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「HORIZM」

 ゆえあって、ちょっと前からファンジンのはいったダンボールを開けて、なんじゃらかんじゃら。やっぱりファンジンは楽しいですね。読むのも出すのも。――で、どっちがより楽しいかというと、私の場合、間違いなく出すほうです。
 ということで、ちょっぴり久しぶりの更新はファンジンの話。
 いやあ、びっくりしましたねえ。「HORIZM」がまだ続いていたなんて! ええ、慶大SF研の会誌です。最新号は今年8月発行の38号とのこと。案内サイト(→ここ)には書影も掲載されていて、おお、美しい!
 うちにあるのは2号(1972年11月26日発行)と3号(1973年8月1日発行)の2冊だけです。創刊号の発行は? と森東作編『SFファングループ調査(Ⅰ)』SFファングループ資料研究会(75)を見ました。創刊号の発行日は記載されていませんでしたが、創立は1971年6月26日とあり、おそらくそのころでしょう。今年で43年!
 どのようなペースで発行されてきたのか知りませんけれど、すごいことですね。
 あ、そうそう。3号には星新一「愛の鍵」の英訳が掲載されています。
ほらいずむ2.jpg ほらいずむ3.jpg
 長寿ファンジンというと、1957年に創刊、昨年7月に204号で終刊した「宇宙塵」を思い出します。なんと、56年! 創刊が早かったこともあり、当分の間この記録が塗り替えられることはないでしょうが、慶大SF研のように世代交代がうまく進めば、とんでもない長寿記録が生まれるかもしれませんね。
 うちにあるファンジンで、大昔に創刊され、いまだに続いているものを挙げますと――
「赤き酒場」――1978年創刊。今年で36年。
「HARD SF LAB.公報」――1982年創刊。今年で32年。
 長期の休刊ののち復刊したものも含めれば――
「宇宙気流」――1962年創刊。1973年休刊。2010年復刊。今年で52年。
「イマジニア」――1967年創刊。1970年休刊。2013年復刊。今年で47年。
 これだけの休眠期間をカウントするのは反則でしょうね(笑)。
コメント(2) 

コメント 2

高井 信

 ん? 「HORIZM」38号の案内ページを見ていて、気がつきました。巽孝之「慶應義塾大学SF研究会創立40周年によせて 結社力の世紀 ―慶應SF研40周年に問う―」なんてのも掲載されているんですね。
 40周年? 記事にも書きましたように、『SFファングループ調査(Ⅰ)』には1971年創立とあり、うちにある「HORIZM」は1972年と1973年の発行です。現在の慶大SF研とは別組織なんでしょうかねえ。はて? はて?
by 高井 信 (2014-08-30 07:59) 

高井 信

 原稿の執筆と会誌の発行にタイムラグがあるのか、とも思いましたが、慶大SF研・刊行物のページ(http://user.keio.ac.jp/~ua805580/publications/)を見ると――

HORIZM38 2014年8月 
HORIZM37 2013年11月  
HORIZM36 2012年8月
HORIZM35 2011年7月

 そうではないようです。はて?
by 高井 信 (2014-08-30 08:07) 

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