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生島治郎の短編集

 更新が滞っていて、申しわけありません。ここのところ、ばたばたと忙しくて……。
 あれやこれやと並行して、ショートショートに関して、ちょっとした調査も行なっています。近いうちに記事としてまとめるつもりですので、お楽しみに。
 さて。
 今日は生島治郎の作品集を採り上げます。生島治郎はショートショートの書き手としても一流ですが、残念ながら純然たるショートショート集(1冊まるまるショートショート)はありません。
 以下、ショートショートの見地から重要と思われる短編集をリストアップします。

『東京2065』ハヤカワSFシリーズ(66)
『あなたに悪夢を』桃源社(74)/桃源社・ポピュラー・ブックス(77)/講談社文庫(82)/ケイブンシャ文庫(92)
『悪意のきれっぱし』講談社(80)/講談社文庫(83)*1編割愛。/ケイブンシャ文庫(89)*さらに1編割愛。
『殺人現場へもう一度』光風社出版(83)
『冷たいのがお好き』旺文社文庫(83)
『28のショック』出版芸術社・ふしぎ文学館(93)/双葉文庫(96)
東京2065.JPG あなたに悪夢を.JPG あなたに悪夢を(新装版).JPG あなたに悪夢を(講談社文庫).JPG
あなたに悪夢を(ケイブンシャ文庫).JPG 悪意のきれっぱし.JPG 悪意のきれっぱし(講談社文庫).JPG 悪意のきれっぱし(ケイブンシャ文庫).JPG
殺人現場へもう一度.JPG 冷たいのがお好き.JPG 28のショック.JPG 28のショック(双葉文庫).JPG
 特にお勧めは『あなたに悪夢を』です。私が生島治郎の短編やショートショートをまとめて読んだのは、この本が最初なんですが、ほんと、のけぞりました。
 なお、リストには入れませんでしたが、ストックトン「女か虎か」のパロディ「男か? 熊か?」は、『淋しがりやのキング』徳間書店(68)、『死は花の匂い』旺文社文庫(84)に収録されています。こちらも、ぜひ。
 ついでに――
 ショートショートとはまるっきり関係ないですが、冒険小説『黄土の奔流』カッパノベルス(65)もお勧めしておきます。これ、すさまじい傑作と思います。(各社で文庫化されていますが、データは割愛)
淋しがりやのキング.JPG 死は花の匂い.JPG 黄土の奔流.JPG

【追記】10月7日
 この記事の冒頭に書いた「ちょっとした調査」ですが、だいたい満足できるところまで判明しましたので、記事としてまとめました。>「〈星新一ショートショート・コンテスト〉の名称」
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