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映画『インブレッド』

 映画『インブレッド』を観ました。2011年のイギリス映画。

 予告編に「残虐・鬼畜・変態・不条理」なんて単語が並んでいます。確かに正しくて、しかしもうひとつ「ギャグ」の要素も大きいのではないでしょうか。
 社会奉仕活動をするため、6人の男女(中年2人、若者4人)が田舎の村にやってきた。そこに住む住人たちは異常者ばかりで、よそ者を変態的に殺すのを無上の楽しみにしている……。
 一ヶ月ほど前に観たハーシェル・ゴードン・ルイス監督『2000人の狂人』(1964年)と似た設定です。実際、映画を観ている間、『2000人の狂人』の映像が何度も脳裡をよぎりました。両者を比較すると、『インブレッド』のほうが笑える要素が強く、その分、えげつなさが少ないかな。
 ある若者はホースを口に突っ込まれ、糞尿を無理やり注入されます。糞尿でどんどん腹が膨らんでいく。その内圧に肉体が耐えきれなくなり、まずは目玉が弾け飛び、続いて胴体が爆発。このシーンは新鮮というか呆然というか……。こんなの、よくも考えつきましたね。スプラッタ・ホラーの名シーンとして語り継がれるかも(笑)。
キンドレッド.jpg 深く考えず、ぼけーっと観るには最適の映画でした。
 いやしかし、50年近く前に『2000人の狂人』を撮ったハーシェル・ゴードン・ルイスはすごいなあ。――つくづく思います。

 以下、余談です。
 タイトルからの連想で、『キンドレッド』を思い出しました。1986年のアメリカ映画。
 あまり話題にならなかったような気がしますが、私好みの映画で、けっこう面白かった記憶が残っています。
 今晩にでも観ようかしらん。


コメント(1) 

コメント 1

高井 信

『キンドレッド』を観ました。観るのは20数年ぶりですが、やはり面白い。
 CGのない時代の特撮、好きだなあ。
by 高井 信 (2013-10-24 22:15) 

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