『恐怖の館』
レオノーラ・カリントンが他界されていたと知りました。今年5月25日歿。享年94。
いやあ、懐かしい名前ですねえ。大昔、長編『耳らっぱ』妖精文庫(78)を読んで、けっこう面白かった印象が残っています。
訃報を知り、『恐怖の館 世にも不思議な物語』工作舎(97)を思い出しました。ショートショートの資料として購入したものの、放置してあった本です。
いい機会なので書棚から取り出し、読み始めました。
本の冒頭から6編、短い作品が続きます。シュールな童話で、ショートショートとは別世界の産物とは思いますけれど、こういうのも好きですね。
うち2編は読んだ記憶があり、調べてみると――
「デビュタント」――『怪奇小説傑作集4』創元推理文庫(69)に収録されている「最初の舞踏会」
「恋する男」――「別冊奇想天外⑩SFファンタジイ大全集」奇想天外社(80)に掲載されている「愛人」
ほかに『「美妙な死体」の物語』妖精文庫(81)という作品集も出ているようで、機会があれば読んでみたいと思います。
いやあ、懐かしい名前ですねえ。大昔、長編『耳らっぱ』妖精文庫(78)を読んで、けっこう面白かった印象が残っています。
訃報を知り、『恐怖の館 世にも不思議な物語』工作舎(97)を思い出しました。ショートショートの資料として購入したものの、放置してあった本です。
いい機会なので書棚から取り出し、読み始めました。
本の冒頭から6編、短い作品が続きます。シュールな童話で、ショートショートとは別世界の産物とは思いますけれど、こういうのも好きですね。
うち2編は読んだ記憶があり、調べてみると――
「デビュタント」――『怪奇小説傑作集4』創元推理文庫(69)に収録されている「最初の舞踏会」
「恋する男」――「別冊奇想天外⑩SFファンタジイ大全集」奇想天外社(80)に掲載されている「愛人」
ほかに『「美妙な死体」の物語』妖精文庫(81)という作品集も出ているようで、機会があれば読んでみたいと思います。
2011-07-05 07:19
コメント(6)
レオノーラ・キャリントン(カリントン)はシュルレアリスム画家として有名で、我が国でも過去に展覧会が開かれております。
その際の図録の形で、画集も出ておりますよ。
by 北原尚彦 (2011-07-06 17:30)
現在はキャリントン表記が一般的なようですが、私にとってはカリントン(笑)。妖精文庫の印象がそれだけ強かったんですね。
画家であることは、恥ずかしながら、つい最近まで知りませんでした。魅力的な絵を描きますね。
あ、そうそう。「恥ずかしながら」といえば、カリントンとは全く関係ありませんが……。
1972年、グアム島から帰国した横井庄一さんの第一声、「恥ずかしながら帰ってまいりました」とインプットされている方が多いでしょうが、正確には「恥ずかしいけれど、帰ってまいりました」だったんですよね。
以上。役に立たない豆知識でした(笑)。
by 高井 信 (2011-07-06 18:27)
知りませんでした>正確な横井さん(笑)。
シャーロック・ホームズの有名な「初歩的なことだよ、ワトスン君」みたいなものでしょうかね。
(原作では「なに、初歩さ」としか言っていないのです。)
by 北原尚彦 (2011-07-06 18:33)
>あ、そうそう。「恥ずかしながら」といえば、カリントンとは全く関係ありませんが……。
1981年、新日のリングに登場したラッシャー木村さんの第一声、「こんばんわ、ラッシャー木村です」とインプットされている方が多いでしょうが、正確には「こんばんわ、あのですねぇ…」だったんですよね。よけいにしまらないあいさつです。
以上。もっと役に立たない豆知識でした(笑)。
by 山本孝一 (2011-07-06 20:31)
>「こんばんわ、あのですねぇ…」だったんですよね。
おぼろげに覚えているような、覚えていないような……。
ともあれ、ラッシャー木村さんは最高ですね。大好きです。
↓
http://short-short.blog.so-net.ne.jp/2010-05-24-1
by 高井 信 (2011-07-06 22:39)
録画しておいた昨日のNHK番組『その時みんなテレビを見ていた!』を観ています。横井庄一さんのニュースも採り上げられていて――
横井庄一さん、第一声ではありませんが、「恥ずかしながら、生きながらえておりましたけど」とは言っているのですね。この発言と「恥ずかしいけれど、帰ってまいりました」が合体して、「恥ずかしながら帰ってまいりました」になったのかも。
by 高井 信 (2011-07-25 12:32)