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『月を盗んだ少年』

月を盗んだ少年.JPG デイヴィス・グラッブ『月を盗んだ少年』ソノラマ文庫海外シリーズ(84)を入手しました。
 最相葉月監修『星新一 空想工房へようこそ』新潮社・とんぼの本(07)掲載の江坂遊「星さんの指あと」に、この本が紹介されていたんですね。ユーモア系の短編集で、ナンセンス度も高い、とのこと。
 へえ。この本、読んだことないなあ。面白そうだなあ。読みたいなあ。
 グラッブの個人短編集は『月を盗んだ少年』だけですが、幸いなことにアンソロジーや雑誌で短編を読むことはできます。
 とりあえず――
奇想天外2号.JPG 幻想と怪奇1.JPG 心理サスペンス.JPG 闇の展覧会1.JPG
 このような本を書棚から引っ張り出してきました。どれも読んだはずですが、何しろ遠い昔のことですから、ほとんど初読状態です。
 いやあ、面白いなあ。
 ますます『月を盗んだ少年』への欲求が高まります。
 しかしながら、簡単にはいきません。多くの方はご存じでしょうが、ソノラマ文庫海外シリーズの古書価の高騰ぶりは驚くばかり。私の場合、欲しい本は発行当時に買っていましたので、どんな値段で売られていても、「ほほお、高いんだなあ」と高みの見物状態でしたが、いざ新たに入手しようとなると、余裕はぶっ飛んでしまいます。
 もちろん、お金さえ出せば容易に入手できますけれど、文庫本1冊に何千円なんて、とんでもない話です。
 そんなこんなで2年近く経ちまして、このたび、ようやく入手することができました。購入したわけではなくて、手持ちのソノラマ文庫海外シリーズ(ダブり)との交換です。
 読んでから感想とともに、とも思いましたが、あまりにも嬉しいので我慢できず、記事に書いてしまうことにしました。
 さあ、これから読みます!

【追記】2010年5月21日
 何気なく書棚から「銀河」1975年11月号を取り出して眺めていたら、あら、こんなところにもグラッブが……。
「ぬすまれた月のメルヘン」――これ、ソノラマ文庫の表題作ではないですか(驚)。
 ほかにも、「おっ」と声を上げたくなるような作家・作品が掲載されています。書影とともに目次(の一部)も紹介しておきましょう。
銀河.jpg    目次.jpg
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