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「通りすぎた奴」

 ゆえあって、眉村卓の大傑作短編「通りすぎた奴」を読むことにしました。
 この作品を初めて読んだのは、忘れもしない高校生のとき、筒井康隆編『'73日本SFベスト集成』で、でした。一読――すっげー。
 それ以来、1回か2回は読み返していますが、最後に読んでから、もう数十年は読んでいません。
 そういえば、うちに「通りすぎた奴」って何種類あるんだろ。
 ふと思い、朝っぱらから(笑)書棚をチェックしてみました。
『'73日本SFベスト集成』トクマノベルス(75)※最初に読んだのは、これです。私が高校3年のときですね。
『通りすぎた奴』角川文庫(81)
『通りすぎた奴』全国学校図書館協議会・集団読書テキスト(81初版/05改版)
『日本SF全集1』出版芸術社(09)
73日本SFベスト集成.jpg 通りすぎた奴(角川文庫).jpg
通りすぎた奴(集団読書テキスト).jpg 日本SF全集1.jpg
 たぶん、これだけです。
 チェックしていて、初刊本(立風書房/77)を買っていなかったことを思い出しました。なぜ買わなかったか。理由は不明ですが、なんとなく買い損ねたまま月日が流れてしまった、というところでしょう。角川文庫版を買い、それで満足していたということもあったかもしれません。
 しかし、いま――
 大好きな短編の収録されている作品集は初刊本を持っていたいな。どこかで見かけたら買おう。こういう本の場合、帯は必須。古い本だから美本は難しいだろうけれど、並みの古本なら可。
 などと思いつつ、読みます。

【追記】
「最後に読んでから、もう数十年は読んでいません」と書きましたが、ブログの過去記事を検索してみたところ、わひっ、7年半前に読んでおりました(→この記事)。
 で、コメント欄に「超久しぶりの再読にもかかわらず、けっこう覚えていました」なんて、とぼけたことを書いていますが、覚えているのは当たり前です。恥ずかしい……。

【追記2】2月17日
 一昨年、ラジオドラマを聴いていたことも判明しました(→この記事)。
 いやはや、記憶力皆無ですね。
コメント(1) 

コメント 1

高井 信

 読み終わりました。
 超久しぶりの再読にもかかわらず、けっこう覚えていました。それだけ印象深い作品だったということでしょう。
 傑作!
by 高井 信 (2021-02-05 07:20) 

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