『オスカー・ワイルドのコント集』
ギヨ・ド・セ編『オスカー・ワイルドのコント集 白鳥の歌』アート・ダイジェスト(09)を買いました。
極めて短い物語(1ページ~数ページ)が計83編収録されています。
例によって、つまみ読みしただけですが……。
残念ながら、ショートショートとは言いがたいですね。コントという感じでもなくて、寓話に近いでしょうか。こういうのも嫌いではないですが、ちょっぴり期待外れでした。え? 期待するほうが間違っている? あ、確かに(苦笑)。
帯の惹句に「稀代の皮肉屋」とあり、これは納得できます。
と同時に、ふとアンブローズ・ビアス『完訳 悪魔の寓話』創土社(72)を思い出しました。同じ皮肉屋ですけれど、ビアスのほうが私好みです。
2009-10-05 08:47
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