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『お父さんのラッパばなし』

お父さんのラッパばなし(文庫).JPG 瀬田貞二『お父さんのラッパばなし』福音館文庫(09)が出ました。『指輪物語』や『ナルニア国ものがたり』の翻訳で有名な瀬田貞二の小説です。翻訳者としての仕事はよく知っていましたが、創作もされていることは、つい最近まで知りませんでした。
 去年でしたか一昨年でしたか、この本の元版――1977年に福音館書店から出たハードカバー(右下の写真)をブックオフで見かけ、タイトルに惹かれて手に取りました。ちょっと立ち読みしたところ、面白かったんですね、これが。全14話の連作集で、各編の長さはショートショートと言えそう……。もちろん購入です。
お父さんのラッパばなし.JPG「ラッパばなし」とは、いわゆる「ほら話」のことです。ほら吹き父ちゃんが子どもたちに、これでもかこれでもかと、ほらを吹きまくります。ショートショートというよりも落語のノリに近いでしょうか。
 児童書ではありますけれど、大人が読んでも楽しめると思いますので、ここで紹介することにしました。
 機会がありましたら、手に取ってみてください。
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