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袋とじ

 昨日、古本屋ではリチャード・マシスン『夜の訪問者』ハヤカワ・ノヴェルズ(71)も買いました。自分用ではなく、知人からの探索依頼本です。実はこの本、私は持ってなくて、自分用にしたいなという気持ちもないではないのですが、今さら読まないしなあ(苦笑)。それはともかく――
 馴染みの店主と雑談していて、ハヤカワ・ノヴェルズのマシスンということで、『地獄の家』ハヤカワ・ノヴェルズ(72)の話になりました。内容の話ではなく、「あの本、返金保証だったよねえ」と……。
 巻末が袋とじになっていて、それを開封せずに版元に持っていけば返金してくれるというシステム(郵送不可)。現実問題として版元まで行くだけで(徒歩圏内に住んでいるならともかく)交通費が本の代金を上回ることは確実で、実際に返金を求めた人がいたかどうか……。まあ、話題作りですね。
 で、昨日の話です。
「うちの『地獄の家』、返金保証じゃないんですよね」
「へえ、袋とじになってない?」
「そうです」
「きれいに処理してあるとか?」
「いや、そうでもなかったような気がします」
 というような会話が交わされました。
 今朝になってそのことを思い出し、手持ちの『地獄の家』を確認しました。1973年発行の3版。どこにも「返金保証」の文字はなく、もちろん袋とじの痕跡もありません。
夜の訪問者.jpg 地獄の家.jpg デラニーの悪霊.jpg
 すぐそばにラモナ・スチュアート『デラニーの悪霊』ハヤカワ・ノヴェルズ(71)があり、こちらは背に「返金保証」。――手に取ってみますと、当たり前のことですが袋とじになっていて、なんと未開封!
 覚えてないけど、たぶん読んでないな(笑)。
袋とじ1.jpg
袋とじ2.jpg

【追記】
 ハヤカワ文庫NV『地獄の家』の異装版も話題になりました。これまた、さっき確認。
 左端が私の所有本(1977年発行の初版)、それ以外の2冊はネットで拾った画像です。
地獄の家(ハヤカワ文庫NV).jpg
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