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『硝子障子のシルエット』

『島尾敏雄全集 第7巻』晶文社(81)を買いました。「われ深きふちより」を始めとする病院記連作、そして「葉篇小説集」として、掌編小説30編が収録されています。「葉篇小説」は「掌編小説」と同義。いいネーミングですよね。
 これは島尾敏雄本人の造語ではなく、李昇潤からの私信のなかで、島尾のごく短い小説を指して使われていた言葉とのこと。そういった小説(多くはABC放送「掌小説」のために書いたもの)をまとめた作品集を上梓することになった際、この言葉を使おうと思いついたそうです。――『硝子障子のシルエット 葉篇小説集』創樹社(72)の「あとがき」より
『島尾敏雄全集 第7巻』には創樹社『硝子障子のシルエット』の28編がまるまる収録。さらに「兄と妹」「遠足」の2編が増補され、計30編になっています。講談社文芸文庫版(89)は全集に準拠。
島尾敏雄全集第7巻.jpg 硝子障子のシルエット.jpg 硝子障子のシルエット(文庫).jpg
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