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『タイム・マシン随想』

 岡田正也『タイム・マシン随想』という冊子を作りました。文庫判、中綴じ、表紙とも32ページ。本文フルカラー印刷。
 内容は……「編者あとがき」を読んでいただきましょう。

 2012年、わが尊敬する岡田正哉さんの追悼ファンジンを発行するため、その準備段階として小説集『正也君再び近鉄特急に乗る』(2012年3月15日刊)とエッセイ集『愛しのベムは今何処』(2012年4月15日刊)を発行しました。
タイム・マシン随想.jpg で、6月に本番『ベム AGAIN』を発行。それはいいのですが、小説集はともかくとして、エッセイ集に収録した作品(全9編)のうち『ベム AGAIN』に再録したのは4編で、ほかの5編を使わなかったことが気になっていました。確かに『ベム AGAIN』全体のトーンにはそぐわない内容ではありますけれど、これはこれで魅力的と思うのです。
 あれから2年が経ち……。
 先日、岡田さんの新著『SF雑誌 99の謎』を発行。その勢いで、これも文庫サイズで再刊しちゃおう、なんて思いつきました。せっかくなので、ちょっと珍しいものも新たに加えて。
 それが、巻末に収録した「日本SFファングループの現状」です。掲載誌の「ごるごだ」は東海高校SF同好会の会誌。いったいどういう経緯(いきさつ)で岡田さんが寄稿されることになったのか……いささか不思議な気もしますが、いまとなっては知る術はありません。
 ともあれ、お楽しみいただければ、と思います。

 ということで、何かのついでにお送りしますね。>岡田さんファンの皆さま
コメント(3) 

コメント 3

高井 信

 8ページに、当時は未訳だった作品3編が紹介されていますが、なんとそのうち2編は、のちに中村融さんが翻訳!
――と、ご本人から教えていただきました。
『SF雑誌 99の謎』の帯に中村さんのコメントをいただいたのは大正解でしたね。改めて、そう思いました。
by 高井 信 (2014-04-09 18:17) 

北原尚彦

岡田さんファンのひとりです。
何かのついでにお送り頂き、ありがとうございました。
いま読んでおりますが、本当に楽しいです。
非常に趣味が合うので、一度お会いしてお話したかったです。
> なんとそのうち2編は、のちに中村融さんが翻訳!
おお、なるほど! 中村さんは時間SFアンソロジーやってらっしゃいますものね。
確かに、中村さんの帯惹句、大正解だったと思います。
by 北原尚彦 (2014-04-09 20:58) 

高井 信

 軽い読物なんですが、本当に楽しいですよね。
>非常に趣味が合うので、一度お会いしてお話したかったです。
 近いうちに会う場を作ろうと話していた矢先でしたよね。まさかあんなに早く岡田さんが他界されるとは、想像もしていませんでした。ほんと、残念です。
by 高井 信 (2014-04-09 21:36) 

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