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真逆

「真逆」という漢字を見て、どう読みますか? 「まぎゃく」ですか? それとも……。

 いつのころからか――そんなに遠い昔ではありません――「まぎゃく」という耳慣れない言葉を聞くようになりました。そのうち、目にするようにもなりました。多くの場合、「真逆」という漢字を使われて。
 私は「まぎゃく」という言葉に強い違和感を覚えます。使ったことはないし、今後も使う気はありません。「逆と言えば、いいじゃん」と思ってしまうんですよね。まあ、「逆に~」が「逆」という意味を失い、「したがって~」とか「だから~」という意味で使う人が増えたから(←これにも違和感)というのも原因であろうかと思いますが、だったら、「なんで正反対と言わないの?」なのです。

 先日買った泡坂妻夫『魔術館の一夜』社会思想社(83)を読んでいましたら――
真逆.jpg
 う~~~~む、「真逆(まぎゃく)」という新語も嫌だけれど、「真逆(まさか)」を漢字で書かれると、これも違和感があるなあ(笑)。

 あ、そうそう。
 この言葉に注目して書いたのが拙作「投稿テーマ」です。「誤用だ! 御用だ!」(井上雅彦監修『喜劇綺劇』光文社文庫・異形コレクション(09)に収録)の1編。よろしければ、読んでみてください。
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