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「G-SF」

 石原藤夫さんが掲示板で――

 いまSFファンジン(同人誌)の整理をしているのですが、私の手元に、中学生だけで作ったファンジンが二種類見つかりました。

 と書かれています。
 私が初めてファンジンを作ったのは高校生のときだったなあ。
◎『ペルシダー・グロッサリー』1974年9月10日発行(→書影はこの記事に)
 高校2年生のときかあ。――なんて夢想にふけっていて、ふと、中学の同級生がファンジンを発行していたことを思い出しました。
 ファンジンを収納してあるダンボールに直行。お目当てのファンジンはすぐに見つかりました。
「G-SF」創刊号/昭和49年3月11日発行
「G-SF」第2号/昭和49年7月16日発行
 え? 昭和49年(1974年)発行? なんだ、もう高校生ではないですか。
 その友人とは別の高校に進学したので、彼がファンジンを出したのは中学のころだったような気がしていたのですが、記憶違いだったようです。
 そうかあ。高校生でしたか。――なんとなく残念(笑)。
 しかしこのファンジン、掲載されているのは短い小説ばかりで……すなわち、おおっ、ショートショートのファンジンではありませんか(嬉)。
GーSF1号.jpg GーSF2号.jpg
 ということで、石原さんの掲示板に戻ります。石原さんは最後、こう締められています。

 私も長くSFファンジンの編集をやってきましたが、私が始めたのは50歳になってからで、それから30年間やっております。
 50歳過ぎても幼稚だった自分に比べて、中学生のファンジンのレベルには驚きます。

 50歳から30年間続けられていることのほうが驚きです。しかも定期的に発行を続けられ、今年5月発行の「Hard SF Laboratory」最新号は、なんと127号!
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コメント 2

市来 翔

こんばんは。
とつぜんすいません。じぶんは、星新一さんのショートショートから、SFやショートショートが好きになった高校一年生の者です。
以前読んだ高井さんの「ショートショートの世界」に深く感銘を受けました。
特に言いたいことがあるわけではないのですが、いつも楽しく見させていただいているので、感謝の気持ちをと、思いましてコメントさせていただきました。
これからも、高井さんの文章を楽しませていただきます!
by 市来 翔 (2012-06-08 22:50) 

高井 信

 いらっしゃいませ、市来さん。
 若い方が拙ブログを楽しんでくれているというのは嬉しいですね。
 高校1年というと、ちょうど私がショートショートを書き始めたころです。
 市来さんのこれからの長い人生、ショートショートが終生の友となることを願います。私の書くものが少しでもお役に立てれば嬉しいです。
by 高井 信 (2012-06-09 07:33) 

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