『気ままにダストシュート』

　実のところ、先日の『たいむましんにのって』を最後に、しばらく自家製本を作るのは休憩しようと思っていたのです。ところが、ショートショート・オムニバスのタイトルとして考えた『気ままにダストシュート』が事情により不要になり……。
　せっかく思いついたのになあ。――よーし、それなら、このタイトルのショートショート集を自家製作してやろう（笑）。
　そんなわけで、おりゃあ！　と作ってしまいました。――40ページの豆本で、全10編収録。もちろん全編が単行本未収録、商業誌未発表ですし、本邦初公開も数編。これまでの自家製本はテキスト入力の必要がありましたが、今回は最近のものばかりですから、その必要はありません。ちゃちゃっと割付けして、印刷するだけ。
　ふと思いついて、本文の紙を水色にしてみました。帯はどうしようか、思案中であります。
　
　こんなの、ひょひょいと作れるようになってしまいました（苦笑）。

【追記】9月4日
　帯を作りました。やっぱり、帯があると締まりますね。
　あ、ちなみに、今回は製作部数を大幅に減らしています。これまでは10部ずつ作っていましたが、それだけの需要はないとわかったので。

コメント 6

「それだけの需要はないとわかったので。」
ということは・・・
もしかしたら希望すれば購入可能って事なのですか?

by 橋本喬木 (2013-09-04 15:52) 

　いえ、非売品ですから購入はできません。前にどこかに書いたと思いますが、自家製本は（ブログへのコメントやメールで）興味を示してくれた方に差し上げています。
　毎回、同じくらい余るので、今回はそれに合わせて製作部数を減らしたという次第。そうしたら目論み通り、あっという間に配付予定分はなくなりました。すっきりと気分がいいです。
by 高井　信 (2013-09-04 18:58) 

　あ、言うまでもないと思いますが、私が住所を存じ上げている方限定です。
by 高井　信 (2013-09-04 19:01) 

それは残念。

「前に書かれたブログ」に目を通していなくて、失礼しました。
by 橋本喬木 (2013-09-05 10:25) 

　すみません。販売するものなら、もっとちゃんとアナウンスしますが、何しろ無料進呈ですから。
　これまでの自家製本の記事を読まれればわかるように、本当に反応が少ないのですよ。ブログのコメントでは尾川健くんだけかな。あと、メールが少し。
　不良在庫を抱えるのは勘弁ですし、製作部数を減らそうと考えるのは当然と思います。いやしかし、たった10部しか作ってないのに不良在庫って……（苦笑）。

　ちなみに、私がこういうものを作ろうと思ったきっかけは、北原尚彦さんが発行されたキタハラ文庫です。
http://short-short.blog.so-net.ne.jp/2013-06-05
　上の記事に、
＞　手作りですから高級感はありませんけれど、しゃれた感じに仕上がっています。こういうのを見せられると、また私も作りたくなる……（笑）。
　と書いています。あれから2ヶ月あまり経ち、ようやく着手したら、思い切りハマッてしまったというわけです（笑）。
　いいネタが見つかったら、また作ります。楽しいです。＞自家製本
by 高井　信 (2013-09-05 13:44) 

　本を作ってから、初めて読んでみました。
　もともと、このタイトルでショートショート集を作っちゃおう、どうせなら装幀は……という気持ちだけで作ったもので、内容は二の次でしたが、改めて読むと――ひどいな、これは（笑）。
　まさに、タイトルは内容を表わす。10編中、ましなのは半分くらいで、残りは本当にダストシュートに放り込まれても仕方がないような作品ではないですか（苦笑）。
　あまりにも恥ずかしいので、作品を入れ替え、『新版・気ままにダストシュート』を作ろうかな、なんて思いました。製作部数は未定ですが、最大10部です。
　作りましたら、またブログに書きます。
by 高井　信 (2013-09-05 21:54)