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自家製本・総括

 とまあ、そんなわけで、朝っぱらから『気ままにダストシュート』の増補改訂再編集版を作っていました。なんとか完成。文庫サイズで60ページ。これまでで最も厚いです。
気ままにダストシュート.jpg
 収録作品を大幅に変更(全11編中、引き続きの収録は5編だけ)したため、タイトルが同じだけでほとんど別の本かも(笑)。画像の「ある闘い」は、収録作のなかで圧倒的に古いです。記憶力のいい方なら覚えておられるかもしれません。団扇ファンジンに掲載されたものです。
 今回、橋本喬木さんにも進呈しますが、どこに送ればいいのかわからず。うちにある名刺、1枚は勤務先のもの。もう1枚はプライベート用と思われるのですが、なんだか事務所みたいで……。どこに送ればいいんでしょう。メールでお知らせください。

 さて。
 軽い気持ちで豆本を作ってみたのは先月の13日です。あれから1ヶ月弱、いやあ、いろいろ作っちゃいましたね。こんなに作るとは(=こんなに楽しいとは)、ほんと、想像していませんでした。
 この1ヶ月弱をまとめておきます。
自家製本1.jpg
『女か虎か』――とりあえず小さな本を作ってみる。中綴じのシンプル製本。カバーなし。ノンブルすら付けず。
『迷える森の若者』――平綴じにし、カバーと帯を付けてみる。ここまでが練習。
『迷える森の若者』普及版――豆本は手間がかかると実感し、文庫サイズで作ってみる。カバーも帯もなし。
『迷える森の若者』改訂版――懲りずに豆本。この作品は内容についての説明が必要と思い、あとがき付の改訂版を作った。カバー、帯に加え、栞も挟みこんでみる。このあたりから作業に慣れ、手際がよくなってきた。
自家製本2.jpg
『それは森から始まった』――文庫サイズ(カバーなし)。帯を付けてみる。
『たいむましんにのって』――文庫サイズ。カバーと帯を付けてみる。
『気ままにダストシュート』――ふたたび豆本。表紙デザインに凝ってみる。本文ページの紙を水色に。私のなかでは、これがほぼ到達点。内容は別として(苦笑)、体裁には大満足した。

 以上、ほとんどは在庫なし、在庫があっても僅少です。いやまあ、最大10部ですから、発行した段階から在庫僅少なんですが。
 あ、そうそう。
 この経験を生かして、次回は岡田正哉さんの『SF雑誌99の謎(全5回)』と『異聞外伝 SF雑誌(全4回)』をそれぞれ1冊にまとめたいと考えています。文庫サイズにして、書影(おもにパルプ雑誌)もカラーで掲載して……。
 などと夢は膨らみますが、そのためにはテキスト入力作業を終えないといけません。以前、ちょっとだけ打ちこみ始めたものの、すぐに面倒臭くなって、そのまま放置。自分の文章は、たとえ昔書いたものでも楽に入力できるのですが、人の文章(文体も漢字の使い方も全く違う)を打ちこむのは本当に面倒なのです。
 いつになるやら。
コメント(7) 

コメント 7

清水孝俊

面白いですね^_^
よろしければ、サイズ比較の
オブジェクトがある画像も見たいです!
by 清水孝俊 (2013-09-09 03:29) 

高井 信

 清水さん、いらっしゃいませ。
>よろしければ、サイズ比較の
>オブジェクトがある画像も見たいです!
 以下に、500円玉との比較画像があります。
http://short-short.blog.so-net.ne.jp/2013-08-18
 どうぞご覧ください。
by 高井 信 (2013-09-09 07:55) 

清水孝俊

あっ、見落としていました、
失礼しました^_^;

どこにでも忍ばせられそうで、
素敵ですね!
by 清水孝俊 (2013-09-09 23:36) 

高井 信

 楽しいですよ~。
 私の場合は自己流ですから、最初は試行錯誤や不慣れで時間がかかりましたが、慣れてくれば気楽に作れるようになります。
 大きさはあれこれ考えたんですが、実用性を考えると、これくらいかなあ、と。豆本とはいえ、ある程度の大きさがないと読みづらいと考えまして。
by 高井 信 (2013-09-10 08:17) 

橋本喬木

スミマセン、この日記、見逃してました。
で、まだ間に合いますでしょうか?
自宅住所は「落語のごらく」の名刺の住所なんですが、今、外からなので、家にもどったらメールさせていただきます。

まだ間に合うようでしたら、よろしくお願いいたします。
by 橋本喬木 (2013-10-03 10:55) 

高井 信

 念のため、取り置きしてあります。
 しかし、1ヶ月近く前の記事に、今ごろコメントって……(笑)。
by 高井 信 (2013-10-03 15:02) 

橋本喬木

昨日、届きました。ありがとうございました。

最近は電子書籍っていうんでしょうか。ショートショートをデータアップして公開している方が多く、無料で立ち読みすることが多くなったのですが・・・
それから電車に乗っていてもタブレット端末で本を読んでいる人を見かけることもあるのですが・・・
やっぱり本ってイイですね。
存在感というか何というか、どれだけ電子化が進んでも、本は本です。

ほんとうに、ありがとうございました。
by 橋本喬木 (2013-10-08 06:55) 

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