ロバート・F・ヤングの短編集
私が初めて新刊で買った「SFマガジン」は1972年4月号(158号)です。この号から半村良『産霊山秘録』の連載がスタート。『石の血脈』に度肝を抜かれ、さほど経っていないころでしたから、「おお、半村良の長編だ~」と嬉々として読んだことを覚えています。
思い返せばあのころは、買った本や雑誌は残らず、隅から隅までむさぼるように読んでいました。いまとは全く違いますね(苦笑)。
読み始めたばかりの「SFマガジン」で、特に3編が深~く印象に残っています。まずは上記『産霊山秘録』。残る2編は、同年6月号(160号)掲載のロバート・F・ヤング「いかなる海の洞に」、同年8月号(162号)掲載の藤本泉「十億トンの恋」です。いやあ、どれも面白かったですねえ。
ことに「いかなる海の洞に」は衝撃的でした。ファンジン「星群」の幻想文学アンケートではベスト5に推したほどです(この記事参照)。
そんなわけで、ロバート・F・ヤングの短編集リストです。
『ジョナサンと宇宙くじら』ハヤカワ文庫SF(77)*「いかなる海の洞に」収録
『ピーナツバター作戦』青心社SFシリーズ(83)/青心社SFシリーズ(06)*新装版
思い返せばあのころは、買った本や雑誌は残らず、隅から隅までむさぼるように読んでいました。いまとは全く違いますね(苦笑)。
読み始めたばかりの「SFマガジン」で、特に3編が深~く印象に残っています。まずは上記『産霊山秘録』。残る2編は、同年6月号(160号)掲載のロバート・F・ヤング「いかなる海の洞に」、同年8月号(162号)掲載の藤本泉「十億トンの恋」です。いやあ、どれも面白かったですねえ。
ことに「いかなる海の洞に」は衝撃的でした。ファンジン「星群」の幻想文学アンケートではベスト5に推したほどです(この記事参照)。
そんなわけで、ロバート・F・ヤングの短編集リストです。
『ジョナサンと宇宙くじら』ハヤカワ文庫SF(77)*「いかなる海の洞に」収録
『ピーナツバター作戦』青心社SFシリーズ(83)/青心社SFシリーズ(06)*新装版
2013-02-27 17:56
コメント(2)
私も、ロバート・F・ヤング大好きです。
このたび、書影にもあるSFマガジン1972年6月号を、ものすごく久しぶりに読み直して、
http://homepage2.nifty.com/sfish/seigun/sfm-70.htm
ヤングの良さ改めて思い出したばかりです。
ラファティは昨年の京フェスでも話題になったり、
http://blog.goo.ne.jp/totuzen703/d/20121008
短編集も出たりと、再評価されてますが、ヤングも見直されてもいい作家だと思います。
河出さん、さっさと出してくださいな。
by 雫石鉄也 (2013-02-28 14:50)
>河出さん、さっさと出してくださいな。
SFファン皆の想いですよね。
いま出せば売れるのに……。で、そうなれば、他社からも……。
見果てぬ夢でしょうか。
by 高井 信 (2013-02-28 19:43)