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「創元推理コーナー5」

 ゆえあって、「創元推理コーナー」――創元推理文庫の付録冊子をチェックしていました。
 第5号(1968年10月発行)を見ていましたら――
 おや、こんなところにベネット・サーフが……。
 ベネット・サーフの怪談が4編も掲載されていたのです。ええ、この記事に書いたベネット・サーフです。
ベネット・サーフが聞いた話 怪奇実話」厚木淳訳
 それぞれにタイトルは付けられていませんが、どっかで読んだような気がする作品もあります。
 調べてみますと、第二話以外は「宝石」1960年9月号の「ベネット・サーフ 怪談ショート・ショート集」に掲載されていました(訳者は違いますが)。
 第一話=「おれは一体誰だ?」
 第二話
 第三話=「呪われた家」
 第四話=「海草」
 こういう発見をすると、無性に嬉しくなってしまいます。
創元推理コーナー5.jpg 怪奇実話.jpg

 あ、そうそう。>大熊さん
「創元推理コーナー5」の巻頭に掲載されているのは眉村さんのエッセイ「SF論とぼく」です。
コメント(3) 

コメント 3

大熊宏俊

高井さん
68年といえば、チャチャヤン以前。「EXPO'87」など、社会SFをバリバリ書いていらっしゃった時期ですね。その時期に、眉村さんがSF論に対してどんなスタンスだったのか。非常に興味があります。
と、言いますのも、例のチャチャヤンの放送テープを最近聞いたのですが、ショートショートコーナーでの眉村さんの寸評が、まあ、相手はたかだか十代の若造じゃないですか、そんな作品に対しても、手を抜くことなくホン気で対されていて、当然的確で、でも当時は自作の評と順位にしか興味がなかった。ああもっと他人の寸評も真剣に聞いておけばよかった、と、遅すぎる臍を噛んだものでした。
もし、よろしければ、そのエッセイのコピーをいただけたら大変ありがたいのですが。
by 大熊宏俊 (2012-06-06 21:02) 

高井 信

 了解。短いものですから、スキャンしてメールで送りますね。
 あ、そうだ。ついでに、ちょっと珍しいものもお送りします。
 いずれも単行本未収録と思いますが、確認していません。
by 高井 信 (2012-06-06 22:17) 

大熊宏俊

落掌しました。
これは貴重な資料ですね。ありがとうございました。
by 大熊宏俊 (2012-06-07 00:59) 

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