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〈大ロマンの復活〉と〈日本ロマンシリーズ〉

 先日、創土社〈ブックス・メタモルファス〉の所有本を確認した際(この記事参照)、ほぼ同じ時期に刊行されていた桃源社〈大ロマンの復活〉およびその後継である〈日本ロマンシリーズ〉のことが気になりました。
 特に高校から大学にかけて、読みまくったのですよ。海野十三、押川春浪、小栗虫太郎、そして何より香山滋!
 しかしながら――
 どんな本が出ていたのか。どれが〈大ロマンの復活〉で、どれが〈日本ロマンシリーズ〉なのか。今ひとつ認識できていないよなあ。
〈大ロマンの復活〉と〈日本ロマンシリーズ〉の境界線は実に曖昧なんですよね。見た目できっちりと区別できればいいのですが、一筋縄ではいきません。函入りハードカバー、ジャケット装ハードカバー、ジャケット装ソフトカバー(四六判、四六変型の2種あり)……。
 函入りハードカバーは〈大ロマンの復活〉、ジャケット装ソフトカバー(四六変型)は〈日本ロマンシリーズ〉と考えて、まず間違いないと思います。しかし、ジャケット装ハードカバー、ジャケット装ソフトカバー(四六判)は? さらに、同じ本が異なる装幀で発行されていたような気もするし……。
 調べ始めるとドツボにはまりそうな予感がし、あえて放置したのですが、あれから10日ほどが経過し、う~~~~む、やっぱり気になる……(笑)。
 本日、詳細なリストを求めてネット検索してみました。
「松岡正剛の千夜千冊」989夜に――
> それだけではなく桃源社は、このとき“大ロマン復活シリーズ”を全29巻、
>“日本ロマンシリーズ”を全11巻、惜しみなく次々に繰り出して、
 とあり、なるほどと思ったのですが、そのラインナップは? となると、さっぱり要領を得ません。
 とりあえず所有している本だけでも確認しようと書棚から抜き出してきました。
大ロマンの復活/日本ロマンシリーズ.jpg
〈大ロマンの復活〉でも〈日本ロマンシリーズ〉でもない本もありそうな……。奥付のチェックを始めましたが、すぐに断念しました。奥付をチェックしたところで、どれが〈大ロマンの復活〉で、どれが〈日本ロマンシリーズ〉なのか、確実な判断はできないと悟ったからです。
 詳細なリスト、どなたか作られているのでしょうか。ご存じでしたら、ぜひお知らせください。――って、もはやショートショートのブログではないですね(笑)。

【追記】
 そういえば、あのころ……。
 と懐かしくなって、少年倶楽部文庫(講談社)を取り出してきました。
 うちにあるのは一部だけですが、こちらは全貌がはっきりしていますので、気になりません。
少年倶楽部文庫.jpg
 私にとって1970年代は、最も楽しく、そして幸せな読書体験のできた時代でしたね。こういった本を眺めていると、しみじみと思います。
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