の中西印刷専務で、活字関係の著作が何冊かあり、小松左京研究会の会長で、当時の星群副代表でした。
山根啓史はDAICO5実行委員長で、この時の星群祭の事務局長でした。
椎原豊は、当時も今も星群本誌の編集者です。

by 雫石鉄也 (2013-04-04 13:51) 

高井 信

 星群祭サイトへのリンク、ありがとうございます。
 このプログラムに「星群祭に招待する」旨の手紙が挟まれていました。星群祭には一度だけ参加した記憶があり、参加したのはこのとき(1981年)だったのかなあ、と思っていましたが、私が参加したのは翌年(1982年)なんですね。
 ゲストのメンバーを眺めていると、ものすごく懐かしいです。
by 高井 信 (2013-04-04 17:34) 

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